ランラン☆カンカンのアンダーカバー大作戦

2006/12/14

水沼宏太と「U17な仲間たち」も登場☆サハラカップ準々決勝☆写真レポ

夏の覇者が、冬の決戦にまさかの敗退!…クラブユース版「全国高校選手権」ってな位置づけの「Jユースサハラカップ2006/第14回Jユースリーグ選手権大会」。
J1&J2のクラブユース30チーム+日本クラブユースチームで争われるこの「サハラ」は、ユースっ子たちの「負けたら3年生は引退。このチーム解散」という、1年の総決算となる大会です。

ところが。グループリーグを突破して決勝トーナメントに勝ち上がってきた16チームの中に、夏のクラセン(日本クラブユース選手権)準優勝チーム・ヴェルディユースの名前がありません!
秋の高円宮杯(全国の高校年代全チームによる日本一争奪戦)では、ベスト8で姿を消したヴェルディですが、トップ昇格するエルサムニー・オサマやU17日本代表FW河野広貴などなど、見応えのある選手がいっぱいいるチームなのになあ…

そして!クラセン王者のガンバユースは、決勝トーナメント2回戦(ベスト16)で三菱養和(JCY:日本クラブユースサッカー連盟所属チーム)に、0-2でまさかの敗退!
高円宮では滝川第二に準決勝で破れはしたものの、個々のキャラが際立つ完成度の高いチームだったのに…。トップ昇格3人(+他チームへ移籍昇格1人)を擁するタレント軍団は、「G6」を輩出した去年のチームに続き、最後の大会で結果を残せずに終わってしまいました。

そんな波乱含みな今年のサハラ、準々決勝の組み合わせは…

ガンバを撃破。去年は準々でマリノスにPK戦の末敗れた三菱養和」対「大宮
高円宮杯で準優勝の「名古屋」対「鹿島
トップ昇格組にU17日本代表を贅沢にトッピング♪「マリノス」対 無冠ながらもタレントぞろい「広島
シーズン途中で倉又監督をトップチームに強奪された「東京」対「仙台

ということで12月10日(日)。「U17アジア選手権優勝メンバーがてんこ盛り!」というゴージャスな準々決勝2試合が行われるフクアリへ行ってきました☆

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いたいた〜!水沼宏太@U17日本代表キャプテンっ。跳ね回ってます♪

来年2007年は「U17」と「U20」のワールドカップイヤー。
年代別代表経験者が大量に集まったこの日のフクアリ、匂いを嗅ぎつけてやって来たU19代表の吉田監督をさっそく発見。息子が心配な宏太パパ@水沼貴史@マリノストップチーム監督と試合前になにやら談笑してました。ここで展開されるワンプレーワンプレーが、世界大会への切符につながっていくわけです。

いろんな意気込みや思惑が交錯するピッチで、いよいよ準々決勝キックオフ。

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第1試合 11:00K.O.
【横浜マリノスユース 1-2 サンフレッチェ広島ユース】@フクアリ(観衆507人)
得点: 8分 森谷賢太郎(マリノス)
   16分 横竹 翔(広島)
   60分 中野裕太(広島)

試合のダイジェスト動画はこちら

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横浜マリノスユース・スタメン
GK16佐藤 峻[2]
DF2武田英二郎[3]/3田代真一(C)[3]★/34甲斐公博[1]☆/13金井貢史[2]☆
 10長谷川アーリアジャスール[3]★
MF6幸田一亮[3]/8森谷賢太郎[3]→84分:DF4広田 陸[3]
FW 9斉藤陽介[3]★/12水沼宏太[2]☆→77分:MF7大久保翔[3]△
 11木村勝太[3]→HT:FW25端戸 仁[1]☆

スタベン
GK1当銘裕樹[2]
DF4広田 陸[3]
MF20西脇寛人[2]/24斉藤 学[1]☆/18高久朋輝[2]/7 大久保翔[3]△
FW25端戸 仁[1]☆

☆→U17日本代表 ★→トップ昇格 △→ヴィッセル神戸入団
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うわあああ!!前列両端のキャプテンゆさゆさ@遊佐くんとU17岡本くんの、髪が短いーーーー!(汗)って岡本くんは入団したときの頭に戻ったってことですね。でも2人とも一瞬わかんなかったよぅ…

