ランラン☆カンカンのアンダーカバー大作戦

2009/11/17

U18日本代表☆ロスタイムでオーストラリアに再逆転!☆アジア1次予選第5戦、3-2。全勝!

5試合中4試合に出場して6得点。
逆転して追いつかれ、ロスタイム5分目に「U18日本代表、5戦無敗」を決定づける再逆転弾を決めたのは、出場した試合で必ず相手ゴールを割った、リョウ@永井龍でした!!

4試合を戦って、勝ち点12でグループ首位となった日本の後塵を拝しているのは、「カンタス(航空) ヤングサッカルー[Qantas Young Socceroos]」というスポンサー名入りの長ったらしいニックネームを持つ、U18オーストラリア代表。ちなみにサッカルーは「サッカー+カンガルー」という新種の生き物(違)。やっぱりクロコダイルよりもキック力ありそうなところがポイントでしょうか。

A代表だとさっぱり勝てないのが、このオーストラリア。イギリスはもちろん東欧にルーツを持つ選手もいて、見た目以上にバラエティに富んだ国です。
でも、去年U19代表同士が対戦した「SBSカップ 2008」ではPK戦の末勝利をもぎとったように、まだ日本との「体格差」がはっきりとしていないヤングサッカルー相手なら、日本の「技術力」と「持久力」をさらに有利に働かせることができるはず…なにしろ相手の11番は身長170センチだったりするのです。

と思ったら、その170センチに同点弾を喰らってたーーー!(汗)

でもでも。U18日本代表、これがベストメンバーだろうと思われる「U18オーストラリア代表」を相手に、再逆転勝利で「アジア1次予選、全勝。グループ首位通過」をもぎ取ることとなりましたっ。

ああもう、なんつーかですね。ぶっちゃけ、うれしいですよぅ…
優勝した8月の「SBSカップ」から一転、9月の「仙台カップ」ではU17ブラジル&韓国代表にも勝てずに最終候補合宿へと突入することになった「U18日本代表」たち。
お腹壊しながらも「大勝」続きに気を緩めず、最後の最後まで勝つことにこだわってくれました。

091117_toshiyuki.jpg
途中出場のトシユキ@高木俊幸。追ってくるヤングサッカルーよりも、がっちりして見えます。

*****
AFC U19 CHAMPIONSHIP 2010 Qualifiers[Match13]
グループF 第5戦
2009年11月17日(火)15:00K.O.@Si Jalak Harupat Stadium(インドネシア)
U18日本代表 3-2(0-1,3-1)U18オーストラリア代表

[得点]
42分:3 DYLAN JOHN MCGOWAN
48分:23永井龍
50分:6菊池大介(PK)
67分:11 OAR THOMAS MICHAEL
90+5分:23永井龍
*****

曇天の下キックオフされた試合は、15分にケンタロウ@重松健太郎のFKがポストを叩くなど惜しいシーンを交えながら、左サイドからの崩しで日本がペースを掴みます。
ところが降り出した雨脚が勢いを増してきた前半終了間際、42分という嫌な時間に、CKから先制点をDFに奪われてしまいました。

それでも後半立ち上がり早々、ここまで4得点のリョウ@永井龍が、タクミ→ムサカ→タクミと左サイドのオーバーラップでつないだボールを受けて、同点弾をゲット!そしてその2分後には、倒されてゲットしたPKをダイスケ@菊池大介自らが決めて、日本、逆転!

ところが逆転の喜びが続いたのは17分間だけでした。雨の中、一瞬集中が途切れたのか、センタリングをオーストラリアの170センチ、登録はなぜだかDFの11番OAR THOMAS MICHAELにあっさり押し込まれて、後半22分、同点に追いつかれてしまいます。

勢いづくヤングサッカルー、足の止まり始めた日本。
「再逆転弾」を信じ、FWのケンタロウ@重松健太郎に替えて、同じくFW「インドネシア戦でハットトリック」をかましたトシユキ@高木俊幸を残り11分のところで投入。
残り3分には、DF寺岡真弘の替わりにショーヘイ@高橋祥平を入れているのですが、寺岡くんの負傷とかでなければ、最後の最後守備固めなのでしょうか…
※追記:寺岡くん、やっぱり怪我だそうです。

そしてロスタイムも終わりに近づいた5分。
ごーとく@酒井高徳が、味方のクリアボールをヘディングで落とし、相手DFが触れる直前、リョウ@永井龍がこの大会6点目となる「全勝でブループ首位通過」決勝弾を、オーストラリアのゴールへと叩き込んだのでした。

やったああああ!!!!

