ランラン☆カンカンのアンダーカバー大作戦

2009/09/17

U18日本代表☆【仙台カップ】最終戦、韓国に2-3で敗北☆写真レポ

「1歳上の日本に対してよく走り勝ってくれた」…またしても17歳相手!
試合後の韓国代表監督が、満足げにこううなずいたように、U18日本代表は「U17」韓国代表に年齢の差よりも勝利のためには大切なものがあると、思い知らされることになっていましました。

仙台カップ最終日。
初戦「U18フランス代表」に3-3の引き分け、2戦目の「U17!ブラジル代表」には0-2の完敗。それでも中盤の要・ムサカ@六平光成の「コミュニケーションを取って修正したい」というコメントの通り、チームとしての機能を再構築することに勝機を見い出していたはずなのですが…

*****
2009 仙台カップ 国際ユースサッカー[最終日]
2009年9月13日(日)13:30K.O.@ユアテックスタジアム仙台
U18日本代表 2-3(1-1,1-2)U18韓国代表

[得点]
24分:10清武功暉
39分:14リ・カン(韓国)
56分:9リ・ジョンホ(韓国)
83分:5リム・チャンウ(韓国)
92分+分:14住田貴彦
*****

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キャプテン@清武功暉が「迷うことなく」集合写真に納まった今日の日本代表は、連携の崩壊したブラジル戦から中盤の二人を入れ替えてきました。菊池大介が右SHに入り、16番・トシユキ@高木俊幸が2トップの1枚へ。ムサカ@六平光成とボランチを組むのはムサシ@奥山武宰士です。

そして、昨日にもまして顔面シンクロ率が上がった偽双子、14住田貴彦&5古林将太、今日も並んでます☆

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[U-18日本代表スタメン]
●4月のUAE遠征参加(4/3〜14)
☆8月のSBS国際ユース出場
◇仙台カップ第1戦フランス戦スタメン
★仙台カップ第2戦ブラジル戦スタメン
■GK■
18川浪吾郎●★1991.04.30/192/82/柏U-18
■DF■
4田中優毅●☆◇★1991.03.27/172/66/日体大/四中工
5古林将太●☆◇★1991.05.11/173/63/湘南Y
7加藤大介◇★1991.06.02/169/60/静岡学園
8高橋祥平◇★1991.10.27/180/74/ヴェルディ/ヴェルディY
■MF■
9六平光成●☆◇★1991.01.16/174/64/中央大/前橋育英
10清武功暉☆◇★1991.03.20/172/64/福岡大/大分U-18
11菊池大介☆◇1991.04.12/170/64/湘南/湘南Y
13奥山武宰士☆1991.05.15/175/63/新潟Y※トップ二種登録
 →HT:DF6茨田陽生●◇★1991.05.30/171/58/柏U-18
■FW■
14住田貴彦☆◇★1991.03.12/178/70/大分/境
16高木俊幸◇★1991.05.25/170/60/ヴェルディY※トップ二種登録
 →76分:MF12佐々木一輝●1991.02.19/172/65/京産大/徳島商※9/4追加召集

■スタベン■
1大森圭悟●◇1991.04.22/190/89/広島Y※トップ二種登録
2田辺圭佑 1992.3.29/171/65/成立学園※9/4追加召集
3本名正太朗 1991.10.04/181/71/川崎U-18※9/7追加召集
6茨田陽生●◇★1991.05.30/171/58/柏U-18
11菊池大介☆◇1991.04.12/170/64/湘南/湘南Y
13奥山武宰士☆1991.05.15/175/63/新潟Y※トップ二種登録
12佐々木一輝● 1991.02.19/172/65/京産大/徳島商※9/4追加召集
15森岡亮太 1991.04.12/180/68/京都府立久御山
17松本大輝★1991.5.29/182/55/大津※9/5追加召集

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「U-17」韓国代表たち。しかも実際のスタメン組を「ベンチに温存」したスターティングメンバーだったとは…

