ランラン☆カンカンのアンダーカバー大作戦

2009/10/31

U-17W杯2009☆日本vsメキシコ☆攻めて、0-2。敗退☆

シュート数21本。枠内シュート7本。コーナーキック7本。
そのうちの、たった1本でもゴールネットを揺らしていたら…もしかして、結果は違ったのかもしれません。

打って打って打って…入らず。

そして、メキシコのループシュート1本とセットプレーからの1本が、あざ笑うかの様に日本のゴールマウスに吸い込まれました。

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U17日本代表。ワールドカップグループリーグ、3戦全敗で大会を去っていきます。

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*****
FIFA U-17 Worald Cup Nogeria 2009[Match27]
グループB 3回戦
2009年10月30日(金)19:00K.O.@Lagos
U17日本代表 0-2(0-0,0-2)U17メキシコ代表

[得点]
65分:8Carlos CAMPOS(メキシコ)
79分:16Carlos PARRA(メキシコ)
*****

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[U17日本代表]スタメン

☆は去年の「ACF U16選手権2008ウズベキスタン大会(アジア選手権)」メンバー
○は1月の「コパ・チーバス2009」メンバー
●は6月の「ブルキナファソ遠征」メンバー
★は8月の「スペイン遠征」メンバー

■GK■
18 渡辺泰広●★WATANABE Yasuhiro 1992.10.04/180/70/新潟Y
■DF■
2 岡本拓也○●★OKAMOTO Takuya 1992.06.18/173/67/浦和Y
4 松原 健★MATSUBARA Ken 1993.02.16/177/66/大分U-18
5 内田達也☆○●★UCHIDA Tatsuya 1992.02.08/177/70/G大阪Y(C)
6 高野光司☆●★TAKANO Koji 1992.12.23/173/60/ヴェルディY
■MF■
7 宇佐美貴史☆○●★USAMI Takashi 1992.05.06/178/68/G大阪
10 柴崎 岳☆○●★SHIBASAKI Gaku 1992.05.28/173/62/青森山田
 →49分:20 宮市 亮☆●★MIYAICHI Ryo 1992.12.14/180/66/中京大中京
11 高木善朗☆○●★TAKAGI Yoshiaki 1992.12.09/170/63/ヴェルディY
13 堀米勇輝☆○●★HORIGOME Yuki 1992.12.13/168/62/甲府Y
 →79分:16 小川慶治朗○OGAWA Keijiro 1992.07.14/168/62/神戸Y
14 小島秀仁○●★KOJIMA Shuto 1992.07.30/178/65/前橋育英
■FW■
9 杉本健勇☆○●★SUGIMOTO Kenyu 1992.11.18/187/76/C大阪U-18
 →59分:8 宮吉拓実☆○●★MIYAYOSHI Takumi 1992.08.07/170/63/京都
*****

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右サイドを上がりっ放しではなく、守る時間がちょっと増えていたケン@松原健。シュートも2,3本打ったのに、ゴールは割れず。

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ブラジル戦1得点、スイス戦でも途中出場のケンユウ@杉本健勇。さんざんボールに絡んだけれど…

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90分間、中盤を攻守に渡り支えたシュート@小島秀仁。最後は疲れてしまいましたが、それでもボールを追っていました。

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そして、このチームの「解散」を告げるホイッスルが鳴り響きます。

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スイス戦に続いて、交代出場のリョウ@宮市亮は、そのがむしゃらな運動量で左サイドを走り続け、誰よりも汗と涙で顔をぐしゃぐしゃにしていました…

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*****
同時刻キックオフだった、ブラジル対スイスは前半21分に先制点をあげたスイスが、そのまま勝利をおさめ、3戦全勝で1位通過。
2位は2勝のメキシコ、日本からの1勝しかあげられなかったブラジルが3位となっています。

*****
■U-17ワールドカップ ナイジェリア2009 日本代表■メンバーリスト&顔写真はこちら→

FIFA U-17ワールドカップ ナイジェリア2009
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2009/10/28

U-17W杯2009☆日本vsスイス☆晴天・曇天・雨、3-4。敗北☆レポ&インタビュー追加

2点先制!
水飲み休憩が入るくらい暑い晴天のもと、前半の20分でタクミ@宮吉拓実が、2ゴールをあげるという、華々しい試合を展開していた「俺たちのU17日本代表」。

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ところが時間が進むにつれ、暗雲が垂れ込めて来たかに見えたのは、空を覆い始めた雨雲のせいだけではありませんでした。

雨と風にさらされ、夕暮れを飛び越し、一気に夜になってしまったスタジアムに、試合終了のホイッスルが響いた時、ピッチでうなだれていたのは…「4失点」を喰らった、日本代表の方だったのです。

*****
FIFA U-17 Worald Cup Nogeria 2009[Match15]
グループB 2回戦
2009年10月27日(火)16:00K.O.@Lagos
U17日本代表 3-4(2-1,1-3)U17スイス代表

[得点]
9分:8宮吉拓実
20分:8宮吉拓実
42分:Haris SEFEROVIC(スイス)
51分:Haris SEFEROVIC(スイス)
53分:Granit XHAKA(スイス)
74分:Ricardo RODRIGUEZ(スイス)
90分+3:14小島秀仁
*****
ロスタイム、なんとか1点を返すものの、前半途中から自分たちの「時間」を手放してしまった日本代表は、最後まで流れを取り戻すことができませんでした。


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[U17日本代表]スタメン

☆は去年の「ACF U16選手権2008ウズベキスタン大会(アジア選手権)」メンバー
○は1月の「コパ・チーバス2009」メンバー
●は6月の「ブルキナファソ遠征」メンバー
★は8月の「スペイン遠征」メンバー

■GK■
1 嘉味田隼○●★KAMITA Jun 1992.01.17/183/80/神戸Y
■DF■
2 岡本拓也○●★OKAMOTO Takuya 1992.06.18/173/67/浦和Y
3 廣木雄磨☆○●★HIROKI Yuma 1992.07.23/167/63/東京U-18
4 松原 健★MATSUBARA Ken 1993.02.16/177/66/大分U-18
5 内田達也☆○●★UCHIDA Tatsuya 1992.02.08/177/70/G大阪Y(C)
■MF■
7 宇佐美貴史☆○●★USAMI Takashi 1992.05.06/178/68/G大阪
 →80分:19 幸野志有人☆●★KOHNO Shuto 1993.05.04/174/58/JFAアカデミー福島
10 柴崎 岳☆○●★SHIBASAKI Gaku 1992.05.28/173/62/青森山田
11 高木善朗☆○●★TAKAGI Yoshiaki 1992.12.09/170/63/ヴェルディY
 →90分+1:20 宮市 亮☆●★MIYAICHI Ryo 1992.12.14/180/66/中京大中京
13 堀米勇輝☆○●★HORIGOME Yuki 1992.12.13/168/62/甲府Y
 →65分:9 杉本健勇☆○●★SUGIMOTO Kenyu 1992.11.18/187/76/C大阪U-18
14 小島秀仁○●★KOJIMA Shuto 1992.07.30/178/65/前橋育英
■FW■
8 宮吉拓実☆○●★MIYAYOSHI Takumi 1992.08.07/170/63/京都

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*****


平日の夕方。カラフルなスタンドに、それでもユースの大会とは思えないほど多くの地元ファンが、今日は太鼓とトランペットを片手に陣取りました。

試合前の気温は31度、湿度83%。うさみんがまぶしそうに目を眇める、強い日ざし。風はあるものの、岡本くんの額には汗が浮いています。
蒸し暑さの中キックオフとなったU17ワールドカップの第2戦目、「U17スイス代表の体の大きさ」に日本代表が、戸惑いながらもパスを繋ぎ始めた3分後…いきなり「中盤から縦ポン→タクミ@宮吉拓実抜け出してGKと1対1」というチャンスが訪れました。
これは194センチのスイスGKに止められてしまいましたが、ここから日本は「縦ポン」と「右サイドからの崩し+うさみん@宇佐美貴史のドリブル」を交えて、リズムを作り始めます。
そして前半9分。
ガク@柴崎岳・タクヤ@岡本拓也・ケン@松原健・タツヤ@内田達也と、くるくる後ろで繋いだボールが、ハーフウエーラインでユウキ@堀米勇輝に渡り…最前線でDFの隙間から手を挙げアピールするタクミ@宮吉拓実の元へ、超ロングパス!
するっと3人のDFを置き去りにして、タクミ、シュート!!
ゴール!1-0。
日本、何度もトライした「縦ポン」が、決まりました。

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ひっそりとガッツポーズを繰り返すタクミめがけて、駆け寄る仲間たち。ラストパスを出したユウキ@堀米勇輝も、ケン@松原健にばすばす頭を叩かれちゃって嬉しそう(笑)
こうして電光石火のごとく先制弾をものにした日本代表は、この後もしつこくデカイ相手の裏を狙って、ハーフウエイライン付近からのロングボールをタクミに送り込み続けます。
対するスイスは「すばしっこいちびっ子たち」と、「ボールが自分の頭上を通過していくという攻撃」への対応に戸惑っている模様。でも…実はちょっとずつ、日本DFラインの穴に気がつき始めていました。
体格的にはひと回り違う、とすら感じるスイス代表たちは、日本のように「中盤でボールを奪えたらカウンター」を仕掛けだしたのです。

ところが、次にゴールネットを揺らしたのはU17日本代表の方でした。
前半20分。
右サイド、ケン@松原からユウキ@堀米へ、ユウキがうさみんへ送った浮き玉パスはカットされるものの、さらに奪い返したガク@柴崎、クロス!
タクミがヘッドで飛び込んできます!ゴール!
2-0。
満面の笑みを浮かべたユウマ@廣木雄磨とヨシアキ@高木善朗が駆け寄った時には、すでにクールな表情で水を飲んでいたタクミ@宮吉拓実、まだまだ点取るぜってオーラが出ていたのですが…

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デカイ相手の視界から消えては突然現れる…タクミ@宮吉拓実170センチ!

