ランラン☆カンカンのアンダーカバー大作戦

2009/08/25

U18日本代表、静岡選抜に6-1☆SBSカップ☆第1戦[写真レポ]

焦げる!焦げる!焦げる!
今年のSBSは、セミすらも声をひそめる炎天酷暑の午後0時15分キックオフという、厳しい幕開けになりました。

2009年8月22日土曜日。約2か月後には「2011 U20ワールドカップ」出場のための、そしてその先にある「2012ロンドン五輪」の予選も兼ねてしまうかもしれない「アジアでの戦い」が始まってしまいます。

アジア1次予選「U18アジア選手権」を勝ち抜き、来年のワールドカップ最終予選「U19アジア選手権」へと歩みを進めるために。
「U18日本代表」にとって、残された公式戦はこのSBSカップと仙台カップ、2つだけになりました。


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毎年8月に静岡で行われる「SBSカップ国際ユースサッカー大会」は、今年で33回を迎えるという歴史ある国際大会。
U18静岡県選抜がU18〜19の日本を始めとする代表チームと3試合を戦う、というコンセプトの元、今年は「U18日本代表」「U18フランス代表」「U18メキシコ代表」が、富士山の裾野に招かれました。

例年、豪雨や低温と不順な天候に見舞われがちなこの大会ですが、今年はまた逆の意味でキツイ状態に…
なんと前日まで涼しかったと言う静岡、この日は「34.5度」という暴力的気温と、肌を炙る紫外線で、選手たちを絶賛熱烈歓迎中です。

大会開幕戦となるU18日本代表対静岡ユースの試合は、真上にある太陽がさあこれからどんどん本気出すよ〜と、テンションあげてくる時間帯。試合前練習の時から、とにかくせっせと水分補給です。

左端の独創的な給水スタイルは、2日前に行われた静産大との練習試合で、途中出場ながら同点&逆転弾をゲットした重松健太郎。この誰よりも色白な東京U18の点取り屋、シゲ@重松と2トップを組むのは、20日前の8月2日「クラセン=日本クラブユース選手権」決勝で、お互いのゴールマウスを狙いあったリョウ@永井龍@C大阪U18。真ん中でほほに水を溜め込んでます。

この2人にパスを配給するのが前橋育英から中央大へ進学した、8番のムサカ@六平光成。174センチの立ち姿が、となりの6番キャプテン@扇原貴宏@181センチとあまり変わらないように見えるのは、「大学生」としての気合いのせい?(笑)

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対するホストチーム「静岡ユース」。なんだか面白いことになってる8番は元Jリーガー・風間八宏氏の息子さん(兄)、日の丸を付けていてもおかしくなかった風間宏希@清水商、そして5番は鈴木隆太郎@静岡学園。
列の中で2人、いい感じのポージングだったのでピックアップしてみました☆(笑)

*****
2009 SBSカップ 国際ユースサッカー[1日目]
2009年8月22日(土)12:15K.O.@静岡県営草薙陸上競技場
U18日本代表 6-1 静岡ユース

[得点]
27分:重松健太郎(日本)
38分:清武功暉(日本
47分:永井 龍(日本)
60分:鍋田亜人夢(静岡)
61分:山崎直之(日本)
66分:古田寛幸(日本)
79分:住田貴彦(日本)
※40分ハーフ
*****

U18日本代表、数字だけ見るとすこぶる付きの圧勝!?

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前列真ん中に並んだ、8番ムサカ@六平、7番マサキ@田中、12番コーキ@清武の3人は「大学生」。
みんな1年生にして「大学リーグ」でのポジションを掴んでいます。
そして前列左端のとってもいい笑顔は、2種登録ながらすでにナビスコカップで1得点をあげているジュンヤ@大崎。後列右端の6番キャプテン@扇原がちょっぴりあどけなく見えるのは、彼ら大学生やJ1経験者との経験値の差なのかなあ…
ちなみに後列2番・リョータ@磯村と11番・ナオ@山崎は、なぜだかいつもお疲れ気味に写ってしまいます(泣)

