ランラン☆カンカンのアンダーカバー大作戦

2010/04/12

2010関東大学リーグ☆東京学芸大vs東洋大☆写真レポ「萌えるピッチ」

2010年4月11日、キツい陽射しにぐんぐん膨れ上がる気温と期待。

105日前には味方同士だった――もしくは敵だった――選手たちが、新たなる仲間となりライバルとなり、相見える初めてのピッチ…クラブユースから大学へと進学した「新1年生」のうち、リーグ開幕戦メンバー入りというチャンスを掴みとった選手だけが作り出すことのできる「その瞬間」に、ワクワクしたくて足を踏み入れた駒沢陸上競技場は、キラキラしい希望と可能性に彩られ、まさに「萌えあがる空間」になっちゃったのでした!

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第84回関東大学サッカーリーグ戦[前期]2010
第1節 2部リーグ
2010年4月11日(日)11:30K.O.@駒沢陸上競技場 210人
東京学芸大学 0-0 東洋大学
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去年のユニバーシアード日本代表でキャプテンを務めFC東京に入団した高橋秀人を擁し、1年での1部リーグ復帰をめざしたものの2部リーグを3位で終え、今シーズンも2部で戦うことになった「学芸大」。
「今年こそ1部昇格!」と意気込むチームの11人中5人が4年生という開幕戦のスタメンに、たった1人「1年生」が名を連ねることになりました。

去年、U18日本代表としてアジア1次予選を戦ったFC東京U-18のナオ@山崎直之。
いきなりヒトケタの「7」番を背負っての登場ーーーー!!!

[学芸大スタメン]
■GK■
1 武田 大 3/89.10.24/180/80/桐蔭学園
■DF■
2 山形一平 3/89.09.16/171/60/大宮Y
16安藝正俊 2/90.07.09/178/69/鹿島学園
5 西澤秀平 4/88.08.07/171/61/市立千葉
6 荒瀬陽介 3/89.06.06/163/58/桐蔭学園
■MF■
8 田中将太 4/88.10.27/168/58/町田ゼルビア
4 向後陽平 4/89.01.27/165/55/県立鹿島
7 山崎直之 1/91.05.05/180/68/FC東京U-18
 →63分:MF14柏崎昂大
20北村健登 2/90.05.19/167/62/大津
 →53分:MF30茶島雄介
■FW■
11村山翔平 4/88.04.29/164/60/桐蔭学園
 →89分:FW25原田圭将
9 橋場貴之 4/88.04.08/175/69/遠野

[スタベン]
■GK■
12齋藤正紀 4/88.05.09/186/77/益田高校
■DF■
19西田 陽 3/90.01.07/172/65/市立千葉
15藤井航大 2/91.01.13/186/80/鹿島Y
■MF■
18河野邦彦 3/90.02.09/169/67/市立浦和
14柏崎昂大 2/90.12.07/174/62/三本木高校
30茶島雄介 1/91.07.20/166/58/広島Y
■FW■
25原田圭将 2/90.04.29/178/71/鶴丸高校


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1部リーグは未体験。2部で戦うのも今シーズンが4度目という東洋大。大宮アルディージャと提携して監督&コーチ陣を招聘したものの、関東大学リーグから降格寸前の10位で終わった去年の経験を踏まえ、「精神力」を強化して戦う集団になっていくぞと誓う新チームには、2人の1年生が開幕スタメンとして起用されることになりました。
そのうちの1人が…学芸大7番・ナオ@山崎直之のチームメイトだったFC東京U-18キャプテン@年森勝哉、前列中央でニッコニコな37番!

うわああああああ!!105日前のボランチコンビが、違う色のユニを着て対峙することにーー!!(歓)
しかも開幕戦からいきなりーー!!!(悶)

[東洋大スタメン]
■GK■
1 松下理貴 2/90.04.05/187/76/柏U-18
■DF■
16鈴木康平 3/89.12.05/182/74/前橋育英
4 若狭大志 3/89.07.24/180/70/浦和学院
3 石津遼太郎 3/89.10.16/175/66/大宮Y
10新里彰平 4/88.05.11/177/70/八千代
■MF■
14勝野洸平 3/89.10.25/174/67/大宮Y
37年森勝哉 1/91.07.09/163/62/FC東京U-18
9 高橋佑輔 3/89.06.16/173/70/八千代
7 田原春 樹 4/88.09.10/177/63/市立船橋
 →66分:MF26三田尚央
■FW■
38桑田直徹 1/92.01.08/168/63/大宮Y
 →57分:MF11岡田将知
18野崎桂太 2/90.04.25/181/68/大宮Y
 →79分:FW28野口翔太

