ランラン☆カンカンのアンダーカバー大作戦

2009/12/13

U20日本代表★PK戦までもつれ…銀メダル★東アジア競技大会決勝

金メダルの懸かる決勝戦、相手は地元「香港代表」。

東アジアのオリンピックで、年上となるチームを相手に3戦全勝で勝ち上がった「U-20日本代表」、開始22分、コースケ@山本康裕のコーナーキックが、先制弾を呼び起こします!

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折り返しをDFタイスケ@村松大輔シュート!ゴーーール!!!
1-0。

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32000人近い香港の観客を前に、立ち上がりから落ち着かなかったゲームの中で、「自分の気持ちが勝った」という先制点を奪う大仕事をやってのけたのは、藤枝東卒業後、HONDA FCでバイクを組み立てながらサッカーを続けていた選手が、8か月後に追加召集でU19日本代表に選ばれ、そのままポジションを掴み、その2か月後にJ2の湘南へと移籍、スタメンとお嫁さんをゲットして来シーズンからはJ1リーガーという…ガラスの靴を履いたまま、脇目もふらず階段を駆け上っていくシンデレラボーイ、でした。

*****
第5回東アジア競技大会2009@香港
Final - Match No: 10
2009年12月12日(土)17:00K.O.@Hong Kong Stadium
U20日本代表 1-1,PK2-4(1-0-,0-1,0-0,0-0)香港代表

[得点]
22分:村松大輔(湘南)
47分:CHAN Siu Ki(香港)
*****

その後、流れが日本に傾けばよかったのですが、地元チームでなおかつ「20歳以下」が相手とあっては、香港代表のプライドがそれを許しません。
日本がそれから打てたシュートは、ケンスケ@永井謙佑の1本のみ。若干香港に気圧された状態で、前半が1-0のまま終了しました。

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さあ、気合いを入れなおすぞと思う間もなく…後半、アタマから交代出場して1分17秒目のCHAN Siu Kiに、いきなりゴールを奪われ、1-1となったU-20日本代表。ゲームは後半早々から振り出しに戻ってしまいました。
香港の激しいプレッシャーを受け、そこから日本は攻めあぐねてしまいます。でもそれは香港も同じこと。

「相手に引かれた時に、もっとシュートに持っていかないといけない。」と言うのは、77分に大塚翔平と交代した、ユーヤ@大迫勇也。
お互い攻めきれずファウルを繰り返し、それでも日本はなんとか7本のシュートを打つのですが…ゴールは割れず。

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89分、シュートを放ち、コーナーを蹴り、ファウルを犯す…という一人怒濤の暴れっぷりをみせたカワノ@河野広貴でしたが、決勝弾は奪えず。
両チーム、2試合続けての延長戦に突入してしまったのでした。

*****
[U20日本代表スタメン]
★…2008年U19日本代表・アジア最終予選メンバー
△…2009年カタール国際メンバー
○…2009年8月韓国遠征メンバー
□…2009年8月スペイン遠征メンバー
▲…今大会初戦「対北朝鮮」出場
●…今大会第2戦「対マカオ」出場
☆…今大会準決勝「対韓国」出場

■GK■
23松本拓也★□▲☆MATSUMOTO Takuya 1989.02.06/183/76/順天堂/磐田Y
■DF■
3鎌田翔雅★○□●KAMATA Shoma 1989.06.15/172/66/湘南/湘南Y
4鈴木大輔▲●☆SUZUKI Daisuke 1990.01.29/181/69/新潟/星稜
7村松大輔★△●☆MURAMATSU Taisuke 1989.12.16/176/71/湘南/HONDA FC/藤枝東
8比嘉祐介□HIGA▲☆ Yusuke 1989.05.15/168/67/流経大/流経大柏
■MF■
5山村和也△○□▲☆YAMAMURA Kazuya 1989.12.02/184/75/流経大/国見
10山本康裕★○▲☆YAMAMOTO Kosuke 1989.10.29/177/76/磐田/磐田Y
 →111分:FW17柿谷曜一朗★(▲?)●KAKITANI Yoichiro 1990.01.03/172/58/徳島(C大阪)/C大阪U-18
11青木拓矢★○▲●☆AOKI Takuya 1989.09.16/179/73/大宮/前橋育英
16河野広貴★△▲☆KAWANO Hiroki 1990.03.30/165/58/ヴェルディ/ヴェルディY
 →102分:MF14遠藤敬佑★□▲☆ENDO Keisuke 1989.03.20/180/70/水戸/千葉Y
■FW■
20永井謙佑★□▲☆NAGAI Kensuke 1989.03.05/177/67/福岡大/九国大付
21大迫勇也○●☆OSAKO Yuya 1990.05.18/182/70/鹿島/鹿児島城西
 →77分:FW22大塚翔平△▲☆OTSUKA Shohei 1990.04.11/179/69/G大阪/G大阪Y