[U-18日本代表 スタメン]
○印は8/20静岡産業大学練習試合スタメン
■GK■
18中村 隼○/浦和Y
 →74分1荻野賢次郎/京都府立峰山
■DF■
2磯村亮太○/名古屋/名古屋U18
 →68分:3古林将太○/湘南Y
4阿部 巧○/東京U-18
6扇原貴宏○/C大阪U-18
7田中優毅/日体大/四中工※8/17追加召集
 →71分:5平出 涼/東京U-18
■MF■
8六平光成○/中央大/前橋育英
9大崎淳矢/広島Y
 →HT:14古田寛幸○/札幌ユースU-18
11山崎直之○/東京U-18
 →71分:13奥山武宰士/新潟ユース
12清武功暉/福岡大/大分U-18※8/17追加召集
 →58分:10菊池大介○/湘南/湘南Y
■FW■
16重松健太郎/東京U-18
 →60分:15住田貴彦○/大分/境
17永井 龍○/C大阪U-18

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守備を磐田ユースで、中盤から前を静岡学園で固めた静岡ユース。前列はややくつろいだ風情…
後列左端の風間宏希、この角度で見るとお父さんそっくり!

[静岡ユース スタメン]
■GK■
1大杉崇仁/磐田Y(磐田東)
■DF■
2小川大貴/磐田Y(磐田東)
3永井鷹也/磐田Y(磐田東)
4藤原賢土/藤枝明誠高校
 →51分:7加藤大介/静岡学園
5鈴木隆太郎/静岡学園
 →70分:6山崎教史/清水Y(静岡農業)
■MF■
8風間宏希/清水商
9和田直己/静岡学園
10上村 岬/磐田Y(磐田東)
 →58分:17鍋田亜人夢/清水Y(科学技術)
11戸高弘貴/静岡学園
13深澤大地/静岡学園
 →70分:14辻 俊行/藤枝明誠高校
■FW■
15森田隆廣/静岡学園
 →73分:18風間宏矢/清水商


日陰のスタンドに座っているだけで、茹っちゃいそうななか始まったU18日本代表対静岡ユース。
出だしの数分は日本の俊足2トップ・シゲ@重松とリョウ@永井の裏への飛び出しが、静岡の4バックを翻弄し、ジュンヤ@大崎とコーキ@清武も、両サイドから積極的なドリブルで前線に絡んでいきます。
これは日本ペースかも!と思った直後、ナオ@山崎が寄せてきた静岡の選手にあっさりボールを奪われ、強烈なカウンターを喰らってしまいました。

日本はこのピンチを凌いだものの、試合の流れはここから静岡へ。
ぶっつけ本番に近いという静岡には、なにしろ「個人技」と「同じ学校の仲間」という武器があるのです。巧みな足裏のボールコントロールは日本代表に飛び込むチャンスを与えず、4人の静岡学園+1人の清水商で構成する中盤は、パスワークでピッチの真ん中を制圧。日本のドイスボランチ・ムサカ@六平&ナオ@山崎という「東京U15深川」コンビにボールを触らせません。

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そして前半20分が過ぎ、0-0のまま「水飲み休憩タイム」突入です。ぶばばばばば…暑さのあまり、口の位置をまちがえちゃったキャプテン(違)
どのくらい暑いかというと、テレビカメラに「ゴザ」がかけられちゃうくらい!(笑)

ここまでの時間、最終ラインでくい止められたボールは、キャプテン@扇原の足で大きく2トップの元へと放り込まれていました。中盤の頭上を通過するプレーは「C大阪U18」そのもの。でもU18日本代表の最前線に、187センチの長身を誇るFWケンユウ@杉本健勇はいません。
最終ラインから中盤へつないでいくプレーが出れば、サイド一辺倒ではなく中から崩せるチャンスもできそうなのですが…

