ランラン☆カンカンのアンダーカバー大作戦

2008/09/05

また7番か!★U19日本代表★SBSカップ[第1日]レポ

1年と8ヶ月の間で招集された人数、130人――。※ラン☆カンの手元集計
反町ジャパンは2年間で80人以上を試したけど、それを軽く凌駕するのは「2009年U20ワールドカップ・エジプト大会出場を目指す、牧内ジャパン」です。

別に牧内監督が全国行脚したわけでも、ダイヤモンド発掘が趣味なわけでもなく、声をかけるそばから「怪我で…」「体調不良で…」「チーム事情で…」と雪崩のごとく選手たちが脱落。
おしりもこの代表チームが活動をスタートさせた時には、「U20ワールドカップ」「U17ワールドカップ」そして「北京五輪」と3つのカテゴリーがシビアな戦いをしている最中。はた目でメンバー表をチェックしていても気の毒になるくらいの「立ち上げる前からチーム崩壊」状態でした(泣)

そして去年8月のSBSカップ。U18日本代表・静岡選抜・U18アメリカ代表・U18ウクライナ代表の4チームで争われたこの大会で、牧内ジャパンは4戦全敗!ぶっちぎりの最下位となり「なんでこの大会で優勝した静岡選抜が日本の代表じゃないの?」とウクライナの監督に呆れられる…という有様だったのです。

翌月の仙台カップでもブラジル・フランス・そしてU18東北選抜に「毎年恒例の」敗北を喫し、勝ち点0の最下位。
2ヶ月後の11月にはU20ワールドカップ出場をかけた、アジア1次予選が始まってしまうという時期だったのに…

でも寸前になって、待ちわびた「U17日本代表」たちがワールドカップを終えて合流。香川くんやむう@金崎、山崎亮平(八千代→磐田)といった早生まれ組(1学年上)も加わり、再構築されたチームはチャイニーズタイペイ・モルジブ・ミャンマー・ラオス・タイを下し「全勝で1次予選を突破」したのでした。

その2ヶ月後2008年1月のカタール国際では、エジプト・ドイツ・中国などに競り勝ち、決勝でポーランドを6-1で圧倒してみごと優勝してしまいます。
山崎亮平はMVPと得点王を、そしてフェアプレー賞には日本が…というまさに有頂天!このまま10月31日から始まる「アジア最終予選」まで順調にいくかなっと思ったところで迎えた、今回の「SBSカップ2008国際ユースサッカー」。

ところがまたしても「集まって〜」と言う前からケガ人続出。所属クラブから貸し出しを断られたんじゃないかと思われる中心選手もいるし、ちょっと雲行きが怪しい感じになってきました…

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8月23日(土)愛鷹多目的競技場@沼津。15時キックオフの第一試合はU19日本代表対U19オーストラリア代表。

日本のスタメンは****
1.GK権田修一(東京)@ごんちゃん=圧倒的な大音量と存在感を誇る1学年上のキャプテン
2.DF薗田淳(川崎)=一昨年は常葉橘から静岡選抜のキャプテンとして出場
5.DF金井貢史(マリノス)=07U17代表。トップ出場も果たした経験値の高さが売り☆
6.DF酒井高徳(新潟Y)@ごーとく=ラン☆カン一押しの岡本知剛が怪我のため、追加招集された17歳。アメリカ出身の…ハーフだよね?
7.MF下田光平(東京)=憧れの人は今野泰幸。東京のサテライトでは評価の高いボランチ
8.MF鈴木惇(福岡)=この代表立ち上げの時からずっと呼ばれ続けているキーマン(たぶん)
10.DF青木拓矢(大宮)=前橋育英時代から代表関係者に愛されるポリバレントな中盤
11.MF山本康裕(磐田)=たぶん彼を中心にチームが回らないとだめなはず
13.MF菊池大介(湘南Y)=去年J2最年少出場&今年最年少得点記録を作った17歳
16.FW川又堅碁(新潟)=高校時代すでに愛媛の強化指定として2試合、新潟でも1試合出場
17.FW大迫勇也(鹿児島城西→鹿島内定)=複数のJ1チーム争奪戦となったゴールゲッター

とか、あやふやなコメントをつけてみましたが、別々のチームで見たことはあっても、実はこのU19日本代表を見るのは初めてです(汗)

