ランラン☆カンカンのアンダーカバー大作戦

2008/09/28

笑う西が丘◆高円宮1次ラウンド第3日[2]野洲-市船[レポ]

優勝したあの高校選手権3回戦、三ツ沢で行われた高松商との試合…それが「サッカー専用スタジアム」で見られた唯一の「野洲」でした。
あの時、メインスタンドの目の前をふらふらと漂っている俺様@楠神順平に、山本佳司監督が発した「おい!孤立するな!」の指示にのけぞるほどびっくりし、「ああ?」とめんどくさそうな顔を向けた俺様に大爆笑…それがうっかり恋に落ちた瞬間だったわけです(笑)
ああ「俺様」と「楠神順平」の名前を並べて打つのも久しぶり…幸せ←馬鹿

とまあ話はいい感じに脱線&暴走しかけてますが、とにかく「野洲をサッカー専用で見たいんだ!できれば三ツ沢よりも目線の低い西が丘でーーーー!」と念じ続けて2年と9ヶ月、やっとやっと「かぶりつき」で野洲が見られるチャンスがやってきました(感涙)

なにしろこのスタジアムは客だけじゃなく、選手もかぶりつけるという素敵な構造。第一試合前には練習着を着込んだ野洲っ子たちがゴール裏スタンド下(ここにロッカールームとピッチに出るための通路が設置されています)からぴょこっと出した顔をずらずらと並べ、桐光と東京の選手たちをじろじろキラキラわくわく眺めていたくらい「かぶりつける」スタジアムなのです(爆)
※写真は前のレポを見てみてくださいませ。

東京にあるスタジアムで、選手権前に野洲のサッカーが見られる!
第一試合が東京対神奈川のチームだったことに加え、第二試合は東京でも人気のある市立船橋と「あの野洲」という幸運にあやかろうと(?)ふくれあがった観客は2000人!
共にテクニックに定評があるチームの対戦に、涼しくはないけれど初日・第二日目の炎天酷暑からは解放された西が丘、好ゲームへの期待がスタジアムをふんわり覆っています。

*****
高円宮杯第19回全日本ユースサッカー選手権大会
1次ラウンド 第3日 グループE 第二試合@西が丘
野洲高校 対 市立船橋
*****

1位 磐田ユース[1勝1分]
2位 ヴェルディユース[1勝1敗]※得失点差
3位 野洲[1勝1敗]
4位 市立船橋[1分1敗]
グループFと同じくこちらも混戦のグループE。4チームとも勝ち点3が欲しい状態です。

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野洲高校**スタメン
1GK 横江 諒[3]
9MF 上田大輔[3] →83分30FW 福原拓己[3]
6MF 中川圭右[3] →88分2DF 松原賢志[3]
10FW 坂本一輝[3]
11FW 松永俊吾[3]
3DF 西口 諒[3]
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28DF 福本匠吾[3]
4DF 端山亮平[3]
7MF 藤野友貴[3]
21MF 卯田堅悟[2] →71分5MF 冨田 慧[3]
8MF 潮入啓太[3]

いや〜野洲といえば、この白ベースユニ♪でも寒い時期にしか野洲を見たことがなかったので、半袖っつーのが新鮮です(笑)
名を連ねるのは昨年度の選手権でもスタメン出場していた選手たち。東福岡に0-1で破れた2回戦では交代を含め11人が、キャプテンのDF青木亮都、MFの坊主頭・内久保亮という二人の3年生とともにピッチに立っています。
今年の3年生は「優勝したチームを見て」野洲に入学した生徒たち。
センセーショナルな優勝を果たしたことによる「プレッシャー」からは、ある意味解放された世代。のびのびと「魅せて」くれるかな…

ちなみに毎年気になる「身長」事情ですが、一番ののっぽさんは、キャプテンのにしぐー@西口諒181センチ。昨年度の選手権でナイスセーブを連発していたGKのよこりょう@横江くんは177センチ…
実は卒業してしまった昨年度の3年生を含めてもにしぐー@西口くんが一番でかかったので、まあ「いつものサイズ」っていうことでしょうか(笑)

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市立船橋高校**スタメン
21DF 山田 充[2] →HT16MF 藤橋優樹[3]
5DF 青木將英[3]
11FW 野口翔太[3] →58分20FW 箕輪誠也[3]
3DF 大阪和也[3]
7MF 望月陽介[2] →HT6MF 中根 亮[3]
17GK 有富大起[2]
---
8MF 馬渡和彰[2]
4DF 水野 輝[2]
9MF 笈川大樹[3]
12FW 鈴木宏樹[2]
10FW 中村充孝[3]

去年は高円宮準々決勝で浦和ユースに延長戦の末、敗北。そして高校選手権千葉県予選決勝では、反撃したい後半に強風であおられ流経大柏に破れてしまった市船。
そのどちらもパスワークを中心にポゼッションを高めて相手陣内へと攻め込む、見ていて楽しいサッカーでした。
今年はどんなチームになるのかなと思っていたら、いきなり関東プリンスから降格!というスタート。その後インターハイで流経大柏と「同時優勝」という結果を出しはしたものの「(雷雨のための中止で)決勝戦をやらなくてすんで、ちょっとほっとした」なんて選手のコメントを聞いてしまうと、そんな弱気でどうした!って感じです(泣)

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対する野洲、今年の3月マリノスタウンで行われた「マリノスカップ」を見た限りでは、「セクシーさの追求」には余念なし!(笑)
さあ、円陣のステップが始まります…

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やばいーーー。これが見られただけで、嬉しさが止まらないーー(爆)

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円陣を組み直して、深く深く呼吸を合わせます。ああ、野洲が目の前にいるんだなあ…

新チームへの期待と、次々蘇ってくる「生で見た野洲の3チーム〜優勝チーム・一昨年・去年〜」のあんな試合、こんな笑顔、そして涙の記憶。野洲の時間の一番先端がここにあります。

いよいよキックオフ☆んん?なんかちょっと見慣れない光景が…右から福本くん・端山くん・にしぐー@西口くん、そしてMF登録の中川くんが最終ラインに並んでる…野洲が「4バック」ーー!(驚)

野洲と言えば3バック、それも両SHは攻撃にしか興味がないので守備は常に3人ぽっちな過酷なシステム(笑)今年もそのはずだったのですが、高円宮初戦に2-3と惜敗をし、負けられない2戦目のヴェルディとの試合に「らしくない勝ち方」をしたという野洲…その正体は「両サイドの守備の意識が高い、4バックというディフェンシブな布陣」でした。

そして始まった西が丘での野洲初お披露目試合。出だしから野洲はいい感じでボールが廻って、チャンスを作っています。はっきりとした特徴の見えない市船の上をするすると滑っていくプレー。
久しぶりに見る野洲の軽やかなボールさばきに、半ばボー然と見とれていた18分、カウンターをしかけた市船がFKをゲットしていました。いやほんと一瞬の隙です、ラン☆カンの。

10番・中村充孝の放った直接FK、にしぐーたちが作った壁が弾き返して、よっしゃ!と思う間もなくこぼれ球をダイレクトに蹴り込まれてしまいました…

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先制ゴールはフリーキッカーだった10番・中村充孝。
やっぱり相手はインターハイ王者、このまま流れをかっさらわれてしまうんでしょうか。

ところが失点してちょっぴりうつむいていたように見えた野洲、焦るそぶりもみせず直後からまた楽しそうにドリブルを始めてしまうのです。
そして失点からたったの4分後、「野洲の7番」藤野友貴が仲間にグラウンダーでボールを当ててリターンをもらい右サイドから真ん中の方へドリブルを開始、パスをするっと出した…と思った次の瞬間には突っ込んできた8番・潮入啓太が右足を振り抜いていました!
ずどーーーん☆は、はやあぁぁぁいい…
22分、野洲、ドリブルとパスの速攻。1-1。同点。

8本のシュートを放つも1本しか決めきれなかった市船、そして6本のシュートで相手を振り回し1本沈めた野洲、そんな印象で前半はこのまま終了、選手たちは一旦引き上げます。

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左奥が同点ゴールを決めた「前線の要」潮入くん。一番右は昨年度の選手権で、唯一の得点者だったゴールゲッターの坂本くん。
紫外線吸収率チーム一じゃないかと思われる坂本くんは、野洲の中で不思議な存在感の選手です。身長176センチ、ボールに一直線に飛び込んでくるようなフィジカル系。
安定感は抜きん出ているのに、突然フェイント満載のドリブルをしかけたりスルーをしてみたりという「不確定要素」をちらりと披露して、安心して見ている観客にゆさぶりをかけてきます。野洲っぽくないのにやっぱり野洲。
それにしても…黒い!

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後半の円陣。みんなに語りかけるキャプテンにしぐー。
こうしてみても9ヶ月前の1月2日、柏の葉で見たあの時からみんな本当に顔つきが変わりました。
夏が明けたばっかりで日焼けしてるのもあるけど、ほっぺたとか目つきとか精悍になっちゃってます。

眼光鋭く始まった後半早々、なんと野洲はゴール!と思ったらオフサイドーー!というびっくりがっかりなスタート。でもそれは「野洲のセクシーダイナマイト劇場」開幕の合図だったのです。

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後半6分、21番・卯田堅悟の『パスを受けた7番・藤野くんがドリブルを開始、真ん中へのクロスに10番・坂本くんが』右足ボレー!2-1。

後半15分、11番・松永俊吾の『パスを受けた7番・藤野くんがドリブルを開始、真ん中へのクロスに10番・坂本くんが』「ひよよよよ〜ん」と空中に舞い上がり頭で合わせてずどん!3-1。

後半18分、坂本くんからの『パスを受けた7番・藤野くんがドリブルを開始、真ん中へのクロスに10番・坂本くんが』右足ボレー!4-1。

と、ここまで『 』の中はコピペしているわけですが(笑)とにかく藤野くんのキレキレドリブルが止まりません。
しまいには藤野くんがドリブルを始めるたび、期待をこらえきれずスタンドからどよめきが洩れ、わざわざ狭い方へ突っ込んで行って一人かわし二人置き去りにし…という場面で、幾度となく笑いが起こります。この感覚はまさに優勝した時の、俺様@楠神順平への賞賛と同じ!なんつー幸せ…(うっとり)

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後半22分、8番・潮入くんの中央グラウンダー縦パスを10番・坂本くんがど真ん中でシュート!相手GKが弾いたところをとらえた坂本くん、またしてもシュート!ゴール!5-1。
坂本くんハットトリック+1です。うひゃ〜…

坂本くん逆転弾の起点となった21番の2年生・卯田くんは、昨年度の選手権にも1年生ながら出場していた中盤の選手。去年「選手権滋賀県予選の決勝@皇子山」を見に行った時、「むぅみぃの日記」のむぅさんから「くるくる廻ってタメをつくることがあるので要チェック!」という情報を仕入れたため、それ以降ランラン☆カンカンの中の人たちに「くるくる」と勝手なあだ名をつけられていた卯田くんですが、この試合で本当に「ボールを持ったまま直径1メートルの円を描いてくるくるしている」ところを目撃!!感激(笑)

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今年の野洲は迷いなくグラウンダーのパスを縦横無尽に通し、ドリブルで縦へと突っ込み、クロスがあがり、坂本くんが、潮入くんが合わせにきています。
浮き球パスが少ない様は北京五輪で金メダルを取ったアルゼンチン代表を彷彿とさせる感じ。フットサルみたいに相手が見送ってしまう細かなパスを、ピッチを縫い取るようにつないでくるんです。さらにスペースがあると見るや、最終ラインの選手までがドリブルでがんがん侵入。その連動性はあっけにとられるほど自然で、しかも破壊的です。

そして今年も「クリアしないクリア」健在。
優勝したチームの時から、野洲は「蹴り出すようなクリアボール禁止」で、ピンチを摘み取るためカットされたボールはタッチライン際ぎりぎりをころころと50メーター以上転がり続け、相手がラインを割るだろうと見送っているうちに野洲が拾って攻撃に転じる、という頭の中に「???」が飛び交うようなことを続けてるんです。いや〜あいかわらず、馬鹿です!(爆)素敵すぎ☆

そんなチームを最終ラインから支えるキャプテン・にしぐー@西口くんの左腕には、去年と同じデザインのキャプテンマークが。
にっちょ@金本竜市(05年度)、ゆーだい@田中雄大(06年度)、りょうと@青木亮都(07年度)とクセのあるセクシー野郎どもをまとめてきたキャプテンたちの系譜に名を連ねたにしぐーは、男気溢れる青木キャプテンの隣でプレーしていた9ヶ月前と比べて、めっきり大人っぽい表情になった気がします。

と、試合がまだ終わっていませんでした。西が丘を幻惑するようなパスとドリブルで絡めとった野洲のサッカーは、後半80分FKのチャンスをゲット。このキックを市船の21番・山田充が手で止めてしまい一発レッド。
今度はPKのチャンスとなった野洲、9番・上田くんがゴールイン!…と思ったらなぜだかやり直し。で、2回目…上田くん外してしまいました…ああ、ありがち(泣)

後半野洲のシュートは13本、それに対し4失点した市船も6本のシュートを放ちバーをたたいたりと惜しいシーンもあったのですが、結局縦横無尽に野洲が支配してしまったピッチをコントロールすることができず、後半0点で終了のホイッスルを聞くことになってしまいました。

5-1。
でもそれ以上のものを、見たような気がします。
―野洲のあのサッカーが、脈々とつながれ未来へと渡され続けているという希望を。
―そしてなによりも「サッカーってこんなに楽しいものなんだ」という単純な感動に満ちたピッチを。

だってね、本当に楽しい90分だったんだもの!

