ランラン☆カンカンのアンダーカバー大作戦

2009/09/13

U18日本代表☆【仙台カップ】第2戦、ブラジルに0-2☆写真レポ

さ、寒い。先月、静岡で行われた灼熱のSBSとは打って変わりすぎた「2009仙台カップ」第2戦は、午後1時半キックオフだというのに、気温21度+曇りという、たぶん選手にとっては絶好のコンディション。

水曜日の初戦をU-18フランス代表と3-3で引き分けたU-18日本代表。
今日のブラジル戦を前に、さらなる「わくわく」を涼風とともに身に纏い、選手たちが雨上がりのピッチで練習を始めました。

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18人をまとめるのは、フランス戦で3点目のPKをきっちり決めたコーキ@清武功暉。挨拶の整列を仕切ったりして、なかなかのキャプテンシーを発揮してます。
ただちょっぴり気になるのは、「ガツガツした明るさ」の見えない表情…初招集のSBSでは、もっと弾けてたんだけど。大人になるってこういうこと?(違)

さて。初戦からGKとFWを一人入れ替えただけで挑んだこの試合、相手は2004年の第2回大会から日本には負けたことがない、ブラジルですが…

う。
完敗してしまいました。

*****
2009 仙台カップ 国際ユースサッカー[2日目]
2009年9月12日(土)13:30K.O.@ユアテックスタジアム仙台
U18日本代表 0-2(0-1,0-1)U18ブラジル代表

[得点]
11分:11ウエリントン(ブラジル)
49分:7ジョアオ・ペドロ(ブラジル)
*****

しかも、ブラジルは「U-17代表」だったんです…そう、10月24日、ナイジェリアでうさみん@宇佐美貴史たち「U-17日本代表」が、「U-17ワールドカップ初戦」を戦う、まさにその相手!!

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去年同様、登録メンバー全員が並んじゃうブラジル、スタメンだけの写真はありません!
国際試合の両チーム挨拶では、ピッチでホームの選手がペナントを渡したりするけれど、この大会は写真撮影の隙に、日本ベンチの選手たちが全員相手のベンチへ押しかけ、ペナントをそれぞれ手渡しするところも見所です(笑)

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さて、間違いさがし。
あ、14番の住田貴彦と5番の古林将太は双子じゃありませんから。

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集合写真撮影が始まるのに、先攻後攻を決めに審判の元へ行っちゃったキャプテン@清武功暉(汗)ブラジルのキャプテンは写りに行っちゃってるんだから、素直に戻ればよかったのに「え?はあ?俺抜き?」とおろおろしながらも、なぜだかちょっぴり拗ねててその場を動かないキャプテン@コーキが、コーチに「ほら、入んなさいよ」と「おいでおいで」されて、やっと列に加わったのが上の写真。
しっかり!キャプテン!(笑)

*****
[U-18日本代表スタメン]
●4月のUAE遠征参加(4/3〜14)
☆8月のSBS国際ユース出場
◇仙台カップ第1戦フランス戦スタメン

■GK■
18川浪吾郎●1991.04.30/192/82/柏U-18
■DF■
4田中優毅●☆◇1991.03.27/172/66/日体大/四中工
5古林将太●☆◇1991.05.11/173/63/湘南Y
6茨田陽生●◇1991.05.30/171/58/柏U-18
 →72分:DF2田辺圭佑 1992.3.29/171/65/成立学園※9/4追加召集
7加藤大介◇1991.06.02/169/60/静岡学園
 →83分:15森岡亮太 1991.04.12/180/68/京都府立久御山
8高橋祥平◇1991.10.27/180/74/ヴェルディ/ヴェルディY
■MF■
9六平光成●☆◇1991.01.16/174/64/中央大/前橋育英
10清武功暉☆◇1991.03.20/172/64/福岡大/大分U-18
 →HT:MF11菊池大介☆◇1991.04.12/170/64/湘南/湘南Y
■FW■
14住田貴彦☆◇1991.03.12/178/70/大分/境
 →76分:MF12佐々木一輝●1991.02.19/172/65/京産大/徳島商※9/4追加召集
16高木俊幸◇1991.05.25/170/60/ヴェルディY※トップ二種登録
17松本大輝 1991.5.29/182/55/大津※9/5追加召集
 →59分:MF13奥山武宰士☆1991.05.15/175/63/新潟Y※トップ二種登録

■スタベン■
1大森圭悟●◇1991.04.22/190/89/広島Y※トップ二種登録
2田辺圭佑 1992.3.29/171/65/成立学園※9/4追加召集
3本名正太朗 1991.10.04/181/71/川崎U-18※9/7追加召集
11菊池大介☆◇1991.04.12/170/64/湘南/湘南Y
13奥山武宰士☆1991.05.15/175/63/新潟Y※トップ二種登録
12佐々木一輝●1991.02.19/172/65/京産大/徳島商※9/4追加召集
15森岡亮太 1991.04.12/180/68/京都府立久御山

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キャプテンはいろいろ役目があるので出遅れがち。熱烈歓迎しないと、また拗ねるかもよ!(笑)
そして組まれた円陣では、またしても一人頭が高いムサカ@六平光成!