サンフレッチェ広島ユース・スタメン
GK16兼田亜季重[2]
DF5佐藤 拓[2]/13篠原 聖[2]
MF3野田明弘[3]/6遊佐克美[3](C)★●
 8藤澤典隆[3]→88分:MF19内田健太[2]
 7保手濱直樹[3]/23岡本知剛[1]☆
FW11横竹 翔[2]/10平繁龍一[3]★◎●/9中野裕太[2]

スタベン
GK21原裕太郎[1]☆
DF12山根佑介[2]/14松田直也[3]
MF15金田浩明[2]/19内田健太[2]/22小西和樹[2]
FW34不老祐介[1]

☆→U17日本代表 ★→トップ昇格 ●→U18日本代表(仙台カップ) ◎→U19日本代表(SBS)
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序盤、3-4-3?って思うくらい、分厚い攻撃をしかけてきたマリノス。対する広島は4-4-2。高円宮準々決勝で滝二にずたずたにされた広島のディフェンスは、アーリアを中心に据えたマリノスの華麗でスピードある攻撃に、やっぱり翻弄されてしまいます。特に右SHから前線を駆け回っているコータ@水沼、お前はピーターパンか!?ってくらい生き生きしてて、ホントに楽しそう(笑)

さんざん相手をひっかきまわした前半8分、ちょっぴりサカティ@坂田大輔に似てる9番・斉藤くんのクロスに11番・木村勝太が合わせて、マリノスゴーール!1-0。

ところが、広島はこれで「攻めなきゃいけない前線」と「怖くて上がれないディフェンスライン」で「中盤ぽっかりスペース」という高円宮の悪夢再来!?って思ったのもつかの間、きっちりチームを立て直してました。
もうね、ボランチやってる岡本知剛@U17日本代表が、やっぱりやっぱりステキすぎ☆味方の得点時には雄叫びキャラから「超・抱きつきキャラ」に変貌していた彼が、守って守って攻撃に転じる時には大胆に、という1年生とは思えない落ち着きっぷりで流れをじわじわと広島に引き寄せます。
そして16分。ヒラシゲ@平繁龍一に与えられたFKは横竹くんの頭を経由して、マリノスのゴールネットに突き刺さりました!1-1、同点!



ここからは広島がちょっぴり勢いを握りしめたまま、お互いに攻めて守ってあっという間に前半終了。

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後半に向けて、パンツのひもを締め直しながらピッチに現れた「マリノスケ」たち(笑)
右端の13番・U17日本代表DFの金井くんはプレー中、最上級生かと思うほどの存在感です。先制点アシストの9番・斉藤くんに気合いを入れられている(?)のはコータと同じくU17代表の34番・甲斐くん。

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円陣に向かう「子熊」たちを眼光鋭く見送る金井くんや、甲斐くん…口あいてる!顔ちっちゃい!←関係ない

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逆転を信じて円陣を組む子熊たち。右端は23番・岡本くんとボランチを組むホテ@保手濱くん。試合中「な〜んか先輩の高萩洋次郎っぽいぞ☆」と思ってたんだけど、ルーズソックスもさることながら、シューズも洋次郎さんとおそろいだあ!ってそんなことどうでもいいですか?

さて。後半からはしっかりと4バックにしてきたマリノス、3トップの一角にU17代表の端戸くんを投入です。ところが攻撃にリズムがあるのは広島の方。なんだか大人しめなヒラシゲを尻目に、どんどん突っ込んでくる横竹くんと中野くんにパスを配給する保手濱くん、攻守にわたり中盤を支える岡本くん、声と運動量で相手をつぶすキャプテンゆさゆさ。そんなチームプレイに、個人技では勝るマリノスがふりまわされっぱなしです。

そして後半15分。とうとう広島の逆転弾が決まり、1-2!

