ランラン☆カンカンのアンダーカバー大作戦

2010/01/15

第88回高校選手権*決勝[山梨学院vs青森山田]&表彰式*写真レポ

3大会連続の4万人超え。
この日の国立競技場は、2年前・第86回大会「藤枝東vs流経大柏」に次ぐ、チケット完売!となりました。

曇天の下、文字通り満員の人で膨れ上がるスタンドに、360度囲まれたピッチ。
そこに充満する空気は、2日前の準決勝とまるで違っています。

43635人の視線――期待と祈り、そしてただ成りゆきを見届けようとする醒めた目――と、歓声と、両校応援団の歌声に圧されるように、その幕を開けた第88回高校選手権決勝。
プレッシャーの中、最後に栄冠を手にしたのは、この舞台で90分間自分たちを見失うことのなかった「初出場」チームでした。

*****
第88回全国高校サッカー選手権大会
開幕戦 マッチナンバー47(45分ハーフ)
2010年1月11日(月)14:05K.O.@国立競技場 43635人
山梨学院[山梨] 1-0(1-0,0-0)青森山田[青森]

[得点]
11分:7碓井鉄平(山梨学院)
*****

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[青森山田スタメン]13年連続15回出場
■GK■
12櫛引政敏/2/185/72/青森山田中
■DF■
3中山渉吾/3/176/70/青森山田中(北海道)
4赤坂勇樹/3/182/70/ガンバ大阪堺Jrユース(大阪)
5横濱充俊/2/172/62/青森山田中
6中島龍基/3/170/58/向陽中(北海道)※U17日本代表
■MF■
7椎名伸志/3/166/59/札幌ジュニアFCユース(北海道)※U18候補
8三田尚希/2/164/57/上松中(長野)
9遠藤竜史/3/169/58/青森山田中
 →73分:11星 大貴/3/162/56/青森山田中(埼玉)
10柴崎 岳/2/172/62/青森山田中※U17日本代表※1/15追記:鹿島入団内定
■FW■
13野間涼太/3/178/67/ヴィヴァイオ船橋SC(千葉)
14成田鷹晃/2/170/60/田名部中
 →78分:2櫛引信敏/3/185/69/ラインメール青森

後半ロスタイムに同点弾を喰らい、関西大一にPK戦まで持ち込まれた準決勝。
MF9番リュウジ@遠藤竜史とFW14番タカアキ@成田鷹晃は、その試合で負傷してしまい、痛み止めを打っての出場です。
そして左膝靭帯断裂という大怪我から執念の短期復活を遂げ、この大会フル出場を続けているキャプテン・ノブユキ@椎名伸志。
今日は彼らの分まで、準決勝を省エネな運動量で戦ったU17日本代表にしてU18代表候補、ガク@柴崎岳がやってくれるはず!っていうか、やれ(笑)

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[山梨学院スタメン]初出場
■GK■
1松田ラン/3/178/64/あきるのFC(東京)
■DF■
2井上拓臣/3/168/56/川上FC(大阪)
 →32分:13渡辺圭祐/3/166/60/エルマーノ大阪U15(奈良)
3関 篤志/2/182/69/FC東京U-15むさし(東京)
4中田寛人/3/170/60/長野FC.Jrユース(大阪)
12藤巻 謙/3/166/62/フォルトゥナSC
■MF■
6宮本 龍/2/174/67/京都宇治FC(大阪)
7碓井鉄平/3/176/68/FC東京U-15むさし(東京)※U18候補
8平塚拓真/3/165/56/FC東京U-15むさし(東京)
 →89分:20羽東史樹/3/170/60/川上FC(大阪)
9鈴木峻太/3172/65/FCアーザフトゥーロ(茨城)
■FW■
10伊東拓弥/3/170/58/柏レイソル青梅(東京)
19佐野敬祐/3/170/63/名古屋グランパス三好(愛知)
 →70分:11加部未蘭/2/186/76/FC東京U-15むさし(東京)※U18候補