****

準決勝からDF2枚を入れ替えただけで、あとは「西村昭宏監督的ベスト布陣」となったのだろうスタメン。
特に12月19日に韓国で行われる「U-20韓国代表との親善試合メンバー」にも選ばれた、DF鈴木大輔・村松大輔、MF山村和也・青木拓矢・山本康裕・河野広貴、FW大迫勇也には、かなり信頼と期待を寄せているんじゃないかな〜と思います。

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19日の韓国遠征には選ばれなかったけれど、準決勝では韓国代表相手に、決勝弾を叩き込んだケンスケ@永井謙佑。すでにプロの間で争奪戦の気配です。ただしこの試合は120分でシュート3本、枠には1本。上手く相手の裏へと抜けられなかったみたいです。
そして枠には飛ばなかったけれど、やっぱり3本のシュートを放ったカズヤ@山村和也。この大会はすべてボランチ起用でした。

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カズヤ@山村と同じく、マカオ戦以外スタメンフル出場のうちなーんちゅ@比嘉祐介。相手をすべて1失点以内に抑えた守備陣の一翼を担っています。

シュート数19対25、枠内シュート6対14。120分が経過して、香港代表が優勢ながらも、お互い決め手に欠いてスコアを動かすことができず、PK戦へとメダルの行方が委ねられることになりました。

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香港先制で、1人目をGKタクヤ@松本拓也、(たぶん)阻止!ケンスケ@永井謙佑、成功!
という願ってもないスタートを切ったPK戦でしたが…

香港× 0-1 20永井謙佑○
香港○ 1-1 22大塚翔平×
香港○ 2-1 4鈴木大輔×
香港○ 3-2 11青木拓矢○
香港○ 4-2

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この大会、初戦にゴールを決めた大塚翔平とキャプテン@鈴木大輔の2人が、香港代表最年少・19歳のGKに止められてしまいました。
4人目、キャプテン@鈴木と共に全試合スタメン出場のタクヤ@青木拓矢が成功させるものの、香港の5人目は地元の期待を背負って、きっちりと日本のゴールマウスに金メダルへのペナルティキックを押し込み、試合終了。
PK戦2-4で、U-20日本代表は決勝に敗れてしまいました。

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うなだれる大塚翔平を、控えGK大谷幸輝と、途中交代したコースケ@山本康裕、そしてショーマ@鎌田翔雅という、去年U-19日本代表としてU20ワールドカップ出場権を逃した、その喪失感を知っている3人がなぐさめています。
経験した痛みが大きいほど、乗り越えさらに進もうとするその人のエネルギーは、ただの同情じゃない、寛容と説得力をもつのかもしれません。

****

こうして「銀メダル」獲得となり、チームとしての活動を終えた「2009年のU-20日本代表」。
12月19日には「これまで召集することができなかった、Jのトップチームで活躍している選手たち」を含めた「最後のU-20日本代表」が、U-20韓国代表との親善試合に挑み、「彷徨える1年」に終止符を打つことになります。

来年からは「ロンドン五輪出場を目指す、U-21日本代表」いわゆる「五輪候補」というカテゴリーでの活動が始まります。
プロ、大学、そしてスタメン、ベンチ外…自分たちが今いるポジションで、這い上がるための戦いを続けながら、転戦する代表というチャンスに喰らいついてきた彼ら。その先にある「五輪」や「A代表」を確実にたぐり寄せるには、「U20ワールドカップ」に出場することよりも、大変な労力を要するのかもしれません。

でも、自分が自分を信じきれれば、周りが動き出す。
そのための努力は、きっと自分を裏切らない。

信じきれる力を、見せて下さい。

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U20日本代表メンバーリストはこちら→

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