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うさみん@宇佐美貴史が放った、惜しいシュートの1本でも決まっていれば…


日本は基本的に「2バック」状態。右SBのケン@松原健と左SBのユウマ@廣木雄磨が、恐ろしく高いポジションを取るので、カウンターを喰らいかけたらまずは中盤で止めなければいけないのですが、日本のドイスボランチは「攻撃的」な高体連コンビ。がっつり体を寄せられると、スイス選手からボールを奪い取ることは、難しくなります。
それでも小回りが効いてるU17日本代表たちは、ドリブルで仕掛けるたびにFKをもらえちゃったりして、まだまだ「イケそう」な気持ちでいるけれど、ここまでさんざんあった「直接FK」の1本も沈められないままなら、この後チャンスが減ってしまうかもしれません。

そして前半35分。日本のスローインというところで暑さのあまり、「水を飲め!」と主審が試合を一旦中断させました。
思わぬ給水タイムで流れを変えたくない日本は、再開後からもドリブルと縦ポンで相手ゴールに迫り、対するスイスは中盤をがっちり押さえてカウンターを狙うという目まぐるしい攻守の転換が続いた、前半41分。
スイスGKのパントキックに対して、ジャンプするものの中盤で競り負け、そのままDFのラインの中へボールを送られてしまいます。
左右からついてきた日本の守備をものともせず、そのボールに突っ込んできたセフィロビッチ、シュート!
2-1。前半残り4分というところで、日本は1点を返されてしまいました。


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中へ中へと突っ込んで行きがちだった、日本代表。
ユウキ@堀米勇輝も、後半はサイドに出てくる時間が少なかったかも。


気がついてみれば、あんなに暑かったピッチは一転、雲に覆われ、すっかり薄暗くなってしまっています。
雨雲と共にたれ込めてきた、「前半終了間際、カウンターで喰らった1点」の重み。
頭をぐしゃぐしゃとかきむしりながら、後半のピッチへ入場してきたヨシアキ@高木善朗、そして仲間たちは、前半20分までのリズムを取り戻すことができるでしょうか。

期待は、いきなりその横面を叩かれます。
後半開始早々の1分。DFがペナルティエリア内で振り切られて、ブロックに行ったGKカミタ@嘉味田隼…

初戦ブラジル戦、引き分けに追い付き「勝ち点1」の奪取目前だったロスタイムに、パンチングで弾き返そうとしたブラジルのFKが、その手をかすめて行ってしまった彼に、与えられた大きな第2の舞台。前半、味方のバックパスを足で受け損ない、相手に詰められたり、後半立ち上がり早々にはゴールキックしようとしたところへ突っ込んでこられ、ボールが真上に弾かれる、なんていう場面もあったけれど、笑顔をたたえ続け――多少ひきつっていても――アグレッシブに日本のゴールマウスを守っていたのです。
そんな彼が迎えた、この試合最大のピンチ。
相手を倒して、PK。
ボールは、わずかに左へ動いたカミタ@嘉味田の体、真正面に飛んできました!止める!こぼれる!詰められ、シュート!
バーを叩いて弾かれていくボール…!

せっかく運も味方してピンチを逃れたというのに、相手のリアクションをするばかりな日本のバタバタは、ここからさらに酷くなっていきます。
後半6分、ゴールキックを中盤で受けたスイスは、そのまま日本DFの裏へボールを放り込みました。追ってきたセフィロビッチにタクヤ@岡本が体を入れてもブロックし切れず、シュートを打たれ…ゴール。
2-2。
そしてそのたった2分後、左サイドの裏へ入られた相手にかわされ、グラウンダーのクロスに真正面から、スイス11番シャカ、いきなりシュート!
ゴール…2-3。後半8分、日本は逆転されてしまいます。


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立て続けに浴びてしまった「日本のカウンターをなぞるような」スイスの攻撃。それを止めるための方法を模索する思考力も、体力も、気力も、降り出した雨と共に、彼らから流れ落ちてしまったかのようでした。
焦っているせいなのか中へ中へと行ってしまい、カウンターと共に日本の売りだろう「サイド攻撃」も鳴りを潜めてしまっています。
ブラジル戦で勝ち点は逃したものの、凄まじい体力と集中力で「前へ進むきっかけ」を見つけだしたはずのU17日本代表は、日本ベンチの屋根が吹き飛ぶほどの強風と叩き付ける大雨の中で、自分たちのやるべき事をすっかり見失ってしまいました。

そして後半29分。またしても裏へ放り込まれ、なんとかCKへと逃れたのですが…突風に勢いを得たボールはDFの前に入っていた相手に打たれ、ヨシアキ@高木がマウスの中から弾き出したけれど、詰められて、シュート。
ゴール、2-4。

試合開始20分で2得点したチームは、残り16分にして4失点を喰らっていました。


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つぶされそうになりながらも、チャンスをつくろうとしていたヨシアキ@高木善朗ですが…。

「きれいなサッカーは必要ないです。泥臭く、球際で負けない、気持ちを前面に出したサッカーで勝利をつかみたいと思います。」

試合前、こう意気込みを語っていたキャプテン@内田達也。
でも彼らが最後の最後にすがってしまったのは、「きれいな」パスワーク。
そして自分たちを上回る身長とパワーを相手に、「気持ちについてきてくれない、動けない体」をもてあます日本代表は、自身が叩き込んだ先制弾をなぞるかのようなカウンターを浴び、失点を繰り返してしまったのでした。

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空を覆う暗雲とシンクロするかのように「垂れ込めてしまった」日本代表。それでも最後の最後まで攻めることを諦めなかったのは「部活組」でした。
ロスタイム3分、交代出場のリョウ@宮市亮(中京大中京)が左をドリブルで突破、DFをかわしつつボールを一旦下げます。そこへ飛び込んできたのは、最後までしつこくボールを追い回すのを止めなかった、シュート@小島秀仁(前橋育英)!
ミドルシュート!ゴール!
3-4。

酷暑からスタートした、U17ワールドカップ第2戦は、45分が過ぎ、大雨の中「足が止まった日本」という一番悲しくなる状況に陥っていました。
いきなりリズムを取り戻す、なんていう奇跡も起こりません。
でも、最後ゴールを決めたシュート@小島秀仁は、とてもいい顔つきになっていました。
「最後まであきらめない日本」
全員が体現できなくても、誰かが気持ちを繋ぎ続けている…そこにチームとしての希望があるような気がします。

敗戦の記憶から、がむしゃらに「未来」を掘り起こして!

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この2試合、右サイドを駆け上がり続け、数多のチャンスを演出している4番・松原健。そして14番・小島秀仁は、1か月前の高円宮で見た時よりも「男」らしい顔になっちゃってます!


*****
この試合の後行われた「メキシコ対ブラジル」は、なんと初戦スイスに0-2で敗れたメキシコが、71分にゴールを決めてそのまま1-0で勝利。
Bグループはこれで、スイスが勝ち点6で決勝トーナメント進出決定、ブラジルとメキシコが勝ち点3で並び、日本は勝ち点0の最下位。
グループリーグ最終戦でメキシコに、たくさん点を取って勝てたら、まだ決勝トーナメント進出への可能性はあります。
だって、日本は2試合終わって「総得点5」、これは大会ゴールランキング2位なんですよぅ!…そのかわり失点数「7」は大会ぶっちぎり1位ですが…(泣)ちなみに総得点数1位はスイスの「7」。本当に「激戦」のグループなんだなあ…と思います。


*****
■U-17ワールドカップ ナイジェリア2009 日本代表■メンバーリスト&顔写真はこちら→

FIFA U-17ワールドカップ ナイジェリア2009

■グループB■
10/30(金)19:00 vsメキシコ Teslim Balogun Stadium@ラゴス
※各グループ上位2チーム(計12チーム)と、3位のうち成績上位の4チームがラウンド16に進出。

**おまけ**
FIFA.comに宮吉拓実のインタビューが掲載されています。
日本サッカー協会の記事と同じものですが、何となく「外国人記者」の視線がくすぐったかったので、意訳してみました。

なんかね〜、写真もすっごい気合いが入ってて、こっ恥ずかしいくらいです(笑)

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[Miyayoshi、日本の「静かなる」暗殺者]

バレリーの午後4時。宮吉拓実は全ての「日本文化」を体現しながら、そこにいた。
それは「内気さ、礼儀正しさ、そして効率のよさ」だ。
でも、一歩フィールドへ足を踏み入れれば、すべてを置き去りにできてしまう…スイス戦の前半45分は、彼がそれを見せつけた時間だった。