12番ケン@藤巻謙が、スタメン中たった1人の地元・山梨出身者。
彼が中学時代を過ごしたフォルトゥナSCは、FC東京U-18のリョウ@平出涼(トップ昇格&U18日本代表)が所属していたチームでもあります。
逆にずらっと名を連ねるのは「FC東京U-15むさし」出身の選手たち。
彼らは去年の暮れ「Jユース・サンスタートニックカップ」で優勝した「FC東京U-18」キャプテン@年森勝哉・ケンタロウ@重松健太郎(トップ昇格&U18日本代表)たちのチームメイト。
特にキャプテンの7番テッペイ@碓井鉄平と8番タクマ@平塚拓真は中学3年生だった2006年12月29日、天皇杯準決勝の前座で行われた「高円宮杯U-15選手権決勝」で、「むさし」のスタメンとしてガンバ大阪Jr.ユースを相手に「この国立」のピッチに立ち、準優勝となったメンバーなのです。
当時の平塚拓真はSB。山梨学院に進学してSHとなりますが、横森巧監督が今季「総監督的立場」から現場へとやってきたことで、「レギュラーで出られる感じじゃなかったのに、サイド攻撃のやり方を教えてもらって主力になった。先生についていくと、試合も大事なところでなぜか勝てる」と2番タクミ@井上拓臣が言うほどに、選手それぞれがこの1年で、じわじわと底力をアップさせてきたチームのようです。


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キャプテン@7番・碓井鉄平を中心に、10番タクヤ@伊東拓弥がドリブルで引っ掻き回し、両SHと19番ケイスケ@佐野敬祐が雪崩れ込み、裏へと抜けるスピードで相手を翻弄する山梨学院。
キャプテンと6番リュウ@宮本龍の両ボランチを残し、ポジションへと散っていきます。
そしていつも通り前半は抑え目にくるのかなと思ったキックオフ直後、キャプテン@碓井鉄平がシュートを放っていました!

キャプテン@椎名伸志とガク@柴崎岳のドイス・ボランチが作る中盤に、速いFW@14番・成田鷹晃と上手いFW@13番リョウタ@野間涼太が絡みリズムを作っていく青森山田に対し、山梨学院はその後も息をつかせぬほどに雨あられとシュートを打ちまくり、隣でKANKAN@ランラン☆カンカンの中の人も「とにかくシュートで終れって言われてるんだね…」と感嘆するくらい10分間も続いた攻撃は、ついに実を結びます。

前半11分。セカンドボールを拾った10番@伊東拓弥がいったんボールを下げ、キャプテン@碓井が左サイドの9番シュンタ@鈴木峻太へとパスを送り、縦へと抜け出した鈴木峻太は、青森山田ディフェンスをあざ笑うようにボールを下げました。
ボールの軌跡を追い切れず、ゴール前であたふたする青森山田、パスが通る度に歓声が大きくなるスタンド。キャプテン@碓井が右足を振り抜き…

「自分の周りにスペースがあるのは分かっていたから、打つつもりでいた。決まった瞬間は鳥肌が立った」

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ゴール!1-0!
山梨学院、先制!

予想もしない相手のハイペース、そして満員の国立。
青森山田はキャプテン@椎名伸志を前目に置いて、中盤から前をコントロールしようとするのですが、フィールドプレイヤーの足が思ったように動きません。そしてとにかくシュートを打ってくる山梨学院の作戦に嵌められ下がってしまうラインを統率しようと、CB3番ショウゴ@中山渉吾が手を叩き仲間を鼓舞するのですが、その声もブラスバンドの演奏にかき消されがちです。

「自分自身の緊張はなかったけれど、チームとして少し雰囲気に呑まれていたと思う」と前半の硬さをふりかえったキャプテン@椎名。
「大舞台で普段通りのパフォーマンスを出すのは難しい、ということがわかった。自分の気づかないところで緊張していたのかも」と言うガク@柴崎岳。
中央のスペースを攻守に渡って動き回り続けるキャプテンに対し、その後ろでパスを供給しようとするガク@柴崎は、ほとんどボールに触れません。

