招待状は届きませんでした…。
去年の11月。アジア最終予選の準々決勝でU20韓国代表に0-3で敗れ、「2009 U20ワールドカップ@エジプト」出場への道が閉ざされた――「U19日本代表」。
今年18・19・20歳になる彼ら「U20日本代表」は、3年後にロンドンで開催されるオリンピックへのアジア予選が始まるまで、壮絶な空白期間を抱えこむことになってしまいました。
未成年者に対して、明確な責任の取り方を示さなければいけなかった「日本サッカー協会」は、この「さまよえるU20日本代表」を「A代表牧場」と位置づけることにしたようです。
「岡田総監督」以下、A代表スタッフ全員が目を配り、数々の国際大会に参加しながら、ロンドン五輪を…可能ならば2010年のワールドカップを、目指せる選手が育ってくるようにと。
さしあたって今年の目標は2006年と2008年に優勝している1月の「カタール国際」。
そして6月にフランスで行われる「ツーロン国際」。
ところが。
…確かに、毎年必ず招待状が来ると決まっている大会ではありません。
でも、「U20ワールドカップ出場を逃した」日本へは、ツーロンからの招待状は届きませんでした。
今年決まっている、唯一の国際大会―8th International Friendly Tournament(U-20)「カタール国際」を、まずは有意義に戦わなくてはなりません。それでも「岡田総監督」がメンバーを選ぶことは、時間的にも情報量的にも不可能。
さまよえるU20日本代表リストへ最初に名を連ねる事になったのは、各チームから推薦された選手たちでした。
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U-20日本代表 カタール国際親善試合2009 (1/6〜1/21@カタール・ドーハ)メンバー
★は去年の「U20ワールドカップ・アジア最終予選@サウジアラビア」代表選手です
(U19日本代表の顔写真つき選手名鑑は→こちら)
■監督■小倉 勉 OGURA Tsutomu
■GK■
1 川俣慎一郎 KAWAMATA Shinichiro 1989.07.23 188/86 鹿島(鹿島Y)
18 大久保択生 OKUBO Takuo 1989.09.18 190/90 横浜FC(帝京)
■DF■
2 當間建文 TOMA Takefumi 1989.03.21 178/72 鹿島(東海大五)
3※鎌田翔雅★KAMATA Shoma 1989.06.15 172/66 湘南(湘南Y)※1/7体調不良で辞退
→中里崇宏 NAKAZATO Takahiro 1990.03.29 174/70 流経大(流経大柏)
4 大野和成★OHNO Kazunari 1989.08.04 180/71 新潟(新潟Y)
5 輪湖直樹 WAKO Naoki 1989.11.26 170/60 甲府(柏U-18)
6 山村和也 YAMAMURA Kazuya 1989.12.02 183/72 流経大(国見)
7 村松大輔★MURAMATSU Taisuke 1989.12.16 175/73 湘南(藤枝東→Honda FC)
8 佐藤将也 SATO Masaya 1990.02.10 178/74 名古屋(浜名高)
9 酒井高徳 SAKAI Gotoku 1991.03.14 175/72 新潟Y(トップ昇格内定)/開志学園
■MF■
10 加藤弘堅 KATO Koken 1989.04.03 178/72 京都(市立船橋)
11 下田光平★SHIMODA Kohei 1989.04.08 180/70 FC東京(秋田商)
12 渡部大輔 WATABE Daisuke 1989.04.19 170/67 大宮(大宮Y)
13 木暮郁哉★KOGURE Fumiya 1989.06.28 177/60 新潟(三菱養和)
14 清武弘嗣 KIYOTAKE Hiroshi 1989.11.12 172/63 大分(大分U-18)
15 河野広貴★KAWANO Hiroki 1990.03.30 165/58 ヴェルディ(ヴェルディY)
16 齋藤 学 SAITO Manabu 1990.04.04 165/54 マリノスY(トップ昇格内定)/市立川崎
17※岡本知剛★OKAMOTO Tomotaka 1990.06.29 179/65 広島/並木学院※1/13怪我のため帰国
■FW■
19 永井謙佑★NAGAI Kensuke 1989.03.05 172/58 福岡大(九国大付属)
20 大山恭平 OYAMA Kyohei 1989.05.22 178/71 福岡(福岡U-18)
21 白谷建人 SHIRATANI Kento 1989.06.10 177/72 C大阪(国見)
22※宮澤裕樹★MIYAZAWA Hiroki 1989.06.28 182/72 札幌(室蘭大谷)※1/6体調不良で辞退
→大塚翔平 OTSUKA Shohei 1990.04.11 179/69 G大阪Y(トップ昇格内)
トモタカ@岡本、2戦目を前にいきなりな怪我そして帰国〜!?(号泣)