「でも、自分の2ゴールが決まることより、勝ちたかったです」
彼は3-4という火曜日の敗北の後、FIFA.comに語ってくれた。
「ゴールを決めるのが誰でも、チームとして試合に勝ちたいと思っています。…月並みな言葉ですけど、本当にそう思うんです」
彼は初戦、試合に出ることはできなかった。
「僕は試合に出たいという高い望みを持って、ここに来ました。でも、監督はブラジル戦で僕を使わないと決めた。もちろん、がっかりしたけれど、さらに一生懸命練習しなければと気合いが入りました。
試合前、スイスに対して自分がどんなプレーをすればいいのか、自分はピッチでどんな影響を与えられるのか、そしてチャンスをどうものにするのか、いろいろと考えたんです。それが、僕の2ゴールに結びついたと思います。」

宮吉拓実は、ティエリ・アンリの崇拝者だ。
「日本にまだ決勝トーナメント進出の可能性がある限り、僕はチームのために全てを出し切るつもりです。僕たちの目標はセミ・ファイナル――ベスト4――まで辿り着くこと。2敗してしまったけれど、可能性がある限り諦めてはいません」

[Lost in translation]
「日出ずる国」を旅する西洋人がカルチャーショックを受けるように、宮吉拓実もまたアジアとアフリカの違いに驚いている。
「食事に問題はありません。とてもおいしいです。それにみんなとてもフレンドリーだし。」
彼を驚かせたのはナイジェリア人たちの情熱だ。
「彼らはサッカーに対してとても熱狂的です。踊ったり、歌ったり、試合の間中応援を続けている。メキシコ戦で、彼らが僕たちを応援してくれるようになったらいいなと、本当に願っています。」

グループリーグ突破のために、この京都サンガの選手と彼のチームメイトたちは、一生懸命戦って2005年のチャンピオンであるメキシコを驚かせる結果を出さなければならない。池内監督は初戦のあと「ゴールを決め切れないというのは、このチームだけではなく、日本のサッカー界が抱えている問題です」と認めている。
家族とはメールで連絡を取り合っているという宮吉拓実は、この問題を改善するための理想的なプレイヤーであるように思える。

「ここまで支えてくれてきた人たちのために、チームを救うゴールを決めることができたら、本当にうれしいです。まだ他のクラブとか海外への移籍なんて、夢にも見ていません。でも、この大会で自分が進歩していければ、興味は湧いてくるのかも。」
彼はつねに言葉少なく、でも礼儀正しく答えてくれた。
メキシコ戦、彼はがむしゃらにやるつもりだ。


**日本サッカー協会バージョンの「宮吉拓実インタビュー
posted by ラン☆カン at 05:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | U17&それよりちびっ子な世代たち

2009/10/25

U-17W杯2009☆日本vsブラジル☆おしぃぃぃ(泣)後半ロスタイムの失点…☆

2対3。
2回追いついて、逆転できるかも!というチャンスもさんざん訪れたのに…。

2009年10月24日(現地時間)。ナイジェリアで開幕した「U17ワールドカップ」。
ブラジル、メキシコ、スイスという強豪ひしめくグループBに入った日本代表の初戦は、先月の「仙台カップ」で「U18」日本代表を0-2で破った「U17ブラジル代表」です。

でも「俺たちのU17日本代表」は、終了の寸前まで少なくとも「勝ち点1」を握りしめていた、はずだったのに…
後半ロスタイム、FKから本当に本当にほんとーーーーに、悔しい失点。

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終了のホイッスル直後、薄暗いピッチのあちらこちらで、呆然とそして顔をゆがめ悔しがる選手たち。
GKの嘉味田隼は、主審のイギリス人ハワード・ウェッブさんに慰められていました。

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左SB、今日はイエローをもらっちゃった3番ユウマ@廣木雄磨(東京U18)と、高いラインを保ち続けたCB2番タクヤ@岡本拓也(浦和Y)。

個人能力での突破をメインにして、カウンターを狙ってくるブラジル相手に、「組織力と個人の力」を融合させた「俺たちのU17日本代表」は、互角の戦いっぷりを、存分に魅せつけてくれました。

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ピッチがギラギラしているのは、「人工芝」のせいです。


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FIFA U-17 Worald Cup Nogeria 2009[Match3]
グループB 1回戦
2009年10月24日(土)19:00K.O.@Lagos
U17日本代表 2-3(1-1,1-2)U17ブラジル代表

[得点]
26分:11GUILHERME(ブラジル)
35分:11高木善朗
67分:NEYMAR(ブラジル)
84分:9杉本健勇
90分+4:OG(ブラジル)

 最後FKをほぼ直接決められた日本…GK嘉味田隼がパンチングしたボールが後ろへと逸れていき…記録はオウンゴールとなってしまいました。

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*****

観衆は15254人!!
日本代表ユニを着たサポーターも1ブロック占領していたのですが、なんとなく地元の人のコスプレなような気も…。

それにしても、やたらめったら盛り上がっているスタジアムは、前半45分の間、お前ら息つぎいつしてんだ?ってくらい、チアホーン吹きっぱなし!そして両チームのチャンスや好プレーには、等しく歓声を贈ってくれるという、「ノれる」空気で満たされていました。

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[U17日本代表]スタメン

☆は去年の「ACF U16選手権2008ウズベキスタン大会(アジア選手権)」メンバー
○は1月の「コパ・チーバス2009」メンバー
●は6月の「ブルキナファソ遠征」メンバー
★は8月の「スペイン遠征」メンバー

■GK■
1 嘉味田隼○●★KAMITA Jun 1992.01.17/183/80/神戸Y
■DF■
2 岡本拓也○●★OKAMOTO Takuya 1992.06.18/173/67/浦和Y
3 廣木雄磨☆○●★HIROKI Yuma 1992.07.23/167/63/東京U-18
4 松原 健★MATSUBARA Ken 1993.02.16/177/66/大分U-18
5 内田達也☆○●★UCHIDA Tatsuya 1992.02.08/177/70/G大阪Y(C)
■MF■
7 宇佐美貴史☆○●★USAMI Takashi 1992.05.06/178/68/G大阪
10 柴崎 岳☆○●★SHIBASAKI Gaku 1992.05.28/173/62/青森山田
11 高木善朗☆○●★TAKAGI Yoshiaki 1992.12.09/170/63/ヴェルディY
13 堀米勇輝☆○●★HORIGOME Yuki 1992.12.13/168/62/甲府Y
 →76分:16 小川慶治朗○OGAWA Keijiro 1992.07.14/168/62/神戸Y
14 小島秀仁○●★KOJIMA Shuto 1992.07.30/178/65/前橋育英
■FW■
9 杉本健勇☆○●★SUGIMOTO Kenyu 1992.11.18/187/76/C大阪U-18

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「君が代」斉唱、そして整列写真。どちらにも緊張と気合いが入り交じり、ちょっぴり泣きそうにも見える表情を見せていたケンユウ@杉本健勇が、U-17ワールドカップ初戦の最前線を任されました。
その後ろを縦横無尽に支配する予定なのは、ヨシアキ@高木善朗・うさみん@宇佐美貴史・ユウキ@堀米勇輝。
ドイスボランチはガク@柴崎岳とシュート@小島秀仁の高体連コンビ。
両サイドが積極的に飛び出す4バックの右サイドには、8月のスペイン遠征に召集されてポジションを掴んだケン@松原健、左にはユウマ@廣木雄磨。そしてCBはタツヤ@内田達也@キャプテンとタクヤ@岡本拓也。
ケン@松原健とシュート@小島秀仁は、1年前のアジア最終予選ではメンバー入りしていなかった選手たちです。

対するブラジルは、ほとんどが9月の「仙台カップ」で来日していたメンバー。ただその時はチーム事情で召集できなかった「ヨーロッパのクラブと契約済」という攻撃の要になる3人を、投入してきました。

どちらのチームにも等しく拍手をしてくれる地元の観衆が吹き鳴らす、絶え間ないチアホーンの大合唱で満たされたナイジェリアの薄暗い人工芝スタジアムで、「俺たちのU17日本代表」世界デビュー戦、キックオフです。

お互い軽く様子見から入るかと思った3分後、左サイドでヨシアキ@高木とユウマ@廣木が絡んでボールを繋ぎ、初シュートを放ったのは、10番ガク@柴崎岳。
ところがここからブラジルが徐々に押し込み始め、3分後にはFKからクロスバー直撃のヘディングシュートを打たれてしまいました。

ブラジル攻撃の要、秘密兵器(?)の3人は、ユウマ@廣木が積極的に前へ出て行く、左サイドのその裏を狙っている模様。必死で戻り体を寄せても、何度か振り切られたユウマがとうとうイエローをもらった2分後の前半26分。
いきなり打たれたミドルシュートが、一直線に日本のゴールネットへと突き刺さってしまいます。
0-1。
…ああやっぱりブラジルなのかあ…

ところが「俺たちのU17日本代表」は焦る様子も見せず、先制点を決めてふぅっとペースを落としたブラジルに対し、「きっちり組織で守備」と「個人のひらめきと技術まかせの攻撃」を組み合わせ、一瞬のほころびを一気に切り裂くような反撃を始めたのです。それはリズミカルに、若干の強引さをまき散らしながら…ケンユウ@杉本がトップスピードでペナルティエリア脇へと突っ込み、粘り、ヨシアキ@高木からユウマ@廣木へと渡り、ガク@柴崎が惜しいミドルへと繋げて行きます。