[スタベン]
■GK■
22田村 要 3/89.05.06/186/77/浦和学院
■DF■
30端 晃司 2/90.05.25/183/71/大宮Y
■MF■
6 小島俊樹 4/88.11.01/170/60/前橋育英
11岡田将知 3/89.07.13/174/64/武南
26三田尚央 1/91.05.20/177/65/FC東京U-18
27馬渡和彰 1/91.06.23/175/65/市立船橋
■FW■
28野口翔太 2/90.05.14/177/78/市立船橋

そして東洋大のベンチには、去年の「Jユースカップ得点王」ヒサオ@三田尚央がっ!
そう、この2大学に進学した「Jユースカップ王者」FC東京U-18のスタメン3人共が、新しい舞台でいきなりメンバー入りを果たしちゃってるんですよぅーーー(感涙)

こうして新たにライバルとなった彼らの戦いは、大学生として初めて耳にする公式戦のホイッスルで幕を開けたのですが…ナオ@山崎直之とトシ@年森勝哉、この両ボランチは先輩たちを差し置いてFKやCKを任され、ゲームの主役としていきなりデッドヒートを繰り広げることに!

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学芸大の真ん中にいて、緩急をつけた配球で周りを動かそうとするナオ@山崎。
そして東洋大、中盤の底で守備から攻撃へと繋げていくトシ@年森。
105日前、Jユースカップの決勝で広島ユースのゴールをこじ開けようとしていたあのプレーはそのままなのに、今は敵味方で向かい合ってるというこの状況で、ことさらお互いを意識する風でもなかった二人。

開始数分にして学芸大のナオ@山崎は、ボールを持ったところで東洋大の選手にがっつりと寄せられ、1人をかわしたものの2人目に倒されてしまいます。
ああやっぱり大学生の当たりには、まだまだ敵わないんだな〜と思って見れば、ナオ@山崎と絡まって倒れてるのはトシ@年森!
180センチ68キロと線の細さは相変わらずでも、ナオ@山崎はその巧みな身体の入れ方交わし方を駆使して、年上の大学生を相手に意外とボールを取られないのです。そんな彼から身長差17センチをものともせずボールを奪い取ることに成功していたのは、ほぼトシ@年森のみ。

すげえ!やっぱりお互いわかってるんだ!

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去年、それぞれ昇格と降格一歩手前まで行った両極端なチームとはいえ、新チームとなった開幕戦、ほとんど互角な前半が終了。
そんな学芸大にしてみれば歯がゆいとも思えるだろう展開の中、「ナオーーー!!!叩けーー!ナオーーー!動かせーー!」と、最後尾から45分間絶え間なく怒鳴り続けていた、学芸大1番GK武田大。
なかなかダイレクトにはボールを捌けなかった前半のナオ@山崎に、身振り手振りでアドバイスしながら後半のピッチに向かうのですが…肝心の7番くんは、ヘアスタイルを整えるのに一生懸命で、先輩の顔を見ようともしません(苦笑)大丈夫かっ。

片やピッチ上の22人中たった1人背中を泥だらけにした、東洋大37番トシ@年森。
「トシ!思いっきりいけ!」
スタンドからの声に振り返る笑顔は、すでに手応えを掴んでいるようです。
敵の攻撃の芽を摘む中央でのディフェンス、そしてその中からたった1本だったけれど放ったサイドのスペースへの浮き球パス…決定的な「見えてる」パスに、正直おおおーって声が出ちゃいました(笑)

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あと45分、彼らがピッチに立っていられますようにと願いながら始まった後半8分、2年生と交代で登場したのは、30番の文字が背中から溢れそうになっている学芸大の1年生…ちゃじまくんだあああ!!!
105日前には「Jユースカップ決勝」の勝者と敗者として、トシ@年森と抱き合い健闘を称えあった広島ユースのキャプテン!!
あの時、優勝の夢を打ち砕いたナオ@山崎とチームメイトとなり、東京U-18キャプテンだったトシ@年森とはまた戦うことになったキャプテン@茶島雄介が登場した瞬間、駒沢陸上競技場は一気に「萌え」空間へと昇華していっちゃったのです、ラン☆カン的には!(鼻息)ビバ、ユースっ子!!

このちゃじまくん@茶島雄介30番の投入で、学芸大の攻撃は一気に動き出します。正確にはナオ@山崎の意図を「わかってくれる」選手が登場したおかげで、ボールを捏ねる時間が短縮された状態。
3分後にはナオ@山崎が中央からそこを通すか!みたいなゴール前密集地帯へのボールをちゃじまくんが受け、ダイレクトでペナルティボックス内へパス…そこへもの凄いスピードで突っ込んできたのは、ナオ@山崎!シュート!