それでも20分を過ぎた辺りから、左SBのU17日本代表6番リュウキ@中島龍基がだんだん攻撃に参加できるようになってきました。
13番@野間涼太が放った青森山田の初シュートは、そのリュウキ@中島からのクロス。その後リュウキがドリブルで仕掛けたこぼれ球を、ガク@柴崎がボレーシュートで狙ったりするものの、山梨学院の電光石火なカウンターパスワークと比べると、何かナイーブすぎる感じに見えてしまうのです。

ところが前半32分。国立のピッチをそのスピードで支配していた山梨学院に、ピンチが訪れます。
「足を捻った時に、ボキボキという音がした」…自陣ペナルティエリアで右足を押さえ、立ち上がれない右SB2番@井上拓臣。
横森巧監督が言うところの「一番頼りにしていた選手」は、結局「骨折もしくは靱帯損傷の可能性」という重傷を負い、ピッチを去ることになってしまいました。

それでも集中力とスピードを失わなかった山梨学院。
前半42分、縦パス1本に抜け出した青森山田14番@成田鷹晃を、GKのラン@松田ランがペナルティエリアの外でタックルをかまし倒してしまう…という冷や汗もののシーンもイエローカードで済み、立ち上がりからハイスピードでゴールを目指し圧倒し続けよう、という監督の思惑通り動き続けた山梨学院が、1-0のリードで前半を終了します。


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13年連続出場でも、決勝の舞台は初めてとなる青森山田。
相手のペースが落ちるかもしれない後半45分の間に、なんとか自分たちのリズムを取り戻せるでしょうか。
カギとなるのはやっぱりガク@柴崎岳のはず。前半よりも高い位置へと上がり、攻撃への起点となることへの期待がかかります。

ところが。あれだけ走り続けた山梨学院は、そのペースを維持し続けました。
1回戦・3回戦・準決勝と、実際に見た3試合はどれも「前半、相手の出方を伺いながら飛び出しは小出しに。後半ぐっとペースを上げて、フルスピードで裏を狙い、お互い疲れてきたところでミラン@加部未蘭、投入」という感じ。開始0分から飛ばし続けたことはありません。
きっと青森山田も、いつか落ちるだろう…と思っていたはず。それなのに相手ゴールへと襲いかかるチャンスが多いのは、圧倒的に山梨学院。青森山田は「ポスト」や「GK櫛引政敏」が大活躍です。

それでも後半25分くらいには、ガク@柴崎岳のクロスを14番@成田鷹晃がダイビングヘッド!という、スタンドが浮き足立つようなチャンスを迎えたのですが…惜しくも枠外。
その後も散発的に相手ゴールへと迫る状況になるものの、ことごとく集中の切れない山梨学院につぶされてしまいます。

そんな青森山田の貴重なチャンスとなるのはセットプレー。
FKをもらう度に、6〜7人の選手が集まり作戦会議に入ります。そして度重なる長時間の協議に、興味をそそられた選手が一人…

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「スパイ発見!!」「こっちくんなよ!」

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あっけなく見つかってしまい退散する19番@佐野敬祐(爆)
「なんだよ、けち。早く話しまとめてね」

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いろいろなバリエーションがありそうでしたが、キッカーは100%キャプテン@椎名。靱帯断裂から復帰しテーピングぐるぐる巻の左足から、ボールを送り込み続けます。

「最高のボランチ、最高のパートナー」とガク@柴崎岳が手放しで信頼を寄せるキャプテンですが、この試合では彼がボールを持つとあっという間に2人が寄せてくるため、自由にプレーさせてもらえません。
そしてパートナーのガク@柴崎はと言えば、「U17ワールドカップ」3試合では攻撃の中心として決定的なパスを繰り出し、前線へと飛び込み続け、流れを「作り出して」いたのに、この大会――少なくとも直接見た準決勝&決勝――ではミスも多く動きも少なく、「作り出す」どころか流れに「乗れていない」状態。