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こうして高円宮グループリーグを首位で通過した野洲ですが、ラウンド16の作陽戦に延長の末1-2で破れ、舞台から去って行ってしまいました。

残すは「高校選手権出場のための滋賀県予選」。
作陽戦で同点弾をヘディングで決めた坂本一輝、そして2列目で攻撃をコントロールしゴールも狙う潮入啓太(↑水分補給中)、キレキレドリブルで賞賛の笑いを巻き起こす「野洲の7番」藤野友貴(↑なでしこジャパンに紛れてても違和感ない笑顔)、彼ら攻撃陣を中心ににしぐー@西口諒キャプテンがまとめあげる守備陣とのからみが、よりセクシー度を増して高校選手権の舞台に戻ってきてくれるよう、三上山に向かって念を送り続けたいと思います!

やっぱり…野洲、大好きだーーー☆

******
9月15日(月)西が丘サッカー場 13:20キックオフ
野洲高校 5-1(1-1,4-0)市立船橋
[得点]18分:10番 中村充孝(市船)、51分:10番 坂本一輝(野洲)
    60分:10番 坂本一輝(野洲)、63分:10番 坂本一輝(野洲)
    67分:10番 坂本一輝(野洲)

2008/09/22

ぼくらの西が丘◆高円宮1次ラウンド第3日[1]◆桐光-東京[レポ]

野洲が…ラウンド16で敗退してしまいました…(泣)が、今更ながらの高円宮1次ラウンド、西が丘にとうとう野洲がやってきた♪3日目、のレポです。

「国立スポーツ科学センター西が丘サッカー場」という正式名称をもつ1層のスタンドに囲まれたこのピッチは、1964年の東京オリンピックの際に作られた由緒正しいスタジアム。
地下鉄の駅から歩いて10分弱という好立地、J2時代のFC東京がホームとして使用していたこともあって、ちょっと蒸した曇天のもと集まったお客さんの数1500人以上!
もちろんFC東京ばかりでなく、おとなり神奈川県にある桐光学園からもたくさんの応援団がやってきています。

そして、それ以外の「期待で胸を膨らませた」人たちも。
そう、この日は野洲が、あの野洲が、西が丘にやってきちゃうのです(踊)

ということでキックオフの1時間前、午前10時前頃からすでにテンションの高いスタンド、そしてアウェーゴール裏下に現れたのは…

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「これが西が丘かあ〜。へえええ〜。すごいなあ〜。こんなとこ来ちゃった〜。おっ、桐光の瀬沼も高いけど、東京のキャプテンめっちゃでかいやん。」(妄想のアテレコ)

…西が丘でこんなことしてる選手は初めて見ましたよ、ええ(爆)
野洲のキャプテンにしぐー@西口くんから率先しての覗き見、実は桐光と東京が練習を始めたときからずーーーーっとです。かれこれ20分。わくわくしすぎだろう、お前ら!(笑)

そんなキラキラおめめ野洲っ子たちの熱視線を浴びながら、第一試合が始まります。

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高円宮杯第19回全日本ユースサッカー選手権大会
1次ラウンド 第3日 グループF 第一試合@西が丘
桐光学園 対 FC東京U18
*****

1位 FC東京[1勝1分]
2位 ガンバ大阪[1勝1敗]※得失点差
3位 桐光学園[1勝1敗]
4位 サンフレッチェ広島[1分1敗]
2試合終わったところでグループFはこういう状況。高円宮は6グループ各2位以内+3位4チームが決勝トーナメントに進めます。
そしてグループリーグ最終戦の今日この試合、東京にも桐光にも引き分け以上なら勝ち上がるチャンスがあるのです。

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FC東京U18**スタメン
22FW 重松健太郎[2] →89分19FW 三田尚央[2]
17MF 大貫彰悟[3]
7MF 山浦公裕[3]△元U16代表
3DF 藤原広太朗[3]
4DF 畑尾大翔[3]
1GK 井上亮太[3]
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10FW 岩渕良太[3] →84分12FW 須藤 隆平[3]
15DF 廣木雄磨[1]☆U16代表
8MF 山崎侑輝[3] →88分28MF 星 暢哉[2]
29MF 平出 涼[3]
2DF 阿部 巧[2]

8月にクラセン(クラブユース選手権)で全勝優勝をした東京。その大会のMVPに輝いたボランチ・タマ@三田啓貴が今日はイエロー累積で出場停止。
今年トップ昇格をし先日の大宮戦で逆転弾となる直接FKを決めた大竹洋平に「僕がいたから去年まではあまり試合に出られなかったけど、本当にすごい選手」と言わしめた三田くんの不在は、どんな影響をおよぼしちゃうのでしょうか…

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桐光学園高校**スタメン
11FW 瀬沼優司[3]
4DF 稲川裕馬[3]
5DF 岸本 準[3]
16DF 野辺翔太[2]
14MF 寺田俊介[3] 
25GK 峯 達也[1]
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9FW 寺内 渉[3] →70分13FW 奥津直也[3]
10MF 西川聡一郎[2]
6MF 久保昌成[3] →70分21MF 篠崎拓也[1]
2DF 友澤剛気[3]
12MF 佐竹 陸[3] →76分7MF 岸本 伸[3]

2試合スタメンだった3番DF上坂文哉がベンチにも入っていません。
瀬沼くんとの差はマイナス10センチ!身長174センチのGK峯くんは去年まで「FC東京U15深川」に所属していた選手。人一倍顔に気合いがこもっています。

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ここまで1得点の「クラセン得点王」FW重松健太郎。最前線からずっとプレスをし続ける気迫は本当にすごいけれど、そろそろ爆発したいところ?試合前からアタマを冷やして、気合いの入れ直し。

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タマ@三田くんの代わりに選ばれた29番・平出くんと隣の17番・大貫くん。この2人のコンビネーションに今日はチームの行方がかかっています。キャプテンも思わずアタマぐりぐり。

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一昨日は「うさみん♪」宇佐美貴史に翻弄されちゃったけれど、前向きな気持ちを確認し合う円陣での瞑想。

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「静」の円陣・桐光に対して「動」の東京。「っしゃあ!」どちらのチームも絶対に負けられません。

そして始まったグループリーグ最終戦。雲ってはいても決して涼しくはない今日の西が丘、じわっとくる湿度のせいなのか両チームとも出だしからあまり動けない状態が続きます。
特に東京は1,2戦目ともクラセンの時からはほど遠いパフォーマンスだったので、そろそろエンジンも温まり出すのかなと期待していたのですが、状況は全く逆。あと1歩のふんばりも寄せもできなくて、中盤を作れません。
対する桐光は「エース瀬沼」の存在感が明確なので、彼にボールを渡すことができれば試合を動かせる状態。序盤東京の攻撃をかわした桐光、瀬沼くんがドリブルで持ち込んだり、彼とは17センチ差の身長167センチ・凸凹コンビの9番FW寺内くんが突っ込んできたりとカウンターが効き始めます。

それでも…この日は両チームを疲労が蝕んでいたのか、桐光もだんだんペースダウン。
前半はお互い「相手にもたれかかるような押し込み合い」で0-0のまま終了しました。

天気も試合展開もどんよりした中で始まった後半。
直後から東京が停滞ムードを払拭する連続攻撃!シュート!…桐光堅守!
出だしこそこれは☆と思わせられたのですが、結局また試合は重たい感じになってしまいます。

ボールをなかなかコントロールできなかった東京に、16分チャンスがやってきました。CK。
動いてダメならセットプレーで状況を変えたいところ…左から2番・阿部くんが蹴り込んだボールをど真ん中で22番・重松健太郎のアタマがとらえます。

ゴール!0-1。東京先制!

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ゴール裏で彼らを後押ししてくれている「メンバー入りの叶わなかった仲間たち」のもとへ、歓喜の報告!
東京の選手5人とも地に足がついてません(笑)
2番・阿部巧165センチは「ドクター中松のジャンピングシューズ」装着!?すげーな、おい。

彼らから目を背けるように集まり出した桐光イレブンは、なんと円陣を組んでいます。前の試合ではやっていなかったと思うんだけど…バラバラでしょんぼりするより、全員で即反省即切り替えっていうのはいいかも。

ところがここから流れはぐっと東京に傾きます。「得点」と「反省会」どちらがよりチームに活力を与えるかと言ったらやっぱり得点。連続したチャンスを迎えネットを揺らすまであと一息…という後半30分、これまで動きに冴えがなかった8番パブロくん@山崎侑輝が右サイドで軽快にドリブルを始めました。
追いつめて行く桐光。コーナー付近で足裏の攻防ののち、桐光はパブロくんに当ててボールをサイドにクリアしようとします。ところがこのボールはラインを割るどころかパブロくんを救出に来ていた7番・山浦くんの元へ。
あ!っと思った時にはすでに山浦くんがクロスを放ったあとでした。
ボールめがけて突っ込んできていたのは、オレンジシューズの憎いあいつ…22番・重松健太郎ダイビングヘッド!ゴール!