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こうして若干の波乱を含んで(?)始まったブラジル戦、開始早々2分で住田貴彦が痛んでしまいます。
「頭、頭!」とベンチにアピールしてるのは、追加招集のFW松本大輝182センチ。遠目だと、スペインのジローナからレアル・マドリの3部チームへレンタル移籍した、U20代表・指宿洋史の「去年の姿」にそっくりです、えり足のカールしてるとことか…←そこ?

住田くんは担架で運ばれたものの、無事にピッチに復帰。でも日本はすでにブラジルのプレッシャーに戸惑うばかりで、ばたばたになっていました。

この試合、日本の4バックは右から5古林将太・4田中優毅・8高橋祥平・7加藤大介、180センチのしょーへい@高橋祥平以外はみんな170センチ前後という、とっても…圧迫感のないメンバー。対するブラジルの9番は190センチ83キロでスピードもあるFW、そしてとにかくドリブルで裏に飛び出してくる184センチの7番、ちょこまかして1.5列目から前で目障りな(苦笑)165センチの11番という、いやらしいのフル装備!
それでも右SBのコバヤシ@古林将太は果敢に攻めあがっているのですが、日本が中盤で自由になれないため、全てボールを取られてしまいます。

そして前半11分。ボランチの高さまで出ていたしょーへい@高橋祥平が、ボールを持った相手を押し倒してしまい…「ちがうちがう!!」慌てて審判にアピールするしょーへい、でも実は「笛なんか鳴っていなかった」のです。
日本の選手が全員動きを止めたその隙に、ブラジルはさっさとプレーを続行していました。
あっという間にダイレクトパスをつながれ、11番ウエリントン、シュート!ゴール。0-1…
セルフジャッジをしてしまったがための、ミスです。

この時点で、チームとしての「意識」が空中分解しかかっていました。
個人個人は、なんとか自分の特徴をだそうと精一杯のプレーをしているのはわかるのです。決して独りよがりなわけでもないのです。それでも、相手を囲みに行く枚数も足りず、狙ったスルーパスは簡単にカットされ、ボールを持った瞬間、後ろから寄せられ前のスペースを消され…ブラジルが打った7本のシュートのうち、1本しかゴールを割らなかったのは、2本をポストが救ってくれ、残り4本はたまたま枠にいかなかったおかげ…

右SBのコバヤシ@古林将太は基本常に前目、左SBの加藤大介も、吹っ飛ばされそうになりながら前に出て、中盤の4人ーーバラ@茨田陽生、ムサ@六平のドイスボランチとトシユキ@高木、コーキ@清武ーーは頻繁にポジションを入れ替わり、スペースを探し…選手なりにチームとしての工夫はあったのですが、ブラジルの方が一歩、そしてワンテンポ、上手。

結局U-18日本代表は壮絶な空回りを続け、前半終了のホイッスルが聞こえるまでに、打開策を見つけることはできませんでした。
前半で唯一笑えたところは(え、そんなポイントいらないですか)、ピッチ内に響き渡った「バラ」茨田陽生に対する指示だしの声。

「バラ!バラバラバラ!!!!」
連呼しないでください(笑)ちなみに六平くんは「ムサ!」でした。なんか強そう。

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そして後半。キャプテンマークが「ムサ」の腕に巻かれていました。
童顔なのに表情は大人な11番、菊池大介の登場です。

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円陣を組むと、そのバラエティの富っぷりがよくわかるU-18…というか正確にはU-17ブラジル代表。すばらしく連携がいいわけでもないのに攻撃に迫力があるのは、当たり前ながらまず基本に忠実な上に技術があるから。
とりあえず前半、日本の中盤が機能不全を起こしたのは、ブラジルの的確な守備プレス。
あと、判定に不満があるとペットボトルを叩き付け怒鳴りまくる、役者な監督(笑)が煽るモチベーション。

菊池大介の「さすが!」なチャレンジもあり、もしかして日本にも流れがくるかも、なんて思ったものつかの間。
前半はあまり長い時間「個人プレー」を見せなかったブラジルが、日本の鼻面をひっぱたくように仕掛けてきました。こぼれ球を拾い、ドリブルを始めたのは7番ジョアオ・ペドロ。ぐいぐいとそのまま中に切れ込み、日本のDFが寄せきるまもなくど真ん中からシュートを打たれてしまいます!ゴール!0-2。後半4分の出来事です…

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明らかにがっかりしているU-18日本代表たち、それでも「勝つこと」よりもまずは「自分のプレーをしよう」と、そこで目標を定めたようでした。
後半、日本が優位に立てる要素が実はあったのです。それは2点目を失った5分後に訪れた、11番ウエリントンのイエロー2枚目による退場というチャンス。相手は残り36分間10人で戦わなくてはならないはずだったのです。

