ランラン☆カンカンのアンダーカバー大作戦

2009/09/19

U18日本代表☆いよいよ最終候補合宿☆メンバー発表!

2009年11月1日。午後6時。2011年のU20ワールドカップ出場と、2012年ロンドン五輪への出場を賭けた、アジアの1次予選が始まります。
相手は「U18チャイニーズタイペイ代表」。
その、インドネシア「Gelora Bung Karno Stadium」のピッチを目指す、18歳以下の日本代表候補たち…最後の選考合宿メンバー発表になりました。

2月から毎月行われた候補合宿、そして4月のUAE遠征、8月のSBSカップ、9月の仙台カップ…リストの上で交錯した、チーム事情や怪我による辞退、そのチャンスに喰らいついた追加召集メンバーたち。そして入れ替わっていくメンバーを見やりながら、自分をアピールし続けた選手たち。

戦い続けた彼らの中から、最後のアピールの場に立つことを許されたのは…

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U-18日本代表候補 トレーニングキャンプ(9/27〜10/1@静岡)メンバー

2月のトレーニングキャンプ参加(2/24〜27)
3月のトレーニングキャンプ参加(3/15〜19)
4月のUAE遠征参加(4/3〜14)
5月のトレーニングキャンプ参加(5/24〜28)
○6月のトレーニングキャンプ参加(6/15〜18@滋賀)(6/22〜25@茨城
7月のトレーニングキャンプ参加(7/6〜9@J-STEP)
8月のSBS国際ユース出場
9月の仙台カップ出場

■GK■
大森圭悟▲□●△○◆★OMORI Keigo 1991.04.22/190/89/広島Y
中村 隼○◆☆NAKAMURA Hayato 1991.11.18/183/77/浦和Y
川浪吾郎▲□●△★KAWANAMI Goro 1991.04.30/192/82/柏U-18
荻野賢次郎○◆☆OGINO Kenjiro 1991.09.14/187/76/京都府立峰山
■DF■
酒井高徳△○◆SAKAI Gotoku 1991.03.14/175/74/新潟/新潟Y
田中優毅▲□●△○◆☆★TANAKA Masaki 1991.03.27/172/66/日体大/四中工
古林将太●△○◆☆★KOBAYASHI Shota 1991.05.11/173/63/湘南Y※二種登録&トップ昇格内定
阿部 巧□●△○◆☆ABE Takumi 1991.05.26/165/62/東京U-18※トップ昇格内定
加藤大介▲△★KATO Daisuke 1991.06.02/169/60/静岡学園
平出 涼☆HIRAIDE Ryo 1991.07.18/176/72/東京U-18※9/29トップ昇格内定
扇原貴宏▲□●△○◆☆OHGIHARA Takahiro 1991.10.05/181/65/C大阪U-18
岩田修平◆IWATA Shuhei 1991.10.14/174/65/名古屋U-18
高橋祥平○★TAKAHASHI Shohei 1991.10.27/180/74/ヴェルディ/ヴェルディY
永井鷹也△NAGAI Takaya 1991.11.09/179/78/磐田Y
寺岡真弘▲△TERAOKA Masahiro 1991.11.13/179/70/神戸Y
■MF■
六平光成▲□●○◆☆★MUSAKA Mitsunari 1991.01.16/174/64/中央大/前橋育英
田口泰士▲□●△○◆TAGUCHI Taishi 1991.03.16/174/65/名古屋/流経大柏
清武功暉☆★KIYOTAKE Koki 1991.03.20/172/64/福岡大/大分U-18※9/28怪我のため不参加
大崎淳矢▲□◆☆OSAKI Junya 1991.04.02/170/63/広島Y※トップ二種登録
菊池大介▲△○◆☆★KIKUCHI Daisuke 1991.04.12/170/64/湘南/湘南Y
山崎直之☆YAMAZAKI Naoyuki 1991.05.05/178/61/東京U-18
加藤 大▲□●△○◆KATO Masaru 1991.05.07/173/62/三菱養和※新潟入団内定(9/20追記)※9/29怪我のため途中離脱
古田寛幸□△◆☆FURUTA Hiroyuki 1991.05.23/172/62/札幌ユースU-18※トップ二種登録
茨田陽生▲□●△○◆☆★BARADA Akimi 1991.05.30/171/58/柏U-18
■FW■
住田貴彦▲□○◆☆★SUMIDA Takahiko 1991.03.12/178/70/大分/境
重松健太郎◆☆SHIGEMATSU Kentaro 1991.04.15/173/68/東京U-18※トップ昇格内定※9/29怪我のため途中離脱
永井 龍▲□△○☆NAGAI Ryo 1991.05.23/177/66/C大阪U-18
高木俊幸▲★TAKAGI Toshiyuki 1991.05.25/170/60/ヴェルディY※トップ二種登録
松本大輝▲○★MATSUMOTO Daiki 1991.5.29/182/55/大津
赤崎秀平▲□●△○AKASAKI Shuhei 1991.09.01/174/68/県立佐賀東※9/28追加召集

※U-18日本代表チーム:FIFA U-20ワールドカップ2011出場を目標としたチーム。
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すでにJ2でトップ出場しているしょーへい@高橋祥平とイケメン@古田寛幸は、今回も問題なく呼ばれているようですが、仙台カップをチーム事情で辞退したごーとく@酒井高徳も、また選ばれています…今度は大丈夫なのかな。だといいな。
さらに今回は8月のSBSの方に参加していた東京U-18のタクミ@阿部巧と、シゲ@重松健太郎が「トップ昇格が内定した選手」という肩書きを付けて参加することになりました!おめでとう〜☆

そして、うちなーんちゅの田口泰士はSBSと仙台に選ばれなかったけれど、もともと常連。名古屋のトップでも8分の出場と3回のベンチ入りという経験は、U18というカテゴリーにとって貴重な人材です。

今年最初の山場だっただろう4月のUAE遠征に参加していたFWは、怪我などもあり、結局1人も残ることができませんでした。
逆に怪我から戻って来たのは寺岡真弘と岩田修平そして加藤大。
SBSで、その加藤大が辞退したため追加初召集になり、大会MVPをゲットしたというシンデレラボーイ・コーキ@清武功暉は、キャプテンを務めた仙台カップでの「敗北」から、這い上がるチャンスをつかんでいます。
優勝という結果を出し18人中17人が再選出となった「SBS組」と、年下に2敗するという屈辱に塗れた「仙台組」が、さらに生き残りを賭けて戦う「最終候補合宿」。悔いを残さないように、思いっきりやってほしいです。

それにしても…GK以外、180センチオーバーはたったの3人!フィールドプレイヤーの中で最高峰になる182センチの「松本大輝55キロ(愕)」は、一番体重が軽い選手でもあります。でも、デカイFW、チームに一台あるといいな…

※9/20追記
MF加藤大が、アルビレックス新潟に入団内定しました。三菱養和から新潟へは、去年のU19日本代表・フミヤ@木暮郁哉に次いで2人目。おめでとうございます☆
さらに追記というかつぶやき。
第89回天皇杯1回戦では、佐賀東高校が和歌山県社会人2部リーグのアルテリーヴォ和歌山を3-2で下すという快挙!逆転弾を決めたのが、先日の仙台カップを9/5に怪我のため召集辞退した赤崎秀平でした。
U18、4月のUAE遠征でも2得点しているFW。呼べないのかなあ…。
ちなみに佐賀東は10/10に天皇杯3回戦をサガン鳥栖と戦い、翌日10/11には、高校選手権佐賀県予選に出場します。

※9/28追記
追加召集で、赤崎秀平!キターーーー☆
…のですが、コーキ@清武功暉が「怪我による不参加」になってしまったための召集でした…
うう(泣)毎日、辞退者が出ませんようにと、ヒヤヒヤしながらサッカー協会のサイトをチェックしていたけど、よりによってコーキが怪我とは…
重症じゃないことを、心の底から祈ります!