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0-2。東京追加点です。
アシストの山浦くんが抱きついているのは、もちろんこの日2点目の重松健太郎。
この間にも桐光イレブンはまた円陣の反省会をゴール前で開いていたのですが…

結局、桐光の後半はシュート0。
そして終了のホイッスル。
苦しみながらもじっくり耐えて流れにしがみついた東京が、グループリーグ1位通過を手にした瞬間でした。

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今年の東京はクラブユースならではのスキルとスマートさというより、「全員で戦う力」を信じている強さみたいなものが前面に出ている気がします。
住むところも通う学校も別々な彼らが、率先してミーティングを重ねお互いを補完し合って「一緒にいられる時間を無駄にしないように」とチームを作り上げている結果が、関東プリンスの優勝・クラセンの優勝、そして高円宮グループリーグ1位通過。

ピッチの仲間を見つめる視線の中には、出場停止だったタマ@三田啓貴の姿もありました。
1年から3年まで、合わせて40人。
全員が「同じ時」「同じもの」を見ているのだろうな…なんて想像させられた、クラブユース対高校部活の対戦でした。

******
9月15日(月)西が丘サッカー場 11:00キックオフ
桐光学園 0-2(0-0,0-2)FC東京U18
[得点]61分:22番 重松健太郎(東京)、75分:22番 重松健太郎(東京)

2008/09/20

はっちゃき西が丘◆高円宮1次ラウンド第2日◆桐光-ガンバ/広島-東京[レポ]

9月13日土曜日。激しい紫外線攻撃の合間をぬって、乾いた風が気休め程度に吹き渡る西が丘。「足のつり堀」状態だった先週よりは呼吸が楽かも…34度超えてる?気のせい気のせい…ということで「高円宮1次リーグの2日目」が始まりました。

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高円宮杯第19回全日本ユースサッカー選手権大会
1次ラウンド 第2日 グループF 第一試合@西が丘

まずは去年の高円宮準優勝チーム・広島ユースを相手に守り勝ちをした
「桐光学園(1勝)」対、
初戦で足を攣らせ、クラセン王者・FC東京U18に逆転負けをした
「ガンバ大阪ユース(1敗)」。

この試合、スタンドの暑さに目が泳いでしまわないよう、ラン☆カン一つのテーマを決めました。それは…

「うさみん♪」と呼びたくなるような「かわいい宇佐美貴史」を発見すること!!!←大バカ

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ガンバ大阪ユース**スタメン
13MF 神門拓弥[3]
3DF 内田達也[2]☆U16代表
10MF 宇佐美貴史[1]☆U16代表 →69分18MF 三ノ宮健介[3]
7FW 大塚翔平[3]△元U17代表
4DF 菅沼駿哉[3]
1GK 森廣泰彦[3]
---
12DF 山田幹也[1]☆U16代表
11FW 原口拓人[1]
5MF 水野 旭[1] →73分22MF 望月聖矢[1]
6MF 田中裕人[3]△元U17代表 →78分20MF 大森晃太郎[1]
8DF 岡崎建哉[3]

東京戦と同じ顔ぶれです。

初戦では「宇佐美貴史は守備に興味が芽生えたのか」をテーマにして「やっぱそうでもない」という結論に達したわけですが(え)、生で見る機会が少ないラン☆カンにとって宇佐美くんは常に「ボールを持ってるとき以外はすっごくつまんなそうにしてる」選手なのです(悩)
インタビューも淡々と低音ボイスでこなす宇佐美貴史、はちきれんばかりの情熱そして笑顔とは無縁な奴なのか!?
いやいや、普通に笑顔はできるんだけど…

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桐光学園高校**スタメン
25GK 峯 達也
14MF 寺田俊介 →69分21MF 篠崎拓也
3DF 上阪文哉
11FW 瀬沼優司
4DF 稲川裕馬
5DF 岸本 準
---
9FW 寺内 渉 →81分23FW 小島直広
2DF 友澤剛気
6MF 久保昌成
10MF 西川聡一郎
12MF 佐竹 陸 →69分7MF 岸本 伸

こちらも広島戦と同じスタメン。
む〜…こうして見ると183センチの瀬沼くんと4番・稲川くん以外はキーパーも含めてかなりフラットな身長。

そしてキックオフ。直後から、この試合に絶対負けちゃダメなガンバユースは「敵は自分自身の中いるんだあああ!」とでも言うような、相手を蹴散らすプレーの連続になります。
も、もうなんつーか…唖然とするくらい、強い。

21分。左サイドを好き放題駆け回っていた宇佐美くんが中に切れ込んできたところ、桐光たまらずファウル。まんまとガンバの手中に直接FKというチャンスが転がり込みます。
初戦でゴールをあげた8番DF岡崎くんが蹴ったボールは仲間のスルーを経て、宇佐美くんの元へ…どかん!ゴール!0-1。そして…

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直立のにゃんこポーズで待ち構えるのは6番MF田中くん。そしてこぶしを合わせる二人。
おおおお?これは「うさみん♪」と呼んでいいのかっ?(笑)

後半が始まってもガンバの優位は変わらないのかな、と思う暇もない2分。桐光ボールを奪った宇佐美…ん♪、ドリブルからシュート!

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ガンバ0-2。おおお「うさみん♪」第二弾?またしても田中くんと中指でちゅ☆←う〜ん?

すっかりガンバがのってきてしまいました。61分には「うさみん♪」とプリティな(笑)儀式を重ねていた田中くんがゴール!0-3。
対する桐光はエースの瀬沼くんにボールを集めたくても、4番DF菅沼くんがファウルぎりぎりのチャージも含めキツいマークをしているため、まったくゴールチャンスを作ることができません。

田中くんが3点目を奪った3分後、「うさみん♪」のゴールが決まり…

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「うさみん♪」ハットトリック!

その10分後、74分にキャプテン大塚くんが報復行為で一発レッド、キャプテンマークをピッチに投げ捨てて退場というヒートアップした出来事もあったけれど、桐光学園には90分間たった1本のシュートすら打つことを許さなかったガンバ大阪ユース、0-4のまさに「圧勝」で終了のホイッスルとなりました。

ボールを持たせると本当にすごい宇佐美貴史、はちきれんばかりの笑顔もできるかわいい(?)16歳。ピッチ上で圧倒的な存在感をみせつけるまでには、あともうちょっとの、「なにか」です。

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9月13日(土)西が丘サッカー場 11:00キックオフ
桐光学園 0-4(0-1,0-3)ガンバ大阪ユース
[得点]21分:10番 宇佐美貴史(大阪)、47分:10番 宇佐美貴史(大阪)、
    61分:6番 田中裕人(大阪)、64分:10番 宇佐美貴史(大阪)



さて、風弱く気温もいい感じで33度あたりをキープ(涙)西が丘の第二試合は
初戦粘りはあったけれど体力がそれについてこられなかった
「サンフレッチェ広島ユース(1敗)」対、
初戦粘りがあって体力もなんとかそれについてきていた
「FC東京U18(1勝)」。

この2チームといえば、どうしても一昨年のクリスマスイブ、天国と地獄をそれぞれが見た「サハラカップ(Jユースカップ)決勝」を忘れることができません。
優勝した広島はGK原祐太朗・FW不老祐介の2人、涙に暮れた東京はDF藤原広太朗・MF山浦公裕・FW岩渕良太…彼ら5人が1年8ヶ月後のピッチで最上級生としてチームを支えています。
本当なら東京にはあと一人、その決勝にスタメン出場していたFW山村祐樹がいるのですが、高円宮初戦・対ガンバで負傷退場してしまい今日はベンチ入りもかないませんでした。

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FC東京U18**スタメン
22FW 重松健太郎[2]→74分19FW 三田尚央[2]
14MF 三田啓貴[3]
17MF 大貫彰悟[3] →89分29MF 平出 涼[2]
3DF 藤原広太朗[3]
4DF 畑尾大翔[3]
1GK 井上亮太[3]
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15DF 廣木雄磨[1]☆U16代表
10FW 岩渕良太[3]
8MF 山崎侑輝[3] →81分12 FW 須藤 隆平[3]
7MF 山浦公裕[3]△元U16代表
2DF 阿部 巧[2]

東京は初戦の後半から出場し、ゲームを引っ掻き回して流れを呼び寄せたパブロくん@8番・山崎侑輝がスタメンです。

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サンフレッチェ広島ユース**スタメン
25FW 川森有真[1] →70分12MF 浅田裕史[2]
11FW 不老祐介[3]※2種登録
14DF 佐伯尚平[3]
3DF 宮本 将[3]※2種登録
9MF 沖田勇樹[3]
1GK 原裕太郎[3]△元U17代表
---
13MF 茶島雄介[2]
15DF 宮本 徹[2]
4MF 板倉大地[3]
10MF 宮原大輔[3] →78分2FW 松林 徹[2]
19MF 大崎淳矢[2]※2種登録

広島はFWの玉田道歩に代わって、1年生の川森有真をスタメン起用です。

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「なかなかはっちゃきになれなかったけど…」とゴリさん@森山佳郎監督が評した、今年の広島ユース。初戦で一番元気がよかったのはゴリさんだったかも(笑)
同じ1敗だったガンバが第一試合で勝ったため、この試合に負けて2敗目となればグループリーグ突破はそうとう厳しくなってしまいます。
円陣の気合いは、充分!

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♪プレッシャ〜×6 前線で!中盤で!最終ラインで オ〜♪っていう根性ここに極まれりみたいな高校サッカー部応援団のチャントがあるけれど、クラブユースのくせにその歌通りな全員プレスを90分間やり通そうとする東京。
円陣でいつも芝生にタッチしているオレンジのシューズ・FWの重松健太郎、今日も暑さの中最前線からのプレスを続けられるか、見物です。
広島に負けじと全員お腹の底から「っしゃーー!」

2分後。
オレンジ色の憎い奴、ボランチからのパスを受けた重松健太郎がドリブルを始めたかと思うといきなりシュート!

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ゴーーール!!0-1、東京先制!
22番・重松健太郎、熱唱(嘘)

すごい立ち上がりになったけど、そこから勝利の女神は休むことなく右に左に行ったり来たりします。
先制点を奪われた広島が、13分後にCKをゲット。中央で3番・宮本将がボールに合わせ右足を振り抜き、一瞬東京のGK井上亮太に弾かれたボールはそのままゴールイン!
15分、1-1!広島同点!

その勢いで広島優位になるかと思えば、東京もセットプレーでチャンスをつかみます。
22分、7番・山浦公裕のFKに走り込んだ10番・岩渕良太がヘディングシュート!
ゴール!1-2、東京再びリードです。

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フリーキッカー山浦くんを祝福するのは、15番・右サイドバックの廣木雄磨。新旧のU16日本代表同士がハイタッチ☆

1-2のまま後半に入ったけれど、ゲームはまったく落ち着きません。
広島にすれば「いつでも同点にできる状態」、東京にすれば「いつ同点にされるか分からない状態」。
東京はどうしてもクラセンの決勝と比べて見ちゃうんだけど、今ひとつ最後のチャンスをものにする粘りのゲージがMAXまでいかない感じ、対する広島はたぶんどこまでやれるのか自分たちがわかっていない状態…「あと一歩」を踏み込んでみて「あ、ここまでできるのか」と納得しながら前進しているみたいです。

そんな「熱く」「やもやした」フィールドの中で誰よりも動き回り、味方を鼓舞し、シュートが外れると倒れんばかりにがっかりするのは、両チームの監督(爆)
誰よりも給水回数が多いのも、両チームの監督。
ゴリさんはコーチングエリアの右隅ぎりぎりにつんのめりそうになりながら陣取り、倉又さんは副審と見紛うくらいライン際を小走りです(笑)

監督のアクションも試合内容もまったくの互角。攻める東京は決めきれず、これまた攻める広島もチャンスをものにできず…辛くも東京が逃げ切れるのかなと思った終了5分前、広島の19番・大崎淳矢がシュート!GKが弾いたボールを広島が拾い、またしても大崎淳矢がボールを受けてドリブル…シュート!ゴール!
2-2!広島、同点。

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2人しか交代枠を使っていなかったためアップを続けていたサブ組のところへ、駆け寄って行く選手たち。

結局真正面から選手と監督がぶつかり合った試合の結末は、2-2のドローで終了しました。

試合後、東京の倉又監督は「最後のところで体が張れるか、がんばれるかというところで、ドリブルで入ってくる相手にやられてしまった」とコメント。対する広島の森山監督は「ちょっとは根性さ、見せてくれたんじゃないかな。なかなか『はっちゃき』になれなかったけど、今日は熱さをみせ、切れずにやってくれた」と初戦より粘りの効いたチームを評価しています。
その『はっちゃき』って北海道の言葉で「一生懸命やる」とか「張り切る」という意味らしいんだけど、ゴリさんって熊本出身だったような…。

酷暑の中、西が丘で先週と今週戦われた高円宮グループリーグ。
誰が90分間『はっちゃき』でいられるのか、試されもがいてそれぞれに次へのステップを見つけた、そんな4試合でした。

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9月13日(土)西が丘サッカー場 13:20キックオフ
サンフレッチェ広島ユース 2-2(1-2,1-0)FC東京U18
[得点]2分:22番 重松健太郎(東京)、15分:3番 宮本 将(広島)、
    22分:10番 岩渕良太(東京)、85分:19番 大崎淳矢(広島)


2日後、9月15日(月)は同グループ同時キックオフのため、ガンバ大阪ユースと広島ユースが会場を藤枝(静岡)に移します。
「死のグループ」と言われたグループFは誰が生き残れるのか、最後の試合まで結果は持ち越し、です。

2008/09/18

西が丘・釣り堀大会!◆高円宮1次ラウンド第1日◆桐光-広島/ガンバ-東京[レポ]