でも、ピッチの上にあった事実は…「11人対11人のような試合」でした。

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続々と交代を始めた日本、最前線で少ないチャンスをものにしようと体を張っていた住田貴彦は、布監督のねぎらいに、笑顔で応えています。
そして誰よりもか弱く、プレーっぷりもおしゃれだけれどあまりに儚い感じがして、カウンターを喰らう起点になりがちだった、静学のDF加藤大介。それでも果敢な上がりを見せたり、ひらめきのあるパスを繰り出したり、可能性はアピールできたんじゃないかなあ…考えたら、4年前のU-18日本代表右SB・うっちー@内田篤人も、あんまりにもか細くていっぱいいっぱいな感じだったのに、今やA代表不動のスタメンだもんなあ…(しみじみ)加藤大介も、化けちゃうかもしれないなあ…

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試合終了のホイッスルが、すでに冷え冷えとしたスタンドに反響した瞬間、トシユキ@高木俊幸が「ばすん!」と音を立て両の拳を芝生に叩き付けていました。
そんなにも感情をあらわにしたのは彼だけだったけれど、皆それぞれにこの「敗北」をかみしめている様子です。
特に「正直、何もできなかった」とコメントしたくらい、今日はほぼ良いところの無かったムサカ@六平光成@大学生は試合後終始うつむき加減。そんな彼の肩に気安く(?)手をかけなぐさめているのは、初招集の高校生・森岡亮太!やるな…
んで、その開いた手は何の大きさを示しているんだ、森岡亮太!
で、コーキ@清武、その「3」は!?

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まだ「一抱えもあるモノ」について、熱弁をふるう森岡亮太!
その手よりも顔を眺めちゃってるのは、最初「住田くん、頭黒く染めた!」と勘違いさせられちゃった古林将太。遠目にはそっくりです。

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悩めるエイティーン。2月以来の参加になったトシユキ@高木は、初戦、フランスを相手に1点を取り、自信をもって挑んだはずのブラジル戦でした。何もできなかったかもしれないけれど、悩みながらも「チームプレー」をしようと駆け回っていた姿は、けっして無駄にならないと思います。
そんなトシユキ@高木のとなりに、同じくヴェルディの高橋祥平。スタンドに知り合いを見つけたらしく、やっと少しだけ顔がゆるみました。

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ヒーローインタビューは、2点目をドリブル突破で決めた7番ジョアオ・ペドロ。
「チームのために役に立ちたかった。厳しい試合だったが、勝てて良かった」
プレーしてるときは「がっしり」に見えたんだけど、近くで見るとそれなりに未成年な感じ。まあ17歳だし。
それにしてもU-17ブラジル代表は、みんなどんなに小さくても「腰回り」がしっかりして重心が重いです。そりゃ〜日本、振り回されるわ。うーん…

ちなみに前半だけで退いてしまったキャプテン@コーキは「年下には負けられない意識もあって硬くなった」と試合を振り返っています。
ベンチからオーバーアクションで選手を鼓舞し、ジャッジに反論していたブラジルのニッゾ監督は「サイドの清武と菊池両選手を抑えるのがポイントだった」とコメント。本当にお互いのマイナスとプラスががっちりかみ合い、1歳年下や一人少ないハンデを「0」にしてみせたU-17ブラジル代表の完勝でした。


さて、スタンドにはちらほらと厚手ーー綿が入っちゃってるようなやつ!ーーの上着を着込んだ人の姿も現れた第2試合。
初戦、日本と引き分けたフランス代表対、ブラジルに1-0で破れている韓国代表という組み合わせです。

*****
2009 仙台カップ 国際ユースサッカー[2日目]
2009年9月12日(土)16:00K.O.@ユアテックスタジアム仙台
U18フランス代表 1-0(1-0,0-0)U18韓国代表

[得点]
33分:12プレズィール・バアオンムブラ(フランス)
*****

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がっぷり四つ。お互いサイドが攻撃の要になっている両チーム、同じようなパンチを繰り出しつつ、前半33分にコーナーキックからフランスが先制点を奪うと、結局そのまま試合終了。
フランスの個人技とアフリカ系選手の身体能力の高さは確かに有利に働いてたけれど、後半は韓国の方がシュートを打っていたので、この試合は両チームに極端な力の差があったようには見えませんでした。

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日本戦で2ゴールのガエル・カクタは、後半23分からの登場。「日系3世」と言われても、まったく東洋の香りはただよってきません…ふつうにしなやかな、アフリカ系選手でした。
フランス手詰まり!な時間帯に出てきたけれど、今日は何もできず。っつうか、何かしてもミスで終わりがちという、ちょっとノれてないカクタくんでした。

ブラジル2勝、フランスが1勝1分。日本は1分1敗で迎える翌日の最終日、ムサカ@六平光成が「コミュニケーションを取って修正したい」と心構える対戦相手は、2敗の韓国。
U-18日本代表選手たちにとって、公式大会では最後の「アジア1次予選メンバー入り」を賭けた戦いになります。

[スケジュール]@ユアテックスタジアム仙台
9月13日(日)13:30 vs韓国

やり切ることが、できますように…

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U18日本代表メンバー一覧はこちら→

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8月に行われた「2009年SBSカップ国際ユースサッカー大会」のU18日本代表・妄想垂れ流しレポはこちらへ…。

第1日[写真レポ]
第2日[写真レポ]
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