ランラン☆カンカンのアンダーカバー大作戦

2009/11/26

関東大学サッカーリーグ2009☆閉会式。そして夢との距離感☆写真レポ

すっかり薄暗くなった西が丘のピッチに、24大学の選手たちが列を成し、入場してきます。
右からは「関東1部」が、左からは「関東2部」が。
バックスタンドにはトップ登録以外の選手たちが、各校のスーツやジャージ姿で陣取り、照明で長い影をピッチに伸ばす、仲間の後ろ姿を見つめています。

2009年11月22日、日曜日。
見納めになるかもしれない、4年生がピッチに立つその姿、を。

091122_div1_nyujo.jpg

順位の低い大学から入場してくる閉会式。
関東1部の5位以下となり、インカレへの出場が叶わなかった4年生たちは、今日以降大学のユニフォームを着てプレーすることも、そしてもしかするとサッカーを続けること、それすらもしないのかもしれません。
大部分の卒業予定選手は、プロへの道に進まないのですから…。

◆関東大学サッカー1部2009 最終順位◆
優勝 流通経済大学
2位 中央大学
3位 明治大学
4位 駒澤大学
---インカレ出場の壁
5位 慶應義塾大学
6位 国士舘大学
7位 早稲田大学
8位 神奈川大学
9位 筑波大学
10位 法政大学
---2部降格
11位 専修大学
12位 東海大学

今シーズン昇格してきたばかりの東海大は、無念の逆戻りです。

091122_perspective.jpg

なんというか「紅海を割った」という旧約聖書に出てくるモーセのような気分になる眺め…
干上がった海底のごとき溝は、そのまま「関東1部」と「2部」の間に横たわる、深くて暗いルビコン川のようですって何言ってんだか分かんないよ!

左の塊は今シーズンを「関東2部」で戦った選手たち。
上位2校が来シーズン、ルビコン川を渡ります!優勝した順天堂は1年での復帰となりました。

◆関東大学サッカー2部2009 最終順位◆
優勝 順天堂大学
2位 拓殖大学
---1部昇格の壁
3位 東京学芸大学
4位 青山学院大学
5位 日本体育大学
6位 朝鮮大学校
7位 尚美学園大学
8位 桐蔭横浜大学
9位 東京農業大学
10位 東洋大学
---地区リーグ降格
11位 上武大学(北関東地区リーグへ)
12位 成蹊大学(東京都大学リーグへ)

ちなみに「関東大学サッカー大会 昇格決定戦」を制して、関東2部へ昇格してくるのは、「関東学院大学(神奈川県代表)」 と「國學院大學(東京都第1代表)」。
入れ替わりで降格してしまう2校は、今シーズン昇格してきたばかり。成蹊はスポーツ推薦の枠がなく、上武は初出場でした。共に大学サッカー最高峰リーグを「思う存分やり切れた!」と思える1年になっていたらいいなと思います。

さて。
この人垣の中、あちらこちらにいるはずの「選手権、あの時のあの選手あのキャプテン」やら「クラブユースでわくわくさせてくれた選手」たち。
このブログで高校生を追い始めたのが2005年12月からなので、全学年に「卒業後、大学という舞台での活躍を願っていた選手」がいることになります。

とはいえスタンドからでは選手の顔は直径1ミリ程度。見分けられないよう…と思った瞬間目に飛び込んだのが…

091122_tanakamasaki.jpg

マサキ@田中優毅(91.03.27 1年/四中工)!!…ちなみに写真右のサラサラヘア。
運動音痴な人間にとっては、ある意味「東大よりも難易度の高いっつーか入学不可能な」日本体育大学@関東2部。
その列の中、なぜだか(ラン☆カンの網膜で)キラキラと輝いていた顔の持ち主は、つい1週間前にインドネシアで右サイドをがんがんに駆け上がり、オーストラリア代表から勝ち点3を奪い取っていた「U18日本代表」の超攻撃的右SBです。
前期リーグではパンフレットに掲載もされず、残り2節となった5月24日の上武大戦で初スタメン。それ以降、代表に召集された期間をのぞいて1年生ながらスタメンをはり続け、8試合にフル出場しました。

そして写真左は、2年前のサハラカップ(現「サンスタートニックカップ」)で優勝したFC東京U-18のFW、米田直人(89.07.02 2年/FC東京U-18)!
(当時のJ'sGOAL特集記事→
チームメイトだった大竹洋平と椋原健太は、今、東京のトップチームでプレー中。
米田くんも今シーズンは6得点9位&6アシスト3位と、大学で結果を出しています。