※9/29追記
ああ…合宿3日目にして「怪我による離脱者」が2人も出てしまいました…(泣)
新潟に入団が内定している三菱養和の加藤大、そして東京のトップ昇格が内定している東京U-18の重松健太郎です…。
2人とも10/3&4に行われる高円宮準々決勝への出場はどうなるのかなあ。大事をとっただけ、でありますように(祈)
でも、おめでたい話題もあります!東京U-18のDF平出涼のトップ昇格が、今日内定しました☆クラセン決勝戦ではセレッソに敗れたものの、MIPを獲得したビルドアップできるディフェンダー、さらなる活躍を期待しちゃいます。

※9/30追記
コメント欄に、湘南ユースの古林将太も二種登録とトップ昇格内定が決まっていると、ご指摘をいただきました。
仙台カップ召集前の9/1に、決定していたんですね!(踊)
追記させていただいてます。
おすぎさま、ありがとうございました☆

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5日間。彼らに残された最後の最後の時間。
選ばれるためではなく、自分の未来を選び取るために。
はりきって行こーー!!

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笑顔がいっぱいだった「2009年SBSカップ国際ユースサッカー大会」写真レポ☆
第1日「静岡ユースに6-1!」
第2日「メキシコ代表と1-1のちPK戦」

プライドが迷走しちゃった「2009仙台カップ国際ユースサッカー」写真レポ★
大会2日目「完敗。対U17ブラジル代表」
大会最終日「惨敗。対U17韓国代表」

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AFC U−19選手権2010予選(11月1日〜15日)グループ分け

◇東アジアゾーン
グループE: 韓国、タイ*、ラオス、ベトナム、マカオ、バングラデシュ
グループF: オーストラリア、日本、インドネシア*、シンガポール、チャイニーズタイペイ、香港
グループG: 中国*、朝鮮民主主義人民共和国、ミャンマー、グアム、フィリピン
*=グループホスト

※各グループの上位2チームおよび、各グループ3位チームの中で最も成績がよいチーム(東西各1チーム)の計16チームが、来年2010年に開催される「AFC U-19選手権2010(開催地未定)」に出場します。

2009/09/17

U18日本代表☆【仙台カップ】最終戦、韓国に2-3で敗北☆写真レポ

「1歳上の日本に対してよく走り勝ってくれた」…またしても17歳相手!
試合後の韓国代表監督が、満足げにこううなずいたように、U18日本代表は「U17」韓国代表に年齢の差よりも勝利のためには大切なものがあると、思い知らされることになっていましました。

仙台カップ最終日。
初戦「U18フランス代表」に3-3の引き分け、2戦目の「U17!ブラジル代表」には0-2の完敗。それでも中盤の要・ムサカ@六平光成の「コミュニケーションを取って修正したい」というコメントの通り、チームとしての機能を再構築することに勝機を見い出していたはずなのですが…

*****
2009 仙台カップ 国際ユースサッカー[最終日]
2009年9月13日(日)13:30K.O.@ユアテックスタジアム仙台
U18日本代表 2-3(1-1,1-2)U18韓国代表

[得点]
24分:10清武功暉
39分:14リ・カン(韓国)
56分:9リ・ジョンホ(韓国)
83分:5リム・チャンウ(韓国)
92分+分:14住田貴彦
*****

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キャプテン@清武功暉が「迷うことなく」集合写真に納まった今日の日本代表は、連携の崩壊したブラジル戦から中盤の二人を入れ替えてきました。菊池大介が右SHに入り、16番・トシユキ@高木俊幸が2トップの1枚へ。ムサカ@六平光成とボランチを組むのはムサシ@奥山武宰士です。

そして、昨日にもまして顔面シンクロ率が上がった偽双子、14住田貴彦&5古林将太、今日も並んでます☆

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[U-18日本代表スタメン]
●4月のUAE遠征参加(4/3〜14)
☆8月のSBS国際ユース出場
◇仙台カップ第1戦フランス戦スタメン
★仙台カップ第2戦ブラジル戦スタメン
■GK■
18川浪吾郎●★1991.04.30/192/82/柏U-18
■DF■
4田中優毅●☆◇★1991.03.27/172/66/日体大/四中工
5古林将太●☆◇★1991.05.11/173/63/湘南Y
7加藤大介◇★1991.06.02/169/60/静岡学園
8高橋祥平◇★1991.10.27/180/74/ヴェルディ/ヴェルディY
■MF■
9六平光成●☆◇★1991.01.16/174/64/中央大/前橋育英
10清武功暉☆◇★1991.03.20/172/64/福岡大/大分U-18
11菊池大介☆◇1991.04.12/170/64/湘南/湘南Y
13奥山武宰士☆1991.05.15/175/63/新潟Y※トップ二種登録
 →HT:DF6茨田陽生●◇★1991.05.30/171/58/柏U-18
■FW■
14住田貴彦☆◇★1991.03.12/178/70/大分/境
16高木俊幸◇★1991.05.25/170/60/ヴェルディY※トップ二種登録
 →76分:MF12佐々木一輝●1991.02.19/172/65/京産大/徳島商※9/4追加召集

■スタベン■
1大森圭悟●◇1991.04.22/190/89/広島Y※トップ二種登録
2田辺圭佑 1992.3.29/171/65/成立学園※9/4追加召集
3本名正太朗 1991.10.04/181/71/川崎U-18※9/7追加召集
6茨田陽生●◇★1991.05.30/171/58/柏U-18
11菊池大介☆◇1991.04.12/170/64/湘南/湘南Y
13奥山武宰士☆1991.05.15/175/63/新潟Y※トップ二種登録
12佐々木一輝● 1991.02.19/172/65/京産大/徳島商※9/4追加召集
15森岡亮太 1991.04.12/180/68/京都府立久御山
17松本大輝★1991.5.29/182/55/大津※9/5追加召集

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「U-17」韓国代表たち。しかも実際のスタメン組を「ベンチに温存」したスターティングメンバーだったとは…

[U17韓国代表スタメン]
GK1リ・チャンコン(21分:1キム・ジンヨン)/DF3キム・ヨンソン(78分:MF11ジュ・イクソン)/DF20キム・ジンス/DF2キム・ドンジン/MF8アン・ジンボン(52分:MF7ユン・イルロク)/MF10ナン・ソンウ/MF13ファン・イジュ(34分:FW9リ・ジョンホ)/MF12チョ・テケン(34分:DF4パク・スンジュ)/MF16リ・ミンス(HT:DF5リム・チャンウ)/FW14リ・カン/FW17ソン・ホンミン(HT:MF6リ・ジョンクォン)

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この大会で、久々の召集になった選手たちもいます。11月1日、インドネシアで始まる「アジア1次予選」のピッチに立つために、それぞれの思いを込めた円陣を解き放って行く彼らが、アピールできる時間は残り90分。

キックオフと共に選手たちは激しく動き始めました。
特に韓国は中盤でのプレスが速く、ムサカ@六平光成や菊池大介がボールを受けようとすると、あっという間に2人で囲みにくる状態。
開始5分後には、韓国のくるくるヘアーな8番がイエローを喰らうほど激しくチェックしてきます。
でもその1分後、日本に最初のチャンスが!
相手ゴールへとまっしぐらに突っ込んでいくスミダ@住田貴彦…

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がつーん!住田貴彦、GKを粉砕!
悶絶する被害者の元からお許しを得て現場を離れるスミダ@住田貴彦が、怪訝な顔でふり返ってるわけは…「ほどけてるよ!君!」

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シューズの紐が解けるほどの勢いで突っ込まれた韓国のGKが、やっと立ち上がったその2分後。
またしてもスミダ@住田貴彦が、今度は自分も吹っ飛ぶほどの勢いで飛び込んで…粉砕。「ご、ごめん」
昨日は包帯の巻かれていなかった右手首をかばいもしない、スミダくんの破壊力を実感した前半立ち上がりの8分間(汗)この大会3試合目となるスタメン出場、そしてノーゴール。ああ、本当にゴールに餓えているんだな、という気迫が伝わってきます。

ところがその後も、試合はお互い中盤で潰し合い、フルパワーで裏を狙って押しつ戻りつ。それでも韓国の方がゴールに近い状態だった前半24分、右サイドを隙あらば駆け上がろうとしていた古林将太が、ドリブルでハーフウェイラインを越えていきます。そして右コーナースペースでボールを受けたムサカ@六平光成が中へクロス!GKが弾いた、そのこぼれにキャプテン@清武功暉が喰らいつき、DFをかわして…
きゃーーー!その瞬間、スタンドでもガッツポーズが出るほどのスーパーボレー!ゴール!!1-0!