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とびっきり心和むサイズの選手もいるけれど、全体的に年齢詐称を疑いたくなるたたずまいのヤング・サッカルー@U19オーストラリア代表。
ちなみに気になる14番の身長は168センチ。日本の8番・鈴木惇と同サイズです。

小雨の中で始まったこの試合は、オーストラリアがパワフルに体ごと突っ込んでくるような立ち上がり。立て続けにイエローを喰らったオーストラリアは前半34分、とうとう退場者を出してしまいます。

フォーメーションはこんなカンジ?
     権田
青木 園田 金井 酒井
     下田
  菊池    鈴木
     山本
   大迫 川又

前半は左SBに入った17歳のごーとく@酒井くんがいい感じでスペースを圧倒&飛び出しも利いていて、自然と目に入ってきます☆
これはまたキラキラ星くんの登場かも!なんて浮かれていたのですが、相手が一人減ったことでオーストラリアのみならず、日本代表までもが攻めのリズムを崩してしまった感じ。
しかも前半19分に守りの専門家・園田くんが負傷。両脇を抱えられながら退場するという文字通り「痛い」アクシデントも…ただでさえDFの絶対数が足りてないのに(泣)

後半13分、菊池くんと川又くんのポジションにそのまま9.廣瀬智靖(山形)と15.白谷建人(セレッソ)を投入するのですが、結局一人少ないオーストラリアのゴールは割れず、0-0で即PK戦へと突入することになりました。

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スタンドでジャージ姿のサッカー少年たちが「寒い寒い」と肩をすぼめる今年のSBS。40分ハーフの20分が経過したところでいつもなら入る、水飲み休憩はありませんでした。同時刻、北京で行われていた「五輪男子サッカー決勝戦」では炎天・猛暑のあまり異例の給水タイムが設けられたいうのに…。

80分攻めに攻めて10人を相手にシュートを打つこと18本!それでも気温と小雨のせいでそんなにのどは乾いてなかったのか、PK戦に向けて粛々と水を飲む選手たち。
腰に手を当てあごは上45度、の正統派スタイルは8番じゅん@鈴木。別におっさんが牛乳を飲んでるわけじゃありません。

のっそりと重役出勤なのは、日本代表18本のシュートのうち6本を放った、11番こーすけ@山本。磐田ユースでは23番をつけていたので、きっと「福西崇史」の後継者なんだろうなあと思っていたら…

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ぐぐっと両脇のチームメイトを押さえつけ、誰よりも頭が高い円陣を組むこーすけ(爆)さすがトップ昇格後も「ジュビロ磐田の23」を背負っているだけはあります。

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気合い充分なごんちゃん@権田に、さらなる気合いを注入して行く仲間たち。去年U17ワールドカップを経験した5番・金井くんは、年下ながらもピッチの中では審判に意見しに行ったりチームメイトを諌めたり、なかなかのキャプテンシーを発揮してました。

そして始まったPK戦。日本は11番こーすけ@山本、8番じゅん@鈴木、15番・白谷くん、7番・下田くんという順番です。
お互いに4人がきっちり決め、いよいよ5人目。先攻のオーストラリア9番のシュートを――権ちゃん、阻止!!!
…そして日本の5番手は17番・大迫くん…決めたあ!

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うひょーーー!!!ゴールマウスの脇で睨みを利かしていた権ちゃんの元へ、みんなが一斉にダッシュ!飛びつきにかかります。
でもなぜだか真っ先に転がっちゃってるのは、じゅん@鈴木。やっぱりそういう役回りなのか…(笑)

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去年1勝もできなかったこの大会、「全勝して優勝できるように頑張りたい」と決意表明したキャプテンごんちゃん@権田、1本止めてのPK戦勝利に、ほっとした風情。
集まるたびに違う顔ぶれのU19日本代表ですが、なんとなく仲の良さそうな盛り上がりは感じられます。
チームのメンバーを固めることができず一番苦しい思いをしてるのは、彼ら。即席だろうが年の差があろうが「ひとつのチームになりたい!」と願う気持ちはみんな同じなんだろうなあ…

8月23日(土)愛鷹多目的競技場@沼津
U19日本代表 0-0(PK5-4)U19オーストラリア代表

「0-0のままで終わるのは納得ができない。勝つことができたのはよかったけれど。点をとってくれないと困る。相手が少なくなって引いてしまってはいたけれど、ミドルとかもっとあってもよかったと思う」@キャプテン権ちゃん