その二人に挟まれて立つのは、もしかして、間違えてたら本当にごめんなさいなのですが、松田圭右(88.10.06 3年/八千代)選手ではないでしょうか…。高校選手権で野洲が優勝した次の年、たかし@乾貴士(現・C大阪)や、ゆーだい@田中雄大(現・関西大/ユニバ代表)のいた野洲高校を3回戦で破り、そして豪雨の国立、準決勝で終了間際のOGに泣いた、あの…八千代のボランチ!
高校選手権3回戦★野洲vs八千代★里程標★写真レポ

んで、たかし@乾貴士の名前が出たついでに、もう一つ叫んどくと…「マサキ@田中優毅とたかし@乾貴士、似てるよねーーーー?」
はあ、すっきりした。8月のSBSからずっと気になってたんだもん。

091122_nakagawa_kojima_matsumoto.jpg

キャプテンが「校旗」を手にする学校が多い中、プラカードを掲げチームを牽引してきた中川靖章@慶應キャプテン(左下)。
最終節の前に「関東1部5位」が決定し、インカレ出場を逃した慶應は、約3時間前、優勝がかかる中央大を相手に魂のこもった好ゲームを展開し、後半ロスタイムに至るまで、中央大優勝の可能性を0に追い込んでいたのでした。
逆転負けとなった試合後、号泣していた中川靖章。彼がプレーする姿を、今日これ以降、見ることは叶いません。

中川キャプテンの斜め後ろ、上目遣いで表彰式を見守るのは国士舘の…コジコジ@小島暢明@遠野高校キャプテン。
鹿児島実業との対戦になった「第84回選手権準決勝」。なんと遠野はキャプテン@コジコジを含む主力の3人が出場停止という状態で挑むことになり、結局鹿実に敗れてしまいました。「高校サッカー年鑑」恒例の「キャプテン対談」では、優勝した野洲のにっちょ@金本竜一(現・京産大)、準優勝・鹿実の赤尾公(現・鹿屋体大)、遠野と同じく3位になった多々良のすがきょん@菅田恭介(現・早稲田)と共に「プロになるのが夢」と語っていた、コジコジ@小島暢明。
彼にとって国士舘大学でのプレーは、どんな結果を生む4年間となったのでしょうか。

校旗で半分しか顔が見えないのは、柏好文@国士舘キャプテン。そしてその旗から記憶を反芻するような顔をのぞかせているのが、コジコジ@小島暢明と同じく「第84回選手権」に「青森山田の俊足右サイド」として出場していた、レイチェル@松本怜@早稲田。
2年前、新2年生になった時には、現・早稲田キャプテンの中川裕平(四中工※2010/2/4 HONDA FC入団内定)と「ワセダウィルウィン」でこんな初々しい対談をしていたのに、3年生時の「早慶戦 選手名鑑」では、鼻に指突っ込んだ写真で登場して、大いにがっかりさせてくれた彼ですが(笑)数々のプロチーム練習参加を経て、卒業後は「横浜Fマリノス」でプロ選手となります。

そして左奥、顔の見えている早稲田の選手は、去年のクラセン王者@FC東京U-18のキャプテンだったCB畑尾大翔。1年生ながら10試合以上に先発フル出場、シュートも打ってるという活躍っぷりでした。


…うう、海馬が暴走してキリがないので、すっかり暗くなってしまったピッチ上で行われている「表彰式」へと目線を切り替えることに…

091122_shinjinsho.jpg

◆2009新人賞◆
リーグ戦全22試合中、8試合以上に出場してなおかつ出場停止が3試合未満という1年生が対象となるこの賞。高円宮や選手権で活躍していた選手たちが、やっぱり選ばれました。

瀬沼優司(90.09.01 筑波 1年/桐光学園)
松岡祐介(90.05.08 明治 1年/広島皆実)
六平光成(91.01.16 中央 1年/前橋育英)
砂森和也(90.09.02 順天堂 1年/千葉U-18/08年ジェフリザーブス)