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スミダ@住田貴彦に2度激突されたことが響き、この直前1stGKに交代していた韓国のゴールマウスに向けて、まさに「ずどん!」
技術力では上回っていた日本が、相手のプレスと自分たちのミスでボールを繋げず苦しんでいた時間に、風穴を開けた「個人の打開力」。
本当にこれを待ってたんだよぅ!!みんな「持ってる」はずじゃん!
4番マサキ@田中優毅・10番コーキ@清武功暉・9番ムサカ@六平光成、先月のSBSで結成された「大学生トリオ」。彼らに祝福され、この2日間で初めて見たコーキ@清武の笑顔、です。

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スタジアムもピッチの選手たちも、これで一瞬上昇気流に乗れたような気になっていたのですが…前半だけでお互いFKが11本ずつという、激しいチャージで試合がぶつぶつと切れる展開は、相手の闘志にエネルギーを与えてしまったようでした。
結局45分間で日本が打てたシュートはたったの3本、対する韓国は倍以上の8本。

そして前半39分。真ん中でかっさらわれたボールをドリブルで運ばれ、ゴール左の広大なスペースにパスを出された時点で、相手はドフリー完全状態。追いすがってもドリブルで振り切られ…ゴール。

パスミス。意識のズレ。なんとか持ちこたえていた日本の守備にできるギャップを、韓国が「完全に」見つけ出した瞬間でした。

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とにかく、中盤と4バックの関係が混乱しています。
1-1で前半が終わり、引き上げてくる選手たちの顔は一様に悩まし気。
左SBの7番・加藤大介は身ぶり手ぶりでGK川浪吾郎に何か訴えながら歩いてきました。

「代表チームが集まれる時間はそう長くないので、シンプルなことを要求しています。それは、
常に動きながらボールを正確に扱えること。
その動くタイミングをしっかり考えること。
『ボールの移動中』=自分にボールが入る前に、次のプレーの選択肢を持っておくこと。…」

かつてこうコメントしていた布監督が求めるものに、選手たちは応えることができていたでしょうか…

試合前練習で「豊富なパスの選択肢とその技術」を誰よりも見せつけてくれた11番の菊池大介は、韓国のすばやいプレスにミスを連発。その前を行くムサシ@奥山武宰士も、4バックとの連係を取ることに翻弄され本来の展開力を出すことができません。

そして前半のうちから3人も選手を入れ替えていた韓国は、後半立ち上がりからさらに2人を投入してきました。
どうやら「本気で勝つことだけを考え始めた」ようです。

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日本も2人メンバーを入れ替えました。
ムサカ@六平光成とコンビを組んでいたボランチのムサシ@奥山武宰士にかえてバラ@茨田陽生、前線でほぼ試合に絡めなかったトシユキ@高木俊幸にかわって佐々木一輝が、残り45分のアピールに賭けてピッチに立ちます。
4番マサキ@田中優毅の「うっふんポーズ(違)」で、嫌なぴりぴりムードを好転させたかに見えた11人が、「仙台カップU18日本代表」として組む最後の円陣。
うつむいたと思えば誰かの声に笑顔を向け、またちょっと視線を自分の心に戻す…彼らの表情はそんなゆらぎを見せています。

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こうして始まった後半11分。勢いは完全に韓国が上回っていました。
前半途中から投入された、たぶんエースであろう9番リ・ジョンホの裏への飛び出しに、幾度となくピンチを迎えていた日本ですが、中央でクリアしたボールをヘディングで最終ラインの裏へあっさりと送られてしまいます。
駆け込んできていたのは9番リ・ジョンホ。
彼のドリブルにDFがついていく間もなく、ゴールネットはあっけなく揺れていました…1-2。

高い位置でボールに触れようとやたら上がって行く両SB、ヘディングもダッシュも相手を上回れないCB。縦へのボールに対し、彼らが守るべきゴール前は「どうして?」と思うほどすかすかです。

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この大会ではCBをまかされている、本来SBの田中優毅@172センチ。またしても担架が要請されるような接触に試合が止まったその間、水を飲み、無言でピッチを見つめていました。
そして3試合すべて相方を入れ替えられながらも、ドイスボランチとして攻守をコントロールし、より攻撃に絡もうとしているムサカ@六平光成。いつも左手首に巻いているバンデージがぴろぴろと解けてしまい、ついにむしり取ってしまいました。思慮深く物憂気な顔で。

すかすかな守備ライン。いつも間に合わない裏へ飛び出されることへの対応。
毎試合重ねてしまう失点。もちろんDFだけの責任ではありません。
全員で連動して守るという約束事、それが機能していないのです。

「…あとは、運動量も含めてパスしたら動くということ。」
布監督が挙げていた代表チームへ求めることの、最後の1つ。守備でも攻撃でも、求められているのは同じことです。

でも時間を追うごとに、チームの状況は悪くなるばかりのようでした。焦りと疲れと、苛立ちと。韓国のプレスは次第に緩くなり始めていたのですが、日本はそれ以上に動けません。誰かがボールを奪っても、パスを出した後でも、そこに立ち止まってしまう選手たち。

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後半38分。日本はとにかくしつこくボールに喰らいついてくる相手を止め切れず、ペナルティボックス左から直接FKというピンチを迎えていました。
ゴール前でポジション取りの諍いから、胸を押さえ倒れたCB8番のしょーへい@高橋祥平は、立ち上がっても怒りが納まらず主審に詰め寄り、倒してきた韓国の5番リム・チャンウと言い争いになっています。

そしてゲーム再開。キッカーが狙ったのは、その韓国5番の頭でした。

「短気が欠点。最後に自分が失点に絡み、チームに申し訳ない」

怒りにかまけてマークを外してしまったためどフリーとなったその相手に、ヘディングでボールを叩き込まれることになり、試合後うつむきながらこうコメントしたしょーへい@高橋祥平。せめてこの経験が未来へのステップとなることを願うばかりです…

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残り7分。1-3。
すでにリスタート位置につく足取りも重くなった仲間たちに、手を叩き声をあげ、鼓舞していたキャプテン@清武功暉……ぎゃー!手首の包帯は、ねん挫じゃなかったんだ(汗)
SBSでは追加初招集ながら大会MVPを獲得した彼が、3週間後にこんな厳しい表情ばかりになるとは思いませんでした。

「U17ワールドカップ」を前にチームを作り込み始めた、U17ブラジル代表と韓国代表。
彼らに対し1つ年上のチームであっても「チームとして勝利を掴むこと」という確固たる執念と集中力がなければ、勝つことはできない、本当にそう思い知らされた2試合。

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ロスタイム、それでも「執念と集中力」で「個人の打開力」を発動させた選手がいました。
バラ@茨田陽生が放つ左からの直接FK、クリアされた浮き玉をムサカ@六平光成が拾ってドリブルで持ち込みます。そして真ん中へのクロス!相手を強引にかわしてスミダ@住田貴彦、シュート!
ゴール!2-3。
最後の最後に、スミダくんの「初ゴール」が決まりました。

そして少しでも早くリスタートさせようと、ボールを抱え喜ぶ間もなくセンターサークルへと駆け出すのは、後半から出場の12番・佐々木一輝!
でもロスタイム残り2分の間に、彼らがもう一度U17韓国代表のゴールネットを揺らすことはできませんでした。

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試合終了。
縦ポンで崩され、終わってしまった90分。
最初の数分、その可能性を煌めかせた11番・菊池大介も、最後は何もできなくなっていました。
怪我をしている右手で握手ができなくなるほど体を張っていた14番・住田貴彦も、最後にゴールを決めたとは言え、表情は浮きません。
選手「それぞれ」に自分の特徴をアピールする瞬間はあったかもしれない。単に「チーム」としては機能しなかっただけ…そう割り切ることもできるはずの大会。
なにしろ毎回「最終メンバー選考を兼ねたチーム」で挑む「仙台カップ」で、U18日本代表が優勝できたことは1度たりともないのです。

でも、全員がうなだれていました。
去年から「東北選抜」が出場しなくなったため若干「気持ちの温度」が低いスタンドは、2点は取ったものの印象としては日本の「惨敗」と言っていいこの試合に、ため息を漏らすばかりです。