高校年代の頂点を極めるための戦い「高円宮杯 全日本ユース選手権大会」が始まっています。
今年で19回目…ということはこれに出場している選手たちが「生まれる前からある」大会になっちゃったんですね。
高校年代の大会の花形は「全国高校サッカー選手権大会」であることに変わりはないけど、今年初出場の野洲・山本監督が「こんなに前倒しでチームを作ったのは初めて。全国制覇した時のチームもこんなに早く作らなかった」と言うように、この高円宮は春から全国各地で約4ヶ月にわたって争われる「プリンスリーグ」を勝ち上らないと出場できない…つまり「新学年が始まった時からチームをどんどん作って行かないと間に合わない」過酷な大会なのです。

そしてクラセンとインターハイが終わった8月5日、出場24チームが決定。1ヶ月の準備期間を経て9月7日(日)から、ラン☆カン的にこの年代で一番面白い「高校生のアツイ戦い」が始まりました。

と、ところが…本当に「アツ」過ぎちゃったのです…

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高円宮杯第19回全日本ユースサッカー選手権大会
1次ラウンド 第1日 グループF 第一試合@西が丘

関東プリンスで敗退したけれど、1位のFC東京U18がクラセンで優勝したため繰り上げ出場になった
「桐光学園」対、
去年決勝で流経大柏に負け優勝を逃した
「サンフレッチェ広島ユース」。
午後から雨予報が出ていたのに、キックオフの午前11時では雨雲が恋しくなるほどの「オーブントースター状態」、日差しは「暑い」というより「痛い」です。

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サンフレッチェ広島ユース**スタメン
1GK 原裕太郎[3]△元U17代表
17FW 玉田道歩[2] →56分25FW 川森有真[1]
11FW 不老祐介[3]※2種登録
14DF 佐伯尚平[3]
3DF 宮本 将[3]※2種登録
9DF 沖田勇樹[3]
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19MF 大崎淳矢[2]※2種登録
10MF 宮原大輔[3] →82分12MF 浅田裕史[2]
4MF 板倉大地[3]
15DF 宮本 徹[2]
13MF 茶島雄介[2] →76分5DF 植木誠也[3]

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桐光学園高校**スタメン
3DF 上阪文哉
11FW 瀬沼優司
4DF 稲川裕馬
5DF 岸本 準
14MF 寺田俊介 →86分7MF 岸本 伸
25GK 峯 達也
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10MF 西川聡一郎 →77分21MF 篠崎拓也
9FW 寺内 渉
6MF 久保昌成
12MF 佐竹 陸 →89分23MF 小島直広
2DF 友澤剛気

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チームの要となるはずだった岡本知剛(3年生・去年のU17日本代表)をトップ昇格というおめでたい形で失ってしまった広島。加えてトップチームにケガ人が相次いでしまったため、シーズン前のトルコキャンプに連れ出されたり、GKの原くん(去年のU17日本代表)をベンチ要員に取られたり、サテ戦や練習試合にかり出されたりと、いろんな経験は積めたけどチームとして一緒にいられる時間が少ないという、ちょっとばかりキツい状況です。

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初出場となる桐光は関東プリンスを6位で終えたものの、インターハイではベスト16に進出。
その3回戦で流経大柏に5-1と大敗を喫してしまいましたが、佐熊監督が「十分に準備をして臨みたい」というようにきっちり立て直してきている模様。

試合前練習の時から円陣を組み、キックオフ前の円陣では「瞑想」に入る桐光イレブン。こんなところが「高校部活魂」って感じで、かなり好感度高いです(笑)
ちなみにU19日本代表経験もある11番183センチのFW瀬沼くんは、関東王子の得点王☆

さていよいよ2008年の高円宮、キックオフ!…という時点で気温は30度オーバー、たぶん体感温度は40度以上。選手がペットボトルを取りに行ったら、自分も水分補給しとかないとヤバい状況になっています。

出だしの数分は桐光が積極的にゲームを進めている感じ。仔熊くんたちはこの試合をどう進めたらいいのか、ちょっと戸惑っているようにも見えます。ところが徐々に広島が「クラブユース魂」をむき出しにしてきました。
最後の一歩、瞬時の判断、ちょっとした個人技、それらを炎天下でもけっして手放さないぞとどんどんチャンスを作り出し、前半のほとんどを優位に展開する広島。ところが先制点をゲットしたのは桐光でした。耐えに耐えた守備から一気にカウンター、デカイのにほとんど目立たなかった瀬沼くん、味方がつないだパスを豪快に広島ゴールに蹴り込みます。
前半1-0!
こんなはずじゃない、と一瞬色を失った仔熊たちリフレッシュして後半にのぞんだはずが、2分後またしても瀬沼くんにあっと言う間のゴールを叩き込まれてしまいました。2-0!

でもそこで崩れてしまわないのは、さすが広島ユース。ここから暑さを忘れたような反撃が始まります。2失点した6分後、仔熊たちはFKのチャンスから佐伯くんがゴール!1点を返しました。2-1。
さらに広島の攻撃は加速します。いやもう1点追加したよねと、勘違いするようなプレーの連続だったのですが…大きな落とし穴が西が丘のピッチに開いていました。

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ふと気がつくと、しゃがみこんで動けない選手の姿が数分おきに現れます。必死につま先をつかむ選手も。彼らがはまったのは「するどい直射日光と高すぎる気温」による体力の消耗と足の「攣り」。

結局がっくりと運動量の落ちてしまった広島、それでも反撃を試みたのですが桐光の守りを崩せず、初戦を落としてしまいました。
広島が勝っていてもおかしくない印象の試合だったのに…ペース配分もそうですが、次々に作り出したチャンスを逃してしまったのが疲れに拍車をかけたかも。

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守りきった桐光、6番キャプテンの久保くんは足を引きずりながらスタンドへ挨拶。疲れきってはいても、この過酷な状況で得た勝ち点3に口元もほころびます。

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9月8日(日)西が丘サッカー場 11:00キックオフ
桐光学園 2-1(1-0,1-1)サンフレッチェ広島ユース
[得点]43分:11番 瀬沼優司(桐光)、47分:11番 瀬沼優司(桐光)、
    53分:14番 佐伯尚平(広島)


さて、桐光と広島の選手はこれで日陰に入れるけれど、スタンドの客はそうはいきません。
1日のうち最も気温の高くなる時刻に2試合目、キックオフです。
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高円宮杯第19回全日本ユースサッカー選手権大会
1次ラウンド 第1日 グループF 第二試合@西が丘

代表に選ばれたことのない選手を見つける方が大変な去年のクラセン王者
「ガンバ大阪ユース」対、
去年のサハラから今年のプリンスとクラセン、すべてタイトルをとった
「FC東京U18」。
気温だけじゃなくあらゆるものが濃くて熱そうな、東西両雄の対決が高円宮のしょっぱなから…(汗)

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ガンバ大阪ユース**スタメン
13MF 神門拓弥[3] →54分20MF 大森晃太郎[1]
3DF 内田達也[2]☆U16代表
10MF 宇佐美貴史[1]☆U16代表
7FW 大塚翔平[3]△元U17代表
4DF 菅沼駿哉[3]
1GK 森廣泰彦[3]
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11FW 原口拓人[1] →65分18MF 三ノ宮健介[3]
12DF 山田幹也[1]☆U16代表
5MF 水野 旭[1]
6MF 田中裕人[3]△元U17代表
8DF 岡崎建哉[3] →73分2DF 橋本純希[3]

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FC東京U18**スタメン
22FW 重松健太郎[2] →58分9FW 山村佑樹[3] →74分19FW 三田尚央[2]
17MF 大貫彰悟[3]
7MF 山浦公裕[3]△元U16代表
3DF 藤原広太朗[3]
4DF 畑尾大翔[3]
1GK 井上亮太[3]
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10FW 岩渕良太[3]
24MF 梅内和磨[2] →HT分8MF 山崎侑輝[3]
14MF 三田啓貴[3]
15DF 廣木雄磨[1]☆U16代表
2DF 阿部 巧[2]

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スマートに円陣を解いた瞬間、やっぱりエリートクラブの気品が漂います(笑)
去年クラセンと高円宮で見た宇佐美くん、ボールを持ったらすごいけどそれ以外では消えがちな印象でした。高校1年生になった今年、どんな風に変わってるかな…(わくわく)

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こちらはキャプテン畑尾くんが気合いを入れる熱血集団・東京。クラセンの決勝を見た印象は「クラブユースの技術+高校部活魂」という、とっても青春ど真ん中なチーム(笑)
派手な選手がいない分、ものすごい結束力で相手を圧倒します。

こうしてある意味正反対なクラブユース同士の対決となった初日の第二戦目。
第一試合の桐光対広島を見てペース配分が重要とふんだのか、それとも緊張からか、ぎくしゃくした立ち上がりです。
ラン☆カン的には「宇佐美くんは守備に興味が芽生えたのか?」っつーところも見どころ、なんと2度3度とボールを持った相手に寄せに行ってるじゃないですか!でも15分しか持たなかった模様…今年も自由人なプレースタイルなんだな。

やがてゲームが動き始めます。両チームともあまり軽快で活発な動きはしないのですが、緩急のタイミングでしのぎを削っている感じ。そして徐々に東京がペースをつかみ、ガンバのゴールに襲いかかり出し…決めきれずにいるところでガンバの逆襲!前半残り5分をきったところでこぼれ出たボールを小気味よくつないで、なんとDFの岡崎建哉がゴール!1-0。前半終了。
ワンチャンスをきっちり決めるところが、さすがです、ガンバ☆

クラセンの決勝で柏ユースを下した時の東京は、熱帯夜の中全員が心臓が2つついてるのかと思うくらい90分間走り続けたチームでした。あんなゲームは無理なのかな…と思っていた後半の立ち上がり、東京は右SHにパブロくん@山崎侑輝を投入しました。
この采配が大当たりします。パブロくんに引っ掻き回されたガンバ、最初の犠牲者は神門くん。足を攣らせて交代です…

この後、交錯すれば足が攣り、プレーが止った瞬間に足が攣り、ピッチ上に座り込む選手が続出。両チーム10分おきに選手を交代、仲間の屍を越えて行くような壮絶な状態になっています(泣)

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東京の投入2人目は、最前線から守備をしまくっていた重松くんに替えて、FWルーベンくん@山村佑樹。彼が入った瞬間から東京のフィールドプレイヤー全員が連動し始め、その3分後の後半16分、裏に抜けたルーベンくんがシュートを放ちます!同点ゴール。1-1。

でもここでがっくりくることなく、熱さでぼろぼろになりながらもガンバは勝ち越しを狙ってきます。守備の負担が軽いだろう(笑)宇佐美くんが軽々とドリブルで東京の選手を3人ばかり置き去りにして行った時には、スタンドがどよめきました。
そして東京は絶対的存在感を見せつけたルーベンくんが、出場16分にして「負傷退場」!(泣)流れはガンバへ傾くかと思われたのですが…

えええ?ガンバのGK森廣くんが、足攣らせちゃってるよぅ(汗)
ちなみに交代枠は使い切っちゃってます。動けなくなったのは圧倒的にガンバの選手。対する東京は、まだなんとか動けそうです…

ガンバの後半シュート0に対して、東京は10本!
そして残り10分。東京はまたしても右サイドのパブロくんがドリブル突破、そこからのクロスをGKがはじいたこぼれ球を東京がヘッドで折り返し…そこにいたのは左SBの2番・阿部くんでした。迷わず彼が放ったダイレクトボレーが、ぼろぼろになったガンバのゴールに突き刺さります。

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東京後半39分逆転ゴール!1-2。
って阿部くんその足は…バレエでいうところの4番ポジション?(爆)

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ガンバ、ラストチャンス!宇佐美くんのFKでしたが…

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両チーム、足を攣らせた選手がばたばたと倒れた90分間。
1-2、東京の逆転勝利で終了となりました。

試合後、ガンバのGK森廣くんはまだ初戦だというのに、ずっと泣き続けていました。
明暗を分けたのはほんの少しの気力と体力。
この酷暑のピッチで高い集中力を保ち続けたガンバユースと東京U18、クラブユースの多様性を魅せてくれたそんな試合でした。

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9月8日(日)西が丘サッカー場
ガンバ大阪ユース 1-2(1-0,0-2)FC東京U18 13:20キックオフ
[得点]41分:8番 岡崎建哉(ガンバ)、
    61分:9番 山村佑樹(東京)、84分:2番 阿部 巧(東京)

2008/09/17

どしゃぶりな仙台★U19日本代表★ブラジル戦レポ

18人中たったの8人…ほんの19日前に集まったチームからは、スタメンも組めないような人数しか残らなかったU19日本代表@仙台カップ2008。

常に「呼びたい選手が呼べない」と牧内監督が言い続け、130人以上の選手を招集せざるをえなかった「2009年U20ワールドカップ・エジプト大会」に出場するための代表チームですが、最終予選まで2ヶ月を切ってしまった今「最後のわがままきいてね!各チームの方々(涙目)」という、代表関係者の心の叫びまで勝手に聞き取ってしまえそうな「10人のメンバーチェンジ」です。

でも!この10人+8人、リストを見ると新たに組み直すというより「既存のユニットをはめ込む」という感じ。そう、先月のSBSで連携のとれた外枠の真ん中に「去年のU17日本代表」というエンジンを据えた状態…ちょっと!これは見逃しちゃダメなのではっ!?