もっとデカイ気もするけど、登録上は184センチな瀬沼くんは、今年21試合に出場して8得点・ランキング7位という活躍ぶり。
松岡くんは、前回の選手権で「半端ない大迫勇也(現・鹿島)」を1得点に押さえ、3-2で鹿児島城西から優勝をもぎとった広島皆実のキャプテン。準決勝で対戦した鹿島学園のキャプテン@阿渡真也と「絶対負けられないなと言いながら」明治へ進学しましたが、最初の1年は松岡くんがリードしたようです。
そして顔の小ささに比例して、肩幅も腰回りも頼りなげに見えるムサカ@六平光成…意外。全勝で「アジア1次予選1位通過」を成し遂げた「U18日本代表」の10番を背負い、キャプテンマークを巻いた「早生まれ」のボランチですが、同学年に混じると華奢だったりするんだな〜。それともインドネシアでお腹壊しちゃったせい?(違)

…い、いかん。さくさく行きます。

091122_saitashutsujo.jpg

◆4年間最多出場◆
4年間のリーグ戦全88試合中、最も多くピッチに立った選手が選ばれる賞。1年生の初っ端からスタメンを勝ち取っていなければ、受賞できません。

常盤 聡(87.05.14 東農大 4年/FC東京U-18)※12/8水戸ホーリーホック入団
柏 好文(87.07.28 国士舘 4年/韮崎)※11/26ヴァンフォーレ甲府入団
伊藤大介(87.04.18 順天堂 4年/千葉Y)ユニバ代表※12/23ジェフ千葉入団

東京のユース時代には「ゴール後のバク転」でチームを盛り上げていたトキワくん、大学でもやっていたのでしょうか。
(4年前のサハラカップ「三菱養和vマリノス」「東京v清水」の写真レポです→
この時の三菱養和には、現在、順天堂4年で柏の特別指定選手でもある田中順也がいました)

091122_murata.jpg091122_funayama.jpg091122_chiaki.jpg

◆アシスト王◆村田 翔(87.04.02 中央 4年/FC東京U-18)
もちろん最多アシストの選手がもらえます。ただし11本以上から。
先制点を奪われた今日の慶應との最終戦。優勝への可能性を残す2得点を演出したのは、やっぱりキャプテン@村田翔!表彰式後にはユース時代のチームメイト、トキワくん@常盤聡と談笑していました。
※12/16追記:水戸でまたチームメイトになっちゃいます☆

◆ベストヒーロー賞◆船山貴之(87.05.06 流経 4年/柏U-18)
観戦者投票で選ばれる、ある意味「一番名誉」な賞。存在感抜群でした。

◆MVP◆千明聖典(87.07.19 流経 4年/流経大柏)ユニバ代表
この表彰式のほんの1時間前に優勝が決まった流経大。でもチアキ選手は怪我のため出場できず。手術を控えていると言う足を引きずりながらの閉会式参加でした。

091122_okamoto.jpg

◆関東2部・得点王◆岡本達也 18得点(86.09.19 順天堂 3年/磐田Y/磐田)
2005年に磐田ユースからトップ昇格。でも2007年に大学への進学を決めて、プロ選手になってもこういう道の選び方ができるんだ、と、ほっとさせてくれた選手の一人。
2006年に神戸へ行った豊満貴之@鹿実、中田智久@中京大中京、そして2007年にトップ昇格した磐田のにゃんこ@中島良輔などなど、今では大学生としてプレーする選手がたくさんいます。

ちなみに1部の最多得点は船山貴之(流経 4年)と鈴木寛一(中央 4年)の「12」。得点王は14点以上が対象のため、関東1部には該当者がいませんでした。


2部優勝の順天堂、1部優勝の流経大、それぞれの表彰式も終わり、潮が引くようにピッチから退場してゆく選手たち。
まだ、もう少し、残ることを許されたのは、各賞の受賞者とそれぞれ3位入賞した大学サッカー部員だけです。

091122_chuo_cheese.jpg

公式の写真撮影を待つ間、仲間内で記念撮影を始めた中央。
この記録された笑顔が、彼らの未来を支え続けてくれるんだろうな。
そして…後ろでパンチを繰り出し戦ってるのは、小林裕紀(明治 3年)。男ってやつぁ…21歳になってもやってることは高校生とあんま変わりません(笑)

091122_gakugei.jpg

去年1部から降格。1年での昇格は成らなかった東京学芸大、関東2部・3位です。
左下の高橋秀人がFC東京に入団する以外、前列左から3人目のソヤ兄@征矢貴裕(ヴェルディY)を含め、4年生のほとんどはサッカーを引退することになります。

