ランラン☆カンカンのアンダーカバー大作戦

2010/01/07

ぴちぴちA代表のイエメン戦★ハットトリックで逆転勝利!★ネット中継写真レポ

エーーーーロヤーーマ!
ヘディング!シュート!ボレー!景気よく豪快に決まった、日本代表の3得点は、現地実況を絶叫させる「エロヤマ」こと平山相太のゴールでした!

テロの危険が高まったため、一時は試合ができないのではと危ぶまれていた「平均年齢20.9歳のA代表」デビュー戦。

ワールドカップイヤーの幕開けとなる2010年最初の国際試合という舞台を、「本来のA代表に休みを取らせるための代役」として与えられた彼らは、それでもただひたすらに勝利を求め、アウェーの地・イエメンに乗り込んだのでした。

立ち上がり早々に訪れた、CKからの連続ピンチ。
何とか凌いだものの、標高が高く酸素が薄いピッチで、思った以上に動きの素早いイエメン代表に、11人中9人が「A代表初出場」という日本代表は押し込まれる時間が続きます。

そして2失点。
このままずるずると、ペースを掴めないまま前半が終了してしまうのかと、思われた42分。
解像度の低い中継画面から「エーーーーロヤーーマ!」という絶叫が、ほとばしり出たのでした。

*****
AFCアジアカップ2011カタール予選
Aグループ
2010年1月6日(水)16:15K.O.@サヌア
日本代表 3-2(1-2,2-0)イエメン代表

[得点]
13分:ファリド(イエメン)
38分:アボド(イエメン)
42分:81平山相太(日本代表)
55分:81平山相太(日本代表)
79分:81平山相太(日本代表)
*****

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ワールドカップ・アジア最終予選のメンバーに選ばれたものの、1度もピッチに立つことができなかったマッキー@槙野智章が、キャプテンマークを巻きました。
最後尾に控えるのは、FC東京トップチームでは1st.GKの病気によって、このA代表ではしゅうさく@西川周作が練習中に負った怪我によって、スタメンの座を射止めたごんちゃん@権田修一。運と実力と、マッキーに負けず劣らずのキャプテンシーを持った、2008年のU19日本代表キャプテンです。
*****

[日本代表スタメン]※A代表初招集
■GK■
88権田修一※GONDA Shuichi 1989.03.03/187/82/東京/東京U-18
■DF■
69槙野智章 MAKINO Tomoaki 1987.05.11/182/77/広島/広島ユース
87菊地直哉※KIKUCHI Naoya 1984.11.24/181/77/大分
48吉田麻也※YOSHIDA Maya 1988.08.24/187/81/名古屋/名古屋U-18
78太田宏介※OTA Kosuke 1987.07.23/178/74/清水/横浜FC/麻布大淵野辺
■MF■
44柏木陽介 KASHIWAGI Yosuke 1987.12.15/175/68/広島/広島ユース
65米本拓司※YONEMOTO Takuji 1990.12.03/176/63/東京/伊丹高
75山村和也※YAMAMURA Kazuya 1989.12.02/184/80/流経大/国見
 →55分:55乾 貴士 INUI Takashi 1988.06.02/169/59/C大阪/マリノス/野洲
45金崎夢生 KANAZAKI Mu 1989.02.16/180/70/大分/滝川第二
61山田直輝 YAMADA Naoki 1990.07.04/166/64/浦和/浦和ユース
 →21分:81平山相太※HIRAYAMA Sota 1985.06.06/190/85/東京/国見
■FW■
82渡邉千真※WATANABE Kazuma 1986.08.10/181/75/マリノス/早稲田/国見
 →83分:83永井謙佑※NAGAI Kensuke 1989.03.05/177/67/福岡大(福岡特別指定)/九国大付
*****
     カズマ
  チビ山田 ムウ 王子
    山村 ヨネ
コースケ マヤ 菊地 マッキー
    ごんちゃん

こんな感じだと思うのですが…違ったらごめんなさい。

開始2分にしてCKを取られ、厳しいスタートとなった日本代表、立ち上がりのピンチを凌いだと思ったのもつかの間、12分にまたしても右CKのピンチを迎え…どんぴしゃのヘディングで、ゴールを割られてしまいます。
0-1。イエメン先制。

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それでも全員でなんとか気持ちを切り替え、イエメンゴールへと迫ろうとする日本代表。
SBコースケ、ムウ、チビ山田が絡む左サイドからの攻撃は、徐々に得点の香りを漂わせ始めたのですが…
21分。イエメンの豪快なスライディングを受けて、両足が宙を泳ぐほどふっ飛ばされたチビ山田@山田直輝が、そのままピッチを去ってしまいました。
交代で入ったのは「エロヤーマ」。
この中継では、現地のアナウンサーがかなり几帳面に日本代表選手の名前をコールしてくれるのですが、「マヤ・ヨシダ」はお気に入りでも「モオ・カナザーキ@金崎夢生」や「キムチ@菊地直哉」の名前はもてあまし気味(笑)
でも前半は、彼ら守備に関わる選手たちの名前が連呼されることになります。