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給水タイムのおかげで、流れが若干変わりました。右サイドの攻撃に最終ラインのマサキ@田中優毅が加わり始めます。サイドを駆け上がるマサキ@田中のドリブルと共に、フルスピードで飛び込んでくる2トップ…静岡のラインがだんだん下がり始めました。

そして27分。オフサイドぎりぎりで17番・リョウ@永井が裏へ抜け出しシュート!?そのボールへいろんな選手が群がったと思った瞬間、静岡のゴールネットが揺れていました。
「最後まであきらめずに走った結果。ゴール前で自分の力を発揮できた」
リョウのシュートに合わせ、走り込んで来ていた16番・シゲ@重松、倒れ込みながらのゴール!!日本、流れを引き寄せる先制弾をゲットです。

ここから日本は、中盤でボールをコントロールできるようになってきました。
前半終了2分前の38分には、ほぼ右CKと同じ位置からのFKをゲット。タクミ@阿部の左足に頭で合わせたのは、12番・コーキ@清武!ゴール!2-0です。
人差し指をかざしながら走るその先には、ゴールアシストのタクミ@阿部が…と思ったら、そのさらに後ろのテレビカメラへとまっしぐら(爆)今回、追加召集で初参加だったコーキ@清武、激しくアピール中☆
ちなみに年子のお兄さんは、大分のトップでプレーする清武弘嗣です。

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時刻は午後1時…まだまだ気温は上がります。
炎天下、後半のピッチに先陣を切って登場したのは、やっぱり6番キャプテン@扇原。そして11番のナオ@山崎直之…ってあれ?「9」?「11」?あっ、パンツとシャツの番号、ちがーーーう!
みんなに指摘され、照れ笑いしながらロッカーへかけ戻って行った「11」ナオ@山崎。面白いもの見せてくれてありがとう(爆)
ちなみに「9」は、前半のみで交代してしまったジュンヤ@大崎淳矢のもの。ダブっていはいないので、気がつかなかったのかな(笑)

「お待たせしました」…キックオフ前、よけいなアップをしてしまった11番のナオ@山崎でした。

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と、灼熱の中いい感じに笑いも取れたU18日本代表。
今年の「頭が高い系」は8番ムサカ@六平、やたらめったら低いのは、4番タクミ@阿部と16番シゲ@重松…さらに連携を高めるための後半円陣、デコボコです。
そしてジュンヤ@大ア淳矢と交代で後半アタマから登場したのは、トップで彼が出た試合は負けなしというイケメンSH、札幌U18のヒロユキ@古田寛幸、14番。

J2の試合をテレビで見て、ホントにやれてるしいい選手だな〜と思っていたら、想像以上にすごい登場となりました。
最初左SHに入ったヒロユキ@古田、1人だけ違う回路を持っているかのごとく、突如として2列目から前をドリブルとランで制圧し始めます。アイデアもスピードもドリブルも、前半のU18日本代表が持っていなかったリズム。
静岡の小学生も思わず「ねえ、あの14番すごいよ!すごい上手いよ!」と声に出してしまうくらい、静岡ユース陣内を引っ掻き回すヒロユキ@古田のおかげで、U18日本代表の中盤に余裕が生まれます。

やっと連動し始めるドイスボランチ・ムサカ@六平&ナオ@山崎。そして47分、ムサカ@六平が繰り出したボールをゴールへと蹴り込んだのは、リョウ@永井龍!3-0です。

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酷暑の中でも、止むことのない縦への動き、飛び出し…これは「U18日本代表」の「凄み」だと思います。
「空いているスペースに積極的に上がることを心掛けた。自分が運動量を落とさず、動き回ることで攻撃に厚みが出る」と言うのは、後半メンバー交代があるごとに生まれたスペースめがけ、前へ前へと動き続けたボランチ・ムサカ@六平のコメント。
60分には、その直前に投入された静岡ユース17番・アトム@鍋田亜人夢にドリブルでごりごりと突破され、1点を返されてしまうのですが、日本代表が流れを手放すことはありませんでした。