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前回の高校選手権には徳島商のエースとして出場、韮崎から2得点を、優勝した広島実皆から1得点をあげ、京都産業大学では前期リーグ最終節でデビューした12番・佐々木一輝は、ずっとずっと泣いているようでした。4月のUAE遠征以来、しかも追加召集だったこの大会に賭けていたのだろう彼にとって、悔しい思いの残る結果です。
そんな大学生の肩に気安く(?)腕をかけ、なぐさめているのは…またお前か!森岡亮太@高校生!(笑)
彼らに声をかける6番バラ@茨田陽生、シャツで顔をぬぐい前を行く菊池大介、今日この試合でピッチに立てたからこそ、よけいに抉り取られたプライドのかけらが彼らを苛みます。

「日本とは永遠のライバル。互いに競り合ってレベルを上げていくためにも、いい大会になった」
韓国の監督がこう締めくくった仙台カップ。
最終戦で、温存予定のメンバーを全てピッチへ送り込み、チームとして勝つためにやれることを全てやり尽くしたU17韓国代表に対し、連係の取れぬまま1つ年上というアドバンテージと個人の力だけで挑み負けてしまったU18日本代表にとっては、1分2敗で4カ国中最下位に終わってしまっても、選手たちが「それぞれの良さと可能性をアピール」できたならば、目的の大部分は達成できたと言えるだろう大会…。
そして、「先月のSBS」と「今回の仙台」両チームを分母としたメンバーから「最終候補合宿参加選手」が選りすぐられ、融合し、アジアの舞台に立つことになります。

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うつむきながら引き上げてくる選手たちを労う布監督の表情は、穏やかでした。
「市立船橋高校を監督していた時代と比べて、根本的に子供は変わっていません。戦うメンタリティーが足りないなんて言われることが最近多いですが、大人が刺激を与えていけば子供は吸収が早いので成長してくれますよ。」
日本サッカー協会の育成トップ「ユースダイレクター」でありながら、自分が管理するべきその「U18日本代表監督」に就任してしまった布監督は、7月のトレーニングキャンプを終えた後、インタビューにこう答えていました。

「勝利」と「敗北」で大きくプラスとマイナスに触れ動く「刺激」。
SBSと仙台カップで選手たちがそれぞれ受け取った「刺激」は、真逆のエネルギーだけれど、日本代表のユニフォームをまとい、チームメイトたちと飛び上がるほど喜んだり、芝を殴りつけるほど悔しがったり、涙を止められぬほどの激情に突き動かされたり、という文字どおり身も心も揺さぶられた経験は、必ず彼らを「自らが思い描く未来」へと促してくれるのだと信じたいと思います。


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さて。前日の冷え込みの名残りは涼しい風の中にひそむだけで、紫外線量と気温はぐいぐいと上昇していたこの日の仙台。
それでもピッチが日陰になった午後4時には、快適なコンディションになりました。
いよいよ「仙台カップ2009」最後の試合です。

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日本と同じく、SBSとはメンバーを入れ替えた「U18フランス代表」対、U17ワールドカップのためにチームを仕上げている「U17ブラジル代表」。11月のU-17W杯初戦では日本代表と共にピッチに立つことになるかもしれない選手たちです。

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試合は立ち上がりから波瀾含み。いきなりフランスの6番ロイック・ダムールが交錯して、右のほほから大出血!(泣)担架で運び出されたまま、交代となったことがきっかけで、選手のみならず両監督までがエキサイトし始めます。
ブラジルの10番エドゥアルドが倒された時には、ピッチに転がる被害者そっちのけで、選手が揉み合う事態に。
あちらでどすん、こちらでばたん。ひっきりなしにファウルが起こり、FKは前半だけでも両チーム合わせて26本!
そして36分、そのFKの一つが実を結びました。
左のコーナー付近からFKを蹴るのは、前日に日本から2点目をあげてヒーローインタビューを受けていたブラジルの7番ジョアオ・ペドロ。3番のキャプテン@ジェルソンのヘッドがそのボールをフランスゴールへ叩き込みます!1-0。
あちらでハグハグ、こちらでハグハグ、ベンチに駆け寄って控え選手たちともハグハグ…そんな熱狂の中で、誰よりも冷静だった7番ジョアオ・ペドロは、ひとり静かに水分補給なんぞしています。う〜ん。なんかオーラ出てるな(笑)

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この後も混乱は続きます。ファウルの応酬になったわりには、イエローカードが1枚しか出ていない前半だったのですが、選手が倒される度に主審を大声で怒鳴り付けていたフランスの監督が、とうとうぶち切れました。
なんと試合途中にして選手を呼び集めています。「審判がまともにジャッジできない試合なんか、やってられっか!選手がこわされちまう!」ってな雰囲気です。逆に、前日オーバーリアクションで観客の人気をさらったブラジルの監督&コーチ陣は「なにがたがたぬかしてんだ」と、若干あきれ気味。審判団になだめられ、試合は続行となったけれど選手よりも大人が興奮して収拾つかなくなると言う、別の意味で面白い試合でした。

試合は結局前後半合わせて45本のFKという大荒れのまま、スコアは動かず。1-0でブラジルが勝利。3戦全勝で、大会優勝をものにしました。

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2009 仙台カップ 国際ユースサッカー[最終日]
2009年9月13日(日)16:00K.O.@ユアテックスタジアム仙台
U18ブラジル代表 1-0(1-0,0-0)U18フランス代表

[得点]
36分:3ジェフェルソン(ブラジル)
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スタメン出場だった「日系3世」のガエル・カクタくん。ブラジルの7番ジョアオ・ペドロとどっちが見せ場が多いかな、とわくわくしていたら、前半はなんと「ほとんど上がらず、中盤の底でびっちりマンマークに付いていた」ジョアオ・ペドロに押さえられ、ゴール前まで到達できず…。それでもボールを持てば、切り返しの速いドリブルでそのチェルシーに愛でられた才能の片鱗を窺わせてくれました☆

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最終成績は、3戦全勝の「U17ブラジル代表」が優勝。2位は1勝1分1敗の「U18フランス代表」、3位は最終戦日本に勝ち1勝2敗となった「U17韓国代表」、そして最下位は1分2敗の「U18日本代表」となりました。
大会MVPには、最後フランス戦で決勝弾を頭で叩き込んだブラジルのキャプテン@ジェルソンが、そして優秀選手には、フランスのガエル・カクタ、日本から3点目を奪った韓国の5番リム・チャンウ、日本の右サイドを走り続けた古林将太が、それぞれ選ばれました!

さあ「アジア1次予選」のキックオフまで、あと1か月半です。

U18日本代表メンバー一覧はこちら→

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8月に行われた「2009年SBSカップ国際ユースサッカー大会」の「笑顔がいっぱい」U18日本代表レポはこちらへ…。

第1日[写真レポ]
第2日[写真レポ]

2009/09/13

U18日本代表☆【仙台カップ】第2戦、ブラジルに0-2☆写真レポ

さ、寒い。先月、静岡で行われた灼熱のSBSとは打って変わりすぎた「2009仙台カップ」第2戦は、午後1時半キックオフだというのに、気温21度+曇りという、たぶん選手にとっては絶好のコンディション。

水曜日の初戦をU-18フランス代表と3-3で引き分けたU-18日本代表。
今日のブラジル戦を前に、さらなる「わくわく」を涼風とともに身に纏い、選手たちが雨上がりのピッチで練習を始めました。

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18人をまとめるのは、フランス戦で3点目のPKをきっちり決めたコーキ@清武功暉。挨拶の整列を仕切ったりして、なかなかのキャプテンシーを発揮してます。
ただちょっぴり気になるのは、「ガツガツした明るさ」の見えない表情…初招集のSBSでは、もっと弾けてたんだけど。大人になるってこういうこと?(違)

さて。初戦からGKとFWを一人入れ替えただけで挑んだこの試合、相手は2004年の第2回大会から日本には負けたことがない、ブラジルですが…

う。
完敗してしまいました。

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2009 仙台カップ 国際ユースサッカー[2日目]
2009年9月12日(土)13:30K.O.@ユアテックスタジアム仙台
U18日本代表 0-2(0-1,0-1)U18ブラジル代表

[得点]
11分:11ウエリントン(ブラジル)
49分:7ジョアオ・ペドロ(ブラジル)
*****

しかも、ブラジルは「U-17代表」だったんです…そう、10月24日、ナイジェリアでうさみん@宇佐美貴史たち「U-17日本代表」が、「U-17ワールドカップ初戦」を戦う、まさにその相手!!