[U17韓国代表スタメン]
GK1リ・チャンコン(21分:1キム・ジンヨン)/DF3キム・ヨンソン(78分:MF11ジュ・イクソン)/DF20キム・ジンス/DF2キム・ドンジン/MF8アン・ジンボン(52分:MF7ユン・イルロク)/MF10ナン・ソンウ/MF13ファン・イジュ(34分:FW9リ・ジョンホ)/MF12チョ・テケン(34分:DF4パク・スンジュ)/MF16リ・ミンス(HT:DF5リム・チャンウ)/FW14リ・カン/FW17ソン・ホンミン(HT:MF6リ・ジョンクォン)

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この大会で、久々の召集になった選手たちもいます。11月1日、インドネシアで始まる「アジア1次予選」のピッチに立つために、それぞれの思いを込めた円陣を解き放って行く彼らが、アピールできる時間は残り90分。

キックオフと共に選手たちは激しく動き始めました。
特に韓国は中盤でのプレスが速く、ムサカ@六平光成や菊池大介がボールを受けようとすると、あっという間に2人で囲みにくる状態。
開始5分後には、韓国のくるくるヘアーな8番がイエローを喰らうほど激しくチェックしてきます。
でもその1分後、日本に最初のチャンスが!
相手ゴールへとまっしぐらに突っ込んでいくスミダ@住田貴彦…

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がつーん!住田貴彦、GKを粉砕!
悶絶する被害者の元からお許しを得て現場を離れるスミダ@住田貴彦が、怪訝な顔でふり返ってるわけは…「ほどけてるよ!君!」

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シューズの紐が解けるほどの勢いで突っ込まれた韓国のGKが、やっと立ち上がったその2分後。
またしてもスミダ@住田貴彦が、今度は自分も吹っ飛ぶほどの勢いで飛び込んで…粉砕。「ご、ごめん」
昨日は包帯の巻かれていなかった右手首をかばいもしない、スミダくんの破壊力を実感した前半立ち上がりの8分間(汗)この大会3試合目となるスタメン出場、そしてノーゴール。ああ、本当にゴールに餓えているんだな、という気迫が伝わってきます。

ところがその後も、試合はお互い中盤で潰し合い、フルパワーで裏を狙って押しつ戻りつ。それでも韓国の方がゴールに近い状態だった前半24分、右サイドを隙あらば駆け上がろうとしていた古林将太が、ドリブルでハーフウェイラインを越えていきます。そして右コーナースペースでボールを受けたムサカ@六平光成が中へクロス!GKが弾いた、そのこぼれにキャプテン@清武功暉が喰らいつき、DFをかわして…
きゃーーー!その瞬間、スタンドでもガッツポーズが出るほどのスーパーボレー!ゴール!!1-0!

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スミダ@住田貴彦に2度激突されたことが響き、この直前1stGKに交代していた韓国のゴールマウスに向けて、まさに「ずどん!」
技術力では上回っていた日本が、相手のプレスと自分たちのミスでボールを繋げず苦しんでいた時間に、風穴を開けた「個人の打開力」。
本当にこれを待ってたんだよぅ!!みんな「持ってる」はずじゃん!
4番マサキ@田中優毅・10番コーキ@清武功暉・9番ムサカ@六平光成、先月のSBSで結成された「大学生トリオ」。彼らに祝福され、この2日間で初めて見たコーキ@清武の笑顔、です。

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スタジアムもピッチの選手たちも、これで一瞬上昇気流に乗れたような気になっていたのですが…前半だけでお互いFKが11本ずつという、激しいチャージで試合がぶつぶつと切れる展開は、相手の闘志にエネルギーを与えてしまったようでした。
結局45分間で日本が打てたシュートはたったの3本、対する韓国は倍以上の8本。

そして前半39分。真ん中でかっさらわれたボールをドリブルで運ばれ、ゴール左の広大なスペースにパスを出された時点で、相手はドフリー完全状態。追いすがってもドリブルで振り切られ…ゴール。