そして38分。ペナルティエリア外正面でボールを奪われた日本代表がまさかと思う間もなく、イエメンの選手はその足を豪快に振り抜いていました。
イエメン、ゴール!0-2。

若く、このチームでの経験も浅い彼ら、ぴちぴちの日本代表。
このまま集中を切らせてしまうかと思われたのですが…

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その2失点から4分後。日本代表は前半何度目かのCKを得ます。
左コーナーからモオ・カナザーキ@金崎夢生が送り込んだボールを、ハイジャンプでしっかりと捕らえたのは、途中出場のエロヤマ@平山相太!
ヘディング!ゴール!1-2。
前半42分。日本、1点を返しました!

FC東京の監督時代、散々さんざん、その頭に叩き込んでやった「アジアの核弾頭」直伝のヘディングシュート。
3年の時を経て、やっと結実したその瞬間を目の前で見届けた、ヒロミ@原博実@JFA技術委員長の胸中やいかに!なんてちょっとわくわくしていたら、直後、バー直撃のシュートを打たれてしまいました(汗)

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完全アウェーのスタジアム。1点は返したものの、リズムを掴み切れたとは言えない前半が終了した日本代表は、後半立ち上がりから「アクセントの切り札」を投入してきました。
ホイッスルとともに、右サイドからゴール前へと縦横無尽なドリブルを開始する、たかし@乾貴士。ボランチの山村くんに代わり、いよいよ登場です。

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「タカシ!タカシ!タカシ!」
名字かフルネームで日本選手の名前をコールしていた現地実況が、明らかにピッチの中で異質な存在となっている「たかしの名前だけ」を、突如興奮気味に連呼し始めた直後の後半10分。
右サイドをするすると抜け出したたかしが、ゴール前へクロス!相手がこぼしたそのボールを、あっという間にゴールマウスへと蹴り込んだのは、
「エーーロヤーーマ!」(笑)
平山相太、ゴール!2-2の同点です!

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これで若い日本代表たちは、勢いに乗りました。勝つ気満々の彼らは、薄い酸素をものともせず、ピンチを凌ぎ、チャンスを得るため走り回ります。
そして後半34分、この試合たかし@乾貴士の次に、その名前を連呼されていたムウ@金崎夢生が右から左サイドへと送ったパスを、カズマ@渡邉千真が中央へ折り返し…そのボールを捕らえたのは、「エーーロヤーーマ!」平山相太。
ハットトリックとなるボレーシュートが、逆転弾としてイエメンゴールへと突き刺さります!
ゴール!3-2!

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残りは11分+ロスタイム5分。
慣れない高地で息も上がっているだろう日本は、逆転直後からイエメンの勢いに圧倒されることになります。
ごんちゃん@権田修一へと襲いかかる、イエメンのシュート!
でも「A代表の勝利のために」シュートを弾き出すその姿は、もうすでに2失点を喫した前半のごんちゃんとは別人のように、大きくどっしりとして見えます。

ベンチから、そんな秒刻みで成長していく「仲間でありライバル」たちの戦況を見守るのは、前半45分のみの出場となった山村和也と、右端ごーとく@酒井高徳、ユーヤ@大迫勇也、左端タクヤ@青木拓矢。彼ら3人は、U20&U18日本代表としてのキャップを積み上げてきた選手たちなのですが、今回A代表としてデビューすることはできませんでした。

そして、89分という時間に、ピッチへと送り出されたケンスケ@永井謙佑。
今日1月6日、国立競技場で行われたインカレ決勝への出場を振り切り、イエメンへとやって来たのですが、「快く送り出してくれた福岡大のためにも」取りたかったゴールは、残り時間必死の攻勢をかけてきたイエメンを相手に、そのチャンスすら作れず、悔しい想いの残るA代表デビューとなってしまいました。
ちなみにインカレ=大学選手権決勝は、2-1で明治大が福岡大を敗り、51年ぶりの優勝を飾っています。

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ボールにしつこく絡み、すぐに傷み、負けてるくせに時間をかせぎ、突然ハイスピードで攻撃をしかけてくるイエメン。守りつつも、ラインを下げない日本。手に汗握る時間がやっと過ぎ去り、ついに「ぴちぴちのA代表」初勝利、ゲットですーーー!!


U20ワールドカップ出場を逃したこと。所属チームが降格してしまったこと。学生最後となる先輩たちと共に戦えなかったこと。移籍、そして間近で見るベテランの引退、契約の非継続。
成人となった彼らを取り巻く様々な出来事は、より重い現実となって目の前に立ち現れてきます。
その中に拓けた、新しい可能性への道「A代表」。
入口に足を踏み入れた彼らは、直後「初勝利」という願ってもない経験と結果を手に入れました。

それらをけっして手放さず、ひたすらに前へ、歩んで下さい。
その姿を、ずっと応援し続けたいと思います。

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イエメン戦・A代表メンバーリストはこちら→
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