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こうして始まった「U20日本代表」最初の大会…
8th Friendly Tournament Doha-Qatar[カタール国際親善試2009]
8カ国を2グループに分けリーグ戦の上位各2チームが決勝トーナメントに進みます。
グループA:カタール、マレーシア、ベラルーシ、ウズベキスタン
グループB:日本、シリア(チュニジアから参加国変更)、UAE、セルビア
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【グループステージ】
1月11日(日)16:15K.O.@カタール・スポーツクラブ
U-20シリア代表 1-0(0-0,1-0) U-20日本代表
[得点]63分(PK):5 Abd Al Naser Hasan(Syria)
[Man of the match]木暮郁哉
■GK■
18大久保択生
■DF■右から。
2當間建文 59分□イエローカード→87分:12渡部大輔
6山村和也
7村松大輔☆キャプテン
9酒井高徳
■MF■右から。フミヤと下田くんドイスボランチ
14清武弘嗣
13木暮郁哉
11下田光平 14分□イエローカード
16齋藤学
■FW■
21白谷建人→70分:19永井謙佑
20大山恭平→63分:22大塚翔平
◆大会公式記事を意訳してみました!
Syria beat Japan 1-0[シリア、日本を1-0で叩く]
グループBのシリアは「アジアの強豪」日本を相手に、納得のゆく勝利で大会の幕を開けた。
試合は当然日本に有利な展開になると思われたが、モハメド・ダジがゲットしたPKをハッサンが決め、そのままなんとか逃げ切ることに成功した。
◆◆◆◆
去年、サウジアラビアのピッチで絶望に涙していたDFの村松くんがキャプテンマークを巻きました。JFLのHondaFCからJ2湘南ベルマーレへ、挑戦の場を移して最初の試合がこの大会。さぞや気合いが入ったことと思います。
そしてアジア最終予選前の仙台カップを怪我で辞退してしまった大山恭平、彼の代わりに追加召集され、結局最終予選でゴールを量産することになった永井謙佑、国見魂を感じる白谷建人、ここら辺の「本職FW」に期待したいところですが、PKで先制点をあげたシリアにがっつり守られちゃったのかな…
負けてしまったチームからMan of the matchが選ばれてるっていうのも、なかなか暗示的ですが、フミヤ@木暮郁哉はサウジアラビアのテレビ局に次ぎ、またしても中東の野郎どもを魅了しちゃったんでしょうか(笑)
がっつり守りどっしり配球の下田くん、軽やかに風をまとい中盤を支配するフミヤ、天才パサー清武くん、がんがんドリブラーまなぶ@齋藤、この4人の組み合わせ上手くはまるとなかなか魅力的な気がします。
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一昨年は井原正巳監督、北京五輪候補のサブ組で参加して結果のでなかったカタール国際。中途半端な立場ではモチベーションの持って行き方に苦労するだろうし、でも「最後の最後は気持ちがすべて」というのは誰もが分かってはいるだろうし、厳しいんじゃないかな…なんて思っていた第2戦。相手はアジア最終予選、出場のかかった準々決勝で当初対戦するだろうと予想されていたUAE、U19のアジア準優勝国です。
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1月13日(火)16:15K.O.@カタール・スポーツクラブ
U-20 UAE代表 1-1(0-1,1-0) U-20日本代表
[得点]
23分:19永井謙佑
75分:19 Khamis Esmaeel(UAE)
[Man of the match]大久保択生
■GK■
18大久保択生
■DF■右から。
2當間建文
6山村和也
7村松大輔
9酒井高徳→88分:15河野広貴(左SHへ)
■MF■下田くん1ボランチ。清武くんトップ下
11下田光平
22大塚翔平
3中里崇宏→77分:5輪湖直樹(左SBへ)
14清武弘嗣 70分□イエローカード
■FW■
19永井謙佑☆キャプテン
21白谷建人→54分:16齋藤学
↑カタール在住の方が撮影されたダイジェストです YouTube動画
◆大会公式記事の意訳…
1-1 between Japan UAE[UAEと日本、1-1の引き分け]
永井謙佑が前半に叩き込んだ「途方もなく難しいゴール」は、UAEにとってやはり前半の12分に失点した日曜日のセルビア戦を思い起こさせるものだった。けれどもイスマイルの蹴ったボールは日本のディフェンダーをかすめコースが変わったため、キーパーを欺くことになり、試合を振り出しに戻した。結果UAEは勝ち点1を拾い合計2ポイントに、日本は合計ポイント1に終わっている。
◆◆◆◆
「incredibly difficult goal」原文に書かれた永井くんのゴールへの形容詞です。
incredibly=信じられないほど、途方もなく、ものすごく
いったいなにをやらかしたんだ、ケンスケ!!?しかもキャプテン!