そして失点から9分後の前半35分。
うさみん@宇佐美貴史が中央の深くから右サイドへ「走り込んで来んかーーーい!」とばかりにロングパス。それに追い付いたケン@松原が粘ってキープしたボールは強引にクリアされたけれど、こぼれたところに突っ込んで来たのはヨシアキ@高木!
ボレー!
ゴール!!日本1-1!
迷いなく振り抜かれた足は、日本の初得点をブラジルゴールへと叩き込んでいました。

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ここからお互いボールを動かし、人を走らせるものの、スコアは動かず、キャプテン@内田が「相手の前からの圧力に追い込まれることが多かった」とふり返った前半が終わるのですが、ブラジルはほころびができても「じゃあお互い連携を保って守備しましょう」なんてことをやらないので、意外にパスコースはあるのです。
このまま自分たちのサッカーを続ければ、逆転もできる…そんな期待と共に、チアホーン合唱団の奏でる騒音の中、後半45分がキックオフされました。

17歳以下だろうと、やっかいな事には変わりないブラジルを相手にしても、日本代表から前向きで積極的なエネルギーが出ているのように見えるのは「うさみん@宇佐美貴史が楽しそうにプレーしている」から(爆)!
ガンバのジュニアユースから、飛び級でユースへ昇格して以来3年間「体いっぱいに喜びを表し、笑顔でプレーするうさみん」をいつか見てみたいなんて、無謀な願いを抱いてたのですが…なあんだ、できるんじゃん!
かつてはボールがないと、奪いに行くことはもちろん自分で呼び込むことすらせず、つまんなそうにゲームから消えているので「都市伝説」とまで囁かれた(嘘)天才くん。
ところがトップへ上がり、試合に出られなくなってしまったせいで、自分から動き回る意識に目覚めたのでしょうか…。やってみたらけっこう自分の思うがままに、流れやリズムを作り出せることに気がついたのかも。
ブラジルを相手に、一人かわし二人に囲まれてもさらにボールを失わず、三人目が来たところで味方へパスを出せる…なんて、やっぱりうさみんの真骨頂です。

こうして、断続的にブラジルの個人技と一瞬のスピードでカウンターを喰らいながらも、日本もピッチを縫うようなパスとドリブルで試合を動かしていたはずの後半12分。
右サイドから日本守備陣の裏へ送られたパスめがけて、ネイマールがラインを抜け出します。オフサイド?
セルフジャッジをした日本の足が、一瞬戸惑ったのですが…
ネイマールはそのままGKをかわしシュート!
ゴール!1-2。
主審のジャッジが全て。
自分たちのペースに持ち込もうと、常に「個人技からカウンター」を狙い続けていたブラジルに、再びリードされてしまいました。

「日本の選手は高い技術を持っているのに、試合ではそれを出せない」という海外の評価に対し、選手たちの技術と才能と素直さを信じ「チームとしての決めごとは必要最低限に。あとは自分たちで考えなさい」と、ある意味放任することで答えを出そうとした池谷監督に率いられたU17日本代表たちは、「自分の技術を最大限に生かす組み立て」を常にプレゼンテーションしながらプレーしています。
試合中のツケは、自分たちで「考えて」返すしかありません。

残り6分。
ここまで何度も日本のピンチを招いてきたブラジルのFKを、GKカミタ@嘉味田隼が胸に当てて前にこぼしたところへ、仙台カップでMVPをゲットしたキャプテン@ジェルソンに詰め寄られ、ペナルティエリア内はクリアに次ぐクリア!という大混乱に陥ります。
ブラジル、スローイン。ところが過ぎ去りつつあるピンチに動揺している風でもなく、日本はすぐさまプレスをかけガク@柴崎がボールを奪い取ったのです。
そしてボールは放物線を描きながら、上がったままのブラジルディフェンスの裏へ…
3人の追いすがるDFをぶっちぎりながらボールに追いついたケンユウ@杉本、GKと1対1に!
ゴール!!
日本、2-2!!!
ブラジルのお株を奪う、高速カウンターが決まりました!

祝福しようと、その長身にぶら下がるように駆け寄る仲間たちの中から、キャプテン@内田を見つけ「まかせとけ」みたいな言葉をかけるケンユウ…男前過ぎです。

このままいけば、同点、勝ち点1。
でも流れとしては逆転もできそうな勢いです。

残り2分、ヨシアキ@高木がどフリーでループシュート!GKパンチング!
残り0分、ウエリントン・シウバに個人技でシュートを打たれるーーー!枠外!
直後、ガク@柴崎、シュート!こぼれをうさみん@宇佐美が押し込…めない!惜しすぎるーーー(泣)

そしてロスタイム2分経過。ケン@松原が背後から喰らいついたチェックがファウルをとられ、FKに。
右サイドにボールをセットするのは、ウエリントン…

「17歳以下の選手でパーフェクトな選手など存在しない。どの選手も試合中に何度かミスを犯す。そのミスから学ぶ姿勢を持っていれば、それは次の勝利へと繋がる失敗だと思っている」
試合後、池内監督はそのプレーについて、こうコメントしました。

カミタ@嘉味田のパンチングをかすめていってしまった、「勝ち点1」。

「前半は相手の前からの圧力に追い込まれることが多かったが、後半はうまくそれをかわして攻撃することもできた。結果は伴わなかったが十分に戦える自信はついた。次の試合に向けて気持ちを切り替えていきたい」
ブラジルの突破に対し日本の守備を統率し続けたキャプテン@内田達也は、こう答えています。

ミスはするもの。ミスを怖がるのではなく、ミスによる損失をどう取りかえすのか。
そして仲間はそれを、どうフォローしていけるのか。

3日後のスイス戦で、彼らが出してくれるだろう答えを、楽しみに待ちたいと思います。


*****
[U17ブラジル代表]スタメン

9月の仙台カップ代表メンバー
[1]ALISSON (GK)★
[2]CRYSTIAN★
[3]GERSON (C)★
[4]ROMARIO LEIRIA★
[5]ELIVELTON★
[7]JOAO PEDRO★
[8]WELLINGTON★
[9]ZEZINHO (-81')
 →81分:[16]CASIMIRO
[10]COUTINHO
 →87分:[20]WELLINGTON SILVA
[11]NEYMAR
[14]GUILHERME★

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2-2で迎えた、後半ロスタイム。最後の最後。
FKを蹴ったのは、先月「仙台カップ」の「対U18日本代表」戦で、2枚目レッドを喰らって退場したウェリントン!
GK嘉味田隼の手をかすめて行った決勝ゴールに感極まる彼を、祝福しに駆け寄っている20番は同じく仙台カップメンバーだった、16歳のウェリントン・シウバ。
…ふう(涙目)

*****
■U-17ワールドカップ ナイジェリア2009 日本代表■メンバーリスト&顔写真はこちら→

FIFA U-17ワールドカップ ナイジェリア2009

■グループB■
10/27(火)16:00 vsスイス Teslim Balogun Stadium@ラゴス
10/30(金)19:00 vsメキシコ Teslim Balogun Stadium@ラゴス
※各グループ上位2チーム(計12チーム)と、3位のうち成績上位の4チームがラウンド16に進出。

メキシコ対スイスは、初出場のスイスが0-2でメキシコを破っています。
posted by ラン☆カン at 06:06 | Comment(2) | TrackBack(0) | U17&それよりちびっ子な世代たち

2009/10/23

第20回高円宮◆決勝戦[マリノスv磐田]◆写真レポ「〜blow〜」

「自分達らしいサッカーをし、相手を圧倒したいと思います。」
「決勝でもジュビロのサッカーを見せつけ、必ず日本一になりたいと思います。」
マリノスのキャプテン中田航平。そしてジュビロのキャプテン上村 岬。
試合前、抜けるような青空をバックにした埼玉スタジアムのスクリーンに、2人のメッセージが流れました。

「磐田のサッカーをぜひ、楽しんでください。」
最後にこう付け加えた、上村 岬。
三菱養和を相手に先制したものの追いつかれ、サドンデスのPKに持ち込まれたマリノス。
広島を相手に、先制されたものの終了間際に追いつき、サドンデスのPKに持ち込んだ磐田。
どちらも準決勝では「自分たちらしいサッカー」を出し切ったとは言えない展開でした。
特に磐田が目指しているのは、準々決勝で優勝候補の東京を「ずたずたに粉砕」した、最前線からプレスをかけ続け、畳み掛けるようなショートカウンターを繰り出しまくる、あのサッカーのはず。


高校年代の「真の日本一」を決める「高円宮」は、去年に続き今年も「クラブユース」同士の決勝戦となりました。
確かな技術と、クラブユースとしての矜持。
さらに去年の東京U-18から顕著になってきた「部活動のように熱い、仲間意識」。
かつてヴェルディユースを率いていた柴田峡監督が「クラブユースが高体連に負けることがあってはならない」と言ったように、「プロチームによって選抜され、エリート意識と友情を融合させた」クラブユース選手たちが――三菱養和という「街クラブ」の躍進はあったものの――今年は10年ぶりに「部活組を準決勝のピッチへすら立たせることを拒んだ」大会だったのです。