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去年同様、登録メンバー全員が並んじゃうブラジル、スタメンだけの写真はありません!
国際試合の両チーム挨拶では、ピッチでホームの選手がペナントを渡したりするけれど、この大会は写真撮影の隙に、日本ベンチの選手たちが全員相手のベンチへ押しかけ、ペナントをそれぞれ手渡しするところも見所です(笑)

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さて、間違いさがし。
あ、14番の住田貴彦と5番の古林将太は双子じゃありませんから。

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集合写真撮影が始まるのに、先攻後攻を決めに審判の元へ行っちゃったキャプテン@清武功暉(汗)ブラジルのキャプテンは写りに行っちゃってるんだから、素直に戻ればよかったのに「え?はあ?俺抜き?」とおろおろしながらも、なぜだかちょっぴり拗ねててその場を動かないキャプテン@コーキが、コーチに「ほら、入んなさいよ」と「おいでおいで」されて、やっと列に加わったのが上の写真。
しっかり!キャプテン!(笑)

*****
[U-18日本代表スタメン]
●4月のUAE遠征参加(4/3〜14)
☆8月のSBS国際ユース出場
◇仙台カップ第1戦フランス戦スタメン

■GK■
18川浪吾郎●1991.04.30/192/82/柏U-18
■DF■
4田中優毅●☆◇1991.03.27/172/66/日体大/四中工
5古林将太●☆◇1991.05.11/173/63/湘南Y
6茨田陽生●◇1991.05.30/171/58/柏U-18
 →72分:DF2田辺圭佑 1992.3.29/171/65/成立学園※9/4追加召集
7加藤大介◇1991.06.02/169/60/静岡学園
 →83分:15森岡亮太 1991.04.12/180/68/京都府立久御山
8高橋祥平◇1991.10.27/180/74/ヴェルディ/ヴェルディY
■MF■
9六平光成●☆◇1991.01.16/174/64/中央大/前橋育英
10清武功暉☆◇1991.03.20/172/64/福岡大/大分U-18
 →HT:MF11菊池大介☆◇1991.04.12/170/64/湘南/湘南Y
■FW■
14住田貴彦☆◇1991.03.12/178/70/大分/境
 →76分:MF12佐々木一輝●1991.02.19/172/65/京産大/徳島商※9/4追加召集
16高木俊幸◇1991.05.25/170/60/ヴェルディY※トップ二種登録
17松本大輝 1991.5.29/182/55/大津※9/5追加召集
 →59分:MF13奥山武宰士☆1991.05.15/175/63/新潟Y※トップ二種登録

■スタベン■
1大森圭悟●◇1991.04.22/190/89/広島Y※トップ二種登録
2田辺圭佑 1992.3.29/171/65/成立学園※9/4追加召集
3本名正太朗 1991.10.04/181/71/川崎U-18※9/7追加召集
11菊池大介☆◇1991.04.12/170/64/湘南/湘南Y
13奥山武宰士☆1991.05.15/175/63/新潟Y※トップ二種登録
12佐々木一輝●1991.02.19/172/65/京産大/徳島商※9/4追加召集
15森岡亮太 1991.04.12/180/68/京都府立久御山

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キャプテンはいろいろ役目があるので出遅れがち。熱烈歓迎しないと、また拗ねるかもよ!(笑)
そして組まれた円陣では、またしても一人頭が高いムサカ@六平光成!

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こうして若干の波乱を含んで(?)始まったブラジル戦、開始早々2分で住田貴彦が痛んでしまいます。
「頭、頭!」とベンチにアピールしてるのは、追加招集のFW松本大輝182センチ。遠目だと、スペインのジローナからレアル・マドリの3部チームへレンタル移籍した、U20代表・指宿洋史の「去年の姿」にそっくりです、えり足のカールしてるとことか…←そこ?

住田くんは担架で運ばれたものの、無事にピッチに復帰。でも日本はすでにブラジルのプレッシャーに戸惑うばかりで、ばたばたになっていました。

この試合、日本の4バックは右から5古林将太・4田中優毅・8高橋祥平・7加藤大介、180センチのしょーへい@高橋祥平以外はみんな170センチ前後という、とっても…圧迫感のないメンバー。対するブラジルの9番は190センチ83キロでスピードもあるFW、そしてとにかくドリブルで裏に飛び出してくる184センチの7番、ちょこまかして1.5列目から前で目障りな(苦笑)165センチの11番という、いやらしいのフル装備!
それでも右SBのコバヤシ@古林将太は果敢に攻めあがっているのですが、日本が中盤で自由になれないため、全てボールを取られてしまいます。

そして前半11分。ボランチの高さまで出ていたしょーへい@高橋祥平が、ボールを持った相手を押し倒してしまい…「ちがうちがう!!」慌てて審判にアピールするしょーへい、でも実は「笛なんか鳴っていなかった」のです。
日本の選手が全員動きを止めたその隙に、ブラジルはさっさとプレーを続行していました。
あっという間にダイレクトパスをつながれ、11番ウエリントン、シュート!ゴール。0-1…
セルフジャッジをしてしまったがための、ミスです。

この時点で、チームとしての「意識」が空中分解しかかっていました。
個人個人は、なんとか自分の特徴をだそうと精一杯のプレーをしているのはわかるのです。決して独りよがりなわけでもないのです。それでも、相手を囲みに行く枚数も足りず、狙ったスルーパスは簡単にカットされ、ボールを持った瞬間、後ろから寄せられ前のスペースを消され…ブラジルが打った7本のシュートのうち、1本しかゴールを割らなかったのは、2本をポストが救ってくれ、残り4本はたまたま枠にいかなかったおかげ…

右SBのコバヤシ@古林将太は基本常に前目、左SBの加藤大介も、吹っ飛ばされそうになりながら前に出て、中盤の4人ーーバラ@茨田陽生、ムサ@六平のドイスボランチとトシユキ@高木、コーキ@清武ーーは頻繁にポジションを入れ替わり、スペースを探し…選手なりにチームとしての工夫はあったのですが、ブラジルの方が一歩、そしてワンテンポ、上手。

結局U-18日本代表は壮絶な空回りを続け、前半終了のホイッスルが聞こえるまでに、打開策を見つけることはできませんでした。
前半で唯一笑えたところは(え、そんなポイントいらないですか)、ピッチ内に響き渡った「バラ」茨田陽生に対する指示だしの声。

「バラ!バラバラバラ!!!!」
連呼しないでください(笑)ちなみに六平くんは「ムサ!」でした。なんか強そう。

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そして後半。キャプテンマークが「ムサ」の腕に巻かれていました。
童顔なのに表情は大人な11番、菊池大介の登場です。

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円陣を組むと、そのバラエティの富っぷりがよくわかるU-18…というか正確にはU-17ブラジル代表。すばらしく連携がいいわけでもないのに攻撃に迫力があるのは、当たり前ながらまず基本に忠実な上に技術があるから。
とりあえず前半、日本の中盤が機能不全を起こしたのは、ブラジルの的確な守備プレス。
あと、判定に不満があるとペットボトルを叩き付け怒鳴りまくる、役者な監督(笑)が煽るモチベーション。

菊池大介の「さすが!」なチャレンジもあり、もしかして日本にも流れがくるかも、なんて思ったものつかの間。
前半はあまり長い時間「個人プレー」を見せなかったブラジルが、日本の鼻面をひっぱたくように仕掛けてきました。こぼれ球を拾い、ドリブルを始めたのは7番ジョアオ・ペドロ。ぐいぐいとそのまま中に切れ込み、日本のDFが寄せきるまもなくど真ん中からシュートを打たれてしまいます!ゴール!0-2。後半4分の出来事です…

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明らかにがっかりしているU-18日本代表たち、それでも「勝つこと」よりもまずは「自分のプレーをしよう」と、そこで目標を定めたようでした。
後半、日本が優位に立てる要素が実はあったのです。それは2点目を失った5分後に訪れた、11番ウエリントンのイエロー2枚目による退場というチャンス。相手は残り36分間10人で戦わなくてはならないはずだったのです。