豪雨の中、マサルさん@加藤大も「全員が体調を崩した大会」と試合後に振り返るくらいの「壊したお腹」を抱えながら、最後の最後に消耗戦。
それでも「俺たちのU18日本代表」は、勝つことにしがみついてくれました!

[スタメン]
☆印は初戦チャイニーズ・タイペイ戦スタメン
○印は第2戦インドネシア戦スタメン
△印は第3戦香港戦スタメン
□印は第4戦シンガポール戦スタメン

■GK■
1中村 隼○△NAKAMURA Hayato 1991.11.18/183/77/浦和Y
■DF■
2田中優毅☆○TANAKA Masaki 1991.03.27/172/66/日体大/四中工
5酒井高徳☆△SAKAI Gotoku 1991.03.14/175/74/新潟/新潟Y
13扇原貴宏☆○△OHGIHARA Takahiro 1991.10.05/181/65/C大阪U-18※トップ昇格内定
15阿部 巧△□ABE Takumi 1991.05.26/165/62/東京U-18※トップ昇格内定
28寺岡真弘□TERAOKA Masahiro 1991.11.13/179/70/神戸Y
 →87分:DF3高橋祥平○△TAKAHASHI Shohei 1991.10.27/180/74/ヴェルディ/ヴェルディY
■MF■
6菊池大介☆○△KIKUCHI Daisuke 1991.04.12/170/64/湘南/湘南Y
10六平光成☆○△MUSAKA Mitsunari 1991.01.16/174/64/中央大/前橋育英
19加藤 大☆○△KATO Masaru 1991.05.07/173/62/三菱養和※新潟入団内定
■FW■
9重松健太郎□SHIGEMATSU Kentaro 1991.04.15/173/68/東京U-18※トップ昇格内定
 →79分:FW22高木俊幸☆○△TAKAGI Toshiyuki 1991.05.25/170/60/ヴェルディY※トップ二種登録
23永井 龍☆○△NAGAI Ryo 1991.05.23/177/66/C大阪U-18※トップ昇格内定

*****
第3戦までほぼ固定されていたメンバーに、第4戦目でアピールに成功したのだろう選手が加わったスターティングメンバー。

     重松 リョウ
ごーとく マサル ムサカ 菊池
 タクミ 扇原 寺岡 マサキ
      ハヤト

出れば必ず点を取るリョウ@永井龍と2トップを組んだのは、トシユキ@高木俊幸ではなく重松健太郎でした。
実は、2-0でシンガポールを下した前の試合後、
「足先だけでプレーできてしまう環境でやりすぎていると、今日のような芝でそれができない時に、リズムに乗れない選手がいる。すぐに倒れて審判の顔を見るようなプレーをしていては、公式戦は勝てないということを理解してほしい。そういう意味で『駆け引き』ができない選手が多い。」
と布監督がコメントしていて、話を総合すると一番倒れていたのがケンタロウ@重松らしかったので、ちょっと心配していたのです…
FC東京U-18では、やはり集中して相手に狙われる場面が多いケンタロウ@重松ですが、むやみに倒れてファウルをもらおうというプレースタイルには思えなかったし、結局この最終戦…布監督がベストなチームを組みたいと言ったオーストラリア戦で…スタメン起用されているということは、期待され信頼され、さらにFW登録でただ一人点が取れていないケンタロウ@重松に「この大舞台で自分のできる限りをアピールしてこい」という意味を含めてのことなのかなあ…だったらいいな。

最終ラインは、ほぼ「8月のSBS」メンバーが揃いました。CBは「185センチ以上に背が伸びたっぽい」扇原くんを軸に相方を全て入れ替えた5試合でしたが、ショーヘイ@高橋祥平がスタメン起用されなかったのは、体調の問題でしょうか。