去年の「浦和対名古屋」は、片方のチームが決勝の舞台を「ユースの大会ではあり得ないほどの圧倒的ホーム」にしてしまったことを差し引いても、「9−1」という一方的な結末を迎えてしまいました。
でも、今年は2日前の試合で「延長戦+PKサドンデス」を戦ったということも合わせて、両チーム互角。拮抗した試合が見られるはず!と、わくわくしていたのですが…


*****
2009 高円宮杯 第20回全日本ユースU-18[決勝【51】]
2009年10月12日(月)13:00K.O.@埼玉スタジアム2002
横浜Fマリノスユース 7-1(3-0,4-1)ジュビロ磐田ユース

[得点]
6分:14小野裕二(横浜)
9分:8関原凌河(横浜)
44分:15高橋健哉(横浜)
56分:14小野裕二(横浜)
67分:20高山皓旦(磐田)
70分:14小野裕二(横浜)
75分:8関原凌河(横浜)
79分:8関原凌河(横浜)
*****

立ち上がりからその兆しは見えていたのかもしれない、大差での決着。
キックオフ直後のシュートが、「一方的な突風」を呼び込みました…。

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[磐田ユーススタメン]
☆はU18日本代表候補
●は静岡ユース@SBSカップ
■GK■
1大杉崇仁●/3 180/73
■DF■
3永井鷹也☆●/3 180/79
4伊村拓浩/3 176/62
13竹田清恭/2 179/72
■MF■
5小川大貴●/3 172/72
10上村 岬●/3 (Cap.)169/66
14鈴木凱士/2 167/62
 →69分:DF2湯本 凌/2 174/68
15清水貴文/2 169/65
 →55分:DF19内田恭兵/2 170/62
20高山皓旦/3 180/70
■FW■
7海田佳祐/3 172/64
9山下純輝/3 173/62

[スタベン]
GK16赤堀洸太/2 181/69
DF2湯本 凌/2 174/68
DF19内田恭兵/2 170/62
MF17森下雄斗/2 168/58
MF18塚田玄徳/2 169/62
MF23和久田章太/2 175/69
FW11柳生要造/2 176/63

準々決勝&準決勝と同じメンバーで挑む磐田。こうしてサックスブルーの胸を張る11人は、トップチームよりも頼もしく見えちゃったりします。

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[マリノスユーススタメン]
■GK■
21鈴木椋大/1 187/71
■DF■
2保田隆介/2 177/64
3岡 直樹/3 177/65
 →74分:DF24星 雄次/2 168/57
4樋川愛輔/3 181/64
6中田航平/3 171/69 (Cap.)
■MF■
11天野 純/3 175/65
 →79分:DF23星 広太/2 168/57
12後藤拓斗/2 175/62
 →82分:FW9榎本大希/3 174/67
14小野裕二/2 169/57
15高橋健哉/2 170/61
26熊谷アンドリュー/1 181/66
■FW■
8関原凌河/3 171/62

[スタベン]
GK16都丸雄司/3 178/71
DF23星 広太/2 168/57
DF24星 雄次/2 168/57
DF30宮本和輝/1 182/69
MF7塩田 光/3 173/56
MF13澁谷元気/2 171/65
FW9榎本大希/3 174/67

マリノスもスタメンに変更なし。体調不良で準決勝に出られず、ユニフォームだけがベンチで揺れていた10番、小野悠斗は結局決勝戦に間に合いませんでした。
ちなみにこの試合もマリノスがホーム扱いなのに、準決勝と同じくアウエーユニ装着です。なんかのジンクス?

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どちらも「まずは前から追っていく守備」がベース。そんなマリノス対ジュビロの決勝戦は、いきなりマリノスの11番・天野純がこぼれてきたボールをゴールマウスめがけぶちかます、という華々しい幕開けになりました。
このシュートは磐田のGK大杉崇仁が弾き出すものの、キックオフ早々気勢を削がれた磐田は、マリノスにペースを握られてしまいます。

そして前半6分。畳み掛ける攻撃の末、直接FKをゲットしたマリノス、左から天野純が入れたボールに14番の小野裕二が飛び込んでヘディングシュート!
ゴール!マリノス1-0!
あっけにとられるほど素早い先制ゴールです。

でもまだゲームは始まったばかり。「あの」磐田が、高い集中力でショートパスサッカーを魅せつけ東京を粉砕した「あの磐田」が、目を覚ましたら。きっとスリリングな展開になるはず…そう信じようとした矢先、磐田はCKのチャンスを得るのですが…
そのこぼれを拾ったのはマリノスの15番・高橋健哉。そこから一気に右サイドへボールを送り、走り込んだ小野裕二が左へとサイドチェンジ、左奥でボールを受けた8番・関原凌河が真ん中へドリブルで切り込んで…シュート!
ゴール!前半9分。マリノス2-0!

右へ左へと揺さぶる、瞬く間のカウンター。磐田に呼吸を整えさせる隙もないまま、奪い取った2点。

自分たちが呼び込んだ、上昇気流の勢いにびっくりしているかのようだったマリノスの選手たちは、徐々にその追い風を身にまとい、ボールを縦横無尽に散らし始めました。
最終ラインでキャプテンの中田航平がボールを持てば、サイドラインから「こーへい!こーへい!」とロングボールを要求する声がかかり、ボランチの熊谷アンドリューからも、えげつないサイドチェンジロングパスが磐田の裏を狙って放り込まれます。

それでも前半12分を過ぎたところで、磐田がやっと風をつかみました。
左サイドから小気味よくつながったショートパス。外から中へ連動し合ってゴール前へと迫っていく2トップとボランチ。これがシュートで終われれば…!
でも、これは、本当に「一瞬の煌めき」だったのです。
この磐田らしい攻撃が「微風」に終わってしまった選手たちは、何かずっしりと重いものを抱え込んだように、その運動量を落としてしまいます。

7番・海田佳祐と9番・山下純輝の3年生2トップが最前線からぐいぐいとプレスしていく守備も、見どころの一つだったはずの磐田。
彼らのボール奪取を信じて両サイドが走り込み、さらに裏で1列目2列目がパスを受ける…こんな空気を巻き込むような攻撃が準々決勝でははまりまくっていたのに、東京をさんざん翻弄した右SH15番・清水貴文が、この決勝ではさっぱり上がってきません。

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一方マリノスの15番・高橋健哉は、準決勝のようなドリブルテクニック――そこで必要?みたいなシザースとか、くるくる回ってみたりとか――は封印しているものの、今日は細かいパスのつなぎが冴えています。
そして磐田が自分たちを見失ったまま…ボールすら奪えないまま…前半を終わろうとしていた44分、先制点ゲットの14番・小野裕二が頭で競り落としたボールを高橋健哉が拾って…シュート!
ゴール!マリノス3-0。

…マリノスの勢いに煽られたままなす術無く、3発ものボディブローを叩き込まれた前半が終了し、引き上げてくる磐田の選手たちの顔は、一様にとまどった表情を浮かべています。

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残り45分に向け、緩やかに秋の空気が流れるピッチに、思いを交しながら現れた選手たち。
磐田はCBの伊村拓浩が、長身のボランチ高山皓旦に身ぶり手ぶりでアピールしながら、片やマリノスはボランチの熊谷アンドリューが、ほとんど2トップの1枚になっている小野裕二と、肩を寄せながら出てきました。

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どちらもメンバー交代はなし。
動きの重くなってしまったチームに、決して下を向かなかったキャプテン@上村岬が、自らの想いを仲間に伝える「この大会最後の円陣」。
トラップ、ドリブル、ボールコントロール…細かい技術は、圧倒的に磐田の方が上です。信じる通りに体が動きさえすれば、チャンスはいくらでも生まれるはず。

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やりたかったことが全て、「このピッチ」で爆発するかのように花開いたマリノス。
笑顔も見えるキャプテンの言葉に、もう一度集中を高めるかのようです。

そして、45分後に待ち構える「真の王子という称号」に向け、動き出すボール…
2チームの状況は前半と、まったく変わっていないようでした。

これまでの45分間、2トップ状態になっていた8番・関原凌河と14番・小野裕二から始まる、磐田への激しいプレス。後半までもつのかなと思わされたその走りっぷりは、そのまま高い集中力を保っています。
そう、ボールが納まれば高い技術力を駆使して相手をかわすことも、2人の間を抜け出していくこともできるはずの磐田に対し、1人がかわされるのなら2人で囲み、2人が抜かれるのなら3人目が寄せるというマリノスの守備は、一貫して全員が全ての場面で数的優位をつくり出し続けているのです。

後半9分。
マリノスは磐田の「脳細胞のみぞおち」に、重たい一発を叩き込みます。
GK大杉崇仁が弾いたボールを拾った8番・関原凌河がドリブルで持ち込み、クロス。
ヘディングを決めたのは、先制点をあげた14番・小野裕二!
マリノス4-0。

さすがの磐田キャプテン@上村岬も、うなだれた瞬間でした。

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でも、上村岬はすぐさま顔をあげ、仲間を鼓舞し始めます。
PKサドンデスまでもつれた準決勝では、後半終了間際に同点弾をものにしたチーム。最後まで気持ちを切らさなければ…

そして後半22分。上村岬のCKが相手に弾かれた、そのこぼれに反応した20番・高山皓旦が切り返してシュート!
ゴール!4-1。
磐田、もしかしたら一方的な流れに風穴を開けられた?