でも、ピッチの上にあった事実は…「11人対11人のような試合」でした。

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続々と交代を始めた日本、最前線で少ないチャンスをものにしようと体を張っていた住田貴彦は、布監督のねぎらいに、笑顔で応えています。
そして誰よりもか弱く、プレーっぷりもおしゃれだけれどあまりに儚い感じがして、カウンターを喰らう起点になりがちだった、静学のDF加藤大介。それでも果敢な上がりを見せたり、ひらめきのあるパスを繰り出したり、可能性はアピールできたんじゃないかなあ…考えたら、4年前のU-18日本代表右SB・うっちー@内田篤人も、あんまりにもか細くていっぱいいっぱいな感じだったのに、今やA代表不動のスタメンだもんなあ…(しみじみ)加藤大介も、化けちゃうかもしれないなあ…

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試合終了のホイッスルが、すでに冷え冷えとしたスタンドに反響した瞬間、トシユキ@高木俊幸が「ばすん!」と音を立て両の拳を芝生に叩き付けていました。
そんなにも感情をあらわにしたのは彼だけだったけれど、皆それぞれにこの「敗北」をかみしめている様子です。
特に「正直、何もできなかった」とコメントしたくらい、今日はほぼ良いところの無かったムサカ@六平光成@大学生は試合後終始うつむき加減。そんな彼の肩に気安く(?)手をかけなぐさめているのは、初招集の高校生・森岡亮太!やるな…
んで、その開いた手は何の大きさを示しているんだ、森岡亮太!
で、コーキ@清武、その「3」は!?

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まだ「一抱えもあるモノ」について、熱弁をふるう森岡亮太!
その手よりも顔を眺めちゃってるのは、最初「住田くん、頭黒く染めた!」と勘違いさせられちゃった古林将太。遠目にはそっくりです。

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悩めるエイティーン。2月以来の参加になったトシユキ@高木は、初戦、フランスを相手に1点を取り、自信をもって挑んだはずのブラジル戦でした。何もできなかったかもしれないけれど、悩みながらも「チームプレー」をしようと駆け回っていた姿は、けっして無駄にならないと思います。
そんなトシユキ@高木のとなりに、同じくヴェルディの高橋祥平。スタンドに知り合いを見つけたらしく、やっと少しだけ顔がゆるみました。

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ヒーローインタビューは、2点目をドリブル突破で決めた7番ジョアオ・ペドロ。
「チームのために役に立ちたかった。厳しい試合だったが、勝てて良かった」
プレーしてるときは「がっしり」に見えたんだけど、近くで見るとそれなりに未成年な感じ。まあ17歳だし。
それにしてもU-17ブラジル代表は、みんなどんなに小さくても「腰回り」がしっかりして重心が重いです。そりゃ〜日本、振り回されるわ。うーん…

ちなみに前半だけで退いてしまったキャプテン@コーキは「年下には負けられない意識もあって硬くなった」と試合を振り返っています。
ベンチからオーバーアクションで選手を鼓舞し、ジャッジに反論していたブラジルのニッゾ監督は「サイドの清武と菊池両選手を抑えるのがポイントだった」とコメント。本当にお互いのマイナスとプラスががっちりかみ合い、1歳年下や一人少ないハンデを「0」にしてみせたU-17ブラジル代表の完勝でした。


さて、スタンドにはちらほらと厚手ーー綿が入っちゃってるようなやつ!ーーの上着を着込んだ人の姿も現れた第2試合。
初戦、日本と引き分けたフランス代表対、ブラジルに1-0で破れている韓国代表という組み合わせです。

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2009 仙台カップ 国際ユースサッカー[2日目]
2009年9月12日(土)16:00K.O.@ユアテックスタジアム仙台
U18フランス代表 1-0(1-0,0-0)U18韓国代表

[得点]
33分:12プレズィール・バアオンムブラ(フランス)
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がっぷり四つ。お互いサイドが攻撃の要になっている両チーム、同じようなパンチを繰り出しつつ、前半33分にコーナーキックからフランスが先制点を奪うと、結局そのまま試合終了。
フランスの個人技とアフリカ系選手の身体能力の高さは確かに有利に働いてたけれど、後半は韓国の方がシュートを打っていたので、この試合は両チームに極端な力の差があったようには見えませんでした。

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日本戦で2ゴールのガエル・カクタは、後半23分からの登場。「日系3世」と言われても、まったく東洋の香りはただよってきません…ふつうにしなやかな、アフリカ系選手でした。
フランス手詰まり!な時間帯に出てきたけれど、今日は何もできず。っつうか、何かしてもミスで終わりがちという、ちょっとノれてないカクタくんでした。

ブラジル2勝、フランスが1勝1分。日本は1分1敗で迎える翌日の最終日、ムサカ@六平光成が「コミュニケーションを取って修正したい」と心構える対戦相手は、2敗の韓国。
U-18日本代表選手たちにとって、公式大会では最後の「アジア1次予選メンバー入り」を賭けた戦いになります。

[スケジュール]@ユアテックスタジアム仙台
9月13日(日)13:30 vs韓国

やり切ることが、できますように…

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U18日本代表メンバー一覧はこちら→

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8月に行われた「2009年SBSカップ国際ユースサッカー大会」のU18日本代表・妄想垂れ流しレポはこちらへ…。

第1日[写真レポ]
第2日[写真レポ]

2009/09/10

U18日本代表☆【仙台カップ】初戦、フランスと3-3☆

「あの子がほしい♪」…協会とクラブチームがもめにもめ、結局2人の主軸と思しき選手たち抜きで開幕を迎えた「2009仙台カップ国際ユースサッカー」。
くだんの原口元気&ごーとく@酒井豪徳のみならず、さらに2人が怪我で辞退…そのうちの一人、名古屋のDF磯村亮太はこの合宿中に全治5週間の怪我をしてしまうという不運続きです(泣)

結局18人中4人が追加召集となった今回のU18日本代表、9月7日に行ったベガルタ仙台トップチームとの20分×3本勝負!には、0-4と完敗…。
そこで得るものはあったのか、問われる初戦は2日後の9月9日。
日本のA代表がオランダでガーナを相手にキックオフしたその時間、仙台のピッチでも「代表チームでの生き残り」をかけた戦いが、始まりました!

このチームでキャプテンマークを巻くのは、先月のSBSカップでは「追加初招集」だったのに「大会MVP」をゲット、チームの盛り上げ役も担ってたっぽい大学生、コーキ@清武功暉! U18代表召集回数の多い選手が他にたくさんいる中、彼がキャプテンとして大会開会式で「世界の強豪ばかりだが優勝を目指す」なんて、頼もしくコメンしたところを想像するだけでも「運は自分で掴み取るものなんだなあ…」と、ワクワク感がつのります。

SBS最終戦ではそのコーキが先制弾をあげた、対U18フランス代表戦。お互い優勝のかかった試合は、結局1点を返されて同点のまま40分ハーフの試合が終わり、PK戦を5-4で制した日本代表が優勝をもぎとったのですが、「先制弾&MVP男」のキャプテン@コーキ率いる今回のU18日本代表@仙台カップ、初戦はそのU18フランス代表が相手です。

その結果は…

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2009 仙台カップ 国際ユースサッカー[1日目]
2009年9月9日(水)19:00K.O.@ユアテックスタジアム仙台
U18日本代表 3-3(1-2,2-1)U18フランス代表

[得点]
7分:7ガエル・カクタ(フランス)
40分:オウンゴール(日本)
45分:14セドリック・パコンニュ(フランス)
56分:16高木俊幸
66分:7ガエル・カクタ(フランス)
79分:10清武功暉(PK)
*****

うっひょ〜!引き分けに終わっちゃったけど、スコアだけ見れば同時キックオフだった「A代表対ガーナ代表」の4-3という結果に引けをとらない、ゴールの応酬っ。
そして、2月の候補合宿以来の召集となったトシユキ@高木俊幸が2点目ゲット。キャプテン@コーキもこの試合3度目となる同点弾のPKをきっちりマウスに沈めました。なかなかのアピールっぷりです☆