このオーストラリア戦で2失点するまでは、相手のシュートを全て防ぎ、失点0だったGK陣は、今日スタメンのハヤト@中村隼が3試合、荻野賢次郎と川浪吾郎がそれぞれ1試合ずつ、という起用になりました。
シンガポール戦スタメンの、チーム内最高峰@193センチ・川浪吾郎は、柏レイソルへのトップ昇格内定です!おめでとうございます☆
※11/29荻野賢次郎@峰山高校が、セレッソ大阪に入団内定しました。
おめでとうございます!
※大汗ものの訂正:最初、この試合のGKを荻野賢次郎だと思い込んで記事を書いてしまい…コメント欄にご指摘をいただきました。訂正させていただいてます。ラッキーさま、ありがとうございました。

そして今大会、一番安定していたのは中盤。キャプテンのムサカ@六平光成を中心にしたドイスボランチ+両ウイングの4人は、マサルさん@加藤大・4得点、ごーとく@酒井高徳・2得点、ダイスケ@菊池大介・1得点という充実っぷり。本当に「頼もしい」と言える奴らになりました!


*****
5勝0敗0分。得点19、失点(このオーストラリア戦のみの)2点、得失点差17。勝ち点15。
4勝1敗1分となった2位オーストラリアに、総得点で2点、得失点では4点の差をつけて、「俺たちのU18日本代表」は「2011年U20ワールドカップ、アジア1次予選」をグループ首位で通過しました。

来年2010年には、「アジア最終予選」が待ち受けています。
去年、サウジアラビアの地で、U19日本代表が「U20日本代表として手に入れるはずだった未来」を打ち砕かれた、その舞台。
もし来年「U19日本代表」が同じ結末を迎えてしまったら、「2012年ロンドン五輪」への出場もできなくなってしまうかもしれない、そんな「舞台」です。

今日の勝利をもって「U18日本代表」は解散となります。
彼らが次に目指すものは、プロの世界での「デビュー」だったり、「スタメンを取ること」だったり、「点を取ること」だったり…。そう次のステージで、それぞれが自分のポジションを掴み、結果を出すことが目標となるのです。
そして試合への出場機会はプロよりも多いかもしれない大学生たちは、それでも「プロとアマチュア」の差を意識して縮めていくことに、神経を集中していかなければなりません。
来年「U19日本代表」として、ピッチに立つために。

アジアの東の片隅で垣間見た「世界」を、未来への糧とするために。

チームメイトとの、そして自分自身との戦いは、ここからすでに始まっています。

1年後アジアの舞台で見られるだろう、彼らの笑顔を信じて。
がんばれ。がんばれ。

*****
U18日本代表メンバーリストはこちら→

[布監督のコメント]
「5勝で勝ち点15という結果は、選手をほめたい。
今日はフィジカル面、高さ面で負けないこと、そのためにボールを動かして接点を避けるなど、日本らしさをもっと出したかった。
まだまだだが、手応えは感じた。

後半、逆転して相手が止まった時もあったが、同点にされてから10分間、全く受けに回った時間があった。
精神的にも体力的にもキツイ時にどう立て直すか?
自分たちの持ち味をどうやって出していくか?
ある意味いいシュミレーションになった。

選手は真面目だし、向上心を持って取り組んでいる。チームの土台を固め、その上で個人の良さを出していきたい。
下の世代から加わる選手もいるでしょう。
今回のベースの上に『技術の質』『動きの質』を高めて、動きの『量』で勝負するしかないと思っています。」

*****
2011年、コロンビアで行われる(予定)「U-20ワールドカップ」への出場権を賭けた「U19アジア最終予選」は、来年2010年11月1〜16日に、中国・タイ・インドネシアのいずれかで開催されます。
この記事へのコメント
こんにちは。いつも読んでますよ。

まずは、予選トップ通過良かったですね。
本来は消化試合とはいえ、日本・豪州共に本気モードで
勝負をかけたゲームで勝てたのは評価したいですね。

AFCサイトを確認すると、GKは中村隼だったようですが・・。
Posted by ラッキー at 2009年11月18日 03:36
ラッキー さま☆

申し訳ございません…ローマ字表記をどう読み違えたのか、
GKは確かにハヤト@中村隼でした!(大汗)
訂正させていただいております。

コメント&ご指摘、ありがとうございました。

…本当に、彼らががんばれて、よかったです…
Posted by ラン☆カン at 2009年11月18日 09:27
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