見ると、準決勝で終了間際に同点弾を叩き込んだDF3番・永井鷹也が、トップに上がったままです。そこからさらに両SHを2人のDFと入れ替え「決して勝負をあきらめていない」と選手自身にも、観客にも、信じ込ませようとした磐田だったのですが…

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代償は高くつきました。
1点返した3分後、そしてその5分後、さらに4分後。
12分間で3失点。
7-1。

勝負を決するリードを奪ってからも走って走って、守備と攻撃に足を止めることのなかったマリノスユース。とうとう残り10分弱というところで、12番・後藤拓斗が両足を攣らせてしまいました。
介抱に4人も仲間が集まってくるところに、「7-1」の余裕がうかがえます。
まあすでに2年生の「星ツインズ☆雄次&広太」をそろい踏みさせる演出もしちゃってるんですが…

この後、後藤拓斗は担架に乗せられ無念の交代…たぶん「優勝の瞬間」ピッチに立っていたかったんだろうな…泣き出さんばかりに悔しがっていました。

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「決定機に外すのがうちの特徴」と松橋力蔵@新監督が自嘲していたように、今年は守備陣が頑張っても前が点を取れないという、歯がゆい試合の続いていたマリノス。
この決勝でも、攻撃陣に上昇気流を送り込んだのは、磐田の2トップを封じ込め、その体躯で周りを圧倒できたはずの3番・永井鷹也の攻撃参加を無効にし、中盤のスペースにぽっかりと口を開けさせ、最後列から攻撃をコントロールし続けた、キャプテン@中田航平を中心とする守備陣でした。

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「ここまで大勝するとは、点差が開くとは思いませんでしたが、彼らの特徴でもある、調子がいいときの得点力が今日は出ました」
試合後、松橋監督がこう言うくらい、一方的だった「真の王子を決める最後の戦い」。
3分のロスタイムが気の毒にすら思えた試合は、そんなに多くありません…

試合終了。

持てる力をさらなる追い風に乗せて、自分たちの「できる限り」全てをゴールへと叩き込んだ横浜Fマリノスユース、高円宮杯初優勝です!

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ヒーローインタビュー、まずは7得点全部に絡んだ14番・小野裕二、2年生…を、なぜかからかいまくるチームメイト(笑)

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お立ち台2人目は、3年生の8番・関原凌河。この試合ダブルでハットトリックを決めた関原凌河と小野裕二は、あと1点で惜しくも「大会得点王子」を逃してしまいました。

「トップでプレーするのが夢なので、大学で結果を出したい。」
毎年、複数の選手たちをトップチームへと送り込んできたマリノスユースですが、今年は昇格見送り。それでも試合前のピッチに姿を見せていた木村浩吉マリノス監督に、みんなの「上昇思考」は届いたんじゃないかと思います。

インタビューをからかいつつ、喜びに沸き上がるベンチ前には、14番・小野裕二のお兄さん、体調不良でベンチ入りも叶わなかった10番・小野悠斗の姿もありました。

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決勝の地に立つことができた2チームの中から、表彰台へと無念の先陣を切らなければならない、敗者側のキャプテン。
ジュビロ磐田ユースの上村岬キャプテンは、それでもプライドに賭けて表情を崩しません。
彼のキャプテンシーがあったからこそ、失点を重ねてもチームは最後まで「自分を諦める」ことをしませんでした。

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…メインスタンドに座ってしまったことを、毎年後悔する瞬間…
悲し気に鼻をすする音が屋根の内側で反響しまくり、うっかりこちらの涙腺までも反応しそうになります。
涙の意味を、この瞬間の「思い」を、「7つの痛み」と共にを自分に叩きこんでおいて下さい。それは印象的であればあるほど、いつか、自分を動かすエネルギーにできるはず!


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そして、ピッチに降りていった敗者たちに見守られ、「2009年の高校年代日本一」真の王子様たちの戴冠式が始まります。

日本でたった一人にしか与えられない「高校年代日本一のキャプテン」の座。
今年は横浜Fマリノスユース・中田航平が、その証として「高円宮杯」を授与されました!

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2009年の「真の王子」たち。おめでとうーーーー!
ちなみに11番・天野純が掲げてるのは「網焼き器」じゃありませんーーー!!
副賞として「SBCカップ@ドイツ(たぶん来年4月くらい)」への出場権もゲットです☆



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午後3時半。大きく傾いた成りかけの夕陽が、メインスタンド屋根下の隙間から、スポットライトのようにベンチ前ピッチだけを照らします。
毎年この場所で、「準優勝チーム」という名の敗者と、「日本一」という名の勝者が、よりいっそうのコントラストを描くのです。

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何度も何度も、尽きることない笑顔でポーズを決める「王子」たち。
敗れていった高校生たちが、渇望したその場所でこうして勝鬨をあげていられるのも、あと数分。

この「高円宮杯」が終わってしまうと、3年生たちにとって残された時間は、あとほんのわずかになる…晴れがましい瞬間なのに、毎年この光景を見るとちょっぴり寂しい気持が襲ってきます。

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涙が止まらない2年生のDF竹田清恭の頭を、ひじを目一杯伸ばし撫でているのはキャプテン@上村岬。3年生。
クラブユースの3年生たちは、すでに始まっている「Jユースカップ=サンスター・トニックカップ」での敗退が決まれば、そこで引退です。

同じく3年生の20番・高山皓旦は「ここまで来られたのはチームとして大きかった。優勝できなかったのはつらいけど、ここまで頑張った証しだし、将来にも生きてくると思うから、そこは堂々と。準優勝でも素晴らしい成績なので前向きに考えたい」と、試合後語っています。

大喜びすることも、大泣きをすることも、この場所に至るまでに戦ってきた全ての対戦相手に対して、そしてチームメイトに対して、敬意を払うからこそ生まれてくる感情表現なのだと…自分の中で「結果」を消化することができれば、そう思える時がくるはず。
その過程は誰もが経験できることではありません。無駄にせず、その笑顔を涙を今は、ただ噛み締められたらいいな。

ということで。

ゴール裏で声援を送り続けてくれたサポーターたちと、ひとしきり大騒ぎをし、名残惜し気に引き上げていくマリノスの選手たちが、とんでもない「獲物」を見つけてしまいました。
それは取材後、まだピッチに残っていたテレビ朝日の前田有紀アナウンサー!

2,3人が連れ立っておずおずと一緒に写真に納まることに成功していたのですが、大トリで登場した中田航平がいきなり「キャプテンの強権発動」!!!

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「ずりぃーーーー!!!!」「タラシ!タラシ!!」
仲間からの大ブーイングに、ツーショットでがっちりと前田アナウンサーの手を握ったままの中田キャプテン、
「優勝したから、いいんだよ!!!!!」
すみません、理由と結論に関連性がありませんが…(爆)

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えーっと、とにかく、よかったよかった(笑)いろいろとおめでとうございます、キャプテン!

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それぞれのゴール裏に、同じくらい熱い愛情を持ったサポーターが、同じくらいの人数で集まり、声援をおくり、歌い、コールし続けた両チーム。
選手たちの「過去」「現在」「未来」にまたがる応援をし続けられることは、本当に幸せなことなんじゃないかと思います。

そして、そんな愛情を受け続ける選手たちもまた、こうして自分が幸せを与えられる存在であったことを、自覚していくんだろうな。

勝っても、負けても。自らのエネルギーで起こした風に巻かれ、巻き込み、一瞬でも他者とつながった経験は、決して無駄にならないはず。

「2009 高円宮杯 第20回全日本ユースU-18」は、1か月以上に及ぶ激闘の末、マリノスユースへのコールと共に、幕を閉じることになりました。

最後にもう一度。

横浜Fマリノスユースのみなさん!「真の日本一」おめでとうございます!!

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2009/10/22

U18日本代表☆アジア1次予選メンバー発表!☆U20W杯、そして五輪のために。

当初の予定より1週間遅れ…11月7日からインドネシアで「2011年U20ワールドカップ」へ、そしてもしかすると「2012年ロンドン五輪」へと直結してしまう「アジア1次予選」が始まります。

半月ほど前には「U15」たちによる「2011年のU17ワールドカップ」に向けたアジア1次予選が幕を開け、U15日本代表たちは4勝0敗&無失点で、来年のアジア最終予選へとその階段を上がったのですが、順当に勝ち上がってくるだろうと思っていた国の一つU15韓国代表が、1勝3分1敗でまさかの「アジア1次予選敗退」。
本当にアジアの舞台での驕りや油断は禁物…違う年代の大会といえ、応援する方も改めて心が引き締まっちゃいます。

ちょうど1年前。2008年のU19日本代表はサウジアラビアの地でアジア最終予選に敗れ、今年エジプトで行われたU20ワールドカップへの出場を逃してしまいました。
あれから1年。
後輩として彼らの失敗を、その苦悩を、肌で感じただろう「次の」アンダー世代日本代表たちが、いよいよアジアの舞台へ飛び出します。
来年の「U20ワールドカップアジア最終予選」と「ロンドン五輪出場への第一歩」を、その足で踏みしめるために選ばれた「俺たちのU18日本代表」、発表です!