結局「前半から攻めて先制点をあげる」ことに集中した結果、90分間をそのままのスピードで乗り切ってしまえるエネルギーを得た山梨学院に対し、出鼻を挫かれ自分たちのペースを見失った青森山田は、「自分自身の緊張はなかった」と言うキャプテン@椎名の「怪我を乗り越えたエネルギー」で、なんとか集中していられるのではと思うくらい、ゴールへと向かう迫力に差が出てしまいました。

後半25分。山梨学院は、こちらも怪我あがりのためスーパーサブとしての出場時間のみ許された、186センチのFW11番ミラン@加部未蘭を投入。その重た気な体躯からまき散らされる存在感に加え、決勝のこの舞台ではトリッキーなドリブルまで披露し、青森山田ディフェンスを動揺させます。

それでもすぐさま、青森山田に決定的なチャンスが。
ガク@柴崎岳の左CK…

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うわあ!山梨学院マウス前、人口密度高!!!
このCKは敵味方入り乱れての大混乱に陥るのですが、こぼれたところを人垣の隙間から13番@野間涼太シュート!
ラン@松田ラン、ナイスキーー!!
2分後には目の前にこぼれてきたボールを14番@成田鷹晃、シュート!
それを足一本のばしクリアするのは、前半にタクミ@井上拓臣の怪我で交代出場した13番ケイスケ@渡辺圭祐!

繰り返し訪れた決定機に、青森山田はさらなる賭けにでます。負傷をおして出場中のFW成田鷹晃に代えて、DF2番ノブトシ@櫛引信敏185センチを投入。その長身を最前線に配置しパワープレーを仕掛ける作戦です。
ところが、その頭を狙って放り込むのかと思ったらそうでもなく、「GKマサトシ@櫛引政敏のお兄さん」にやってきた最大のチャンスは後半37分、足下へのボールでした。
シュート!山梨学院ブロック!

ロスタイム4分。走り続けること90分。
とうとう山梨学院は、最後の最後まで全員が全速力で攻撃を仕掛け、守備に戻り、試合が始まった時から同じスピードで人とボールが動き続けるタフな展開を、揺るぎなく持続させてしまったのでした。

2009年12月30日。この国立競技場から始まった、彼ら――山梨学院と青森山田――の「初めての13日間」は、陽の落ちかけたピッチに響き渡る長いホイッスルで、その終わりを告げました。
1-0。山梨学院、初出場・初優勝です!


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勝者と敗者が決した瞬間、バタバタと倒れ込んだ両チームの選手たち。
涙をこらえながら表彰式に臨みます。
他の大会と違い、最初に表彰されるのは「勝者」。入れ替わりで国立競技場メインスタンドの階段を上る「敗者」のキャプテン@椎名伸志は、唇を噛み締め、金メダルを胸に下っていく優勝チームを見送ります。

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「正直、ここまでくることができるとは思っていなかった。初の国立で、こんなに大勢の人の前でプレーする機会はない。だから、誰もが優勝したいと思っていた。雪国というハンデを乗り越えて優勝したかった」@椎名伸志

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弾けるようにバックスタンドの同級生たちの元へ駆け寄った、山梨学院。
全試合、歌声と声援を送り続けてくれた大応援団と共に、ジャンプ!って、右足をギプスで固められちゃった2番タクミ@井上拓臣までも跳んでるーーー!(汗)
そして就任1年にして優勝できるチームへと導いてくれた、横森巧監督が宙を舞います。
いつもはベンチでじっと戦況を見つめ、タッチライン際での指示出しはコーチに任せていた横森監督ですが、この決勝では堪らず立ち上がり選手たちに声をかけていました。
「黙って座っていようと思ったけど、連携にズレが生じていたから声が出てしまった。でも、選手たちには通じていなかったかもしれない(笑)」