SBSから引き続きの召集は金井貢史、そして水沼宏太、河野広貴、高橋峻希、柿谷曜一朗…そう、あのU17代表が一つ年を重ね、経験値もアップさせて、またチームとして蘇ろうとしてるんですよぅ☆

ってなことで9月11日、ちょっくら行ってきました「仙台カップ2008国際ユースサッカー」第1戦、U19日本代表対U19ブラジル代表。午後7時キックオフ。

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バックスタンド側でストレッチ中のサブ組…ああああ、柿谷曜一朗の笑顔がこっちにあるうう。左から13番・青木拓矢、ずば抜けてデッカい2番・橋本真人190センチ、追加召集で金崎夢生の番号を引き受けた10番・ごーとく@酒井高徳、黒いアタマは8番・じゅん@鈴木惇、さかんに前髪を気にする15番・柿谷曜一朗、そして後ろ姿は11番・永井謙佑。
これは途中交代をばんばんやってきそうな気配です。

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と、選手たちの練習が終わり一旦引き上げたあたりから、文字通り怪しい雲行きに。
夕方まで日焼け止めがなければ恐ろしくて歩けないほどのかんかん照りだった仙台、なぜだかぽつぽつと水滴が落ちてきました(驚)
そして選手が整列する頃にはフツーに「雨天決行。覚悟完了」状態です。ど〜して…?(泣)

そんないきなりなアウェーの洗礼(?)の中、サブまで一緒に整列に加わり国歌を斉唱するブラジル代表。その後の集合写真では監督、スタッフ総出演で修学旅行状態。さらにサブの選手がペナントを持って、日本の控え選手に挨拶にやってくる和気あいあいムードです。

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初めてこのメンバーでピッチに立つ11人。練習の時から響いていたごんちゃん@GK権田修一の声があればとりあえず最終ラインは大丈夫、なはず…

日本代表スタメン*** ◆はSBS召集メンバー[年齢はアジアユース時]
18GK◆権田修一[19] 東京(東京U18)
2DF 鎌田翔雅[19] 湘南(湘南ユース)
3DF 高橋峻希[18] 浦和ユース/ウィザス高校
4DF◆金井貢史[18] マリノス(マリノスユース)
5DF◆村松大輔[18] Honda FC(藤枝東)
6DF◆下田光平[19] 東京(秋田商)
7MF 水沼宏太[18] マリノス(マリノスユース)
9FW 遠藤敬佑[19] 水戸(千葉ユース)
14MF◆山本康裕[19] 磐田(磐田ユース)
16MF 河野広貴[18] ヴェルディ(ヴェルディユース)
17FW 宮澤裕樹[19] 札幌(室蘭大谷)

◆印の中に「静岡のSBSから雨雲を召還した犯人」がーーー!(疑)だって変だもん、試合開始をねらって晴天がいきなりどしゃぶりだなんて!

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チビ、というのはヴェルディユース時代に先輩たちから呼ばれていたニックネームなのですが、坊主頭じゃなくなっちゃってピッチの中ではすっかり「チビ」な面影が消えた河野くん16番165センチ。でもこうやって並ぶとやっぱり座高は低いよね(安心←なぜ)
それにしても5番・村松くんの鼻筋が高い!

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「お兄ちゃんまだかな…」コイントスが終わるのを待つ10人。
キャプテンごんちゃんは早生まれなので学年でいえば今年20歳の人と同じ、気迫も貫禄もそしてU20ワールドカップ出場への思いも、抜きん出た年上です。

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ごんちゃんと14番「円陣でもっとも頭が高い」こーすけ@山本の間でぶら下がっちゃってるのは3番しゅんき@高橋169センチ。
今日の円陣はみんなけっこう「頭が高い」のですが、右端で誰よりも深くかがんでいる水沼宏太は、練習の時から何か思い詰めたような表情をしていました。

そして始まった「最新版U19日本代表」初めての試合。「たかし!たかし!」「だいすけーーー!」直後からごんちゃんの、金井くんの声がユアスタの屋根にこだまします。

フォーメーションはこんな感じ?
    権田
高橋 村松 金井 鎌田
   下田  山本
 水沼      河野
    宮澤 遠藤

すっかりDFリーダーとして貫禄がついちゃった金井くんの気迫に、村松くんも負けじと声が出るようになります。彼らに引っ張られるように、初参加の鎌田くん、しゅんき@高橋も破綻のない動きをみせてくれるのですが…せっかくの4バックなのに、なかなか両サイドが上がれません。

ブラジルは2005年大会のキャプテン・ルーカスがその後リバプールへ移籍、先日の北京五輪にも出場してアルゼンチン戦で退場!(苦笑)という活躍っぷりなので、今年のチームもすごいのかなと思っていたのですが、どうも様子が変です。一瞬の個人技はすごいんだけど、全然連携が取れてな〜い!

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それでも191センチどっしりどでかいFW9番ジョナタスと、年齢詐称疑惑の10番チアゴ・ルイスの2人にボールが渡ると、あっと言う間にペナルティエリアまで引きずられて行ってしまいます。
ちなみにチアゴ・ルイスの「何が」年齢詐称を疑わせるかというと、まさに17番・宮澤くんが下田くんに指差してアイコンタクトしてる所…後頭部のちょっぴり寂しい感じ(おい)

日本はこの宮澤くんと奥で髪の毛を逆立てている9番・遠藤くんがくさびになり、16番・河野くんと7番・水沼宏太の両SHがどんどん仕掛けていってさらに宮澤くんへラストパス…という組み立てだったはずなのですが、河野くんのドリブルは単発で終わり、水沼宏太のパスは仲間との意思の疎通に欠け、たまに彼を追い越して行くしゅんき@高橋の上がりも不発…という手詰まり状態です。
いつもなら守備を下田くんにまかせて前目に出て行くこーすけ@山本も、次々スピードに乗ってくるブラジルを懷深く受ける形になってしまい、ほとんど攻撃を展開することができません。

そしてなんと前半日本のシュートは1本!!
確かにFWとして効果的な動きを続けていて「やっぱり違うんだな〜」と思わされた宮澤裕樹が(たしか)15分過ぎに放ったそのたった1本のシュートは、またごんちゃんをして「点を取ってくれないと困る」と嘆かせることになりそうな、悲しい予感に満ちていました(泣)

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とはいえ対するブラジルもシュートは2本。お互いセットプレーのチャンスだけはあった前半が0-0のまま終了…。雨の中引き上げてくる選手たちも「うまくつながらないもどかしさ」にうつむき加減です。
特に去年のU17ワールドカップ後、高円宮で活躍、今年は3年生ながらトップ出場も果たしてしまった3番の高橋峻希は、前にU17仲間・水沼宏太がいたというのにまったく噛み合いませんでした。
「U19は上がるタイミングが難しい。守備も全然。マークの受け渡しができなかった…」
ってしゅんきの顔、マッキー@槙野智章に似てきてない!?

秋田商業出身の6番・下田光平は2006/07と2年続けて「東北選抜」の一員としてこの大会に出場、2006年には塩釜FCの星☆現鹿島の遠藤康と共に大会MIPに選ばれています。去年は2勝1分けだった東北選抜。今回晴れて日の丸を背負っての出場となった下田くんとしては、このチームでも結果を出したいと思う気持ちが強いはず。4番・金井くんと二人歩きながら意見をずっと交わしていました。

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後半、お試し試合をしてるのかな…と思っていた監督が動きます。右SBしゅんき@高橋の代わりに、SBSから2回続けて「追加召集」されたラッキーボーイ、17歳のドイツハーフごーとく@酒井10番をピッチに送り込みました。
試合前の練習の時から、柿谷曜一朗にかまってもらえるのが嬉しいのか(笑)誰よりもわくわく飛び跳ねていた、ごーとく。円陣を組んでもうきうき状態がダダ漏れです。
この後半の円陣では、試合前から表情の険しかった水沼宏太がみんなに言葉をかけています。U17日本代表のキャプテンだったコータ。いろいろ思うところがある模様…いい感じです。

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ポジションにつきながら、ハイタッチをしていく4バックとドイスボランチそして、ごんちゃん。
先月のSBSカップ第3戦でごんちゃんをスタメンから外し、一つ年下の静岡ユースを相手に3-2という辛勝だった日本代表は、試合後「きつくなった時に声が出なくなった」「ごんちゃんがいれば後ろから盛り上げてくれるけど、声を出す選手がいなかった」と、『ごんちゃんの声』を頼りにし過ぎている自分たちへの反省を漏らしていたけれど、この試合では金井くんと村松くんが積極的なアクションを起こし始めています。

そして始まった後半13分、攻撃の手詰まり感はあいかわらずだけど守備に関しては安定してきたかな…と思った時に取られたFKからのヘディングシュート、弾きかえしたところになんとあのどでかい9番ジョナタスがいたのです。そしてすばやいワンタッチボレー!ゴール…
日本、一瞬のうちに失点です。
しょんぼりする仲間たちを、ごんちゃんも今日はあまり派手に煽りません…う〜ん…

ここでやっと牧内監督が攻撃的な交代を決心しました。後半19分、チビ@河野広貴に代わって8番MFじゅん@鈴木、そして遠藤敬佑に代わって15番FW柿谷曜一朗の登場です!

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「チームの肝(きも)」じゅん@鈴木と「キラキラしい存在感を放射する」柿谷曜一朗この2人の登場に、得点の匂いが芝生の香りと共にスタンドへ立ち上ってきちゃいました☆
中でも…そうスタンドのお客さんよりも嬉しさを顔に出したのが、コータ(笑)さっそく自分の思いの丈を柿谷くんにぶつけています。チビ@河野くんが入れ替わりで下がっちゃったのは残念だけど、この2人の元U17たちが絶対やってくれる!そう思ったのに…

今日のコータ@水沼は前半からパスの意思疎通がうまく合わず、徐々に判断が遅れがちになっていたのですが、柿谷くんが入っても事態はあまり好転しませんでした。フリーで受けてドリブルで前へ行くか?と期待したところでマイナスの横パスを出した時には、スタジアム中が「ええぇぇぇ…」というため息につつまれる始末(泣)

「心残りがある。やれている実感はあった。攻める時間が続いていたので代わりたくなかった」
試合後こうコメントしたコータ、結局その「やれている実感」はチームをつなぐ役目を果たすことなく、柿谷くんがピッチに現れた7分後、13番MF青木拓矢と交代することになってしまいました…

さあ、ここから柿谷曜一朗苦難の26分間が始まります。
河野くんのポジション、左の前に入った柿谷くんですが彼としては「俺にボールをくれればなんとかしてやる!俺は点を取るためにここにいるんだから!」とやる気に満ちあふれているわけですが、その姿がオーラで眩しすぎるのか思ったようにボールが来ません。
彼の後ろにいるごーとく@酒井は、柿谷くんに絡めるのが嬉しくてしかたないって感じで、「大型犬の子供」みたいに一生懸命追い越す動きをしたりパスを出したりしてるのですが、まったく気持ちが通じ合わず…ごーとくの片思いで空回ってます(泣)

柿谷くんは基本的に守備はせず「だから、今必要なことは点を取ることなんだから、俺にパスをよこせってば!」と明確な意思表示をしているのに、仲間がそれを理解してくれないみたいです。そしてだんだん孤立してしまう柿谷くん…

牧内監督はどんな指示を出しているのでしょうか…

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とにかくボールに触りたい柿谷くんは、相手セットプレーの際自陣に戻ろうとします。どうやらそれをベンチから止められたようなのですが「ケンスケ(永井。81分に下田くんと交代出場のFW)が残ってればいいよね!!?(怒)」と叫ぶや、ボールを求めて――それが相手のものであろうとも――駆け戻って行ってしまいました。

そんな一人の奮闘もむなしく、ロスタイムのセットプレーから日本は追加点を取られてしまいます。
結局シュートの1本も打てず、0-2で終了のホイッスルを聞いてしまった柿谷曜一朗。

「あせりというか、もっともっとチームとしてひとつにならないといけないと思う。メンバーを決めるのは監督だけど、今回初めてのメンバーとかいる。もっとひとつになるためには固定した方がいいと思う。」

さすが、ストレートど真ん中、キーパーを弾き飛ばすような発言を…(汗)

「U17の時と比べるとまとまりが足りない。それぞれが試合内容とか言いたいことを言い合えるチームにしていかないと」

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今日はあまり怒鳴り声の出ていなかったごんちゃん、またしても点を取ってくれなかったチームに不満はあるだろうけれど、流れの中から点を取られなかったことに関しては「自信をもっていい」とコメントしています。
で…10番ごーとくはどうした!?