パスミス。意識のズレ。なんとか持ちこたえていた日本の守備にできるギャップを、韓国が「完全に」見つけ出した瞬間でした。

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とにかく、中盤と4バックの関係が混乱しています。
1-1で前半が終わり、引き上げてくる選手たちの顔は一様に悩まし気。
左SBの7番・加藤大介は身ぶり手ぶりでGK川浪吾郎に何か訴えながら歩いてきました。

「代表チームが集まれる時間はそう長くないので、シンプルなことを要求しています。それは、
常に動きながらボールを正確に扱えること。
その動くタイミングをしっかり考えること。
『ボールの移動中』=自分にボールが入る前に、次のプレーの選択肢を持っておくこと。…」

かつてこうコメントしていた布監督が求めるものに、選手たちは応えることができていたでしょうか…

試合前練習で「豊富なパスの選択肢とその技術」を誰よりも見せつけてくれた11番の菊池大介は、韓国のすばやいプレスにミスを連発。その前を行くムサシ@奥山武宰士も、4バックとの連係を取ることに翻弄され本来の展開力を出すことができません。

そして前半のうちから3人も選手を入れ替えていた韓国は、後半立ち上がりからさらに2人を投入してきました。
どうやら「本気で勝つことだけを考え始めた」ようです。

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日本も2人メンバーを入れ替えました。
ムサカ@六平光成とコンビを組んでいたボランチのムサシ@奥山武宰士にかえてバラ@茨田陽生、前線でほぼ試合に絡めなかったトシユキ@高木俊幸にかわって佐々木一輝が、残り45分のアピールに賭けてピッチに立ちます。
4番マサキ@田中優毅の「うっふんポーズ(違)」で、嫌なぴりぴりムードを好転させたかに見えた11人が、「仙台カップU18日本代表」として組む最後の円陣。
うつむいたと思えば誰かの声に笑顔を向け、またちょっと視線を自分の心に戻す…彼らの表情はそんなゆらぎを見せています。

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こうして始まった後半11分。勢いは完全に韓国が上回っていました。
前半途中から投入された、たぶんエースであろう9番リ・ジョンホの裏への飛び出しに、幾度となくピンチを迎えていた日本ですが、中央でクリアしたボールをヘディングで最終ラインの裏へあっさりと送られてしまいます。
駆け込んできていたのは9番リ・ジョンホ。
彼のドリブルにDFがついていく間もなく、ゴールネットはあっけなく揺れていました…1-2。

高い位置でボールに触れようとやたら上がって行く両SB、ヘディングもダッシュも相手を上回れないCB。縦へのボールに対し、彼らが守るべきゴール前は「どうして?」と思うほどすかすかです。

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この大会ではCBをまかされている、本来SBの田中優毅@172センチ。またしても担架が要請されるような接触に試合が止まったその間、水を飲み、無言でピッチを見つめていました。
そして3試合すべて相方を入れ替えられながらも、ドイスボランチとして攻守をコントロールし、より攻撃に絡もうとしているムサカ@六平光成。いつも左手首に巻いているバンデージがぴろぴろと解けてしまい、ついにむしり取ってしまいました。思慮深く物憂気な顔で。

すかすかな守備ライン。いつも間に合わない裏へ飛び出されることへの対応。
毎試合重ねてしまう失点。もちろんDFだけの責任ではありません。
全員で連動して守るという約束事、それが機能していないのです。

「…あとは、運動量も含めてパスしたら動くということ。」
布監督が挙げていた代表チームへ求めることの、最後の1つ。守備でも攻撃でも、求められているのは同じことです。

でも時間を追うごとに、チームの状況は悪くなるばかりのようでした。焦りと疲れと、苛立ちと。韓国のプレスは次第に緩くなり始めていたのですが、日本はそれ以上に動けません。誰かがボールを奪っても、パスを出した後でも、そこに立ち止まってしまう選手たち。