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ちなみに果敢なハイジャンプを見せたタクミ@井上拓臣ですが、行きは「ミラン」帰りは「ラン」に背負われてのバックスタンド往復(笑)

決勝戦CKのピンチで、キャプテン@碓井に「お前はまだ、仕事をしていない」と叱咤された、ラン@松田ラン。この大会チーム唯一の失点となった1回戦@野洲戦、きっかけとなったキャッチングミスの借りを返していないじゃないか、というこの厳しい激励に奮い立ったGKは、青森山田にゴールを割らせませんでした。
この「借りを倍返し」する勢いでの優勝という結果に、テンションが上がったらしいラン@松田、56キロの野郎を背負いぐーるぐるとお花畑状態で2回転(爆)いいヤツです(笑)

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山梨学院が優勝というパラダイスを満喫している間、ピッチの片隅には大きな円陣ができていました。
冷え冷えとした国立競技場。雪国でトレーニングを重ねる彼らの肌に、この空気はどんな温度で感じられるのでしょう。

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長い長い時間をかけ、ひっそりと進行していく「この青森山田というチーム、最後の時間」が終わり、円陣が解かれみんなが引き上げていく中、一人後ずさるようにピッチに留まっていたキャプテン@椎名伸志。誰に肩を抱かれても、その涙は止まりません。
「怪我は、正直、痛かった。本当にこのチームのキャプテンを務めることができたことを、誇りに思っています。みんなに、ありがとうと話しました。」

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入学してみたら県外から来た上手い選手ばかりで、みんな友達になってくれるかな…と心配だったと地元出身のケン@藤巻謙が語るように、「選手権初出場という歴史を作るため」あちらこちらから集まってきた選手で構成されたチームをまとめあげたのは、東京出身のキャプテン@碓井鉄平。
「(タイムアップの瞬間は)力が抜けた。最初は泣いていたけど、最後だから笑おうと思った。山梨のサッカーが強いことを示すことができて、うれしい。みんなで胸を張って山梨に帰りたいです。」

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「とても楽しい3年間でした。最高の終わり方になった。これから仲間とはっちゃけます!」
キャプテンマークを外し、チームメイトたちと喜びを分かち合う碓井鉄平の顔は、喜びと安堵に満ち足りているようです。

ピッチから引き上げる際、ギプスで足を固定されたタクミ@井上拓臣を気遣い、すぐさま肩を貸すのはGKラン@松田。
「僕は何もしていない。みんなががむしゃらにボールを追ってくれたから。(決勝で決定的なシュートを阻止した時)今まで監督にほめられたことはなかったけど、『ナイスキーパー』と声をかけてもらいました。」
この優勝はいろんなこと――炭酸飲料・スナック菓子・カップラーメン――を我慢してサッカーを続けてきたから本当に嬉しいと言うラン、この後は…「炭酸飲料を飲みます!」(爆)

そして彼の肩を借り、ピッチを後にしていくタクミ@井上拓臣は、最後にこうコメントしています。
「立ちたくても立てなくて悔しかった。でもハーフタイム、みんな一人ひとり、自分のところに来て話をしてくれた。自分は泣いていたけど、キャプテンに『絶対優勝するから、涙を流すのは待っておけ』と言われた。それを聞いて、泣いたらダメだと思って応援しました。
試合が終わった瞬間、飛び出したくても飛び出せなかったけれど、嬉しかった。
こういったことができるのは一生に一度。
たぶん、そう。
最後に笑って終われるのは、1チーム。それが山梨学院だったことは、これから先も誇りに思う。」


****
初めての優勝を賭けての戦いとなった「第88回全国高校サッカー選手権大会」決勝。
幾多の「有名校・伝統校」がピッチを後にしていく中、最後まで残ったのは「サッカーへの『好きという気持ち』を貫くために」、親元を離れ集まってきた選手たちでした。
たとえ出身地がばらばらでも「学校のある地元」を代表し、戦っているという意識が彼らの3年間を支えるモチベーションの一つ。

選手それぞれが様々に抱え込む物語も織り込みつつ、最後は4万人がスタジアムで見届ける「高校部活最後のサッカー大会」。地区予選を含めれば約3か月弱に渡ってしまうこの一大ドラマは、やっぱりサッカー部員たちの憧れの舞台であり続けるのだろうな、と思います。
それは好きなサッカーで、地元を背負い、母校を背負い、戦うことができるから。

山梨県に初の優勝をもたらした、山梨学院サッカー部のみなさん。初出場で初優勝、おめでとうございます!