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「個人頼みになってしまって…守備陣が頑張ってくれたのに攻撃でいいところを作れなかった。フランスやブラジルとやれる経験は貴重だけど、負けていい試合はない。結果が必要。そういうプレーをしていかないといけない」
そう言う14番こーすけ@山本は、守備の要・金井くんになにか話しかけています。言いたいことを言い合える、その始まりだといいんですが…

一人「モデル立ち」をして顎を突き出すポーズの17番・宮澤くん、これはクセみたい(笑)もちろん、ピッチの上でも「なぜかそこにいてくれる」みたいないい存在感がありました。あとはシュート打つだけだよ…ホント(泣)

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雨の中、選手たちが戦った相手はブラジルと…「自分たちが所属しているチーム」という個人技では対応しきれない存在でした。
ごんちゃんの次に、ピッチの中をコントロールしなくちゃいけなかったこーすけ、U17のいいイメージを持ってピッチに立ったはずの柿谷くん、そして「U17のチームワーク」と「常にメンバーが違うチーム」の狭間で、必死に最終ラインをコントロールした金井くん…彼の叫びはみんなをつなぐ、ひとつのパーツになるのでしょうか。そうだといいな。

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コータ@水沼、柿谷くん、そして初召集のチビ@河野くん、3人の元U17代表たちが肩を寄せあってピッチを去って行きます。

「『 代 表 』じゃなくて『 チ ー ム 』にしていかなくちゃ」@柿谷曜一朗

試合後チームメイトたちに今のままじゃ物足りない!と訴えたという柿谷くんたち。

この日、どしゃぶりとなった仙台で見たものは「気持ちのつながっていないチームが出した当然の結果」でした。
なんでこんなギリギリまで大人たちが「選手を固定できない」状況に対して判断を下さなかったのか、それが残念といえば残念だけど、プレーする選手たち自身が声を出し合って『チーム』を構築できるのなら、この才能豊かな選手たちはきっと時間内に一つの固まりになれる――実は試合直後そんな希望すら持てないくらいに、がっかりしちゃっていたのですが――そう信じています。

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大人の仕事は「結果」に対して最後の責任をとること。でも「結果」を出すのは、選手自身。ピッチに立っている選手自身だけができること。

頑張れ。


9月11日(木)ユアテックスタジアム仙台
U19日本代表 0-2(0-0,0-2)U19ブラジル代表
[得点]58分:9番ジョナタス、92+分:4番ラファエル・トロイ

2008/09/11

仙台カップ★U19最後の国内大会★始まります

いきなりですが、9月11日。「仙台カップ 国際ユースサッカー大会2008」が開幕してしまいます。

出場チームは、U19日本代表・ブラジルユース(U19)・フランスユース(U18)・韓国ユース(U19)…って「清水秀彦率いる東北選抜チーム」がいない!!!(泣)
毎年恒例となった「東北選抜にしてやられる日本代表」が見られないのは寂しい気がするけれど(おい)、アジア最終予選を控えたU19日本代表にとって、願ってもない大会になりそうです。

ということでアジアユース(AFC U19選手権@サウジアラビア)という本番前の国際大会、これでもうメンバーが固まるだろうと「招集リスト」を眺めてみると…ああまたしても「出場辞退」…むう、やっぱりお前もか…


U-19日本代表 第6回仙台カップ国際ユースサッカー大会2008 メンバー

■GK■■■
松本拓也 MATSUMOTO Takuya 1990.01.18 182/76 順天堂大(磐田ユース)
 …ごんちゃんとスタメンの座を争う1番手
権田修一◆GONDA Shuichi 1989.03.03 187/82 東京(東京U18)
 …精神的支柱。なにしろ誕生日がジーコそしてピクシーと同じ

■DF■■■
下田光平◆SHIMODA Kohei 1989.04.08 180/70 東京(秋田商)
 …招集は4回目。とうとうボランチからCBにコンバートされそう
鎌田翔雅  KAMATA Shoma 1989.06.15 172/66 湘南(湘南ユース)
 …もしかすると初招集。牧内ジャパンの131人目。右サイドとCBもできちゃうとか!(期待)
橋本真人 HASHIMOTO Masato1989.10.12 190/76 浦和(市立船橋)
 …とにかくデカイ!なにしろデカイ!市船のキャプテンだったCB。2回目の招集
村松大輔◆MURAMATSU Taisuke 1989.12.16 175/73 Honda FC(藤枝東)
 …8月のSBSで評価アップ。「生き残りたい本能」が強そうなところがいいな
金井貢史◆KANAI Takashi 1990.02.05 174/60 マリノス(マリノスユース)
 …彼に今怪我をされたら、本当にDF崩壊しちゃうかも。そのくらい重要
高橋峻希 TAKAHASHI Shunki 1990.05.04 169/68 浦和ユース/ウィザス高校
 …浦和のトップも経験済み。07U17代表ではFIFAにやたらとプレー写真をアップされてた選手
★追加 酒井高徳◆SAKAI Gotoku 1991.03.14 175/72 新潟ユース
 …おかえりごーとく!初招集SBSでのがんばりが、追加招集を引き寄せました

■MF■■■
※辞退 金崎夢生 KANAZAKI Mu 1989.02.16 180/70 大分(滝川第二)
 …大分がナビスコ決勝に進出!思いっきりアジアユースと日程がかぶるので、出し渋りされるだろうなと思ってました…体調不良ということだけど、残念
鈴木 惇◆SUZUKI Jun 1989.04.22 168/69 福岡(福岡U18)
 …このチームではごんちゃんに次いで、気持ちが外に漏れ出すタイプ…になって欲しい!
青木拓矢◆AOKI Takuya 1989.09.16 179/72 大宮(前橋育英)
 …MF登録で10番を背負いながら右SB。今回は本当の自分で勝負できるかな
山本康裕◆YAMAMOTO Kosuke 1989.10.29 177/76 磐田(磐田ユース)
 …SBS、アルゼンチン戦のゴールはさすが!と他人をうならせる迫力。もっとえらそうにしていいから!
水沼宏太 MIZUNUMA Kota 1990.02.22 175/66 マリノス(マリノスユース)
 …07U17のキャプテン、復活。U17のアジア最終予選ではちょっとラッキーボーイ的要素も。期待です
河野広貴 KAWANO Hiroki 1990.03.30 165/58 ヴェルディ(ヴェルディユース)
 …ちび!!彼も初招集?07U07代表ではスーパーサブでかならず結果を出してくれる選手でした。飛び出しが魅力

■FW■■■
※辞退 大山恭平◆OYAMA Kyohei 1989.05.22 178/71 福岡(福岡U18)
 …SBSから唯一生き残ったFWが大山くんだったのに〜!練習中の怪我で辞退って…(泣)
宮澤裕樹 MIYAZAWA Hiroki 1989.06.28 182/72 札幌(室蘭大谷)
 …怪我に泣かされた期待の選手権卒FW。札幌に入団した当時はマスコミに「人見知り王子」とか書かれてたっけ
※辞退 押谷祐樹 OSHITANI Yuki 1989.09.23 169/69 磐田(磐田ユース)
 …磐田ユース時代にはさんざん見かけた名前。このタイミングで怪我…残念すぎです
柿谷曜一朗 KAKITANI Yoichiro 1990.01.03 172/58 セレッソ(セレッソU15)
 …まってました!セレッソではここ数試合出られていないけど、やってくれるのはわかってるから!
★追加 永井謙佑 NAGAI Kensuke 1989.03.05 172/58 福岡大(九国大付属)
 …85回大会で東福岡を破って選手権初出場した時の10番。3歳から5年間、ブラジルで暮らしていたとか(ここ、期待するところ?)
★追加 遠藤敬佑 ENDO Keisuke 1989年03.20 180/70 水戸(千葉ユース)
 …SBSを怪我で辞退して今回間に合った〜。水戸が自信をもって送り出すCFW。上背もあるし!ぜひ、点をとってもらいたいぞ、FWに!

****
9月7日に集まって合宿をしている日本代表の試合スケジュールはこんな感じです。
11日(木)19:00〜 U19日本代表 vs U19ブラジル代表(ユアテックスタジアム仙台)
14日(日)13:30〜 U19日本代表 vs U19フランス代表(ユアテックスタジアム仙台)
15日(月)13:30〜 U19日本代表 vs U19韓国代表(ユアテックスタジアム仙台)

みんないいから遠慮なく「俺こそがアジアを勝ち抜いて、U20ワールドカップの舞台までたどりつける選手なんだ!」ってところをアピールしてください。ホント、頑張れ。

2008/09/10

雨男は誰だ!★U19日本代表★SBSカップ[第2日]レポ

豪雨。はるばる静岡までやってきて、この仕打ち…
2008・SBSカップ国際ユースサッカー2日目の日本平は、曇り→豪雨→超豪雨→ナイアガラ→…のローテーション。バス停から日本平運動公園までの上り坂、側溝がごうごううなりをあげてます(泣)

そんな滝壺状態の雨の中、剛胆にもキックオフとなった第一試合の静岡ユース対U19オーストラリア代表は、それぞれ一敗を喫しての2戦目、叩き付ける豪雨に気がついてないんじゃないかと思うほど、選手の集中力が高い試合となりました。

一つ年下となる静岡ユースですが、ガタイも勢いも荒っぽさもフケ顔も圧倒的有利を誇る相手の攻撃を、しのぎにしのぎまくって前半0-0。守るばかりじゃなく、オーストラリアを2本も上回る6本のシュートを前半だけで放っています。
後半27分には、頑張っていたDFが2枚目のイエローで退場してしまうのですが、挫けることなく守りぬき0-0のままロスタイム寸前までこぎ着けた静岡ユース。このままPK戦かなというところで、それを見越してか好守を連発した先発GKの井川貴光(浜松開誠館)を、チームキャプテンの大畑拓也(磐田ユース)と交代させます。
が…
えてしてそういう時にちょっとした隙ができてしまうもの…直後、オーストラリアの9番がドリブルからいきなりシュート!なんと、それが大畑くんの守るゴールマウスに吸い込まれて行ってしまいました。

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「何で点を取られたのか分からない」@7番ボランチ・小林勇輝(藤枝東)

そのくらいあっという間でボー然とするオーストラリアのゴール。
「勝つべきゲームだと思ってた。非常に残念」と杉山監督が言うように、あの豪雨の中で集中を切らさず守り、チャンスも作っていた静岡ユース…アルゼンチンにぼっこぼこにされて24時間もたたないのに、なんたる成長ぶり!2日後のU19日本代表戦でなにかやらかしてくれるような気もします☆