中でボールを捌きながらも、チャンスがあればどんどん前へ飛び込んでいく…これはナオ@山崎が狙いたいだろう型のひとつ。ちゃじまくんとのワンツーは、この試合で一番スピードと可能性を持った数秒間だったのですが、ボールは枠を捕らえられず勢い余ったナオ@山崎は仰向けにバッタリ(苦笑)それでもこの2人の連携には、わくわくする可能性が秘められている気がします。

こうなるとあともう1人の可能性も、この同じピッチ同じ時間で見てみたい…じりじりした気持ちで交代を待っていたのですが、残念、すれ違ってしまいました(泣)
痙っちゃったのか、両足を伸ばす仕草をしていたナオ@山崎が初シュートを放った9分後に交代で退場していった、その3分後。

「Jユースカップ得点王」ヒサオ@三田尚央・26番、登場です。

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前半はシュート0だった東洋大。ヒサオ@三田を2トップの1枚に投入します。
FC東京U-18でもスーパーサブ起用が多かったヒサオだけど、最後はぶっちぎりのスピードを持ったサイドハーフとして大ブレイク!「Jユースカップ決勝」ではトシ@年森のパスを、余裕を持って広島ユースのゴールに納め、ちゃじまくん@茶島雄介をうなだれさせたのでした。
「開幕初登場」となったこの試合でもそんな攻撃を期待したのですが、なかなかヒサオまでボールはまわってきません。それでも中盤の守備から最前線へと走り回ったヒサオ@三田。同じく動き回るトシ@年森が長袖を平然と着こなしているのに、さっそく袖を肩までたくし上げる「お祭り男」状態です(笑)っていうか、なんでトシとヒサオ、ポーズがシンクロしてるの(爆)

さて、ゲームの方はナオ@山崎と交代で入った学芸大2年14番・柏崎昂大が、シンプルにさっくさくと中盤でボールを捌くおかげで、一気にスピードアップ。「はしばーーー!なんとかしろーー!」という学芸大サッカー部応援団の声に応え、FW9番・橋場貴之@4年前、遠野高校が選手権準決勝まで進んだ時の11番がシュートを放ったりするものの、東洋大GK松下理貴のファインセーブもあってゴールは割れず。
結局90分でシュート数5対4というお互いが攻めあぐねた試合は、0-0の引き分けで勝ち点1ずつを分け合うことになりました。

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それでも積極的に1年生を起用してきた両チーム。彼らが見せてくれた可能性は、そのままチームとしての可能性に直結してる、そんなわくわくがピッチを「萌えあがらせて」くれました☆
っていうか、105日前の勝者・FC東京U-18キャプテンと敗者・広島ユースキャプテンが、またこうして違うユニを着て健闘を称えあってる、この絵面だけで胸がいっぱいだーー(涙)

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ゲームの要、ボランチを任されたうちの一人ナオ@山崎直之は、ピッチに立った63分間名前を呼ばれっぱなし(苦笑)ボールを捏ねずに早く叩け!動かせ!という後方からの叱責の中、1度だけボールを持った瞬間四方八方から「ナオ!!」の声がかかりました。
それは全員が前を向いたチームメイトからの「俺にボールをくれ!」という信頼と要求。

そして90分間、中盤を走り回り守備と攻撃をリンクさせようとしていたトシ@年森勝哉は、1度だけ「見えているパス」をスペースに送り込むことに成功しました。
それはチームの可能性を飛躍させる、判断力と勇気。
本当にこの試合のトシ@年森はすごかったです!

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ユース時代161センチだった身長が一気に5センチも伸びて、ちびっこキャプテン仲間のトシ@年森を3センチ後方へ追いやった(笑)ちゃじまくん@茶島雄介は、登場した瞬間からチームの攻撃を活性化。残念ながらナオ@山崎がピッチを去ってからはゲームの中で消えちゃったけれど、逆に言えばナオ@山崎とのコンビネーションには、得点の予感がびっしびしとしてきます。
それは選択肢の幅を広げてチームをさらに前進させる力。

そして24分間の出場で大きく枠を外れたシュート1本に終わり、悔しさを満面に湛え引き上げてきたヒサオ@三田尚央。最後の最後、荷物を片手に先輩から声をかけられ、やっと笑顔を浮かべていたけれど、その貪欲な真面目さはチームを一つに纏めることのできる力。

大学サッカー開幕戦でデビューを果たした、クラブユースっ子たち。
彼らが時間と空間を超えてまた同じピッチで戦った…それだけでも「萌え」ちゃうわけですが、選手たちはさらにさらに先を見据え、着実な一歩を踏み出していました。
とりあえず、最初の小さな一歩は「デコひも」←え。
この日試合に出た1年生のうち、ヒサオ@三田以外全員が装着!ユース時代はできなかったからな〜、憧れてたんだろうな〜。大学デビューってやつ?(笑)


満開の桜がスタジアムの周りで花びらの雨を降らせる中、可能性に満ちあふれた「これから」に挑戦していく大学生の新シーズンが幕を開けました。たくさんの「萌えるピッチ」を目撃できるといいな。

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posted by ラン☆カン at 12:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大学生にも注目してみる
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