すっかり埋もれちゃったコータ@水沼を含め、マリノスは選手交代で流れを引き戻そうとするのですが、一人ひとりがキラキラしていた前半の勢いを蘇らせるまでには至りません。

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結局最後まで集中を切らさずマリノスの猛攻をしのぎ、積極的に攻撃を仕掛けた広島ユースが準決勝への階段を昇りました!!

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9番の3年生・斉藤くんになぐさめられてるのは1年生の端戸くん。試合終了直後、立てなかった選手もいたけどわりと淡々としていたマリノスユース。ところが広島ベンチへ挨拶に行って、引き上げるあたりからだんだんこらえ切れなくなっちゃったらしく…

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メインスタンドのマリノス応援団に挨拶するころには、みんなボロボロに泣きだしてしまいました。やっぱり支えてくれた仲間たちの顔を見たとたんに、いろいろこみ上げちゃったんだろうなあ。
一番奥で、ぼう然と顔を上げているアーリア。彼にはトップ昇格とともに来年のU20日本代表へ…という未来が待ち受けてます☆
そして、みんなが引き上げてしまったフィールドには出番のなかったU17日本代表MFの斉藤学の姿が。タッチラインに散らばるペットボトルを集めてまわっていました。涙を拭きながら…


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第2試合は、クラセン準決勝ではガンバに破れ3位に終わった東京と、サハラベスト8初進出!の仙台。

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第2試合 14:00K.O.
【FC東京U18 3-0 ベガルタ仙台ユース】@フクアリ(観衆422人)
得点:36分 櫻井誠也(東京)
   80分 森村昂太(東京)
   87分 稲葉基輝(東京)

試合のダイジェスト動画はこちら

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ベガルタ仙台ユース・スタメン
GK16大場浩哉[2]
DF2亀井秀将[3](登録はFW)/3村中雄治(C)[3]/4松浦一貴[3]
MF7山崎航太[3]☆→73分:DF18 佐々木一磨[2]
 9八代拓弥[2](登録はFW)/10奥埜博亮[2]/12鈴木 弾[3]★☆ 
 19樂得智大[3](登録はDF)→70分:DF24高田龍一[2]
 23大友健夫[3]→81分:MF20相原大樹[3]
FW11鈴木勇希[3]☆

スタベン
GK22佐藤秀平[1]
DF18佐々木一磨[2]/24 高田龍一[2]
MF14大知里 康[2]/17安藤祐貴[2]/20相原大樹[3]
FW13斎藤裕也[1]

☆→東北選抜(仙台カップ) ★→トップ昇格
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試合中胸トラップに失敗し、タッチラインを割った瞬間「あ!いけねーー!(悔)」と、メインスタンドに響き渡るデカイひとりごとが漏れた5番のおんちゃん@恩田くん。サポーターからの絶大なる人気を誇ってました(笑)

FC東京U18・スタメン
GK1権田修一[3]★
DF5恩田亮輔[3]/14櫻井誠也[3]/4吉本一謙[3]★/2椋原健太[2]
 10中野遼太郎(C)[3]●→77分:DF29畑尾大翔[1]
MF35平野又三[1]→HT:FW22岡田翔平[2]
 11井澤 惇[2]/6森村昂太[3]★●
FW39山村佑樹[1]/38岩渕良太[1]→後半86分:MF9稲葉基輝[3]

スタベン
GK21廣永遼太郎[1]☆
DF29畑尾大翔[1]
MF36藤原広太郎[1]/9稲葉基輝[3]/15宮阪政樹[3]
FW18金森洋充[3]/22岡田翔平[2]

☆→U17日本代表 ●→U18日本代表(仙台カップ) ★→トップ昇格
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東京のトップ昇格組は、GKのごんちゃん@権田くん、左SHからFWにコンバートされて大ブレイクの6番・森村くん、そして布監督のU17日本代表メンバーだったDF4番の吉本くんの3人。
あ、円陣で背中が見えてる森村くんはパンツを脱ごうとしてるんじゃなくて「着こなしの調整中」!パンツのゴム位置にこだわりのある選手、多いです(笑)
そして185センチ80キロという吉本くんは、とにかくデカイ!!「なんか一人だけ、大人まじってない?」とか言われちゃうほどの圧迫感です。