8月24日(日)日本平スタジアム@清水
U18静岡ユース 0-1(0-0,0-1)U19オーストラリア代表
[得点]80分:9番ナイドフスキ

*****
おぞましい豪雨の中で終了した第一試合。ところが次の試合が始まる頃にはなんだか雨粒がちいさくまばらな感じに…


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第二試合U19日本代表対U19アルゼンチン代表入場…って、もしかして雨止んでる??
なんというか全開にしてたシャワーのバルブを「やべ!エコに反してたわ!」と突然ムキになって閉めてみたってカンジ(誰が)
いやほんと、さっきの豪雨は夢だったんですか?っつーくらいな曇りっぷり。
これはもう昨日と今日、2試合続けて雨の中で戦った静岡ユースとオーストラリア代表、どっちかに強力な「雨男」がいるはず…

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「君が代」にベンチで起立するスタベン組。おや?16.川又堅碁(新潟)がいない…トイレ?(違)
左から12.つかさ@益山司(千葉)、14.大山恭平(福岡)、9.廣瀬智靖(山形)、2.佐々木翔(神奈川大)、18.大谷幸輝(浦和)
前日のオーストラリア戦、相手のアフターが原因で足をひねってしまい負傷退場した2.園田淳(川崎)は、重傷じゃなかったけれどベンチから外れたみたいです。

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そして今日も、11番こーすけ@山本の頭は高い…(笑)

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かろうじて顔の見える日本のスタメンは****
1.GK権田修一(東京)@ごんちゃん=お前ら今日こそ点とれよ、とお怒り中
4.DF村松大輔(HONDA FC)=去年の高校選手権で準優勝した藤枝東のメンバー。大会優秀選手
5.DF金井貢史(マリノス)=去年のU17ワールドカップ後から招集されつづける、DFラインのそしてチームの影番?
6.DF酒井高徳(新潟Y)@ごーとく=存在感がキラリと光る17歳。お母様がドイツ人というハーフ
7.MF下田光平(東京)=上がるこーすけ、初参加のごーとく、怪我で交代したCB、すべてのバランスをとりつづけたひたむきボランチ
8.MF鈴木惇@じゅん(福岡)=盛り上げ役も買って出る(?)運動量豊富なサイドハーフ
10.DF青木拓矢(大宮)=10番だけど右サイドバックやってます…本来はボランチ
11.MF山本康裕@こーすけ(磐田)=頭は高いけど意外に控えめなゲームメイカー
13.MF菊池大介(湘南Y)=初招集で課題もいっぱい見つけたという17歳「チームの雰囲気がすごくいい!」
15.FW白谷健人(セレッソ)=国見魂!キャラ的にもプレーの勢いも期待できそうな大久保2世
17.FW大迫勇也(鹿児島城西→鹿島内定)=前で体を張って最後のフィニッシュを上げていきたいというPKキッカーの「5番手」

土砂降りの面影がまったくない曇り空、無風。湿度は高いけれどサッカーをやるにはなかなか快適そうな条件の中始まったU19日本代表「アジア最終予選へ向けてのカウントダウン5(公式大会残り6試合中の2戦目)」。対するアルゼンチン代表は昨日の夜、静岡ユースを0-4で粉砕した個人技のレベルが段違いで高い相手です。

もちろん屋根の下に収まった日本平の観客たちが注目するのは「一夜にして存在感の固まりとなった」7番ロドリ〜ゲス。
ところがこの日の前半、169センチのロドリ〜ゲスはどこに隠れてるのかと思うくらい目立ちません。そんなに日本代表のディフェンス頑張って仕事しちゃってる?と、よ〜く見てみると…パスが奴にこない!呼べど叫べど手を振れど、仲間がロドリ〜ゲスを見てくれてない!シカト!?
やっぱり俺様プレーっぷりが災いしたのか…(苦笑)

前線の引っ掻き回し役がそんなこんなで消えてくれていたアルゼンチン、そして上手く守れてた日本。ということは、この前半がかなり「両チーム停滞気味」だったということでもあるわけです。う〜ん、このままではまたしてもキャプテンのGKごんちゃん@権田に、怒られてしまいそうなFW陣のシュートはゼロ。

そして0-0のまま折り返した後半開始直後、一番恐れていたアクシデントが…

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DF4番、村松くん立ち上がれず!!(汗)右足首負傷だとぅ…?
試合後「痛いっす。でも明後日の(静岡ユースとの)最終戦は足壊れてもやりたい」と言っていた村松くん。昨日のオーストラリア戦で負傷退場した園田くんの代わりに、アップもせずに出場して「でも役割は分かっていた。体の強さは見せられたと思う」と、負傷辞退者続出のDF陣の中で頼もしい存在になってたのにーー(泣)

村松くんに代わってピッチに現れたのは、MF登録の12番つかさ@益山。去年のU17日本代表だった彼はラン☆カン一押しの一人。GK以外、全部高水準でこなせちゃう華のある選手です。
この交代で日本はこんなフォーメーションに…

    権田
青木 下田 金井 酒井
  益山   山本
   菊池  鈴木
   白谷 大迫 

ひいいいい!!!この4バック、守りが専門にできる選手が…いません(滝汗)DFの要となった金井くんですらマリノスユースとトップでは「ボランチ」なんですもん。
むむ〜サイドでうまく試合に入れていない益山司と青木くんのポジションを入れ替えた方が、いいような気も…などと素人がやきもきしてるうちに、FKからアルゼンチン9番ネイラ、ゴール!
ぎゃー…先制されちゃったあ…。このネイラ、昨日の静岡ユース戦では2アシスト1ゴールのノリノリ野郎です。

そしてその8分後、またしてもネイラ、今度はヘディングでゴール!
そしてそしてそのわずか1分後…

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PK!
なんとアルゼンチン怒濤の連続攻撃に、金井くんがたまらずハンドを犯した模様。
「はああああ????」
金井くん、DFリーダーとして抵抗を試みますが、もちろん掲げられたカードが引っ込むことはありません。ああ、ごんちゃんのあきれ顔がこわい(泣)

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19番リシオ、PK成功。
日本代表、14分間で3失点。
でも急造の4バックとはいえ「(怪我人続出でチームに)人が来ないとか言ってられないです」とごんちゃんが言うように、「今ここで」ピッチにいる選手たちが「勝つためにはどうしたらいいのか」を瞬間的に判断していかないと、アジアユースに間に合わなくなってしまうんです。
交代出場して21分の12番つかさ、ぼー然としすぎだってば(汗)ちょっと気持ちが宙に浮きかけているフィールドプレイヤーたちに、ごんちゃんの怒号が襲いかかります。

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3失点したその2分後、早くもごんちゃんの気迫で流れが変わったのか、日本にチャンスがやってきました。
じゅん@鈴木のFKを押し込もうとポジション争いをする、12番つかさと19番の白谷くん、耳に息を吹きかけられて気もそぞろな(違)14番は大山くん。じゅん@鈴木のボールは彼らに届かず、あえなくDFにはじき返されるのですが…それをいきなりかっさらったのは、中盤から猛烈な勢いで突っ込んできた「頭の高い11番様」こーすけ@山本。
あ!と思った時にはぐるんと体を反転させ、「あれは反応が鋭かった。さけられない失点」とアルゼンチンの監督に言わしめた弾丸ライナーをゴールネットに突き刺していました。

それまでうまくパスをつなげられず、バラバラになりかかっていた日本代表。つかさと青木くんのポジションを入れ替え、ごんちゃんに気合いを入れられ、その中で一人先に覚醒したこーすけ@山本がゴールを決めたことで、全員が我にかえったみたいです(苦笑)
そして76分、今日はちょっとおとなしめだった…というか守備に追われていたごーとく@酒井が、またしてもじゅん@鈴木のFKから、ヘディングシュートをアルゼンチンゴールへ押し込みました。

「こーーーすけ!!!戻ってやれ!!こーーすけ!!!」
全員がへろへろになる時間帯、中盤にぽっかり空いたスペースを埋めろという、ごんちゃんの容赦なく的確な指示がピッチ上にくまなく響き渡ります。

やがてホイッスル。試合終了。2-3。

結局逆転はおろか、同点に追いつくこともできなかったけれど、ごんちゃんという守護神に文字通り守られながら、毎回代わってしまうメンバー同士が「アジアユースから世界へとつながる確実なルート」を見つけ出そうとしている…そんな「前向きなあがき」を感じられた試合でした。

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5番・金井くんの乱れた前髪に悔しさと疲労っぷりが見て取れます。それにしても12番・益山司、絶妙なひねりっぷりのその腰ってば!何かが違うと思わせられる存在感は、それが原因か〜(笑)


8月24日(日)日本平スタジアム@清水
U19日本代表 3-3(0-0,2-3)U19アルゼンチン代表
[得点]53分:9番ネイラ、65分:9番ネイラ、67分:19番リシオ、
69分:11番 山本康裕、76分:6番 酒井高徳

SBS最終戦は8月26日。日本代表は静岡ユースと対戦します。

****
静岡ユースとオーストラリア代表のどちらかにいると思われる「最強の雨男」は、その後静岡にさらなる雨雲を呼び込み、新幹線を立ち往生させるという呪われたパワーを発揮してくれました(泣)車中で夜を明かす覚悟完了したところで、なんとか運転再開。3時間遅れで都内に到着しました…はっふぅ。

2008/09/05

また7番か!★U19日本代表★SBSカップ[第1日]レポ

1年と8ヶ月の間で招集された人数、130人――。※ラン☆カンの手元集計
反町ジャパンは2年間で80人以上を試したけど、それを軽く凌駕するのは「2009年U20ワールドカップ・エジプト大会出場を目指す、牧内ジャパン」です。

別に牧内監督が全国行脚したわけでも、ダイヤモンド発掘が趣味なわけでもなく、声をかけるそばから「怪我で…」「体調不良で…」「チーム事情で…」と雪崩のごとく選手たちが脱落。
おしりもこの代表チームが活動をスタートさせた時には、「U20ワールドカップ」「U17ワールドカップ」そして「北京五輪」と3つのカテゴリーがシビアな戦いをしている最中。はた目でメンバー表をチェックしていても気の毒になるくらいの「立ち上げる前からチーム崩壊」状態でした(泣)

そして去年8月のSBSカップ。U18日本代表・静岡選抜・U18アメリカ代表・U18ウクライナ代表の4チームで争われたこの大会で、牧内ジャパンは4戦全敗!ぶっちぎりの最下位となり「なんでこの大会で優勝した静岡選抜が日本の代表じゃないの?」とウクライナの監督に呆れられる…という有様だったのです。

翌月の仙台カップでもブラジル・フランス・そしてU18東北選抜に「毎年恒例の」敗北を喫し、勝ち点0の最下位。
2ヶ月後の11月にはU20ワールドカップ出場をかけた、アジア1次予選が始まってしまうという時期だったのに…

でも寸前になって、待ちわびた「U17日本代表」たちがワールドカップを終えて合流。香川くんやむう@金崎、山崎亮平(八千代→磐田)といった早生まれ組(1学年上)も加わり、再構築されたチームはチャイニーズタイペイ・モルジブ・ミャンマー・ラオス・タイを下し「全勝で1次予選を突破」したのでした。

その2ヶ月後2008年1月のカタール国際では、エジプト・ドイツ・中国などに競り勝ち、決勝でポーランドを6-1で圧倒してみごと優勝してしまいます。
山崎亮平はMVPと得点王を、そしてフェアプレー賞には日本が…というまさに有頂天!このまま10月31日から始まる「アジア最終予選」まで順調にいくかなっと思ったところで迎えた、今回の「SBSカップ2008国際ユースサッカー」。

ところがまたしても「集まって〜」と言う前からケガ人続出。所属クラブから貸し出しを断られたんじゃないかと思われる中心選手もいるし、ちょっと雲行きが怪しい感じになってきました…

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8月23日(土)愛鷹多目的競技場@沼津。15時キックオフの第一試合はU19日本代表対U19オーストラリア代表。