「まあまだ先か、いつかこんな日が俺にも来るんだな、と(後輩たちは)感じている位だと思います。ずっとそう思っていて、いま、その時が来た俺です。」
学芸大サッカー部が運営しているブログに、そう綴られていた4年生・武居惇選手の「今の俺について」

「サッカーにだけに関わらず、いろんなものが最後だということに気づく。自分の住んでるこの部屋も、もうそろそろ最後だ。」

091122_takushoku.jpg

関東2部2位で昇格を手に入れた拓殖大。
水戸の特別指定を受けていた10番の小林悠(87.09.23/麻布大淵野辺)が、川崎フロンターレへの入団を決めました。俺様@楠神順平@同志社と同期入団になります☆

091122_juntendo.jpg

22試合で2位拓殖大と4ポイント差の勝ち点52、得失点差が40という成績で2部優勝。1年での1部復帰を決めた順天堂。
田中順也(4年)が柏の、去年U19日本代表としてサウジアラビアの地で涙した松本拓也(3年)が湘南の、特別指定を受けています。

091122_meiji.jpg

関東1部3位、そしてなにより天皇杯で史上初「J1クラブチームを敗った大学」として、名を馳せた明治。
クラブユースや高体連の有望株をどんどん育てて、勢いと若さ故の波がある面白いチームになりました。期待の1年生はもちろん、来年4年生になる小林裕紀と3年となる奥田大二郎のヴェルディユース組は、坊主頭の時から注目してます(笑)!
2006年クラセン決勝、ヴェルディY vs ガンバY & 2006年高円宮、ヴェルディY vs 広島観音の写真レポ。坊主坊主と連呼中(苦笑))

091122_chuo.jpg

ほんの4時間前までは「暫定リーグ王者」だった、関東1部2位、中央。昨年度インカレ優勝の実力は、メンバーが入れ替わっても削がれることがありませんでした。
名古屋に入団内定した新井辰也、そしてキャプテンでありゲームの支柱でもある村田翔たち4年生に加え、1,2年生も原動力に。
U18日本代表のムサカ@六平光成はもちろん、去年10月、U19日本代表候補として新潟合宿に参加したものの、怪我のためほぼ「ホペイロ見習い状態」だったFW林容平(浦和Y)が大爆発。
閉会式前の第一試合、慶應のゴールめがけロスタイムに「優勝に望みを残す逆転弾」を叩き込んだのが、彼。インカレでの活躍も期待したいです。

091122_musaka.jpg

んで。ムサカ。いや別にわざわざ拡大しなくてもよかったんですが…
新人賞のトロフィーも見せびらかしたいけど、今の俺はこいつがなくちゃ眠れないんだーー!ってアフレコしたくなるくらい、この「中大」のプラカードにご執心。
仲間が気を利かしてプラカードを持ってやろうと手を伸ばしても、なぜだか拒否しまくり(笑)いや〜プラカード、よく似合ってるよ♪(違)

091122_ryukei.jpg

たぶんこれは「すごく大人しく写っている」関東1部優勝の流経大。
左端で己の世界に突入しているのは、大宮に入団内定の金久保順(水戸短期大付属)、プラカードの上で満面の笑みをふりまいているのが、浦和へ入団が内定している宇賀神友弥(浦和Y)。前列左から4番目でメダルを掲げているのは、広島に入団内定の石川大徳(流経大柏)です。そして後ろの右から3番目は、今日2点目を決めたソヤ弟@征矢智和(2年/ヴェルディY。兄は学芸大4年)。
インカレで関東大学リーグの底力を存分に魅せつけちゃって下さい!


091122_div2_best11.jpg

◆関東2部2009 ベストイレブン◆
後列左から
MF 杉本 真(87.10.27 拓殖 4年/常葉橘)11/27栃木SC入団
DF 武田英二郎(88.07.11 青山学院 3年/マリノスY)
DF 高橋秀人(87.10.17 東学芸 4年/前橋商)FC東京入団/ユニバ代表
DF 関 直也(87.06.05 順天堂 4年/鹿島高)
FW 岡本達也(86.09.19 順天堂 3年/磐田Y/磐田)
MF 伊藤大介(87.04.18 順天堂 4年/千葉Y)ユニバ代表
前列左から
MF 小野寺達也(87.08.04 拓殖 4年/麻布大淵野辺)11/27栃木SC入団
FW 山本恭平(87.11.12 尚美学園 4年/日本学園)
FW 田中順也(87.07.15 順天堂 4年/三菱養和)12/15柏レイソル入団
GK 松本拓也(89.02.06 順天堂 3年/磐田Y)湘南ベルマーレ特別指定
MF 三浦旭人(87.08.11 順天堂 4年/マリノスY)