***
第88回全国高校サッカー選手権大会☆見たものリスト
開会式&開幕戦[帝京vsルーテル学院]→写真レポ
1回戦[野洲vs山梨学院]→写真レポ
   [秋田商vs立命館宇治]
3回戦[作陽vs矢板中央][山梨学院vs香川西]
準決勝[矢板中央vs山梨学院][関西大一vs青森山田]
決勝戦[山梨学院vs青森山田]
大会優秀選手発表→写真レポ?

野洲は6回目の出場で、初めて1勝もあげることができず敗退してしまいました。
初戦の相手は、結局優勝することとなった山梨学院。
彼らに唯一の失点を喰らわせたその1回戦、試合レポは絶対書くぞ(自戒&自己暗示)→書きました

この記事へのコメント
突然なんですが、U-18日本代表(2009年)の松本大輝選手の進路はどうなったでしょうか?Jリーグに入団?もしくは大学進学でしょうか?もし情報があれば教えていただきたいのですが…。
Posted by 9191go at 2010年01月17日 06:29
椎名を碓井とまちがえて書いてるとこがありますよひらめき
Posted by さき at 2010年01月17日 20:23
9191go さま☆

松本大輝…仙台カップで追加召集された、大津のでっかいFWですよね。
選手権でまた見られるかな、と思っていたのに残念でした。
今の時点で、Jリーグ入団という報道はないみたいです。
くわしいことがわからなくて、申し訳ありません。

ラン☆カン

****
さき さま☆

うわあ(滝汗)やっちゃってましたか…!!!!(大恥)
同じなのは椎と碓の「ふるとり」部分だけなのに、
いつも一瞬、2人の名前を混同しちゃうのです。

目を皿のようにして読み返し、さっそく修正しました!
ちゃんと直せてるかな…

ご指摘ありがとうございます。
ああ…(涙目)

ラン☆カン
Posted by ラン☆カン at 2010年01月17日 20:55
お久し振りです。

野洲の記事楽しみに待ってます。
今年も野洲らしい負け方をしたわけですが、山梨は強かったですね。山梨のスタメン選手の走力(スピード)はドリブルも含めて大会ナンバー1だったと思います。
村松@新チーム副キャプテンの左足は、ゆうだいを思い出させてくれました。 今年の楽しみです。 ではまた
Posted by 湖国の男前 at 2010年01月18日 20:16
湖国の男前 さま☆

こんにちは。
この大会も、滋賀県予選準決勝@皇子山から野洲を見始めたのですが…
準決勝・決勝、そして選手権1回戦。
たった3試合では、彼らが一体どんなチームだったのか
理解する前に終わってしまった感じです(泣)
キャラが立ってきたところだったのにーー!!!
山梨学院は、野洲に勝てた!ということで、あっという間に推進力を得ちゃいましたよね。
フルで足を動かし続けるスゴいチームへと、その後どんどん進化していった感じです。

>村松@新チーム副キャプテンの左足

選手権1回戦で、いきなり4バック。
左SBに入ったりゅーせい@村松くんの名前をスタンドから
何度ささやかに、期待を込めて連呼したことでしょう(泣)
副キャプテン就任ですか☆
独特な明るさとリズムを持っている気がするので、
新チームを前へ前へと押し出していってほしいなあ。
楽しみです!

コメントありがとうございました。
Posted by ラン☆カン at 2010年01月19日 23:47
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