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U-18日本代表チームメンバー
(AFC U-19選手権大会2010 予選ラウンド グループF)

2月のトレーニングキャンプ参加(2/24〜27)
3月のトレーニングキャンプ参加(3/15〜19)
4月のUAE遠征参加(4/3〜14)
5月のトレーニングキャンプ参加(5/24〜28)
○6月のトレーニングキャンプ参加(6/15〜18@滋賀)(6/22〜25@茨城
7月のトレーニングキャンプ参加(7/6〜9@J-STEP)
8月のSBS国際ユース出場
9月の仙台カップ出場

9月の最終候補合宿メンバー

■GK■
21川浪吾郎▲□●△★KAWANAMI Goro 1991.04.30/192/82/柏U-18
30荻野賢次郎○◆☆OGINO Kenjiro 1991.09.14/187/76/京都府立峰山
1中村 隼○◆☆NAKAMURA Hayato 1991.11.18/183/77/浦和Y
■DF■
2田中優毅▲□●△○◆☆★TANAKA Masaki 1991.03.27/172/66/日体大/四中工
12古林将太●△○◆☆★KOBAYASHI Shota 1991.05.11/173/63/湘南Y※二種登録&トップ昇格内定
15阿部 巧□●△○◆☆ABE Takumi 1991.05.26/165/62/東京U-18※トップ昇格内定
14平出 涼☆HIRAIDE Ryo 1991.07.18/176/72/東京U-18※9/29トップ昇格内定
13扇原貴宏▲□●△○◆☆OHGIHARA Takahiro 1991.10.05/181/65/C大阪U-18
29岩田修平◆IWATA Shuhei 1991.10.14/174/65/名古屋U-18
3高橋祥平○★TAKAHASHI Shohei 1991.10.27/180/74/ヴェルディ/ヴェルディY
28寺岡真弘▲△TERAOKA Masahiro 1991.11.13/179/70/神戸Y
■MF■
10六平光成▲□●○◆☆★MUSAKA Mitsunari 1991.01.16/174/64/中央大/前橋育英
5酒井高徳△○◆SAKAI Gotoku 1991.03.14/175/74/新潟/新潟Y
16大崎淳矢▲□◆☆OSAKI Junya 1991.04.02/170/63/広島Y※トップ二種登録
6菊池大介▲△○◆☆★KIKUCHI Daisuke 1991.04.12/170/64/湘南/湘南Y
25山崎直之☆YAMAZAKI Naoyuki 1991.05.05/178/61/東京U-18
19加藤 大▲□●△○◆KATO Masaru 1991.05.07/173/62/三菱養和※新潟入団内定
20古田寛幸□△◆☆FURUTA Hiroyuki 1991.05.23/172/62/札幌ユースU-18※トップ二種登録
17茨田陽生▲□●△○◆☆★BARADA Akimi 1991.05.30/171/58/柏U-18 ※トップ二種登録
■FW■
11 住田貴彦▲□○◆☆★SUMIDA Takahiko 1991.03.12/178/70/大分/境
9 重松健太郎◆☆SHIGEMATSU Kentaro 1991.04.15/173/68/東京U-18※トップ昇格内定
23永井 龍▲□△○☆NAGAI Ryo 1991.05.23/177/66/C大阪U-18
22高木俊幸▲★TAKAGI Toshiyuki 1991.05.25/170/60/ヴェルディY※トップ二種登録

監督:布啓一郎【JFA ナショナルコーチングスタッフ】
コーチ:牧内辰也【JFA ナショナルコーチングスタッフ】
GKコーチ:川俣則幸【JFA ナショナルコーチングスタッフ】
※U-18日本代表チーム:FIFA U20ワールドカップ2011出場を目標としたチーム。

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GKは4人の候補で争っていたのですが、6月の候補合宿から参加して8月のSBSで強烈なインパクトを残したハヤト@中村隼が、「1」の座をもぎ取りました。背は一番小さいけれど、その指示出しとPK戦での勝負強さ、さらに最後方からのゲームメイクは抜きん出ています。

DF陣では、仙台カップで左SBを務めていた静学の加藤大介が惜しくも漏れてしまいましたが、2月3月からコンスタントに選ばれている選手たちはそのまま名を連ねました。
新戦力は、SBSで初招集され東京のトップ昇格が決まった平出涼と、7月の候補合宿から大抜擢の名古屋U-18キャプテン岩田修平、そして同じく候補合宿に2回参加の神戸ユース・寺岡真弘。
岩田くんはそのキャプテンシーに、179センチの寺岡くんには「DFの平均身長底上げ要員」としての身体能力に、期待しちゃいます!

そして新潟で今季リーグ16試合・ナビスコ4試合に出場しているごーとく@酒井高徳は、DFではなくMF登録での選出…うう、貸し出してくれてよかった。
その他の顔ぶれはSBSと仙台で連携を深めたメンバーで一安心、なのですが…ラン☆カン的には、福岡大のコーキ@清武功暉が選ばれなかったことがちょっと残念。最終候補合宿を「怪我で不参加」となってしまったコーキ@清武、その後も「体調不良」らしく天皇杯2回戦はもちろん九州大学リーグのベンチにも入っていません。
SBSと仙台において(ラン☆カンの独断で)結成されたムサカ@六平光成・マサキ@田中優毅そしてコーキ@清武功暉の「大学生トリオ」。なんとしても残りの大学生のふんばりで、アジア1次予選は突破してもらわなくちゃ!トリオ復活に向けてーー!←そこーー?

FWは、SBSと仙台でそれぞれの「結論」を出してみせた4人が順当に選ばれています。
天皇杯2回戦で社会人相手にゴールを決めた佐賀東の赤崎秀平、そして182センチというフィールドプレイヤー中最高峰を誇る長身が魅力だった大津の松本大輝は、残念ながら選ばれなかったけれど、高校選手権予選で大暴れしてアピールを続けてほしいな。

最終候補合宿が終わりこのメンバー発表を待つ間、湘南ユースのショータ@古林将太が天皇杯で、ヴェルディユースのトシユキ@高木俊幸がそれぞれトップデビュー。柏のバラ@茨田陽生は初のベンチ入りを果たしてします。
ユースでの大会、大学リーグでのプレー、プロとしてのプライド…様々な経験値を持ち寄り、アジアの舞台へと踏み出していく彼ら。

初戦はチャイニーズ・タイペイ。そして大会5試合目となる最終戦の相手はオーストラリア。

1次予選突破、さらにその先の最終予選へと、自分自身を未来へつないでいくためにどうしても必要なのは、同じ高みを仰ぎ見る「仲間」そして彼らと共に作り上げる「チーム」。
仲間の経験値を共有し共鳴できるほどに、信じ合えるチームになれたらいいな、と思います。
まずは自分を信じて。
がんばれ!!

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[スケジュール]@Harupat Stadium(インドネシア)
11月7日(土)18:00 対 チャイニーズ・タイペイ
11月9日(月)15:00 対 インドネシア
11月12日(木)21:00 対 香港
11月14日(土)15:00 対 シンガポール
11月17日(火)15:00 対 オーストラリア
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AFC U-19選手権2010予選グループ分け
◇東アジアゾーン
グループE:韓国、タイ*、ラオス、ベトナム、マカオ、バングラデシュ
グループF:オーストラリア、日本、インドネシア*、シンガポール、チャイニーズタイペイ、香港
グループG:中国*、朝鮮民主主義人民共和国、ミャンマー、グアム、フィリピン
*=グループホスト

※各グループの上位2チームおよび、各グループ3位チームの中で最も成績がよいチーム(東西各1チーム)の計16チームが、来年2010年に開催される「AFC U-19選手権2010(開催地未定)」に出場します。


****U18日本代表*写真レポシリーズ!****
笑顔がいっぱいだった「2009年SBSカップ国際ユースサッカー大会」☆
第1日「静岡ユースに6-1!」
第2日「メキシコ代表と1-1のちPK戦」

プライドが迷走しちゃった「2009仙台カップ国際ユースサッカー」★
大会2日目「完敗。対U17ブラジル代表」
大会最終日「惨敗。対U17韓国代表」

2009/10/12

第20回高円宮◆決勝戦。◆叩き込まれるゴールと記憶

7-1。
去年の浦和ユース対名古屋U18の9-1という、びっくりな数字に迫るスコア。

10月12日、「真の高校年代日本一」というタイトルをつかみ取るための「最後の戦い」に挑んだ「横浜Fマリノスユース」と「ジュビロ磐田ユース」。
準決勝を「延長戦+サドンデスのPK戦」の末、勝ち上がってきた両チームでしたが、この最後の最後の舞台で、「今の自分たちにできること全て」をめいっぱい表現しきったのは、マリノスユースでした。

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3月末の「マリノスカップ」で、全員が前へ前へと恐れずに仕掛け、青森山田を6-1で粉砕し優勝したあの時のワクワク度とは裏腹に、関東王子3位、クラセンはベスト8でフィニッシュと、ちょっと足踏み状態が続いていたマリノス。

でもその「足踏みを無駄にしない」努力と柔軟さが、彼らの頭上に「真の王子」の冠を捧げたんじゃないかな、と思います。

横浜Fマリノスユース。高校年代「真の日本一」おめでとうございます!!