*****
[U-18日本代表スタメン]
●4月のUAE遠征参加(4/3〜14)
☆8月のSBS国際ユース出場
■GK■
1大森圭悟●OMORI Keigo 1991.04.22/190/89/広島Y
■DF■
4田中優毅●☆TANAKA Masaki 1991.03.27/172/66/日体大/四中工
5古林将太●☆KOBAYASHI Shota 1991.05.11/173/63/湘南Y
6茨田陽生●BARADA Akimi 1991.05.30/171/58/柏U-18
 →74分:13奥山武宰士☆OKUYAMA Musashi 1991.05.15/175/63/新潟Y※トップ二種登録
7加藤大介 KATO Daisuke 1991.06.02/169/60/静岡学園
8高橋祥平 TAKAHASHI Shohei 1991.10.27/180/74/ヴェルディ/ヴェルディY
■MF■
9六平光成●☆MUSAKA Mitsunari 1991.01.16/174/64/中央大/前橋育英
10清武功暉☆KIYOTAKE Koki 1991.03.20/172/64/福岡大/大分U-18
11菊池大介☆KIKUCHI Daisuke 1991.04.12/170/64/湘南/湘南Y
 →80分:15森岡亮太 MORIOKA Ryota 1991.04.12/180/68/京都府立久御山
■FW■
14住田貴彦☆SUMIDA Takahiko 1991.03.12/178/70/大分/境
 →86分:17松本大輝 MATSUMOTO Daiki 1991.5.29/182/55/大津※9/5追加召集
16高木俊幸 TAKAGI Toshiyuki 1991.05.25/170/60/ヴェルディY※トップ二種登録

■スタベン■
GK18川浪吾郎●KAWANAMI Goro 1991.04.30/192/82/柏U-18
DF2田辺圭佑 TANABE Keisuke 1992.3.29/171/65/成立学園※9/4追加召集
DF3本名正太朗 HONNA Shotaro 1991.10.04/181/71/川崎U-18※9/7追加召集
MF12佐々木一輝●SASAKI Ikki 1991.02.19/172/65/京産大/徳島商※9/4追加召集
MF13奥山武宰士☆OKUYAMA Musashi 1991.05.15/175/63/新潟Y※トップ二種登録
FW15森岡亮太 MORIOKA Ryota 1991.04.12/180/68/京都府立久御山
FW17松本大輝 MATSUMOTO Daiki 1991.5.29/182/55/大津※9/5追加召集
*****

SBSで結成された(?)大学生トリオ「マサキ@田中・ムサカ@六平・コーキ@清武」ふたたび☆
そしてJリーガートリオ「高橋祥平・菊池大介・住田貴彦」も揃ってスタメン。クラブユースが多かったSBSよりも、上のカテゴリーでの経験値が高い選手たちがピッチに立ちました。

どんな展開になるかと期待した開始7分、フランスが左サイドを突破。中央へ送り込まれたグラウンダーのパスを、ワンタッチで「日系3世」のカクタに打たれてしまいます。
いきなり劣勢に立った日本代表最初の同点弾は、前半40分。
ムサカ@六平光成の蹴った右CKを、ゴール前でクリアしようとしたフランス選手がオウンゴール…これは、SBSで対戦したU18メキシコ代表のチャベス監督に「要注意人物」と言わしめた、ムサカ@六平光成のボールがすごかった!ということでいいでしょうかっ♪

さあ残り5分。同点のまま前半を終えられればよかったのですが、ピッチの中を右に左にゆさぶられ、最後は真ん中からシュート!前半終了間際に、勝ち越し弾を決められてしまいました。

でも後半11分、日本も相手を翻弄するパスをつなぎます。
ムサカ@六平とドイスボランチを組んだバラダ@茨田陽生から縦に住田貴彦へのパス。さらにムサカ@六平光成につないでゴール前へ…「みんながしっかり繋いでくれて、自分はさわるだけ」だったと言うトシユキ@高木俊幸がダイレクトシュートを放ち、日本2-2!再び追いつきます。

ところが10分後、フランスが縦ポンで入れたボールをドリブルで持ち込まれ、ゴール。2-3、またしてもリードを許してしまいました。
それでも諦めなかった日本、後半34分にムサカ@六平のパスがペナルティエリア内で相手選手の手に当たり、PKをゲット!キャプテン@コーキ@清武功暉がこれをきっちり沈めて、三たび同点!

公式記録上では、日本の崩されっぷりが気になるけれど、シュート数もゴールキック数もほぼ互角。怪我人続出で入れ替わりの激しかったメンバーですが、初戦で頑張りました。

ちなみにこのU-18フランス代表は、8月のSBSとは「監督も含め」まったく別のチーム。どちらの監督も「2011年のU20ワールドカップ出場を目指している」とコメントを発しているので、大きな集団の中から見極めをしている最中なのでしょうか。
ただ、今回はフランス国内にとどまらず、海外チーム所属の選手たちが名を連ねているチーム。よりキラ星度の高いタレントたちなのかもしれません。
特に2得点をあげた「お爺ちゃんが日本人、叔父さんがコンゴ人でサッカー選手だった」という「日系3世」のガエル・カクタは、2007年にフランス国内のランスからイングランド・チェルシーの下部組織へ移籍する際に不正があったとして、チェルシーが「1年間新規選手獲得禁止&罰金」という制裁を、FIFAから受けるきっかけとなったことで有名になっちゃった選手。
そんなガエル・カクタは現在トップのリザーブに所属していますが、4か月間出場停止&78万ユーロの罰金という決定が下っています。
本人にはどうしようもない大人の都合で巻き込まれた騒動なのだと思いますが、それほど有望なんだろうなあ…。

チェルシー公式サイト「Gael KAKUTA」プロフィール

と。うっかりボンジュールな方向へ話がそれてしまいましたが、U18日本代表、次の相手は「U18ブラジル代表」。
自分の良さをしっかり出して、喰らいついて欲しいです。相手に、ボールに、自分の「運」に。

[スケジュール]@ユアテックスタジアム仙台
9月12日(土)13:30 vsブラジル
9月13日(日)13:30 vs韓国

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U18日本代表メンバー一覧はこちら→

2009/09/01

U18日本代表☆【仙台カップ】出場メンバー発表☆最後のアピール!

11月1日からインドネシアで「U19アジア選手権予選」…早い話「2011年U20ワールドカップ・アジア1次予選」が始まります。

去年、7大会ぶりに「アジア最終予選」の準々決勝で敗退し「U20ワールドカップ」への出場権を逃してしまった日本は、宙ぶらりんになった「U20世代」の強化のために試行錯誤の真っ最中ですが、今度「2011年のU20ワールドカップ」出場を逃してしまうと、さらにさらに大混乱に陥ってしまうのです。

それは…「U20ワールドカップ予選」が自動的に「2012年ロンドン五輪予選」を兼ねる可能性が出てきたこと。

「アジア1次予選」からつまずいてしまうわけには、絶対にいきません。
同じ組に入ったのは、オーストラリア・インドネシア・シンガポール・チャイニーズタイペイ・香港の5カ国。この中で2位以内に入れば確実に1次予選突破、となります。

今年の2月から毎月、候補合宿や遠征を繰り返し、固めつつほぐしつつ、メンバーを見極めてきた「U18日本代表」。そして1次予選前、選手にとってはいよいよ最後のアピールの場となる「国際大会」が9月9日から仙台で始まります。

ユアテックスタジアムに集うフランス・ブラジル・韓国代表たちを相手に、戦うことを許されたメンバーは…!?
あ、原口元気!