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後半38分。日本はとにかくしつこくボールに喰らいついてくる相手を止め切れず、ペナルティボックス左から直接FKというピンチを迎えていました。
ゴール前でポジション取りの諍いから、胸を押さえ倒れたCB8番のしょーへい@高橋祥平は、立ち上がっても怒りが納まらず主審に詰め寄り、倒してきた韓国の5番リム・チャンウと言い争いになっています。

そしてゲーム再開。キッカーが狙ったのは、その韓国5番の頭でした。

「短気が欠点。最後に自分が失点に絡み、チームに申し訳ない」

怒りにかまけてマークを外してしまったためどフリーとなったその相手に、ヘディングでボールを叩き込まれることになり、試合後うつむきながらこうコメントしたしょーへい@高橋祥平。せめてこの経験が未来へのステップとなることを願うばかりです…

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残り7分。1-3。
すでにリスタート位置につく足取りも重くなった仲間たちに、手を叩き声をあげ、鼓舞していたキャプテン@清武功暉……ぎゃー!手首の包帯は、ねん挫じゃなかったんだ(汗)
SBSでは追加初招集ながら大会MVPを獲得した彼が、3週間後にこんな厳しい表情ばかりになるとは思いませんでした。

「U17ワールドカップ」を前にチームを作り込み始めた、U17ブラジル代表と韓国代表。
彼らに対し1つ年上のチームであっても「チームとして勝利を掴むこと」という確固たる執念と集中力がなければ、勝つことはできない、本当にそう思い知らされた2試合。

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ロスタイム、それでも「執念と集中力」で「個人の打開力」を発動させた選手がいました。
バラ@茨田陽生が放つ左からの直接FK、クリアされた浮き玉をムサカ@六平光成が拾ってドリブルで持ち込みます。そして真ん中へのクロス!相手を強引にかわしてスミダ@住田貴彦、シュート!
ゴール!2-3。
最後の最後に、スミダくんの「初ゴール」が決まりました。

そして少しでも早くリスタートさせようと、ボールを抱え喜ぶ間もなくセンターサークルへと駆け出すのは、後半から出場の12番・佐々木一輝!
でもロスタイム残り2分の間に、彼らがもう一度U17韓国代表のゴールネットを揺らすことはできませんでした。

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試合終了。
縦ポンで崩され、終わってしまった90分。
最初の数分、その可能性を煌めかせた11番・菊池大介も、最後は何もできなくなっていました。
怪我をしている右手で握手ができなくなるほど体を張っていた14番・住田貴彦も、最後にゴールを決めたとは言え、表情は浮きません。
選手「それぞれ」に自分の特徴をアピールする瞬間はあったかもしれない。単に「チーム」としては機能しなかっただけ…そう割り切ることもできるはずの大会。
なにしろ毎回「最終メンバー選考を兼ねたチーム」で挑む「仙台カップ」で、U18日本代表が優勝できたことは1度たりともないのです。

でも、全員がうなだれていました。
去年から「東北選抜」が出場しなくなったため若干「気持ちの温度」が低いスタンドは、2点は取ったものの印象としては日本の「惨敗」と言っていいこの試合に、ため息を漏らすばかりです。

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前回の高校選手権には徳島商のエースとして出場、韮崎から2得点を、優勝した広島実皆から1得点をあげ、京都産業大学では前期リーグ最終節でデビューした12番・佐々木一輝は、ずっとずっと泣いているようでした。4月のUAE遠征以来、しかも追加召集だったこの大会に賭けていたのだろう彼にとって、悔しい思いの残る結果です。
そんな大学生の肩に気安く(?)腕をかけ、なぐさめているのは…またお前か!森岡亮太@高校生!(笑)
彼らに声をかける6番バラ@茨田陽生、シャツで顔をぬぐい前を行く菊池大介、今日この試合でピッチに立てたからこそ、よけいに抉り取られたプライドのかけらが彼らを苛みます。