GKと4バックはそのままで挑んだこの試合、不運な失点をしたようですがMan of the matchはGKの大久保くん…。GKの見せ場が多い試合だったってことなのでしょうか、むむ〜。
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2試合戦って日本は勝ち点1のグループ4位。でも、最終戦に勝てれば自力で決勝トーナメント進出できるのです。
戦ってる彼らの気持ちはわかんないけど、ラン☆カンは勝手にぐぐーっとモチベーション上がってきました(笑)
そして…
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1月15日(木) U-20セルビア代表 17:30K.O.@カタール・スポーツクラブ
U-20セルビア代表 2-3(1-2,1-1) U-20日本代表
[得点]
18分:6山村和也
25分(PK):13 Slavko Perovic(Serbia)
35分:6山村和也
62分:2當間建文
88分:9 Nemanja Milic(Serbia)
[Man of the match]山村和也
■GK■
18大久保択生☆キャプテン 86分□イエローカード
■DF■
2當間建文→81分:12渡部大輔
7村松大輔
4大野和成
9酒井高徳
■MF■
14清武弘嗣 →89分:8佐藤将也
6山村和也
11下田光平
22大塚翔平
■FW■
15河野広貴 38分□イエローカード→73分:13木暮郁哉
19永井謙佑 89分□イエローカード
↑カタール在住の方が撮影されたダイジェストです!YouTube動画
この試合、公式サイトの「Full Time(試合終了後の記録)」をクリックするたびスコアが動くので、ドキドキさせられたのですが、それよりも得点者「Yamamura, Yamamura, Toma」の表記に、おかしくなったのはカタール人なのか自分なのか、大いに悩まされました…だって2人ともDFじゃん。
と思ったら、Man of the matchを山村和也がゲット!どうやらホントにこの2人が合計3得点を叩き出したみたいです。山村くんは下田くんとドイスボランチとして出場、CBには大野和成が初出場しました。新潟っ子のカズ@大野くんはなんだかその場を明るくしてくれる笑顔の持ち主。頑張ってほしいなあ。
※追記:動画を見ると山村くんの1点目とトーマ@當間くんの3点目は左CKを頭で押し込んだ模様、そして山村くんの2点目はFKを頭で合わせたゴール。183センチ、フィールドプレイヤーでは最高峰を誇る山村くん、なるほど。
そしてトーマは負傷交代でした…心配。
それにしても、3試合やって4失点中2点がPKっていうのは…?(悩)
さて、これで「U20日本代表」は勝ち点合計4ポイント、グループ2位抜けが決定しました。
あと2試合、なによりも、どんなことよりも、自分自身のために戦ってほしいぞ!
日本が抱えた「U20という空白」を埋め尽くせるのは、U20である選手たち自身にしかできないことなのだから…
【ノックアウトステージ】
1月18日(日) 準決勝19:00 グループA1位U-20ウズベキスタン代表 対 グループB2位U-20日本代表
1月20日(火) 決勝/3位決定戦
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岡田総監督
この世代は日本サッカー界にとって、継続的に強化していく必要がある。協会からの依頼を受け我々がこの世代も見ていくことになった。日本代表と日程が重ならない限りは、私が直接みるのだが、今回日程が重なっているため小倉コーチに見てもらうことになった。世界ではこの世代の選手でも、その国のA代表で試合をしている。日本の選手もこの大会をきっかけに大きく成長してほしい。
ランラン☆カンカンのアンダーカバー大作戦
2009/01/17
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