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毎年最後まで書ききれず挫折してしまう、高円宮の写真レポ…
今年こそ、きっちりやり遂げてみたいなあ…(自戒)
今さらだけど。
大会終わっちゃったけど。

見たものリスト☆
◆1次ラウンド1回戦「米子北vs静岡学園」「東京U18vs浦和ユース」
◆1次ラウンド3回戦「三菱養和vs広島ユース」「静岡学園vs東京U18」
◆ラウンド16「三菱養和vs前橋育英」「千葉U18vs米子北」
◆準々決勝「東京U18vs磐田ユース」「藤枝明誠vs広島ユース」
◆準決勝「マリノスユースvs三菱養和」「広島ユースvs磐田ユース」
◆決勝戦「マリノスユースvs磐田ユース」→写真レポ☆

2009/10/11

第20回高円宮◆明日はとうとう決勝戦◆真の王子へ到る道すがら

90分+20分、そしてサドンデスのPK戦。

3か月に渡るプリンスリーグを勝ち抜き、高円宮グループリーグを勝ち上がり、R16、準々決勝と1か月間、南は藤枝から北は石巻へと移動を重ね、「真の高校年代日本一」の座を目指し戦い続けた道のりの末にたどり着いた「国立競技場」という、準決勝の舞台。

10月10日、1964年の「東京オリンピック開会式」、まさにその日その場所で行われた、高円宮準決勝2試合「マリノスユースvs三菱養和」「広島ユースvs磐田ユース」は、凄まじい集中力に支配され、それぞれがフルタイムを戦う死闘になりました。

PK戦までもつれたということは、FIFAの規定ならば記録上は「引き分け」。

091010yowa-marinos.jpg

第一試合「マリノス対三菱養和」延長戦終了のホイッスルがピッチに響いた瞬間、倒れ込んだ選手たちが、それぞれにかわした握手。

今年も真の「王子」へ到る道のりには、彼らの様々な時間と気持ちが刻まれました。

明日の決勝戦は、マリノスユース対磐田ユース。
埼玉スタジアムで午後1時キックオフです。

2009/10/07

U-17W杯☆ナイジェリア2009☆U17日本代表メンバー発表☆

「日本は、試合終了の瞬間まで決して諦めません。」

今年の1月。メキシコで行われた「コパ・チーバス2009」の初戦、U17ブラジル代表を相手に0-2のビハインドから、終了間際の4分間で2得点を叩き込み「引き分け」に持ち込んだうさみん@宇佐美貴史が、試合後現地のメディアへと発信した、決意。

その後、数々のキャンプや大会を経て乗り込んだ8月の「スペイン遠征」では、出だしでつまづいちゃったけれど、最後は無失点で2連勝、トータル3勝2敗1分という数字以上の「何か」を手に入れたはずのU17日本代表たち。

10月24日、土曜日。いよいよ「本番」です。


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2009U17_japan.jpg

■U-17ワールドカップ ナイジェリア2009 日本代表■

☆は去年の「ACF U16選手権2008ウズベキスタン大会(アジア選手権)」メンバー
○は1月の「コパ・チーバス2009」メンバー
●は6月の「ブルキナファソ遠征」メンバー
★は8月の「スペイン遠征」メンバー
■GK■
1 嘉味田隼○●★KAMITA Jun 1992.01.17/183/80/神戸Y
21 松澤香輝☆○MATSUZAWA Koki 1992.04.03/182/75/流経大柏
18 渡辺泰広●★WATANABE Yasuhiro 1992.10.04/180/70/新潟Y
■DF■
12 中島龍基☆●NAKAJIMA Ryuki 1992.01.12/170/58/青森山田
5 内田達也☆○●★UCHIDA Tatsuya 1992.02.08/177/70/G大阪Y※10/12トップ昇格仮契約
2 岡本拓也○●★OKAMOTO Takuya 1992.06.18/173/67/浦和Y
3 廣木雄磨☆○●★HIROKI Yuma 1992.07.23/167/63/東京U-18
15 夛田凌輔○●★TADA Ryosuke 1992.08.07/167/62/C大阪U-18
6 高野光司☆●★TAKANO Koji 1992.12.23/173/60/ヴェルディY
4 松原 健★MATSUBARA Ken 1993.02.16/177/66/大分U-18
■MF■
17 神田圭介☆○KANDA Keisuke 1992.01.29/163/57/鹿島Y
10 柴崎 岳☆○●★SHIBASAKI Gaku 1992.05.28/173/62/青森山田
16 小川慶治朗○OGAWA Keijiro 1992.07.14/168/62/神戸Y
14 小島秀仁○●★KOJIMA Shuto 1992.07.30/178/65/前橋育英
11 高木善朗☆○●★TAKAGI Yoshiaki 1992.12.09/170/63/ヴェルディY
13 堀米勇輝☆○●★HORIGOME Yuki 1992.12.13/168/62/甲府Y
19 幸野志有人☆●★KOHNO Shuto 1993.05.04/174/58/JFAアカデミー福島
■FW■
7 宇佐美貴史☆○●★USAMI Takashi 1992.05.06/178/68/G大阪
8 宮吉拓実☆○●★MIYAYOSHI Takumi 1992.08.07/170/63/京都
9 杉本健勇☆○●★SUGIMOTO Kenyu 1992.11.18/187/76/C大阪U-18
20 宮市 亮☆●★MIYAICHI Ryo 1992.12.14/180/66/中京大中京

■監督■池内 豊【JFAナショナルコーチングスタッフ】
■コーチ■山橋貴史【JFAナショナルコーチングスタッフ】
■GKコーチ■柳楽雅幸【JFAナショナルコーチングスタッフ】

*****
去年の最終予選からは、ちょっぴりメンバーが入れ替わりましたが、今年8月のスペイン遠征メンバーとほとんど変わっていません。
ちなみにFIFA的キープレイヤーは、うさみん@宇佐美貴史、ガク@柴崎岳、そしてアジア最終予選で3得点しているDFの内田達也。

相変わらず背の高い選手が少ないけれど、このチームには187センチ、 GKよりデカくFWとDFの両方をこなす「超お得な」ケンユウ@杉本健勇がいます!
去年の「アジア最終予選」でケンユウの役割はFWだけでしたが、FIFA公式ではそんな日本のちびっ子DFラインを「Young Samurai Blue's solid defence=ヤング・サムライブルーの堅牢な守備は、アジア最終予選で3失点しかしていない」とお勧めしてくれました!
…本当はさらに2点を失った「イエメン相手に1-2で敗北」という試合があったのですが、なんと試合の翌日「イエメン選手の年齢詐称」が発覚して「日本戦の勝利没収。3-0で日本の勝ちとする」という驚愕の結末に…(汗)アジア、凄すぎる(涙)

そんな背がちっちゃいという守備陣の不利を補ってなお余りあるのが、とにかく点を取りまくってくれる2人の「プロ選手」うさみん@宇佐美貴史&タクミ@宮吉拓実。
FIFA公式に「U17におけるかつてのスター」として紹介された中田英寿(1993)、稲本潤一(1995)、小野伸二(1995)、高原直泰(1995)、小笠原満男(1995)、矢野貴章(2001)の中で、当時「プロ」だった選手はいなかったことを思うと、日本もじわりじわりと進化してるのかなと、改めてドキドキします。

初戦は、コパ・チーバス2009で2-2の引き分けに持ち込んだ、U17ブラジル代表。
そう、先月「仙台カップ」で「U18」日本代表を2-0で打ち砕き、U18フランス代表とU17韓国代表も破って優勝した、あのチームです。

FIFAが挙げるキープレイヤーは、GKのLuis Guilherme、そして大会MVPをゲットしたDF・Gerson@キャプテン、さらにFWのWellingtonっていうのは、U18日本代表戦でイエロー2枚喰らって退場していたあのチリチリ頭くんでしょうか…
個人技に走りすぎず、堅実な守備と個人能力の高さで確実にゴール前へ迫ってくるブラジル。
いきなりですが、初っぱなから血湧き肉踊る相手、です。

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FIFA U-17ワールドカップ ナイジェリア2009グループステージスケジュール

■グループB■
10/24(土)19:00 vsブラジル Teslim Balogun Stadium@ラゴス
10/27(火)16:00 vsスイス Teslim Balogun Stadium@ラゴス
10/30(金)19:00 vsメキシコ Teslim Balogun Stadium@ラゴス

※各グループ上位2チーム(計12チーム)と、3位のうち成績上位の4チームがラウンド16に進出。

その他の参加国とノックアウトステージの日程はこちら→
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去年ウズベキスタンで行われたアジア最終予選…U16アジア選手権が、参加した他の国々の違反による失格続出で大混乱に陥った中、歯を食いしばり冷静にワールドカップへの出場権をもぎ取った彼らU17日本代表たちは、その後1年の間、離散と集合を繰り返し、失敗から学び成功を糧に、「この決意」をさらに細胞の一つ一つにしみ込ませるための「能力」を、得たはずです。

この決意…
「日本は、試合終了の瞬間まで決して諦めません。」

信じています。
posted by ラン☆カン at 01:36 | Comment(2) | TrackBack(0) | U17&それよりちびっ子な世代たち
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