「日本とは永遠のライバル。互いに競り合ってレベルを上げていくためにも、いい大会になった」
韓国の監督がこう締めくくった仙台カップ。
最終戦で、温存予定のメンバーを全てピッチへ送り込み、チームとして勝つためにやれることを全てやり尽くしたU17韓国代表に対し、連係の取れぬまま1つ年上というアドバンテージと個人の力だけで挑み負けてしまったU18日本代表にとっては、1分2敗で4カ国中最下位に終わってしまっても、選手たちが「それぞれの良さと可能性をアピール」できたならば、目的の大部分は達成できたと言えるだろう大会…。
そして、「先月のSBS」と「今回の仙台」両チームを分母としたメンバーから「最終候補合宿参加選手」が選りすぐられ、融合し、アジアの舞台に立つことになります。

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うつむきながら引き上げてくる選手たちを労う布監督の表情は、穏やかでした。
「市立船橋高校を監督していた時代と比べて、根本的に子供は変わっていません。戦うメンタリティーが足りないなんて言われることが最近多いですが、大人が刺激を与えていけば子供は吸収が早いので成長してくれますよ。」
日本サッカー協会の育成トップ「ユースダイレクター」でありながら、自分が管理するべきその「U18日本代表監督」に就任してしまった布監督は、7月のトレーニングキャンプを終えた後、インタビューにこう答えていました。

「勝利」と「敗北」で大きくプラスとマイナスに触れ動く「刺激」。
SBSと仙台カップで選手たちがそれぞれ受け取った「刺激」は、真逆のエネルギーだけれど、日本代表のユニフォームをまとい、チームメイトたちと飛び上がるほど喜んだり、芝を殴りつけるほど悔しがったり、涙を止められぬほどの激情に突き動かされたり、という文字どおり身も心も揺さぶられた経験は、必ず彼らを「自らが思い描く未来」へと促してくれるのだと信じたいと思います。


****
さて。前日の冷え込みの名残りは涼しい風の中にひそむだけで、紫外線量と気温はぐいぐいと上昇していたこの日の仙台。
それでもピッチが日陰になった午後4時には、快適なコンディションになりました。
いよいよ「仙台カップ2009」最後の試合です。

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日本と同じく、SBSとはメンバーを入れ替えた「U18フランス代表」対、U17ワールドカップのためにチームを仕上げている「U17ブラジル代表」。11月のU-17W杯初戦では日本代表と共にピッチに立つことになるかもしれない選手たちです。

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試合は立ち上がりから波瀾含み。いきなりフランスの6番ロイック・ダムールが交錯して、右のほほから大出血!(泣)担架で運び出されたまま、交代となったことがきっかけで、選手のみならず両監督までがエキサイトし始めます。
ブラジルの10番エドゥアルドが倒された時には、ピッチに転がる被害者そっちのけで、選手が揉み合う事態に。
あちらでどすん、こちらでばたん。ひっきりなしにファウルが起こり、FKは前半だけでも両チーム合わせて26本!
そして36分、そのFKの一つが実を結びました。
左のコーナー付近からFKを蹴るのは、前日に日本から2点目をあげてヒーローインタビューを受けていたブラジルの7番ジョアオ・ペドロ。3番のキャプテン@ジェルソンのヘッドがそのボールをフランスゴールへ叩き込みます!1-0。
あちらでハグハグ、こちらでハグハグ、ベンチに駆け寄って控え選手たちともハグハグ…そんな熱狂の中で、誰よりも冷静だった7番ジョアオ・ペドロは、ひとり静かに水分補給なんぞしています。う〜ん。なんかオーラ出てるな(笑)