※9/4追記:各クラブとは「SBSか仙台、どちらかの召集には必ず参加すること」で話がついていたはずだったのですが、結局、原口元気@浦和とごーとく@酒井高徳@新潟という「トップで必要」だと判断された2人の選手の、辞退を認めることになりました。


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U-18日本代表チーム 〔第7回仙台カップ国際ユースサッカー大会〕メンバー 2009/09/01

2月のトレーニングキャンプ参加(2/24〜27)
3月のトレーニングキャンプ参加(3/15〜19)
4月のUAE遠征参加(4/3〜14)
5月のトレーニングキャンプ参加(5/24〜28)
○6月のトレーニングキャンプ参加(6/15〜18@滋賀)(6/22〜25@茨城
7月のトレーニングキャンプ参加(7/6〜9@J-STEP)
8月のSBS国際ユース出場

■GK■
1大森圭悟▲□●△○◆OMORI Keigo 1991.04.22/190/89/広島Y※トップ二種登録
18川浪吾郎▲□●△KAWANAMI Goro 1991.04.30/192/82/柏U-18
■DF■
2酒井高徳△○◆SAKAI Gotoku 1991.03.14/175/74/新潟/新潟Y※9/4チーム事情で辞退
3磯村亮太▲○◆☆ISOMURA Ryota 1991.03.16/181/70/名古屋/名古屋U-18※9/7怪我のため辞退
4田中優毅▲□●△○◆☆TANAKA Masaki 1991.03.27/172/66/日体大/四中工
5古林将太●△○◆☆KOBAYASHI Shota 1991.05.11/173/63/湘南Y
6茨田陽生▲□●△○◆BARADA Akimi 1991.05.30/171/58/柏U-18
7加藤大介▲△KATO Daisuke 1991.06.02/169/60/静岡学園
8高橋祥平○TAKAHASHI Shohei 1991.10.27/180/74/ヴェルディ/ヴェルディY
田辺圭佑 TANABE Keisuke 1992.3.29/171/65/成立学園※9/4追加召集
本名正太朗 HONNA Shotaro 1991.10.04/181/71/川崎U-18※9/7追加召集
■MF■
9六平光成▲□●○◆☆MUSAKA Mitsunari 1991.01.16/174/64/中央大/前橋育英
10清武功暉☆KIYOTAKE Koki 1991.03.20/172/64/福岡大/大分U-18
11菊池大介▲△○◆☆KIKUCHI Daisuke 1991.04.12/170/64/湘南/湘南Y
12原口元気△HARAGUCHI Genki 1991.05.09/177/63/浦和/浦和Y※9/4チーム事情で辞退
13奥山武宰士☆OKUYAMA Musashi 1991.05.15/175/63/新潟Y※トップ二種登録
佐々木一輝▲□●SASAKI Ikki 1991.02.19/172/65/京産大/徳島商※9/4追加召集
■FW■
14住田貴彦▲□○◆☆SUMIDA Takahiko 1991.03.12/178/70/大分/境
15森岡亮太○MORIOKA Ryota 1991.04.12/180/68/京都府立久御山
16高木俊幸▲TAKAGI Toshiyuki 1991.05.25/170/60/ヴェルディY※トップ二種登録
17赤崎秀平▲□●△○AKASAKI Shuhei 1991.09.01/174/68/佐賀県立佐賀東※9/5怪我のため辞退
松本大輝▲○MATSUMOTO Daiki 1991.5.29/182/55/大津※9/5追加召集

※U-18日本代表チーム:FIFA U-20ワールドカップ2011出場を目標としたチーム。

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10日前、静岡で行われた「SBS国際ユース」でキャプテンマークを巻いたDF扇原貴宏、2得点のFWリョウ@永井龍というセレッソ大阪U-18組、そして彼ら同様コンスタントに選ばれてきた右SBタクミ@阿部巧と、DF平出涼・MF山崎直之・FW重松健太郎という東京U-18組…9月6日から始まる「高円宮杯」に出場するチームからは選出を控えたのかな、という構成になりました。

そしてSBSで初選出されて全試合に出場、大会最優秀選手賞もゲットしたコーキ@清武功暉が、その日焼けで真っ黒な体に再び代表ユニをまとうことに!マサキ@田中優毅とムサカ@六平光成の3人合わせて「大学生トリオ」再結成です☆

※さらに原口元気に勝るとも劣らない話題を引っさげて、久々の登場となったFW赤崎秀平@佐賀東高校は、昨年末の高校選手権1回戦でハットトリックを決めたかと思えば、4月のU18・UAE遠征でも2得点、インターハイでベスト4入りした勢いに乗って「天皇杯予選佐賀県大会決勝」では、社会人チームの九州INAVサッカー部を相手に4得点、佐賀県代表として天皇杯に出場を決めるという、なんだかすごい活躍っぷりです。
もちろんJクラブも一生懸命粉かけ中。8月24日から3日間、浦和レッズの練習に参加してました。
※※残念ながら9/5、赤崎くんは怪我のために召集辞退となりました。

それにしても、SBSと合わせてもFW陣の上背が似たり寄ったり。
まさに今日、9月1日、トップへの昇格が内定した福岡のFW吉原正人はどうして今回も選ばれなかったのかな…187センチっていうのは、ちょっと魅力的なんだけど。「身長差」好きとしては(笑)

ちなみに今回のU18日本代表、フィールドプレイヤーの最高峰は181センチ・磯村亮太。
ちょっぴりコンパクトな感じです。
※9/5、FW松本大輝の追加召集で、182センチの彼が一番高いことになりました!
※9/7、磯村亮太が怪我のために辞退してしまいました。

SBSが初選出で、そのまま生き残ったコーキ@清武功暉やムサシ@奥山武宰士たちには、本当にがむしゃらにアピールしてもらいたいこの大会。「SBS優勝」に負けない、内容と経験と結果を得るために…U18日本代表としてインドネシアのピッチに立つために。頑張れ☆


※9/4追記:追加召集となった佐々木一輝は、4月のUAE遠征以来の参加になる大学生、そしてたぶんU18では初招集になる田辺圭佑とは、同じ早生まれとは言え年齢に約1年の差があります。
追加召集がきっかけで定着するのも、多々ある話。思いっきりやってほしいです。

※9/5追記:赤崎秀平の辞退で追加召集となった松本大輝。2月と6月の候補合宿にどちらも追加召集された選手です。8月のまほろば総体では、赤崎くんの佐賀東と共にベスト4だった大津高校のエース、大会優秀選手に選ばれています。

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[スケジュール]@ユアテックスタジアム仙台
9月9日(水)19:00 vsフランス
9月12日(土)13:30 vsブラジル
9月13日(日)13:30 vs韓国

監督:布啓一郎【JFA ナショナルコーチングスタッフ】
コーチ:牧内辰也【JFA ナショナルコーチングスタッフ】
GKコーチ:川俣則幸【JFA ナショナルコーチングスタッフ】

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「2009年SBSカップ国際ユースサッカー大会」見てきました。妄想垂れ流してます(苦笑)
第1日[写真レポ]
第2日[写真レポ]

※9/2に、コメント欄で『GKのケイゴ@大森君にも、「※トップ二種登録」つけてあげてください。』とご指摘をいただきました!
修正させていただいてます☆ありがとうございました。

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今回の「原口くん・花いちもんめ騒動」の決着について、「U-18よりもJの方がレベルは高い。協会は、原口の将来を考えて判断してくれた」と言うのは浦和の信藤健仁チームダイレクター。そして原口くん自身も「もっと高いカテゴリーを目指したい」とコメントしています。

「U-19は育成のプログラム。勝たなきゃいけない大会は、五輪とW杯以外はないと僕は思っている」という犬飼基昭・日本サッカー協会会長の言葉が、奇しくもアンビバレンツな結果を含むことになりそうな「U20W杯出場権=五輪出場権」というジレンマ。
今までは、この世代がJのピッチに立てるチャンスが少なかったからこそ、プライオリティーのあった年代別というカテゴリーですが、原口くんやごーとくのようにトップでプレーできるのであれば、去年、寸前までもめた香川くんやむう@金崎のような事態になるよりも、「上のカテゴリーを優先すること!」と、さっさと決断しちゃった方がいいような…。

と思っていたら、
『日本協会は今後、直近のリーグ5試合に60%以上出場した選手のU-18の活動参加を免除するという。』
と書かれた記事もありました。
それなら「トップでの出場と活躍を目指す」それがダメでも「年代別代表に選ばれ世界を目指す」という2つの目標が明確になるわけで、選手たちのアタマが切り替わっちゃえばあとは目標に向かって邁進するだけ。
来る、来ないと、代表チーム内がもやもやするより、いいような気がしますが…

「U-17、20とかの世界大会は、選手の力が結集されて勝てばいい。監督がいろいろな指示をして組織を練り上げて勝っても、育成にはならない。これは、考え方が違う人もいるけれど。」
と言うのは鬼武健二・Jリーグチェアマン。
…そうなのであれば「組織を練らずとも、個の力だけできっちり勝利へと導ける監督」を用意してほしいものです。


「僕はU-20以下の年代別の監督全員に話しています。『あなたがたの一番の使命は、上の代表でプレーできる選手を何人育てるかであって、出場した大会に勝つことではない』と。協会の責任者として、はっきり伝えている」@犬飼基昭・日本サッカー協会会長


ラン☆カンは細々と、選手たちを、そして彼らが作り上げるチームを、応援し続けたいと思います。
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