地味ながらもタレント豊富な東京に対し、仙台はしっかり相手をつぶし「まず先制点を与えない」作戦。試合序盤はお互い攻めあぐね膠着状態が続きます。
こういう時にこそ効いてくるのが「セットプレーでの得点力」。森村くんのFKにファーの吉本くんがヘディングで折り返し、待ち受けたDF14番・櫻井くんが頭で押し込んでゴール!1-0。

これで仙台も攻めなきゃいけなくなるし、展開が活性化するかな〜って思ったのにそうもいかないのがサッカー…「守って守ってカウンターな仙台」対「先制点取ってるし、じっくりやります東京」。こうなると仙台が攻撃に色気を出してくれない限り「このまま終わっちゃいそう!」(泣)

だれもがじりじりしてきた後半30分過ぎ、どちらも選手交代で試合を動かし始めました。そしてついに仙台が前掛かりになり始め…たところを、むくっと起き上がるように待ち受けていた東京。ミドルシュートやパスワークで手薄になった仙台最終ラインをゆすぶると、35分に森村くんがDFに囲まれちょこちょこステップからいきなりシュート!で2-0。そして42分には途中出場の稲葉基輝が、右サイドからゴール!3-0。投入されて1分後のこのゴールには、スタンドから「もとき、かっけーー!」って声も☆

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この3点目がだめ押しに。1年前の準々決勝、同じこのピッチで優勝した清水に敗れた東京が、ステップを一つ上がりました。
去年もゴールマウスを守っていた権田くん@186センチは、嬉しさのあまりだれ彼なく飛びつきまくってましたが、自分のでかさを計算にいれるように(笑)

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後半途中、キャプテンの遼太郎@中野が交代したため、吉本くんの腕に預けられたキャプテンマーク。
試合後吉本くんはきちんと遼太郎のもとへキャプテンマークを届け、二人でハイタッチです。
2年生時の去年からボランチの底で懐深くチームを支えていた中野遼太郎は、残念ながらトップ昇格せず(泣)早稲田への進学が決まっています。

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「ベンチ入りしていない選手たち」が熱烈応援を繰り広げた、東京側のスタンド。臨機応変なコールで仲間を鼓舞しつづけた彼らですが、「修学旅行」や「入試」のために試合や応援に参加できなかったメンバーもいるとか。

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真ん中のデカイ奴は、アジア選手権で優勝を果たしたU17日本代表のGK廣永遼太郎。来シーズン、東京U18のそして日本のゴールマウスを守ってくれるのは彼☆


試合後、敗れた仙台ユースからただ一人トップ昇格する鈴木弾は、こうコメントしたそうです。「悔しい。いつかFC東京には借りを返したい」。
この大会を最後に、様々なフィールドへ飛び出していく3年生たち。おりしもプロの世界では「トライアウト」のシーズンをむかえました。メンバーリストにはあの時のユースっ子や、この時の高校選手権メンバー、そしてユニバ代表選手の名前も…
ちょっぴり寂しい気持ちとともにサハラの準々決勝を見ることになっちゃいましたが、自分の思い描く未来を掴むのも納得して手放すのも、彼ら自身。彼らがサッカーを続けていくかぎり、やっぱり心の中でエールをおくってしまいそうです。


Jユースサハラカップ2006準々決勝。夢をつなぐための戦いの結果は…
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三菱養和 5-3 大宮アルディージャ @長居第2
名古屋グランパスエイト 3-1 鹿島アントラーズ @長居第2
横浜Fマリノス 1-2 サンフレッチェ広島 @フクアリ
FC東京 3-0 ベガルタ仙台 @フクアリ
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うわあああ!Jユースではない、いわゆる「町クラブ」の三菱養和。頑張ってます。

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12月17日(日)準決勝@長居第2
三菱養和 - サンフレッチェ広島 @11:00K.O.
FC東京 - 名古屋グランパスエイト @14:00K.O.
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※ちなみに「サハラ」とは、「入場無料」「全チームが写真付きで紹介されているカラーパンフレット無料」という太っ腹な大会スポンサー『タイガー魔法瓶』の水筒のブランド名です。
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