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この後も混乱は続きます。ファウルの応酬になったわりには、イエローカードが1枚しか出ていない前半だったのですが、選手が倒される度に主審を大声で怒鳴り付けていたフランスの監督が、とうとうぶち切れました。
なんと試合途中にして選手を呼び集めています。「審判がまともにジャッジできない試合なんか、やってられっか!選手がこわされちまう!」ってな雰囲気です。逆に、前日オーバーリアクションで観客の人気をさらったブラジルの監督&コーチ陣は「なにがたがたぬかしてんだ」と、若干あきれ気味。審判団になだめられ、試合は続行となったけれど選手よりも大人が興奮して収拾つかなくなると言う、別の意味で面白い試合でした。

試合は結局前後半合わせて45本のFKという大荒れのまま、スコアは動かず。1-0でブラジルが勝利。3戦全勝で、大会優勝をものにしました。

*****
2009 仙台カップ 国際ユースサッカー[最終日]
2009年9月13日(日)16:00K.O.@ユアテックスタジアム仙台
U18ブラジル代表 1-0(1-0,0-0)U18フランス代表

[得点]
36分:3ジェフェルソン(ブラジル)
*****

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スタメン出場だった「日系3世」のガエル・カクタくん。ブラジルの7番ジョアオ・ペドロとどっちが見せ場が多いかな、とわくわくしていたら、前半はなんと「ほとんど上がらず、中盤の底でびっちりマンマークに付いていた」ジョアオ・ペドロに押さえられ、ゴール前まで到達できず…。それでもボールを持てば、切り返しの速いドリブルでそのチェルシーに愛でられた才能の片鱗を窺わせてくれました☆

****

最終成績は、3戦全勝の「U17ブラジル代表」が優勝。2位は1勝1分1敗の「U18フランス代表」、3位は最終戦日本に勝ち1勝2敗となった「U17韓国代表」、そして最下位は1分2敗の「U18日本代表」となりました。
大会MVPには、最後フランス戦で決勝弾を頭で叩き込んだブラジルのキャプテン@ジェルソンが、そして優秀選手には、フランスのガエル・カクタ、日本から3点目を奪った韓国の5番リム・チャンウ、日本の右サイドを走り続けた古林将太が、それぞれ選ばれました!

さあ「アジア1次予選」のキックオフまで、あと1か月半です。

U18日本代表メンバー一覧はこちら→

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8月に行われた「2009年SBSカップ国際ユースサッカー大会」の「笑顔がいっぱい」U18日本代表レポはこちらへ…。

第1日[写真レポ]
第2日[写真レポ]
この記事へのコメント
突然のコメで失礼致します。私、先日の仙台カップ2009U‐18日本代表におりました奥山武宰士の知人で谷田部と申します。この度、新潟での昇格を決めご両親と共に大変喜んでおります。仲間でご両親に昇格記念に何か贈り物をしたく、武宰士の写真をパネルにしてはどうか。ということになったのはいいのですが、肝心な写真素材がありません。イロイロと著作権などの問題もあり、こちらでご使用になっている写真・もしくは保管してある写真のデーターを販売して頂く事はできませんでしょうか?ド素人であり、こちら様の業界的にも何の知識もなく大変失礼なお願いをし申し訳ありませんが、ご検討・お返事を宜しくお願い致します。(決して無理は言いません。ムズかしいようであれば、諦めますので。)
Posted by 谷田部剛 at 2009年11月05日 10:15
谷田部剛 さま☆

コメントありがとうございます。
そして奥山武宰士選手のトップ昇格、おめでとうございます!

写真の件ですが、素人が小さなコンパクトデジカメで写したものですので、
お売りすることはできませんが、プレゼントさせていただくことはできます。

ただ、大きなデータがないのと、
「試合中カッコよくボールを蹴る奥山武宰士!」
みたいなキメキメのショットがないので(汗)
ご期待に添えるかどうかはわからないのですが…

とりあえず、
ranrankankan@mac.com
の方へメールをいただけますでしょうか。

よろしくお願いいたします。
Posted by ラン☆カン at 2009年11月06日 13:05
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