一人ゴールマウスを背に、怒鳴り続けていたGK権田修一@強烈な負けず嫌い。
「点 を と っ て く れ な い と 困 る !」

日本全国津々浦々、権ちゃんの叫びが響き渡るといいんですが…(苦笑)


******
さて。雨模様の中、日も暮れて照明灯がたよりとなったこの日の第2試合。
大会の(ラン☆カン的)目玉商品「U19アルゼンチン代表」の登場です。
前々回のSBSに出場したチームからは、3人の選手が「2007・U20ワールドカップ・カナダ大会」の優勝メンバーとなりました。今年のチームにもそんな可能性を秘めた選手がいるはず☆

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全員アルゼンチン国内リーグに所属。もちろんトップで出場している選手もいます。

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対するディフェンディングチャンピオン静岡ユース。今年は90年生まれを中心にした「U18」、一つ年下のチームです。1番キャプテンの大畑拓也(磐田ユース)は一昨年U17ワールドカップの出場をかけたアジア予選(U17シンガポール2006)の「第3GK」でした。

ということでキックオフとなったU18静岡ユース対U19アルゼンチン代表、出だしこそ「むむ。静岡ユースやるなっ」という雰囲気だったんですが…「すべてのレベルが全然違った」と選手がうなだれるほどの実力差があらわになる結果となりました。

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まず最初に静岡ユースを翻弄したのが「7番パトリシオ・ロドリ〜ゲス」。
ラン☆カン、初めてのチームを見る時にはまず「チーム1のおもしろ選手」がいる確率の高い「7番」をチェックするんですが、今年のアルゼンチンも期待通り♪身長169センチっていうのも、なかなか味のあるサイズです(笑)
そんな彼、味方からボールを引き出すとあれよあれよという間に密集地帯をドリブルで抜けて行き…シュート!たとえもっといい位置に仲間がいても、自分でシュート!さらにFKのチャンスには、蹴る気満々の味方がセットしたボールを、あきらかにお呼びじゃないのに数回にわたりなぜだかセットし直す、というわがままっぷり。
ここら辺で笑いの止まらなくなったラン☆カンの目をさらに釘付けにしたのが、上の写真のシーン。彼が指示を出しているのは味方じゃなくて静岡ユース…そう、0-0で前半が終了して引き上げる際、静岡ベンチ前に並んでいたペットボトルを「水、くれよ!あれ!あれ!」と静岡の選手に指図してるとこなんですよぅ(爆)
勢いに気圧されたのか国際親善の使命を果たそうとしたのか「こ、これっすか」とばかりに運ばれてきた「静岡ユースのペットボトル」を片手に意気揚々と引き上げたロドリ〜ゲス、面白すぎです!

そして後半開始直後2分。このロドリ〜ゲスがするするとドリブルを開始したかと思うと、突然シュート!ネットをゆらすいきなりなゴールを口火に、アルゼンチン怒濤の攻撃が始まりました。2点目3点目が決まる中、あきらかにそわそわちょこまか動きが激しくなったのはチーム一のちびっ子、165センチ19番のリシオ。「俺だって3トップの一角なのに!俺にも点取らせろーー!」っていう心の叫びダダ漏れです。結局彼がこの日最後のゴールを後半25分に決めた時には、翻弄され続けた静岡ユース全員「顔面蒼白」状態…「将来につながるものを体得してくれれば」静岡の杉山監督がこう言わざるを得ないほどのアルゼンチン圧勝でした。

8月23日(土)愛鷹多目的競技場@沼津
U18静岡ユース 0-4(0-0,0-4)U19アルゼンチン代表
[得点]42分:7番ロドリーゲス/46分:9番・ネイラ/62分:8番・ベニーテス/65分:19番・リシオ

翌日8月24日は清水の日本平で、静岡ユース対オーストラリア代表&日本代表対アルゼンチン代表がキックオフ。
所属チームの「インデペンディエンテ」では8試合出場中。公式HPで「エンガンチェ/メディアプンタ(Enganche / Media Punta=トップ下/ゲームメイカー)」と紹介されてるアルゼンチン代表のロドリ〜ゲスと対峙する日本代表、勝機はあるのかっ!?(わくわく)

ということで試合レポ、続きます。

****
この日、沼津港では小雨の中、花火大会が行われてて愛鷹山の運動公園からはるかに見下ろすことができました。タクシーの運転手さんによると「一昨年ぐらいには『魚の干物』の形をした花火もあがってた」とか(驚)ひものーーー!?(笑)
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