小野寺達也の額に宿った星は、ガーゼにテープという痛々しい処置の跡。おでこ、割っちゃったんでしょうか…
しっかし高橋秀人はネックウォーマーに手袋と、完全防備です。おっさんくさいんじゃなくて、体脂肪が少なすぎて寒いんだって言うことですよね、ですよね。

091122_div1_best11.jpg

◆関東1部2009 ベストイレブン◆
後列左から
DF 新井辰也(88.01.14 中央 4年/都立日野台)名古屋グランパス入団
GK 増田卓也(89.06.29 流経 2年/広島皆実)
DF 山村和也(89.12.02 流経 2年/国見)ユニバ代表
MF 山田大記(88.12.27 明治 3年/藤枝東)ユニバ代表
MF 中町公祐(85.09.01 慶應 4年/高崎高/湘南)12/4アビスパ福岡入団/ユニバ代表
FW 船山貴之(87.05.06 流経 4年/柏U-18)2010/1/8栃木SC入団
前列左から
FW 鈴木寛一(87.10.28 中央 4年/浦和東)
MF 村田 翔(87.04.02 中央 4年/FC東京U-18)12/16水戸ホーリーホック入団
MF 千明聖典(87.07.19 流経 4年/流経大柏)12/29ファジアーノ岡山入団/ユニバ代表
MF 金久保順(87.07.26 流経 4年/水戸短期大付属)大宮アルディージャ入団
DF 比嘉祐介(89.05.15 流経 2年/流経大柏)ユニバ代表

右上は酎ハイ片手に乱入してきた酔っぱらいではなく、船山貴之です!

**

カメラの列に向かって肩を寄せ合い、笑顔をふりまく彼ら。でもこの11人、さらに今日西が丘のピッチに集った全選手たち、一人ひとりの間には、埋まることのない溝があるのです。
それはそれぞれが胸に抱く「夢への距離感」。

彼らがクラブユースや部活動を引退する時には「まだ、大学っていう次のピッチがあるよ!」と、ひそかに声援を贈ることができたのです。
でも「大学を卒業する」今、「次のピッチ」がその先に待っている選手はほんのわずか。

サッカー選手として抱いてきた「夢」への距離が、ここで決まってしまうのです。

たぶんその「夢への距離」を測り続けてきたはずの4年間。
限りなく0まで近づいた選手も、手の届かないところへ遠ざけてしまった選手も、ここで一区切りをつけなければなりません。

負けてしまっても「次で取り返せばいいよ!」と、言えなくなる…
観戦するだけの者にとっても、これは胸の詰まる瞬間です。


高校選手権開会式のように、ピッチに整列した選手たちが隊列を組んで一斉に前進してくる…
そんな瞬間見たさに、そして関東の大学へ進学した「あの時の高校生」たちが一堂に会してる…
そんな光景にうきうきしたくて、リーグ最終戦と閉会式の行われるスタンドに陣取ったのですが、「アマチュアのサッカー選手たちが、自分の人生に大きな杭を打ち込む」瞬間に立ち会うことになるのだと気づいてからは、第三者が軽い気持ちで目撃していいものなのかと、ちょっぴりナイーブになってしまいました。

でもこれが「ユースサッカーの終点」。

時間が過去から未来へと、一定方向にしか流れないのだとしたら、いつかは訪れなければいけない「ある活動の終わり」なのです。


初冬の夕間暮れ、薄暗いピッチの中、終わりを告げた夢があります。
その行方を、この先見ることはできないけれど、夢の名残が、現実に塗れながらも未来を行く彼らを支えてくれるのだろうと信じて、最後のエールを贈りたいと思います。
まあ、ここに書いたところで伝わりはしないんですが(苦笑)自分自身の区切りの意味も込めて。

サッカーがあったから、あなたを知ることができました。

ありがとう。
そしてこれからも、頑張れ。

****
関東大学1部リーグ最終戦、「中央vs慶應」「流経大vs明治」の写真レポ、
書きました→
posted by ラン☆カン at 02:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大学生にも注目してみる
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:


コメント:


 

この記事へのTrackBack URL
http://blog.seesaa.jp/tb/133706449