失点の1分後、途中出場した15番・住田貴彦が「たぶんチーム1だろう、圧倒的な厚み」を誇るその体から送り出したパスを「たぶんチーム1だろう、衝撃的な薄さ」を誇る11番・ナオ@山崎が受けて…

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ゴール!ユニの取り違えという混乱を乗り越え(笑)中盤を支えた11番・ナオ@山崎のシュートが決まって、日本代表4-1です。
そこから重戦車「15番・住田貴彦」が、さらに存在をアピールし始めます。66分にも14番・ヒロユキ@古田寛幸のゴールをアシストしたかと思ったら、終了間際の79分にはGKが弾いたところに容赦なく詰め寄ってゴール。6-1。
正直、立ち上がりから先制点が入るまでは、静岡ユースのキープ力の方が勝っているように思えたこの試合、後半から投入された選手たちが運動量を落とすことなく全体を押し上げたことで、後半だけで10本のシュートを生み出し、静岡ユースを圧倒して終わりました。

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試合後、両チーム交わることなく引き上げて行く中で、唯一「旧交を温めて」いたのが、四中工から日体大へ進学した7番・田中優毅と、静岡ユース3番、磐田Yの永井鷹也。
肩を組んで余裕綽々な感じなのは、12番コーキ@清武と8番ムサカ@六平の大学生コンビ。

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このU18日本代表は、今までになく早生まれの「大学生」と「プロ選手」が多いチームです。
でもメインになるのは「高校3年生」たち。
「日本らしいサッカーがどこまで通用するのか試し、優勝して終わりたい」
と、試合後コメントしたキャプテン@扇原貴宏も、セレッソ大阪U18所属の高校生なのです。
まだまだ「一つのチーム」には見えない彼らを率いて行く高校生キャプテン、大丈夫かな、なんていらぬ心配をしながらも、お互いの経験値の差がよりよい方向へとチームを導びくエネルギーになると、信じたいと思います。

翌日の8月23日(日)は、大会2日目。U18メキシコ代表と対戦です!

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U18日本代表メンバー表はこちら→

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第2試合はU18フランス代表対U18メキシコ代表。

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個人の技術力は高いけれど、チームとしてまだ連携がとれていないフランス対、速いパスワークでどんどん敵陣に攻め込んでくるメキシコの試合は、結局0-0のまま延長戦なしのPK戦へ突入。2-4でメキシコ代表が勝利を手にしました。
試合後のヒーローインタビューはメキシコのGKだったのですが、突風のため途中で背景のスポンサーボードがばったりと倒れてしまうハプニング!テレビ用の収録だったためなんともう一度同じ質問を繰り返し、答えてもらうというテンションの下がる状況にも、真面目に対応していたディエゴ・アヴィラ、好感度大です(笑)

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おまけ。
今回11番のナオ@山崎くんが、なぜだか「9番」のシャツを着て登場というハプニングがあったけれど、実は3年前にも同じ草薙で、ユニの取り違え事件が起こっていたのを思い出しました!

2006年のU19日本代表対U19韓国代表戦。
入場して来た「5番・槙野智章」の背中には、なぜだか「TOMA」?
実際マッキーも「スタンドのお客さんがざわざわするので恥ずかしかった」と言うこの事件、どういうわけか「フットサル日本代表チーム」のユニが混入していたのだそうです。
「5番・TOMA」の正体は現在フィリップ・トルシエが監督をつとめる「FC琉球」の當間正人選手。鹿島のU20日本代表・トーマ@當間建文のお兄さんです。

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ちなみにこの試合はコザ@小澤竜己の2得点+デカモリシ@森島康仁1点の合計3-0でU19日本代表が勝利しました。
写真で顔が見えている選手のみ…
10山本真希/清水
9小澤竜己/FC東京(現・ガイナーレ鳥取)
17香川真司/C大阪
14横谷 繁/G大阪(現・愛媛)
7安田理大/G大阪
11森島康仁/C大阪(現・大分)
18武田洋平/清水
13柳川雅樹/神戸
3堤 俊輔/浦和
5槙野智章/広島
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