日本のスタメンは****
1.GK権田修一(東京)@ごんちゃん=圧倒的な大音量と存在感を誇る1学年上のキャプテン
2.DF薗田淳(川崎)=一昨年は常葉橘から静岡選抜のキャプテンとして出場
5.DF金井貢史(マリノス)=07U17代表。トップ出場も果たした経験値の高さが売り☆
6.DF酒井高徳(新潟Y)@ごーとく=ラン☆カン一押しの岡本知剛が怪我のため、追加招集された17歳。アメリカ出身の…ハーフだよね?
7.MF下田光平(東京)=憧れの人は今野泰幸。東京のサテライトでは評価の高いボランチ
8.MF鈴木惇(福岡)=この代表立ち上げの時からずっと呼ばれ続けているキーマン(たぶん)
10.DF青木拓矢(大宮)=前橋育英時代から代表関係者に愛されるポリバレントな中盤
11.MF山本康裕(磐田)=たぶん彼を中心にチームが回らないとだめなはず
13.MF菊池大介(湘南Y)=去年J2最年少出場&今年最年少得点記録を作った17歳
16.FW川又堅碁(新潟)=高校時代すでに愛媛の強化指定として2試合、新潟でも1試合出場
17.FW大迫勇也(鹿児島城西→鹿島内定)=複数のJ1チーム争奪戦となったゴールゲッター

とか、あやふやなコメントをつけてみましたが、別々のチームで見たことはあっても、実はこのU19日本代表を見るのは初めてです(汗)

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とびっきり心和むサイズの選手もいるけれど、全体的に年齢詐称を疑いたくなるたたずまいのヤング・サッカルー@U19オーストラリア代表。
ちなみに気になる14番の身長は168センチ。日本の8番・鈴木惇と同サイズです。

小雨の中で始まったこの試合は、オーストラリアがパワフルに体ごと突っ込んでくるような立ち上がり。立て続けにイエローを喰らったオーストラリアは前半34分、とうとう退場者を出してしまいます。

フォーメーションはこんなカンジ?
     権田
青木 園田 金井 酒井
     下田
  菊池    鈴木
     山本
   大迫 川又

前半は左SBに入った17歳のごーとく@酒井くんがいい感じでスペースを圧倒&飛び出しも利いていて、自然と目に入ってきます☆
これはまたキラキラ星くんの登場かも!なんて浮かれていたのですが、相手が一人減ったことでオーストラリアのみならず、日本代表までもが攻めのリズムを崩してしまった感じ。
しかも前半19分に守りの専門家・園田くんが負傷。両脇を抱えられながら退場するという文字通り「痛い」アクシデントも…ただでさえDFの絶対数が足りてないのに(泣)

後半13分、菊池くんと川又くんのポジションにそのまま9.廣瀬智靖(山形)と15.白谷建人(セレッソ)を投入するのですが、結局一人少ないオーストラリアのゴールは割れず、0-0で即PK戦へと突入することになりました。

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スタンドでジャージ姿のサッカー少年たちが「寒い寒い」と肩をすぼめる今年のSBS。40分ハーフの20分が経過したところでいつもなら入る、水飲み休憩はありませんでした。同時刻、北京で行われていた「五輪男子サッカー決勝戦」では炎天・猛暑のあまり異例の給水タイムが設けられたいうのに…。

80分攻めに攻めて10人を相手にシュートを打つこと18本!それでも気温と小雨のせいでそんなにのどは乾いてなかったのか、PK戦に向けて粛々と水を飲む選手たち。
腰に手を当てあごは上45度、の正統派スタイルは8番じゅん@鈴木。別におっさんが牛乳を飲んでるわけじゃありません。

のっそりと重役出勤なのは、日本代表18本のシュートのうち6本を放った、11番こーすけ@山本。磐田ユースでは23番をつけていたので、きっと「福西崇史」の後継者なんだろうなあと思っていたら…

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ぐぐっと両脇のチームメイトを押さえつけ、誰よりも頭が高い円陣を組むこーすけ(爆)さすがトップ昇格後も「ジュビロ磐田の23」を背負っているだけはあります。

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気合い充分なごんちゃん@権田に、さらなる気合いを注入して行く仲間たち。去年U17ワールドカップを経験した5番・金井くんは、年下ながらもピッチの中では審判に意見しに行ったりチームメイトを諌めたり、なかなかのキャプテンシーを発揮してました。

そして始まったPK戦。日本は11番こーすけ@山本、8番じゅん@鈴木、15番・白谷くん、7番・下田くんという順番です。
お互いに4人がきっちり決め、いよいよ5人目。先攻のオーストラリア9番のシュートを――権ちゃん、阻止!!!
…そして日本の5番手は17番・大迫くん…決めたあ!

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うひょーーー!!!ゴールマウスの脇で睨みを利かしていた権ちゃんの元へ、みんなが一斉にダッシュ!飛びつきにかかります。
でもなぜだか真っ先に転がっちゃってるのは、じゅん@鈴木。やっぱりそういう役回りなのか…(笑)

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去年1勝もできなかったこの大会、「全勝して優勝できるように頑張りたい」と決意表明したキャプテンごんちゃん@権田、1本止めてのPK戦勝利に、ほっとした風情。
集まるたびに違う顔ぶれのU19日本代表ですが、なんとなく仲の良さそうな盛り上がりは感じられます。
チームのメンバーを固めることができず一番苦しい思いをしてるのは、彼ら。即席だろうが年の差があろうが「ひとつのチームになりたい!」と願う気持ちはみんな同じなんだろうなあ…

8月23日(土)愛鷹多目的競技場@沼津
U19日本代表 0-0(PK5-4)U19オーストラリア代表

「0-0のままで終わるのは納得ができない。勝つことができたのはよかったけれど。点をとってくれないと困る。相手が少なくなって引いてしまってはいたけれど、ミドルとかもっとあってもよかったと思う」@キャプテン権ちゃん

一人ゴールマウスを背に、怒鳴り続けていたGK権田修一@強烈な負けず嫌い。
「点 を と っ て く れ な い と 困 る !」

日本全国津々浦々、権ちゃんの叫びが響き渡るといいんですが…(苦笑)


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さて。雨模様の中、日も暮れて照明灯がたよりとなったこの日の第2試合。
大会の(ラン☆カン的)目玉商品「U19アルゼンチン代表」の登場です。
前々回のSBSに出場したチームからは、3人の選手が「2007・U20ワールドカップ・カナダ大会」の優勝メンバーとなりました。今年のチームにもそんな可能性を秘めた選手がいるはず☆

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全員アルゼンチン国内リーグに所属。もちろんトップで出場している選手もいます。

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対するディフェンディングチャンピオン静岡ユース。今年は90年生まれを中心にした「U18」、一つ年下のチームです。1番キャプテンの大畑拓也(磐田ユース)は一昨年U17ワールドカップの出場をかけたアジア予選(U17シンガポール2006)の「第3GK」でした。

ということでキックオフとなったU18静岡ユース対U19アルゼンチン代表、出だしこそ「むむ。静岡ユースやるなっ」という雰囲気だったんですが…「すべてのレベルが全然違った」と選手がうなだれるほどの実力差があらわになる結果となりました。

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まず最初に静岡ユースを翻弄したのが「7番パトリシオ・ロドリ〜ゲス」。
ラン☆カン、初めてのチームを見る時にはまず「チーム1のおもしろ選手」がいる確率の高い「7番」をチェックするんですが、今年のアルゼンチンも期待通り♪身長169センチっていうのも、なかなか味のあるサイズです(笑)
そんな彼、味方からボールを引き出すとあれよあれよという間に密集地帯をドリブルで抜けて行き…シュート!たとえもっといい位置に仲間がいても、自分でシュート!さらにFKのチャンスには、蹴る気満々の味方がセットしたボールを、あきらかにお呼びじゃないのに数回にわたりなぜだかセットし直す、というわがままっぷり。
ここら辺で笑いの止まらなくなったラン☆カンの目をさらに釘付けにしたのが、上の写真のシーン。彼が指示を出しているのは味方じゃなくて静岡ユース…そう、0-0で前半が終了して引き上げる際、静岡ベンチ前に並んでいたペットボトルを「水、くれよ!あれ!あれ!」と静岡の選手に指図してるとこなんですよぅ(爆)
勢いに気圧されたのか国際親善の使命を果たそうとしたのか「こ、これっすか」とばかりに運ばれてきた「静岡ユースのペットボトル」を片手に意気揚々と引き上げたロドリ〜ゲス、面白すぎです!

そして後半開始直後2分。このロドリ〜ゲスがするするとドリブルを開始したかと思うと、突然シュート!ネットをゆらすいきなりなゴールを口火に、アルゼンチン怒濤の攻撃が始まりました。2点目3点目が決まる中、あきらかにそわそわちょこまか動きが激しくなったのはチーム一のちびっ子、165センチ19番のリシオ。「俺だって3トップの一角なのに!俺にも点取らせろーー!」っていう心の叫びダダ漏れです。結局彼がこの日最後のゴールを後半25分に決めた時には、翻弄され続けた静岡ユース全員「顔面蒼白」状態…「将来につながるものを体得してくれれば」静岡の杉山監督がこう言わざるを得ないほどのアルゼンチン圧勝でした。

8月23日(土)愛鷹多目的競技場@沼津
U18静岡ユース 0-4(0-0,0-4)U19アルゼンチン代表
[得点]42分:7番ロドリーゲス/46分:9番・ネイラ/62分:8番・ベニーテス/65分:19番・リシオ

翌日8月24日は清水の日本平で、静岡ユース対オーストラリア代表&日本代表対アルゼンチン代表がキックオフ。
所属チームの「インデペンディエンテ」では8試合出場中。公式HPで「エンガンチェ/メディアプンタ(Enganche / Media Punta=トップ下/ゲームメイカー)」と紹介されてるアルゼンチン代表のロドリ〜ゲスと対峙する日本代表、勝機はあるのかっ!?(わくわく)

ということで試合レポ、続きます。

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この日、沼津港では小雨の中、花火大会が行われてて愛鷹山の運動公園からはるかに見下ろすことができました。タクシーの運転手さんによると「一昨年ぐらいには『魚の干物』の形をした花火もあがってた」とか(驚)ひものーーー!?(笑)

2008/09/01

北京からカナダへ☆記憶の扉をあけよう

テレビ画面の中で、うっちーがミチが、モリゾーが香川くんが…もがいていました。
彼らは1年前カナダのヴィクトリアで終焉を迎えた、ある「幸せなチーム」の一員だったのです。

北京五輪・男子サッカー日本代表、第2戦・対ナイジェリア。結局この試合に負けた日本はグループリーグ敗退が決定してしまいます。

「このチームには軸がないなと思う。プレーはそこそこだけど精神的な軸がない。自分を含めてやっていなければいけなかったことかもしれない。また、短期決戦には勢いが必要。ワールドユースのときにその大切さを知ったけどそれもなかった」

試合後うっちー@内田篤人のこのコメントに、おや、と思いました。

そして五輪のメンバーから最後の最後で落ちてしまったつかさ@梅崎司は、圧倒的な結束力で前へと進んで行く「なでしこジャパン」について、自分のブログにこう記しました

「なんかカナダのワールドユース思い出したよ。あんときはまじ楽しかった♪」

1年前の7月。U20チェコ代表に負けたあの時から、次の目標に向かってそれぞれに飛び立ってしまった選手たちの記憶の中で、「ワールドユース」がまだ夥しい熱を帯びて駆け巡っているんだと知って、あの時書きかけた「最後の感想文」みたいなものを、今更ながらひっぱりだしてみることにしました。

当時は言いたいことの半分も書けてない!とお蔵入りさせたのですが、今読んでみると相当にお腹いっぱいな暑っ苦しい感じ…(苦笑)

1年無駄に熟成させた2007・U20ワールドカップ@カナダ最後の感想文!
[努力・友情・勝利☆U20日本代表☆冒険の終わりと始まり]→ここをクリック☆

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うっちーとジェットくん。
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ミチやマッキーはこんなアタマだったよ…そういえば(笑)

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でもこれでランラン☆カンカンの中の人たちもやっと気持ちの切り替えができそうです。
またこっそりひっそりとアンダーな世代を中心に「がんばれ!」の気持ちを込めて、レポしていこうかなと思っています。

気が向いた時にふと思い出して、またのぞきに来ていただけるとうれしいです。
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